昨日はちょうど、太陽と天王星がピッタリと重なり、今日、明日、明後日と、数日はこのコンジャンクションの影響が続く時期です。
土星は魚座の最終度数を通過する一週間に入り、運勢が変わりゆく「きわの境い目」ともいえるタイミングですね。
天王星は、煌めく閃光のように私たちの意識を貫き、新しい価値観へと変換させる働きがあります。
各惑星の影響の中で、もっとも速く変化をもたらすのが天王星。それはまるで、手品の種明かしのように、隠されていた仕組みを一気に明らかにし、一度知ってしまえば、もう知らなかった状態には戻れないといった感じの性質です。
私たちの視野を広げ、ものの見方を大きく変えるような気づきや発見をもたらすものが、天王星の領域。
この数日は、内なる衝動や意志の発露に、アンテナを立てておくと良いかもしれません。
突然何かを始めたくなるかもしれないし、反対に、やめたくなるかもしれません。「あ、こういうことだったのか」と、ふと気づくような瞬間もあるでしょう。
通電するように、点と点がつながり、内側にあった想いが「こうすれば実現できるかも」と、ひとつのアイデアとして芽生えてくることもありそうです。
現在、天王星は牡牛座の最終盤に位置しています。天王星は7月に双子座へと移動し、その後、再び牡牛座へと逆行しますが、もう太陽と重なることはありません。
牡牛座と天王星の組み合わせは、相性としては「難しい」といえます。保守的な牡牛座と、革新的な天王星とが、真逆の質を持っていて、ぶつかり合いやすいのです。
社会の中でも、また私たち個人の中でも、「変わりたい」「変わろう」とするエネルギーと「変わりたくない」「このままでいたい」とするエネルギーとが、拮抗しやすいときと、いえるでしょう。
ですが、変わるべきときに変化を拒むと、天王星は強烈な一撃をもって、その変化を促そうとします。
天王星はいつだって「自分らしく生きること」を私たちに求めてきます。
「私は何者なのか」という、アイデンティティの目覚めを強烈にもたらす天王星が、あなたの未知の可能性をひらこうとするときです。ここ数日は内観してみるとよいかもしれません。