質問の返答です2
コメント欄ではおそらく書ききれないので、またまたブログで書きますね。
lakkaさん ご質問ありがとうござます。
Q①水谷さんはとてもイケメンなのですが
ガールフレンドや奥様はいらっしゃるのですか (女性読者を代表して、セクハラではありませんよ!(・∀・))
>この手の話は逃げたいところです(;^_^A 誰も聞きたきないと思うのですが。
でもせっかく質問して頂いたので、ちゃんと答えたいと思います。
まずイケメンではありませんので。
多分これを見ている友人、知人は笑ってる事でしょう。
写真が良すぎましたかね???
おそろしくて他の写真は公表できません。
結婚もしてません。
ガールフレンドというのは恋人ということですよね?それもいませんね。実にさびしい人生です。
実はあまり女性が得意ではないです。(男が好きというわけではないので誤解しないでくださいね)
あまり、自分を表現することがうまくないし、特に女性の人に自分の地を見せることが苦手です。
自分という人が薄っぺらいのが見透かされそうで怖いのかもしれませんね。
誰かと共に楽しく生きていきたいなとは思いますけどね。
こんな感じでいいでしょうか??
②家の質問
ヨーロッパの家は壁が厚く非常に耐寒性に優れています。(酷寒の北欧でも真冬でも半袖OK)
あの技術は日本の家屋には応用できないのでしょうか?
ヨーロッパの耐寒性はとても優れています。
日本の場合、昔から徒然草にもあるように、「夏をむねとすべし、冬はいかなるところにも住まる」と言われていて、
寒さなどに対して無関心でした。断熱材が入っていない家もけっこうありますしね。
最近ですかね、やっと断熱や気密について考えるようになったのは。
それでもまだまだ意識として少ないかもしれません。
また、外国の場合冷暖房の考え方も日本に比べ進んでいます。
日本の場合部屋に1台という感じですが、本来は家に1台で空気を循環させる方が効率的なんですよ。
今節電がテーマになっているので、改善させていくのではないかと思います。
③トイレは和式の方が健康に良いのです(人間工学的に)。
特に女性の身体(生理)機能は様式便座の普及以来大きく衰え、出産などでも大きな支障が出てきています。
和式便座の良さを見直して取り入れるべきだと思いますがいかがでしょうか。
今時のはウォシュレットだの暖房便座だの
それはそれでよいとも思いますが、節電時代にも反するとも思われます。
設備機器は弱いジャンルです。
わかる範囲で。
lakkaさんくわしいですね。洋式便所が女性の身体にとって大きく衰えていることは知りませんでした。
和式便所を使うケースもあるのですが、お年寄りにとってはちょっと難しいかもしれません。
腰や足にどうしても負担がかかってしまう様な気がします。
うまく、和式と洋式を使い分ければいいですね。
暖房便座はおそれくトイレが寒い事が原因ですよね。
さっきも言ったとおり、家全体を一定の快適温度にする造りかたにした方がいいです。
浴室が寒いことによる、ヒートショックでお年寄りが亡くなるケースをよくある話なので。
④素人の私が見ても“どうやったらこんな間取り作れるの?”と思うくらいひどい物件がよくあります。(導線や採光性が無視されていたり(-_-;))
ああいうのは何なんでしょうか、いつも疑問です。
家相かとも思ったけどその視点からも最悪の作りの家など・・・・←因みに実家がそう。
昔は衛生上、鬼門をさけて間取りは考えられていたので、少しいびつな間取りもあるかもしれません。
最近では、経済性を考慮するあまり、練れていない間取りだったり、部屋数をできるだ多く造ることを重視してるケースもよくみることができます。
間取りについて、少しお話します。
間取りを考える際に、キッチンがここ、リビングがここといったパズルのように配置を決めると、平面的な考えだけになってしまいます。
空間は平面だけでないので、立体的(高さ)も考慮すると間取りの幅は広まります。
たとえば、部屋が狭いとしても高さを高くしたり、部屋の奥に庭などの視覚的なゆとりがあれば広く感じるなど。
あと、専門家の人でも難しいと思いますが、
間取りを考える際に、構造骨組みを描きながら進めないと、安定した構造ができません。
後付けになると非常に大きな柱や梁を使ったりして、無理をしないといけない部分がでてきてしまいます。
見た目でいえば、間取りを考えてからそこに、窓をつけるといった事をしていると、外観は自ずと決まってしまい、見た目のおかしい家になるケースもあります。
そのほか、風の通り、光の入り方、など考えることは盛り沢山です。
間取りというのはすべてのことを同時に考え、アウトプットしないと、いいものはできません。
こんな感じでいいでしょうか?
足りないことがありましたら、また気軽に聞いてください。
lakkaさんありがとうございました。

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質問の返答です。
ほんとうにありがとうございます。
しっかり答えたいと思います。
hisachanさんご質問ありがとうございます。
コメント欄だと、文字制限に引っ掛かるので、ブログで書かせて頂います。
Qブナ・けやき・クリ・キリ・ミズナラ・イチョウ・ベイマツなど
木の種類って沢山あるかと思うのですが・・・
どの木が、どの用途に合い、また特徴とか
柱には一般的にこの木がいいとか、床はこれがいいとか
そういうのが知りたいです(*^^*)
また、何年もつのか・手入れ方法などなど♪
>実のところ外材はあんまり良く知らないのですが、わかる範囲で答えます。
最初にブナ 広葉樹(葉が広くひらたいもの)
杉とかに比べて、外側の部分と中心部の色の境目が不明瞭で薄い黄白色ですよね。やや硬くて加工はしやすいけれど、変色や変化しやすい材なので、構造骨組みに使うというより、床のフローリングや家具、玩具などによく使います。
けやき昔はよく大黒柱なのによく使われましたが、けやきも広葉樹でけっこう動きが激しいため構造骨組みに使うためには、いろいろな手間がかかります。何年の寝かせた乾燥のいきとどいたものだと柱や梁に使うといいかもしれません。しかし壁に接しない大黒柱や梁につかってください。木目もきれいで、けっこう固い素材なのでいい感じです。今ではテーブルや和風家具、太鼓の胴などに使われます。
栗は硬く耐久性が高いため、土台に使う場合があります。現在では産出量が激減しているためちょっと高価なものになりますので、家具あたりに使うといいかもしれません。以前、テーブルとイスを造らせて頂いた時にくりを使いました。けっこういい感じでした。年数がたつと色に艶が出ていい感じになります。年輪が力強く、男性の方が好きそうな感じです。
長くなりそうなので、的確に家に使う柱や梁は強度、経済性を考慮しやはり桧、杉がいいと思います。
湿気が多いところは水に強い桧がいいです。土台は白アリも考慮し桧の芯材(中心部)、青森ヒバと杉の赤味の部分といったところです。
けやきなどの広葉樹は癖がつよく変形しやすいので、家の構造部分に使うのであればしっかり乾燥させなければいけません。独特の木目なので、テーブルなどの家具などに使うといいですよ。
桐は材としては最も軽くて、湿気を通さず、割れや狂いが少ないという特徴があり、高級木材として重宝されてきました。箪笥の材や収納の壁などに使うといいかもしれません。
木はかなりもち、年数が経てば経つほどなじんできます。
百年たったものでも変わらずどっしりたってます。
木の持ちよりも、加工、切断部分、金物などの部分の方が先に劣化すると思います。
水廻りの木には気をつけてください。お手入れ方法はほとんどというか全くいりません。
気になるようでしたら、雑巾で拭く程度です。以前に無垢のお手入れ方法のブログ記事も書いたので、よかったらみてください。
すいません長くなってしまいました。
ちょっと省いてしまったものもあるので、この木についてもっと知りたいというのであれば仰ってください。
ご質問ありがとうございました。
また、お聞きしたいことがあればお気軽にきいてください。

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家づくり・木についての疑問、ご意見ください。
前から思っていたことなんですが、
一般の方が家についてどんなことに興味があり、悩んでいるのか知りたいなと。
私も含めてですが、家づくりの専門家の話は専門的すぎて、一般の人にとって理解しにくい内容が多いような気がします。
しかも、意見はバラバラでどれが正しくどれが間違っているのかわかりにくいです。
また、利害関係が発生すればなおさら分かりません。
ということで、みなさんの家や木について聞きたいこと、疑問などを教えてほしいです。
どんなことでもコメント入れて頂ければできるだけわかりやすく答えたいと思います。
一つも入らないような気がしますが・・・。
家(新築、リフォーム、リノベーション)や木のことならなんでも答えることできると思うの、何でもいいので、お願いします。
込み入った話でしたら、メッセージにも入れておいてください。
それ以外のことでもいいですよ。
プライベートなことでも答えますよ。(興味あればの話ですが・・・)

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日本の山の現状
いたって元気なので、ご心配なく。
日本の林業の歴史、森林の現状
木材関係の人が書くとやらしくなるので、私のほうから。
日本は戦争に敗れ、昭和20年~30年代には、復興等のため、木材需要が急増しました。
というのも、その当時はガス、電気、石油といったものはなく、火を熾すのには木しかなかったのです。
しかし、戦争中の乱伐や自然災害等の理由で供給が十分に追いつかず、木材が不足し、高騰を続けていました。
このため、政府は
急速に資源を使えるようにするため、焼け野原にスギやヒノキ、カラマツ、アカマツなど成長が比較的早く、経済的に価値の高い針葉樹を植えました。
その当時の家庭燃料は木炭や薪が中心で木は多く利用されましたが、後に電気・ガス・石油に大きく切り替わっていき、木炭や薪などのエネルギー源として利用されていた木材は、この燃料革命とともに、もはやエネルギー源としては時代に適さないと考えられるようになりました。
木は資源だけでなく、建築用材等にもたくさん使われ、スギやヒノキといった木材の需要は急激に伸びましが、、木材輸入の自由化が段階的にスタートし、昭和39年に木材輸入は全面自由化となりました。
国産材の価格が高騰する一方で外材(外国産の木材)の輸入が本格的に始まったのです。
外材は国産材と比べて安く、かつ大量のロットで安定的に供給(一度にまとまった量を)供給できるというメリットがあるため、需要が高まり、輸入量が年々増大していきました。しかも、昭和50年代には、変動相場制になり、1ドル=360円の時代は終わました。その後、円高が進み、海外の製品がますます入手しやすくなったのです。
これらの影響で、昭和55年頃をピークに国産材の価格は落ち続け、日本の林業経営は苦しくなっていきました。昭和30年には木材の自給率が9割以上であったものが、今では2割まで落ち込んでいます。
日本は国土面積の67%を森林が占める世界有数の森林大国ですが、供給されている木材の8割は外国からの輸入に頼っているといういびつな現状になっています。
そんなに木が有り余っているのになぜ輸入しなければいけないか?不思議に思いませんか?
現在、山を管理する費用も回収できず、林業はすっかり衰退してしまいました。
現在、日本の森林は充分な手入れがなされず、荒廃が目立つようになりました。
そもそも木を切ることが環境破壊だと思っている方多いと思います。
それは少し違うんですよ。
山は育てないと育ちません。
育てるということは、人が手を入れてやる必要があるのです。
そのためにも、木を燃料や家などに使ってあげないといけないのです。
そして、その切った場所に新しい芽を植えて、育てていくのです。
森林を伐採し、植えて、育てる、そして伐採するというサイクルを回すためには、国産材を積極的に利用し、需要を高め、資金を山に還元する必要があります。
山は産業してだけでなく、台風等の被害や土砂災害をせきとめてくれます。
以前にも話しましたが、二酸化炭素を吸収し、酸素を供給してくれます。
山は私たちが生きる上で、欠かせないものなのです。
林業で働く人たちは危険な仕事にも関わらず、「仕事」してのくくりに留まらず、日本の国の責務として取り組んでいるのです。
みなさん、危険を顧みず、責務として取り組めますか?
なかなかできることではないと私は思います。
かといって、みなさんに同情で国産の木を使ってもらいたいという訳ではありません。
これらは林業、そして家を扱う建築士、工務店の責務だと思います。
そのあたりは長くなりそうなので、次回に。
ちょっと主観的で感情的な文章になってしまいましたが、書きなおす体力残っていませんので、勘弁して下さい。

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継承
8月はがんばろー。
最近、楽しいこともあれば悲しいこともある。
まあ当然のことなんですが。
悲しいことを書いても面白くないので書かないでおこうかなと思ったのですが、文字にすることで自分の気持ちに整理がつくかなと。
何年も前から、木のことでお世話になっている方が他界しました。
ちょうど、三週間前にお会いしたところなんですが。
こないだお話したのに、もうお話することができない現実をまだ受け止めることはできません。
私に木のことを丁寧に教えてくれました。そして、励ましの温かい言葉もたくさん頂きました。
「水谷くんならしっかりと仕事をしてくれるのでと」大切な仕事も頂きましたし、嶺北スケルトンで高知放送にも出させて頂きました。
自分のことだけでなく、次世代のこともしっかり考えてくれている方でした。
木のことをお話しているときはいつも笑顔でした。
こないだお会いした時も悩んでいる様子も感じさせないくらい笑顔でした。
私はまだまだ、人の内側の繊細な部分を理解してあげれていないことにもどかしさ感じます。
最後の会話で、「君はいいものもってる。これからは君たちががんばらないとね。」といわれたことが、どういうことなのか考えてしまいます。
いつも笑顔で責任感が強く、情熱を持って取り組んでいる姿は私だけではなく、より多くの方々に継承されることだと思います。
ありがとうございました。
ゆっくり休んでください。
当然のことなのですが、今その方と会話はできません。
それは他の人たちにも言えることで、急に次の日から会話できなくなることもあり得ます。
いかにその時その時の瞬間って大事なのかわかった気がします。

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隠れた美
わかんないなー?たぶんブログのほうがいい感じなんでしょう(;^_^A
どっちがホントの自分なんでしょうか?
あんまり深く考えていないのでどっちでもいいですけどね。
さてさて、本題に。
昔、家づくりの現場で作業しているときに、いろんな職人さんの仕事をじっと見ていました。
かっこいいなと思った部分は、家が完成して、隠れて見えなくなるところ程、すごく丁寧に繊細に仕事をしているところです。
職人さんに「みえなくなるのだから、見栄えは気にしなくてもいいんじゃないですか?」と聞くと、
「見栄えを良くするしないとかではなく、家というのは、何十年も住むところなので、手を剥くとそこから、劣化してしまう。
見えるところは、悪くなるとすぐにわかるから、取り替えることできるが、隠れてしまうところは、すぐには替えれない。だから見えないところには慎重に仕事しないといけないんやで。
これは人生においても同じやぞ。」
と話してくれました。
多くの人に認められようと思えば、見えやすいところのほうがわかりやすいのですが、認められる認められないということではなく、家に住む人のことだけを思い造っているのでしょう。
写真は昔家づくりには欠かせなかった土壁の下地で竹小舞といって、土を塗るための下地で、仕上がると完全に見えなくなります。
格子状に編まれた竹は綺麗に並んでおり、美しいです。
思わず見とれてしまいます。こんな綺麗で繊細なものが見えなくなるんですよ。
人はみな美しいものに魅かれます。
私は、表よりも中の美に魅かれます。
なぜなら長く楽しくいれるのだから。

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和
「和」を辞書で調べてみると、①和らぐ(やわらぐ)、和む(なごむ)②日本的なのも③足す、加える④混ぜる
といったことが書いてあるのですが、
これらを要約すると、「和」とは日本伝統的なものだけでなく、いろんな要素を混ざり合って、心が和むものをつくりだすことを意味しているように思います。
日本の歴史でいえば、常に海外からの影響を受け古代においては中国、近代はヨーロッパ、現代はアメリカの文化やや社会に仕組みを取り入れてきました。
影響を受けるといっても、今の中国のように、そのまま受け入れるのではなく、日本の良さを保ちつつ、「足したり、加えたり」して、自国の新しいものを生み出してきたように思います。
うまく吟味し、発展させるところが、日本の最も優れたところだと思います。
日本は昔から、繊細で清楚な美意識をもち、勤勉で、ものづくりに対して妥協しない姿勢が特徴で、今なお変わらず持ち続けています。
着物や織物、染め物などが代表的で、あの繊細美は日本独特のものでしょう。
最近、いろんなものづくりをする業種の方々と接する機会が多く、「中国に仕事が流れて仕事が減ってきて、今後が心配だ」とお話を聞くのですが、
中国にもアメリカにもできないものがあるはずです。
日本では到底成功しないといわれていた、自動車産業も今では世界一、その他でも今なお日本産のものは高級品として扱われています。
小さな島国では考えられない発展を成し遂げてきたと思います。
お人好しの人種なのですから、交渉能力で勝てる訳がありませんので、すべて技術のおかげでしょう。
短期間のことで考えれば、しんどいかもしれませんが、モノの価値観はやはり自国でしか生めないものだと私は思います。
自分の又自国の技術を信じ邁進してほしいなと思います。
それが日本って国なんですから。
今日はちょっと大きな話題でした。

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築90年「土壁の焼鳥屋」
建物を見る楽しみとおいしいものを食べられる楽しみ。
こんな幸せなことはありません。
日本人は特に、昔から食と住とは、すごく密着していて、桜や紅葉など綺麗なロケーションで、食事をしたり、お酒を飲んだりすることが好きですよね。
居心地の良い空間で、食事をすればなんだか気分がいいです。
(ここの店は料理だけでもおいしいです)
家においてもそうで、奇抜な空間よりも、落ち着いた居心地の良い空間のほうが、食は進みます。
料理に自信のない方は、発想を変え、シチュエーションでごまかしてみてはどうでしょか(笑)
ちょっと脱線しました。ここの店は、土壁にカマド、土間など、昔ながらのアイテムがたくさんで、京都のおばーちゃん家にいるみたいでいい気分でした。
料理もこだわりがあって、特に鳥の刺身が美味しかったです。
写真一番左が肝。これ特におススメ。
想像通り、中庭もありました。長屋は縦長の建物なので、部屋全体に光や風を入れるためには中庭は必須です。
ここの中庭は2坪くらいの大きさで、夜でかなり蒸し暑かったので、、光と風を感じることはできませんでしたが、いい雰囲気を漂わしていました。
蚊取り線香のにおいがして、少年時代の思い出がよみがえりそうで、団扇を扇ぎながら、スイカを食べれば、いい絵が取れそうです。
トイレの洗面ボールには釜を使っていました。斬新ですね。
なんともオシャレ。写真撮り忘れたので、次回撮りますね。
その周辺にも長屋のカフェや洋服屋がありその一部の町だけが昔にタイムスリップした街並みになっています。
あまりよく見てないので、また探索にいこーと思います。
大阪でも昔ながらの空間を楽しめるところがあるのって、いいですよね。
一度行ってみてください。
ちなみにこの店、オーナーが自ら改装したみたいです。
いいセンスしてますね。
イミテーションをつけて飾ろうとしてしまいがちですが、うまく建物の歴史を継承したものになっています。
ホントお勧めですよ。
高知県嶺北に行く(製材編)
原木市場です。以前、吉野の原木市場をご紹介しましたが、ここは吉野よりもはるかに大きかったです。
一面丸太。山と丸太がマッチして一つの風景になっていました。
これらの丸太はセリにかけられ、各地の製材所へ運ばれます。
皮を剝いています。
タイヤを使って回転させて削っているがちょっと田舎っぽくて面白いです。
だんだんと私たちの家の柱、梁になっていきます。
丸太から四角に加工している動画がとれました。ちょっと画像悪いですが・・・
iphoneで突発的にとったので、ちょっとわかりにくいですよね。
次回はしっかり狙って取りたいと思います。
柱完成。
そのあと、「プレカット」といって、柱や梁などを家の骨組みになりように組み立てるための加工をします。
下の写真は梁の接合部分。左の凸の写真がおんた、右の凹んでいるのがめんたといって、これを重ねるとかなり丈夫でなかなか離れません。


この継ぎ手は形の通り、腰掛鎌継手というんです。
このほかにいろいろな継ぎ方があって、昔から大工さんが試行錯誤考えたものなのです。
また、後日いろんな継ぎ手・仕口の紹介しますね。
高知県嶺北に行く(山編)
高知県 嶺北に行ってきました。
神戸から片道4時間程かかるので、朝5時起き。
朝が少し弱いので、起きてるか寝てるかわからない状態で出発。
いつもながら自然に触れると、心が和やかになります。
都会にいる人たちは、ちょっと息づまると、山に行くといいですよ。
山はどこも一緒に見えて、自然と育っていくように思いますが、手入れしてあげないと、すくすくと育たないんです。
手入れというと、ある程度木を間伐して、光が木の奥の地面まで差し込むようにしてあげないといけないんです。
下の写真のように、杉の木の周りに低木が生い茂っているのが理想なんです。
下の写真が手入れされずにほったらかしの山です。
地面が元気がないのがわかりますよね。
木の本数が多すぎて、光が射し込まないんです。
手入れされた山と比べると、地面に緑がないのがわかりますよね。
こうなると杉も十分に光合成ができず、育っていかないんです。
木は保水能力があるために、雨が多い台風の時などは、木が水を吸い上げてくれます。
手入れされずにいる、このような地面になっていると木は保水できず、水は勢いよく流れてしまいます。
よく台風時に土砂崩れのニュースなどを見ることがありますが、山が手入れさせていないことも一つの原因だったりするんですよ。
木は光合成で、酸素を造りだす唯一のものですし、上で話した保水能力もあり、水を浄化する作用もあります。
資材としても、鉄などは造ろうと思えば莫大な熱やエネルギーを必要とし、たくさんの二酸化炭素を空気中の発生させますが、木材は逆に二酸化炭素を吸い込んで酸素を提供してくれます。
造るためや廃材するときのエネルギーは木自体で解消できるんです。
木ってとても優秀なんです。
昼食の写真です。
山の水で育ったサカナや食材。
いつも家で食べてるものより数段美味しかったです。
自然にやさしくすることで、私たちにたくさんのもの届けてくれます。
現地の方々ありがとうございました。
次回は嶺北へ行く 製材編をお届します。