春に咲く「トサミズキ」
こんにちは、水谷です。
もうすぐ四月ですね。
春の花って派手な色のものが少なくて、黄色の花が多いみたいです。
写真は「トサミズキ」
今の時期に葉より先に花を咲かせて、春が来たことを教えてくれます。
いつもお世話になっているガーデンプランナーさんに、昔「トサミズキ」のこといろいろ教えてもらいました。
花が一カ所にまとまって穂状になっていて、下向きに垂れ下がって咲かせるのが特長なんです。
Tさんが「下を向いているけど綺麗な花を咲かせるところがいい感じなんですよ」と。
「容姿がきれいだったり、実力があるのに謙虚ってことですよね。まさしくTさんみたいですよね」
という会話をしたのを覚えています。
ちなみにTさんは男です。
それ以来「トサミズキ」を見ると春を感じ、その時の会話を思い出します。
今の「トサミズキ」は当時の「トサミズキ」とまったく変わらず、同じ時期に同じ春色の綺麗な姿でで咲いています。
今私たちに、「いつもと変わらず自分色で元気でいるように」と教えてくれている気がします。
冬はもう終わりです。

【おすすめ!】身近な木から造られた「積み木」
こんにちは、水谷です。
以前、国産の木 や無垢板 についてお話しましたが、国産の木は家づくりに使われているだけではなくて、私たちの身の回りにもたくさんあるんですよ。
以前友人の出産祝いの時に国産の無垢板の「積み木」をあげました。
その時にいろいろ調べたので、今回は「積み木」をご紹介しますね。
私たちの身近な森で育った木から作られたものを小さなお子さんに触れさせてあげることは、とても意味のあることだと思います。
自然のものに対して、しっかり肌で感じ、優しくなれる大人になってほしいですね。
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富山県産のサクラ、ホオノキ、コナラ、クルミなどいろいろな木の積み木です それぞれに違う色やほのかな香り、木目を楽しんだり。遊び方は無限に広がりますよ。 ひとつひとつの重さや手触りの違いも感じることができて、 使うごとに違う変化も楽しめるのでいい感じですよ。 |
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国産のけやきから造られていますが、あまり家づくりでは見ないですが、よく昔のいい住まいの大黒柱に使われていたような。高級な木のイメージがありますね。 色もヒノキや杉と違って重厚感のある茶色で年数が経てばいい感じでツヤが出てきますよ。
数字や記号の形にしてあるのもなんとなくおしゃれですよね。 遊びながら数も学べるってことですよね。 |
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あかちゃんつみき
![]() なんと!樹齢100年の国産ヒノキ で造られているものなんです。 100年前のものなので、とても貴重なかんじしますね。
仕上げのワックスには舐めてもいいように、ハゼの木の実の油を塗っているみたいです。 |
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こっぱぁ/箱入り M
![]() 国産の杉 やヒノキ など、家づくりの柱や梁などに使う時に切って使わなくなったものを集めて積み木にしたもので、角をしっかりととっているので、お子さんにも安心です。 値段も安いのでおススメです! |
東北地方の良質な広葉樹(ブナ、ナラ、セン、タモ、カツラ他)から造られている積み木で、 角やコーナー部、すべて面取り加工されているので、安全です。 塗装も植物油を使っているので舐めても大丈夫です。
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ウッドキューブ(積木)/50ピース 坂本龍馬でおなじみの高知県土佐のヒノキ
です。 ヒノキは年数が経てば黄金色になっていくので、次の世代も引き継いで使えますね。 香りがとてもいいので、お風呂で遊んでもいいかもしれませんね。 名前も無料でほってくれるので、お子さんの名前を入れると記念になりますね。 |
★他にもイロイロ
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「積み木」以外にも日本の木で造られているものはたくさんあります。
また、後日ご紹介しますね。
これいい!ブログ記事の下に過去記事を画像付きで自動表示
なかなかいいものをみつけました!
ブログ記事の下に過去の記事の「写真リンク」を自動で表示できるんです。
言葉だけだとあまりよく分からないと思うので、
ちょっと私の記事の下の方をみてください。
記事の下の方にyou might also like:という文字の下に写真が4枚にありますよね。(一枚切れてしまっていますが)
これのことなんですが、どれか一枚マウスをクイックして下さい。
すると過去のページにとぶようになっています。
つまり、写真付の過去の記事リンクが表示されるってことなんです。
私が写真や文字を入れているわけでなくて、自動で表示されているんです。
やりかたは簡単
「LinkWithin 」というサービスを使うだけでOKです。
LinWithin をクイックすると、上の写真の画面が開きます。
そこに、メールアドレス、ブログのアドレス、表示コラム数(3カラムの方は4つ入れると私みたいに切れるので、3つで、2カラムの方は4つ入ると思います)を入力してGet Widgetを押してください。※PlatformはOtherにしてくださいね。
ご自身のブログの背景が暗い色を使ってるかたは□My blog has light text on ・・・・・・にチェックを入れて下さい。
明るい色の方は、チェックしでないでくださいね。
専用のスクリプトが出てきますので、それをコピーしてアメ―バーの「フリープラグイン」に貼り付ければ完了です。
フリープラグインは「ブログを書く」→「サイドバーの設定」→「フリープラグイン」
フリープラグインの編集をクイックすると、上に「プラグインリスト」と「フリープラグイン」があるので、
フリープラグインを押してその中に貼り付けて保存を押せば完了です。
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簡単ですよね。
一回やってみてください。
また、感想聞かせてくださいね。
京町家から学ぶ「通り庭」のススメ
今回は、私がよく取り入れる「通り庭」をご紹介します
「通り庭」って、ご存じですか?
通り庭は、京都の町家で見ることができ、玄関から裏庭までの土間の部分のことをさします。(間取り図参照)
京都の町家は、「ウナギの寝床」と表現されるように、敷地の幅が狭く奥行きが長いため、そのまま縦長に建物を造ってしまうと、それぞれの部屋に満遍なく光や風を取り込むことができないのです。
そのため、どの部屋にも光や風が奥まで入り込めるようにするために、「中庭」や「通り庭」が造られたのです。

通り庭の一部には台所があるのですが、(間取り図参照)
当時は石釜で木を燃やして火をおこしていたため、台所を土間がある通り庭に設けていたのです。
また、台所の上部には、火袋といわれる吹き抜けがあって、天井にある天窓から煙を外に逃がしていました。
そういえば、私のおばあちゃんの家も台所は土間にありました。
当時は今のように冷暖房や換気設備がないので、
建物を工夫する知恵で、自然の力をうまく取り入れることで快適に暮らしていたのです。
■知恵で作られた通り庭
靴を脱がずに通り抜けできるため、人の出入りや商品の搬入などがスムーズにできる。
風の通り道としての役割があり、新鮮な空気を出し入れができる。
室内の奥まで光を採り入れることができる。
といったメリットは現在の家でも充分取り入れることができますよね。
今省エネやエコといったことをよく耳にすると思うのですが、暑さや寒さをがまんしたり、省エネ器具に頼らなくても、建物の工夫でできることもあるのです。
キッチンを土間にというのは、今ではちょっと難しいですが、通り庭のような半外部的な土間やアプローチは有効だと思います。
また、少し距離の長い通り庭や玄関アプローチの足元に咲く四季の花を眺めながら帰宅するのも趣があっていいと思うのですが。
すこし心に余裕もてる空間はいかがです?
図面及び上部写真は京都町家資料館さんから転載したものです。
私が今までに手掛けた、通り庭やアプローチの写真はまた後日、ブログに載せようと思いますが、大事なお客さんの建物ですので、申し訳ないのですが、アメンバー限定記事にさせてください。
いつも見て頂いている方はメンバー申請して頂ければすぐに見れますのでお手数ですが、よろしくお願いします。
無垢フローリング「簡単なワックス・掃除のしかた」
無垢板のフローリングを使いたいけど、手入れがむずかしいのでは?という声をよく耳にするので、今回は無垢板のフローリングのお手入れ方法をお話しします。
すごく簡単ですよ。
まずは、ワックスの種類なのですが、床は家族が直接肌に触れる場所なので、やっぱり、自然系のワックスを使ったほうがいいです。
よく使われるのが、未晒し蜜ロウワックス(1リットル缶)
これらのワックスは、有機溶剤・合成樹脂・乳化剤・石油系物質など一切使っていないので安全です。
どちらも、塗りやすく、ワックスに含まれている植物の油脂が木材の中にしみこんでいき、表面に皮膜をつくっ汚れや水をはじいてくれます。木の色や手触りはそのまま活かすことができます。
◆蜜ロウワックスの塗り方◆
ワックスがけはいたって簡単です。
しかも一年に一度くらいでいいので、大掃除のついでににご主人にお願いしてみてください。
用意するもの
・掃除機 ・拭き取り用雑巾
・サンドペーパー
・ワックス ・布やきれいな雑巾
ワックスを塗る前に、表面の汚れやホコリを掃除機や乾いた雑巾で拭き取って下さい。汚れた部分の上にワックスをかけると、汚れが取れなくなりますので、注意して下さい。
ワックスを布やきれいな雑巾に取り、木目にそってまんべんなくすり込むように塗布してください。
そのあと、一度塗った上から、ウエスでうすく延ばしてください。
あとは乾くのを待つだけです。
塗装時に使用したウエスは、自然発火するおそれがありますので、使用後は必ず水に浸してから廃棄してくださいね。
◆普段のお手入れ◆
日常的なお手入れは、特別なことをする必要がなく、掃除機がけをして、たまに乾いた雑巾で乾拭きする程度でOKです。
なかなか汚れが落ちないときは、水を含ませた雑巾を強く絞って拭き取ってください。
気をつけて欲しいのは、ワックスを塗る際は、フローリングの表面が乾いた状態でしてください。
●汚れやシミがついてしまったら
基本的には、無垢板フローリングについた汚れは、固く絞った雑巾で拭けば綺麗に取れます。
水などのシミ

そうなってしまった場合、市販のメラミンスポンジなどを使うと綺麗に落ちます。
無垢板の表面のワックスが落ちてしまっている場合、軽く塗ってあげて下さい。
ひどい汚れ、シミ
お醤油やコーヒー、マジックなどのひどい汚れが付いてしまった場合は、その部分を傷がつかない程度に目が細かい#240~320程度 のサンドペーパーで削りおとして下さい。
その削ったところに、ワックスを忘れずに塗ってくださいね。
水シミ | ヤスリ後 |
無垢板の場合表面を削ることができるので、いいですよね
一年くらい裸足や靴下で生活していると、フローリングはつるつるになって、汚れにくくなりますので、ワックスを塗らなくても、雑巾で拭きとるだけでいいかもしれません。
★いつも使っている自然系ワックス★
蜜蝋とエゴマ油を成分としたワックス。とても扱いやすいです。
未晒し蜜ロウワックス(Cタイプ) 1L [小川耕太郎 百合子社]
オレンジの匂いがとてもいい香りで、液状になっているため、とても塗りやすいです。
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アウロ フロア-用ワックス 500ml (天然原料100%フローリングワックス)
by G-Tools |
未来の自分
今まで数えきれないくらいの人に
助けてもらった
今の映像をしっかり焼き付け
今のを気持ちをいつまでも忘れず
ホントに、できること、しなければいけないこと
がんばろうと思う
自分を好きになるために
おすすめアイテム「ルパン三世ワルサーP38」
こんにちは、水谷です。
今回は、おすすめアイテムを紹介します。
北海道の木工職人達が厳しい自然の北の大地でひとつひとつを手で作られた、知恵と心がこもった面白製品です。
たぶん私世代の男の人にとっては、夢のようなおもちゃです。
ルパン三世愛用のワルサーP38 の木製ゴム鉄砲
ルパン三世が使用する事でおなじみ、ドイツ銃器メーカーのワルサー製作の銃です。“ルパン三世世代”の男性への贈り物や、小学高学年以上の子供へのプレゼントとしても評判です。
ちなみにワルサーの本物は部品を固定させるネジが少なく、細工物のように部品を組み合わせて作られているそうです。
昔割りばしで、ゴム鉄砲作りませんでした?
私は小学校の頃に作った記憶があります。
あまり、うまく作れなくて、飛ばなかったけど楽しかった記憶があります。
大人になった今、もう一度ゴム鉄砲で遊んでみたくなりました。
ルパン三世もあこがれの存在で、ワルサーを一度手にとってみたいと思ってました。
子供ときの無邪気さを取り戻すにはいいアイテムかもしれませんね。
国産の木「松」について
今回は、「松」まつについてお話しますね。
【松】 花言葉「不老長寿」「永遠の若さ」「勇敢」
一般的に「松」と言えば、「クロマツ」や「アカマツ」を指すことが多くて、冬にもずっと緑の葉を茂らせることから、松は昔から「不老長寿の象徴」とされてきました。
「松竹梅」と言うように、梅や竹と並んで、おめでたい樹木なんです。
日本の風景を描いた絵の中に、とてもよく登場するのが「松」の姿ですが、能の舞台にも背景として必ず松が描かれていて、歌舞伎や狂言の世界でも松の背景が多く使われてるそうです。
松は、最も「日本文化を象徴する木」と言えるかもしれませんね。

環境が悪いなかで育つのですから、たくましいですよね。
松の仲間は、明るい場所が大好きで、栄養の少ない土地にも耐えて生長することができます。だから、何かの理由で森が消失してしまったような場所に、真っ先に生えるのが「松」なんです。
逆に、色んな樹木と一緒に日の光を分け合って生長することは難しく、そういった環境の中では子孫を残せない木でもあります。
ところで、みなさんの大好きな「マツタケ」って松の中でも「アカマツ」にしか生えないんですよ。
さて、住まいづくりに使える木として今回ご紹介したい唐松「カラマツ」。
カラマツの特徴と言えば、何と言っても「紅葉」。
杉や桧、松などの針葉樹(葉が針のように細長い樹種)は、紅葉しないものがほとんどで、日本ではカラマツが唯一、黄色く色づく針葉樹(写真)なのです。
すごく美しい黄色なんですよ。
無意識に、カラマツの紅葉を目にされている方、意外と多いと思いかもしれません。
カラマツは、他の松と同じく、明るい場所が好きで、生長が比較的早いので、杉や桧と同じように、戦後たくさん植えられました。特に、中部地方より北の寒冷地でよく見られます。
「松」と聞けば、自由奔放にねじ曲がった姿を想像されて、家づくりに使う木として、不向きると思うのかもしれませんが、カラマツはそれほどでもなく、上手に乾燥・加工する技術もあるので、フローリングなどに十分使うことができます。
かたさで言えば、柔らかい杉とかたい桧の、ちょうど中間といったところでしょうか。適度に肌触りが良く、傷もつきにくいです。
色は、全体的に赤味がかった綺麗な色をしています。油分が多いので水にも強く、住まいの色んな所に使うことができ、月日が経つと飴色の艶が出て、とても味わい深い色になります。
杉や桧が、茶色や黄色がかった色に変化していくのに対し、年月を経ても赤味が一番良く残るのがカラマツかなと思います。
私は、フローリングの中ではカラマツが一番好きですね。
「杉」「桧」「松」とお話させて頂きましたが、それぞれ木には特徴があって、実際に育っている木を見て、それから加工された木材を見るとより楽しめると思います。
また、それぞれに共通するのは年数が経てば経つほど、いい色に染まって味わいが出てきます。
住めば住むほど、楽しめる「木の家」ってよくないですか?
その他にも、水や腐れにとても強い「槇(マキ)」や、白アリにめっぽう強い独特の匂いが特徴の「青森ヒバ」、さらには、テーブルやイスなど、家具に使うととても綺麗な桜や栗と言った広葉樹など、本当に様々な樹木がありますが、また、後日お話したいと思います。


国産の木「桧」について
前回 に引き続き、家づくりでいつも使っている木の紹介です。
今回は、桧です。
【桧】ひのき 花言葉「不滅」「不老」「不死」
桧は、杉と同じように、復興を目指す戦後の日本に、たくさん植えられた木で、建築やその他の物づくりに使えるからということで植えられたのです。
杉は生長が早いと書きましたが、桧は杉よりゆっくりと生長します。杉は、養分の多い豊かな土でとても良く育ちますが、桧もそうかと言えば、ちょっと違います。桧はあまり栄養や水分の多い肥えた土に植えると、逆に病気になってしまうこともあるんです。
だから、桧は杉よりもやや痩せた土地にたくさん植えられました。ちなみに、もっと痩せた土地で育つのは松なんですが、松についてはまた書きますね。
ゆっくりと育つ分、細胞が密でキメ細かいため、杉と比べると重たくてかたいのが桧の特徴。密度が高い分、強度も高く、色も白いので、昔から高級材として大事に使われてきました。
以前にもお話しました が、木の中心部分「心材」(赤く色がついている部分)は虫や水に強いので、「土台」や「大引き」、「根太」といった、家の重要な部分に使われてきました。
何百年も前に建立された神社や仏閣にも主に檜が使用され、「桧だからこそ」と言われる程、世界的に見ても、とても優れた木材です。
1400年前に建てられた世界最古の建設物「法隆寺」もすべて桧から造られてるんですよ。
その質の高さから、昔から高級材として扱われてきた桧ですが、今では比較的リーズナブルに使うことができるので、構造部分だけでなく、フローリングや壁板などにもたくさんの桧を使われています。
杉よりかたく、傷が付きにくいので、リビングや客間など、使用頻度の高い場所や来客を意識した部屋の床には、桧がお勧めかも知れませんね。
さらに、浴槽や桶、舟などにも使われてきた桧は、水にとても強いので、浴室や洗面所、台所などの水回りにも使えます。
ただ、かたい分、衝撃を緩和しずらく、杉よりも表面に冷たさを感じるのも桧です。温度を吸収したり、衝撃を和らげるといった仕事は、杉より少し苦手といった感じです。
また、桧の特有の香りにはリラックス効果があり、「桧風呂」などは、たくさんの温泉や銭湯で、好んで使われていますよね。桧は香りを楽しむための木でもあります。
油分の多い桧は、年月がたつほどに、光沢をまし、しっとりを色づいていきます。真っ白だった桧は、黄金色に変化しながら住まいに馴染んできます。
とてもいい感じですよ。
使う場所を選択して、上手に使いたい素材ですね。



木曽ひのきの一枚板まな板
木曽ひのきお風呂椅子

木曽さわら足湯桶

木曽ひのきお風呂腰掛・桶・手桶

おひつ木曽さわら

高知県産ひのきの積み木
ウッドキューブ(積木)/30ピース
ウッドキューブ(積木)/50ピース
ウッドキューブ(積木)/70ピース