ギリシャ旅行記(5)トリカラ・カストラキ | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

朝からテラスでまったり過ごします。

 

 

この宿、朝ごはんも付いていて、なかなか良いのですが、難点が二つ。wi-fiが弱いこと。そのため、ブログをアップできませんでした。

 

もう一つは、シャワー。洗濯槽で浴びるかのような狭さ(笑)

 

 

9:00過ぎに出発して、昨日観そびれた、カスタリアの泉に立ち寄ります。ここはアポロン神殿へ行く直前の、身を清める沐浴に使われた場所ですね。アポロンの求愛を断って、泉に身を投げた水の精霊がカスタリアです。

 

 

ここからは、アテナ・プロナイア神殿が少しだけ見えます。アポロン神殿よりも、南東の谷の下の方に位置するアテナ・プロナイア神殿は、神託を受ける前に、知性を整えるために立ち寄る場所とされていました。

 

 

満足したので、ドライブを始めます。今日はここからメテオラ修道院群の麓のカストラキ村まで向かいます。一気に行くと3時間ぐらいので、カストラキの手前のトリカラという街を目指すことにしました。

 

 

トリカラまでは2時間半ぐらい。山越えの絶景コースでした。山道のカーブが続きますが、交通量は少なく、他の車はまばらです。

 

 

トリカラには12時半ぐらいに到着しそうだったので、googleマップでローカルの安くて星評価の高いタベルナを探します。googleマップのレートは重要ですね。何軒ものタベルナで「レビューしてね」って言われました。

 

トリカラは地方の県庁所在地みたいなところで、なかなかよかったです。観光客は皆無のローカルな雰囲気です。

 

地元の定食屋さん的なところでランチ。ムサカと牛肉の煮込みに、パスタとバターライス、パンとミネラルウォーターで€17(約2,800円)。安いし、美味しい。ローカルの人たちが次々とお弁当ボックスで持ち帰っていきます。

 

 

トリカラの見どころはないのかな?と思って、調べてみたら、医療の神・アスクレピオスの聖地でした。せっかくなので遺跡を観に行ってみます。クチコミで「長年、放置されている市の恥だ」などと書かれていましたが、なるほど、工事現場のようでした。

 

 

街の中心にあるアスクレピオスの像も記念撮影。アスクレピオスの杖はWHOのシンボルにもなっていますね。

 

アスクレピオスは太陽神アポロンの子。母のコロニスは、アポロンの子を孕っていながらも不貞を働いたので、アポロンの怒りを買って命を落としてしまいます。しかし、アポロンはコロニスの胎内から我が子アスクレピオスだけは助け出し、命を与えたのでした。

 

 

という、なかなかのトラウマ体験と共に出生したアスクレピオスですが、それが彼の死と再生を司る能力ともなっていきます。彼は賢者キロンに育てられて、キロンの持つ医療の知識と技術の全てを与えられました。

 

おしゃれな通りもあります。

 

 

ドライブで疲れたので、カフェで休憩しました。このお店、不思議の国のアリスをモチーフにしていて、可愛かったです。カプチーノとアイス・モカチーノで€7.5(約1,200円)。

 

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「どこから来たの?」「日本だよ」というくだりのところで、店内で「ブルーライト・ヨコハマ」が流れ始めたので「これ日本の曲だよ!! 歓迎サービス?(笑)」という一幕が。

 

近所のスーパーで、翌朝のごはんの買い物をしてから、カストラキへ向かいました。カストラキ方面に向かう途中から、メテオラの奇岩群が見え始めて、テンションが上がります。

 

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カストラキに着く前に、ガソリンを入れておきます。タンク半分ぐらいで€55(約9,000円)でした。リッター€1.7(約280円)です。どこも大体これくらいでした。高いですね。昨年は€2を超えていたらしいです……。

 

今日のお宿は、ピルゴス・アドラクティ。夫婦が営んでいる小さな宿で、素泊まり2泊1室で€203(約33,500円)。チェックインの時にオーナーさんが翌日の修道院のオープン時間、おすすめの順番、見晴らしの良いサンセット・スポット、近所の美味しいタベルナなどを教えてくれました。

 

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部屋の中にミニキッチン、カウンターテーブル、ソファテーブルがあって、なかなか広く、外テラス付き。

 

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メテオラ・ビューです。宿にいる間、ほとんどここにいました。

 

近所をぶらぶらしながら、お水とパイを買って、夜ごはんは宿のテラスにて。明日はメテオラ観光です。

 

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