楽しんで木・自然素材・土壁の家づくりをするために -30ページ目

記憶の中の家

こんにちは、水谷です。

今日は日記です。
最近、NagaTubo.Cafeさんにロマンチストといわれたのですが、この日記でますます勘違いされるかもしれません。
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私の田舎は京都府の山奥にあって、土壁造の平屋で、室内は土間、石で造った暖炉が、離れには薪風呂があり、庭では鶏が元気よく歩き回っている、自然豊かなところなんです。

当時、そこにはおばあちゃんが1人で住んでいて、よく会いに行っていました。

川に魚を採りにいったり、畑の野菜やスイカをとったり、自然の中で無邪気に遊んでいたことを今でも覚えています。 

おばあちゃんが亡くなって、20年近くたつのですが、じつは、それ以来一度も行ってないんです。

というのも、もうおばあちゃんの家もなく、しかも幼少の頃のそんな田舎の自然風景が、今とまったく変わってしまっているのを見ると、自分の想い出が潰されてしまう気がするからです。

実家や田舎に帰った時にえらく町が発展していてさびしく感じたことないですか?

現在、仕事場は大阪の豊中市にあって、駅から少し距離があるのですが、いつも遠回りして散歩しながら、事務所へ向かっています。

ここ豊中は、昔の趣ある住まいと高層マンショが半々くらいの割合で混在していて、町並みが壊れつつあるような気がしています。

歩きながら、「ここにこんな家を建てたいな」、「ここに殺風景なマンションが建てば、この一角の風景は崩れてしまうな」・・・なんて想像します。

家は人が住むところだけではなく、その土地の風景を飾るものでもあると思うのです。

それぞれの町や村には歴史や文化があり、家もそのひとつ。

「一輪の花が群を成し、歴史ある町の趣となる」

そう思いませんか?

ここで一曲

フェイスブックって何?

こんにちは、水谷です。

木の家のことをブログに書こうと思ったのですが、

昨日、ついに重い腰をあげフェイスブックに手を出したので、それが気になって・・・

それならいっそう、フェイスブックについて書こうと思います。

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そもそも、フェイスブックって何でしょうね?
友人に聞いても、決まって「Mixiみたいなものかな???」とあまりよくわからない答えが返ってきます。

いまのところMixiの世界版と解釈してます。

Mixiやフェイスブックも、場所や時間関係なく同じ趣味や考えをもった人たちと共有できるところはすごく魅力ですよね。

アメブロやっていても、お会いしたことない人とブログを通じて共感できるのがすごいなぁといつも感じます。

ところで、フェイスブックはアメリカ国内のウェブサイト訪問者数でGoogleを抜いて、1位で、ユーザー数が4億人を超えたらしいです。

今、多くの人たちや企業がツイッターを活用しているように、今後はフェイスブックが、ビジネスの場にもどんどん進出していくようになるみたいです。

そんなことを聞くとちょっとやりたくなりますね。

何でもやらぬよりやった方がいいに決まってます。

やってみて意味がなければその時やめよう。


今の段階では登録して、プロフィールを入れて、ツイッターとアメブロをフェイスブックと連動させました。
まだ、今の段階では何が楽しいのか良く分かりませんね。

ちょっと調べて、なにか便利なことがありましたら、ブログに書いて報告します。

これを機にみなさんも一緒に始めまみませんか?




森から始まる家づくり

こんにちは、水谷です。

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写真は奈良県の日本三大美林と言われている吉野の山で、森林ツアーに参加させて頂いた時のものです。

都会に住んでいると普段あまり自然と向き合う時間がないので、
この時とばかりにみなさん楽しそうにされていて、特にお子さんは無邪気にはしゃいでいました。

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写真をみて、人の大きさと比べると、木がものすごく大きいのがわかりますよね。
それもそのはず、この木は樹齢100~120年の木なのです。

120年前というと、明治33年(1900年)。なんと明治時代に植えられたものなのです。

明治から平成へと世代をこえて受け継がれ、育てられたものが、今、私たちの家の「柱」や「梁」になるんですよ。
それを聞いただけで、貴重に思えてきませんか?

家づくりをする際に、お客さんと一緒に山に行って、柱や梁になる木を見に行くようにしています。
そうすると、完成した住まいの柱や梁を眺めるたびに、山に行ったことを思い出し、より一層家への愛着を持てるんです。

普段、例え木のものを見たとしても、森や山を想像することってないと思います。

これから家づくりをされる方も、実際に使う木の育つ森から始めると、もっと面白い家づくりができますよ。

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ところで、写真は
吉野の木のランチョンマットです。

美しいと思いませんか?

2月の結果からみなさんの知りたいこと?

こんにちは、水谷です。
ブログを初めて、はや一ヶ月が経ちました。

たくさんの方々にブログを見て頂いて、その上メッセージまで・・・

ありがとうございます。

今後はもう少し、みなさんが関心があることを、お伝えしたいと思っています。

この一ヶ月のアクセスが多い順に並べてみました。
■1 簡単に使える写真加工ソフト
木の家のブログが一番になってほしかったのですが・・・。
写真の加工ソフトって結構あるけど、これっていうのがなかったんです。
しかし、これを使ってみて、すごく簡単で便利だったので紹介しました。
これからも、自分が使っていて便利なものがあれば随時お伝えします。

■2 地震について。家の健康診断
このブログは、ニュージーーランド地震が起こったすぐに書いたブログで、みなさんも気になる話題だったのだと思います。こういった機会の時に建築士としてみなさんに家の重要性を伝えていかなければいけないと思い書きました。

■3 幼いころの家づくりの記憶
このブログは私の日記なので、誰も見ないものだと思ったのですが・・・
少しくらいなら、プライベートの内容もいいですよね。

■4 (続)断熱・気密のはなし
断熱・気密の話は、一般の方には少しむずかしいですかね。今建築の業界でも気密・断熱の分野は注目されていて、よく勉強会などが開催させています。家が快適に暮らせるためには必須なので、我慢して読んで頂いて、こんなことが必要かと少し理解して頂ければ幸いです。

■5 仕事に使える便利なもの
エバーノートの使い方についてのお話ですが、ちょっと難しかったかもしれませんね。使い出したら、ホント便利ですよ。

■6 家にとって重要なこと
結露のことはとても難しいのですが、家にとって非常に大事なことです。カビやシロアリにお困りの方はぜひご覧ください。

■7 木の家の味のあるもの
家は消耗品ではなくて、年を重ねるにつれて、味がでてくるもの。そのために、どんな素材を使うのいいか?

■8 ある家の健康診断
みなさん健康診断は必ず毎年されますよね。家においても点検、メンテナンスをして長く快適に過ごしてください。
補助制度もあるのでお勧めです。

■9 自分らしい家
このブログが一番おすすめなのですが・・・。家は住人十色。

■10 住まいのセカンドオピニオン
医療では馴染みのあるセカンドオピニオンですが、住まいも一生に一度の買い物なので、失敗がないように専門家の意見を取り入れるのはいいことだと思います。

という感じでした。
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私が思っている以上に、みなさん木や自然素材に関心があることがわかりました。
これからも、木や素材、家の面白さをお伝えしていきたいと思います。

「こんな内容を聞きたい」
「こんなことで困っている」
など、気軽にメッセージください。

ブログでできるだけわかりやすく説明したいと思います。

家のことだけでなく、仕事する際に便利なものもご紹介していきます。

これからもよろしくお願いします。

土壁の家

こんにちは、水谷です。

今回ご紹介するのが昔懐かしい土壁
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写真のように、土壁は壁の中に竹を編み込んで、そこに土を塗り込んで造るんです。
今では、こんな手の込んだ作業は、なかなかみることはありませんよね。

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ところで、皆さんの生まれ故郷はどこですか?
地域によっては、まだまだたくさん土壁の家が多く残る所もあると思います。

夏休みに故郷へ帰省し、ひんやりと澄んだ空気に触れ、心地良く感じたことはありませんか?
「エアコンの風」とは一味も二味も違った、凛とした清涼感、それこそ、まさに「土壁」のなせる技なのです。

なぜ、土壁は涼しいかというと、土が空気中にある湿気を調湿してくれるからです。

軽石を想像してもらえば、わかりやすいと思います。
軽石に水滴をつけると一瞬のうちに水を吸い取りますよね。
それが、石や土は吸湿(放湿)作用があるからです。

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夏の場合は、土が湿度を吸ってくれるので、室温が一定だとしても、室内の湿度が下がるため、涼しく感じるのです。

逆に冬の場合は、土が湿気を放湿してくれるため、室内が乾燥せずに快適に過ごせるのです。

土壁の家は年間通じて40~60%の湿度に保たれるので、人が心地良く、快適に生活できる湿度なのです。

そう、土壁の家は、高温多湿な日本の夏にとって最適な家なのです。

一方、冬の土壁の家は、昔の民家のイメージから寒いと思われがちですが、現在の断熱材を付加することで、暖かく、また、土壁は蓄熱作用がありますので、一度暖められた室内はなかなか冷めることがありません。

「土」ってすごく良くできていますよね。

快適に過ごすためにやっぱり自然のものを使うのが一番ですよ。


坪庭のススメ

以前に休日に訪れた長屋の中にある坪庭の写真です。
干し柿ともみじの色合いがとてもいい感じでした。
やっぱり自然の色に勝るものはないですね。

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坪庭は最近あまり見かけなくなりましたよね。

日本では特に京都で、何百年前から町屋の主屋と離れのとの間にある小さな庭園のことを坪庭と言ったのですが、最近では物と建物との間や、敷地の一部にある、小さな庭のことも坪庭というみたいです。

結構「坪庭」って小さいけど大きな役割をもってるんですよ。

特に都会に暮らす私たち。
毎日、満員電車に揺られ、鉄筋コンクリートづくりの、人工素材に囲まれたビルの一室で仕事をし、年中冷暖房のきいた室内で一日を過ごしています。

だからせめて、一所懸命働いて帰宅した時くらいは、ゆっくりくつろぐ休日くらいは、癒されて過ごしたい・・・それは誰もが願うことだと思います。

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家の中で、光や風を採り入れながら、移ろう四季折々の花を感じることができるちいさな空間「坪庭」

おススメです!

自分らしい家

こんにちは、水谷です。
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もし私が自邸を建てるなら、どんな家がいいのかちょっと考えてみました。

私は、昔から建築家の増沢洵さんの自邸の9坪ハウス(9坪といっても建坪で1階が9坪、2階が吹き抜けを除いて6坪の計15坪の家です。)に憧れていました。

増沢邸は1952年(昭和52年)に建てられた家族4人の住まいで、約3m×3mの正方形の大きさで非常に小さな家です。

右の写真は増沢邸の平面図です。

こんなに小さな家にも関わらず、贅沢に吹き抜けをを設けて開放的にしています。

その当時の家の傾向としては、客間や応接間などの来客を意識したゆったりとした家が多かったので増沢邸は、非常に思い切ったプランなのです。

今では建築業界では有名な住まいのひとつになっています。

楽しんで木・自然素材・土壁の家づくりをするために 楽しんで木・自然素材・土壁の家づくりをするために

昔から、このお家が好きでした。

なぜこの小さい家に憧れるかというと、

とてもシンプルなプランと素直な生活がいいなと。

◆素材を楽しめる
面積の大小は、費用に大きく影響するので、面積を小さくなれば、別のところに費用が使える。
私なら、クロスはあまり好きではないので、漆喰、珪藻土といった自然素材を使って質を上げます。

◆家が安定している
3m×3mの正方形の家なので、バランスが良く建物が安定している。

◆空間利用率が高い
部屋に行くための廊下や客間、予備部屋などの利用頻度が少ない部屋を省くことで、すべての空間を効率よく使える。

部屋が小さくても、部屋の外に庭があったり、天井が吹き抜けていたりすると、部屋の大きさの圧迫感って感じないんですよ。

◆きもちいい室内
家の奥行きが小さいので、家全体に光や風を通すことができる。

冷(暖)房をかけても、すくに、家全体が涼しく(暖かく)なる。
光熱費も比較的安い

◆自然を楽しめる
家の面積が小さいので都会の小さな土地でも庭を造ることがでるので、四季をを楽しむことができる。隣との圧迫感がないのもいいですね。

◆掃除が楽
私は特に掃除が嫌いなので、できるだけ掃除するスペースを少なくできる。
のちの建物のメンテナンスも少なくできる。

◆無駄なものを置かなくなる
当然、スペースが小さいので、無意識に不必要なものは置かなくなるので。
掃除の手間も省けそう。

こんな感じです。

私はO型で「できるだけ手間をあまり手間をかけずに生活したい」ずぼらな性格からくる発想かもしれませんね。

みなさんもそれぞれ個性があるように、家も住む人の個性で決めるのがいいと思います。
固定概念をなくして、自分らしい家これが一番いい家です。

そのためにも家づくりを楽しんでくださいね。



ある家の健康診断

こんにちは、水谷です。
前回のブログの「友人からのメール」の答えがわかりました。
ニュージランドで大きな地震が起きてしまったことなのですね。
とてつもなく大きな被害が出ていますが、地震ってどこに住んでいても本当に避けようのないもので、改めてその怖さを感じています。

ある住まいで「耐震」についての調査を丁度していますが、今回は調査のレポートです。

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ほんらい家の図面があればそれをもとに調査をするのですが、今回は図面がなかったので、まずは間取りや窓の位置などを確認しながら採寸しました。
一通り図面を描いた後、床下や小屋裏に入って構造部などを点検します。

楽しんで木・自然素材・土壁の家づくりをするために-kiso

これは床下に入って撮影した写真ですが、床下換気孔の上で土台が継がれてあるのがわかるでしょうか?
わからなければ、写真を大きくして見てくださいね。

「土台」とは建物を支えるものであるので、当然、かなりの荷重が掛かります。
そのため、強度がおとる開口部(換気孔)の上に木のつなぎめが乗ると、土台がたわんで、建物が沈む恐れがあります。
木を継ぐのであれば、開口部ではなく、きちんと基礎の上に乗せたほうが安全です。

青く写っているのは、「断熱材」で、ホースみたいなものは「ガス管」なのですが、ガス管が邪魔をして断熱材と土台の間に隙間ができてしまっています。別の個所でも、断熱材に隙間が多く見られました。

お客さんは、「部屋がとても寒い」と感じておられますが、以前お話した換気孔から入ってきた外部の冷気が、このような断熱材の隙間から家の中に入ってしまって床や壁が冷やされてしまうためです。

楽しんで木・自然素材・土壁の家づくりをするために-kouzou 楽しんで木・自然素材・土壁の家づくりをするために-kouzou

これは、小屋裏に入った時の写真です。今は冬なので涼しかったのですが、夏場だと暑くてたいへんです。

小屋裏に入ると、柱や梁、筋交といった構造骨組みの現状が把握できるんです。
部屋の中からは柱や梁や筋交といった構造骨組みなどを確認できない場合が多いので、小屋裏に入ってしっかり確認します。

写真でもわかると思うのですが、補強金物の錆びが少し気になりますね。

この家は、築40年くらいですが、土台が腐ったり、シロアリの食害もなかったですし、当時の仕様にしては、基礎や柱などの構造部の劣化は少なかったと思います。

けれど、この当時の住まいは、基礎に鉄筋が入っていないため、鉄筋を入れて補強したほうがいいですね。

形状が、縦長で、短辺方向に窓が多く壁が少ないために、建物のバランスがちょっと良くないように思いますが、お客さんが「風が吹くと揺れる」と感じておられるのも、このためかもしれません。


引き続き、今回の調査を基に図面を作成して強度を計算し、具体的な検証をしていきます。

またブログで進行状況をお伝えしますね。



地震について。家の健康診断

こんにちは、水谷です。

先ほど、いつもブログを読んでくれている高校時代からの友人から、いますぐ耐震診断の記事を書けとのメール。

とりあえず書いてみて明日「なんのこと?」か聞いてみます。
今、ちょうど仕事場の近くのお家の耐震診断をしているのですが、

そもそも「耐震診断って」みなさんあんまりよくわからないですよね。

耐震診断は、何を診断するかというと、家の基礎や柱や壁などの主要な部分の位置や劣化部分を点検し、それをもとに構造計算をして、想定される地震に対して安全かどうか確かめるのです
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阪神・淡路大震災の際、昔の基準で建てられた家が主に倒壊したため、

国や地方自治体が、地震による破砕・倒壊を未然に防ぐために既存の住まいに対して、耐震診断の強化をはかっています。

私も以前に少し勉強して、耐震診断士の修了認定を頂きました。

耐震診断は、私にとって好きな仕事のひとつなのです。

というのも、今は家の設計をしていますが、以前は、大工さんと共に現場で作業をしていたので、床下を潜ったり、天井に登ったりすることに全く抵抗がないですし、劣化した部分をみるとすごく勉強になるので。

ただ、机の前に座っているよりも、外で作業している方が楽しいからですけど

健康診断と同じで、耐震診断はリフォームを考えているいない関わらず、一度はしておいた方がいいと思いますよ。

自分の体と住まいの健康管理は大事ですよ。

耐震診断は補助制度もあって、大阪の豊中市だと、条件があえば、5000円くらいで診断できる場合もあります。

各行政機関によって、条件、金額が異なるので、ご興味のあるかたは、気軽に聞いてくださいね。

リフォームするなら・・・

こんにちは、水谷です。

今回はリフォームについてちょっとお話しますね。

何年か住むと当然リフォームする時期がくるのですが、

畳をフローリングに替えたり、壁のクロスを張り替えたり、キッチンを入れ替えたりすることもリフォームなのですが、これらはいわゆる、「模様替え」にあたります。

$楽しんで木・自然素材・土壁の家づくりをするために-リフォーム
みなさんは「模様替え」と言えば、季節が変わるごとにカーテンや部屋の家具の位置を変えたりすることを指しますよね。

建築で模様替えもそれと同じかんじで、柱や土台といった建物の主となる構造部を全く触らず、部屋の汚くなった部分を綺麗にすることになります。

車に例えると、エンジンやその他の内部の機械を全く触らず、ボディの塗装だけをして、見栄えだけを良くするような感じです。
見た目はよくなっても、寿命は変わらないですよね。

住まいは私が生まれてから震災や資源の枯渇などを背景にずいぶん建て方や考え方が変わってきて、ずいぶん改善されているのです。

リフォームをする際には、模様替えだけでなく、家の中身をしっかりと見てもらって、構造部分の劣化を強化したり、今よりも夏涼しく、冬暖かく過ごせるような住環境を整えることで長~く快適に過ごせるようにしてもらってくださいね。