12星座の内向性と外向性について書いてきましたが、この2つの違いや特性を理解することは、各星座の性格を深く考える上で欠かせません。
たとえば、獅子座で多いのが「私は人前で華やかなパフォーマンスをするのが好きではない」というもの。「だから、獅子座の項目を読んでもピンとこなくて。月星座のほうがしっくりきます」というとき、ほとんどのケースにおいて、獅子座の性質が内向的に表現されています。
派手なパフォーマンスが苦手な獅子座は、家族や仲間をとても大事にしていて、よく面倒見て、みんなの成長に心を尽くしていることが多いでしょう。実際のライオン家族のように、獅子座は一族が大事で、そこに誇りを抱くのです。獅子座の家族は、ロイヤルファミリーなんですね。
働いているなら、どんな小さな職場でも、心を傾けて仕事し、その合間に趣味や遊びも存分に楽しみます。
身近な小さな世界で明るく朗らかに力を発揮して、身の丈に合った人生を悠々と満喫する……というのが、内向的な獅子座の印象です。
そのようなことを説明すると、パフォーマンスが苦手という多くの獅子座が「はい、そうです」と答えるでしょう。
まったく健康管理もしないし、掃除や片付けが苦手という乙女座や、他人の世話をしない蟹座、他者との関わりを避ける天秤座なども、内向性か、外向性かの違いと関係します。
もちろん、ハウスやアスペクトの影響もありますが、それらも含めて、内向的に、あるいは外向的にその性質が表現されると、よく言われる星座の行動と違うことが、多々見受けられるでしょう。
この理解は、その人が惑星をどのように表現しているのか、より繊細に見る助けとなります。
先日、インスタに「風の星座の内向性と外向性」をアップしました。
これは、冥王星の水瓶座時代を迎えると、ますますはっきりと出てくる特徴だと思います。
地の時代において、外向的な人は「どんどん仕事をして出世し、たくさん稼いで、よりゴージャスな生活する傾向」にありました。内向的な人は「出世よりも、健康で安全な暮らしを守りつつ、コツコツと自分のペースで勤勉に働き、ルーチンを大切にする傾向」にあったと思います。
これが風の時代になると「社交的でたくさんの表現をして、仲間をどんどん増やし、コミュニティで活躍する人」と「ひとりでマイペースに、その日の気分で趣味や勉強を楽しんだり、出かけたりして、自由な生活を満喫する人」とに、分かれていくでしょう。
もちろん、大半の人は、両方の性質を持っていますから「時々はコミュニティで、時々はおひとりで」を表現することになると思います。
しかし、どちらにより傾きやすいのか、その割合は個人によって異なるでしょう。そういった点を、丁寧に見ていくと面白いのではないかと思います。