この記事では、お子さんが不登校になったときに親御さんがたどる「5段階」についてご紹介しています。
最初から親御さんは冷静に対応できるわけではありません。お子さんの状態を受け入れるまでにも段階があります。
「受け入れないとダメだ」と思われている方も多いと思います。ご自身の心の声を聴きながら、お子さんと向き合っていきましょう。
【不登校のお子さんへの傾聴についてこちらもご覧ください】
この記事でわかること
▶︎不登校を受け入れるまで
▶︎不登校の親の5段階
▶︎不登校の親になるということ
▶︎子どもが不登校になって慌てない親はいない
「もっと子どもの気持ちに寄り添えていたら…」「話をちゃんと聞くことができていたら…」
「子どもの思いを尊重できていたら…」不登校やひきこもりのご相談で私の元にお越しいただく方はみなさんこのような「後悔」の思いを抱かれます。
しかし、どの親御さんもお子さんを不登校やひきこもりにしようと思って子育てしてこられたわけではありません。
幸せに生きてほしいという思いがあってそのために親として何ができるかを模索しながらの日々を過ごしてこられたはずです。
お子さんが学校に行きづらくなってすぐに切り替えて対応できるわけではありません。
最初は混乱するし、叱責することもあると思います。
不登校の親になるのも時間がかかるものです。受け入れるまでの親御さんの心の5段階についてお伝えします。
▶︎不登校の5段階
何が起こっているか冷静になれず、親も、そしてお子さんも混乱する時期です。
なんで学校に行けなくなったのか、何が理由なのか、本人も周りもわからない状態で、皆が混乱状態になります。
2. 怒り期
「なんで学校に行かないの!」と叱責する時期です。子どもが怠けているようにも見えるので「情けない」「大人になってから苦労する」「そんなんじゃ生きていけない」など怒りの感情をお子さんに対してむけてしまう時期です。
また夫婦関係においても「子育ての仕方が間違えていたんじゃないか」とお互いに責任を押し付けあってしまう時期でもあります。
3. 取引期
「学校に行ったらお小遣いをあげるよ?」などお子さんと取引を持ち掛けます。
学校に行ったら、⚪︎⚪︎してあげる、という場合もあれば「学校に行かないなら、ゲームを取り上げる」という罰を与える場合もあります。
4. 絶望期
あれこれとやってみたけれど、何も変わらず「もう何をやってもダメだ」と絶望する時期です。
将来はどうしたらいいんだろう?高校は?普段の勉強は?何かをする気力も失ってしまう時期です。
5. 受容期
これらの段階を経て、次第に「受け入れ」の時期に入ります。お子さんのありのままを受け入れて、お子さんのペースを尊重しようと思えるようになります。
親の会に参加したり、専門家に相談したり、また親御さんも自分の生活を大事にしたりと
少しずつ現状を受け入れながら、今できることは何かと考えられる時期です。
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▶︎すぐに不登校の親になんてなれない
お子さんの状態を受け入れて、前向きに考えようと思えるには段階が必要となります。
混乱し、怒り、取引し、絶望する。
親として何が起こってもどんと構えて対応できたらと思われると思います。そんな親だったら子どもも安心できるのに、と考えることもあるでしょう。
しかし、どんな親御さんも最初から対応できているわけではないのです。みなさん試行錯誤の日々を経て、お子さんと向き合われるようになります。
今混乱している方、怒りを覚えている方、絶望している方。
その反応は当然のことで、そして同時にお子さんと真正面から向き合っていくための段階の中にいらっしゃいます。
きっと今の状態から少しずつ段階を経ながらお子さんと向き合えるときがやってきます。混乱し、落ち込んで、絶望して。そしてその先に、お子さんとの関係性がより深まってくるタイミングがやってきます。
ご自身の心の声を否定せず、その思いに耳を傾けてほしいと思います。自分の気持ちを受け入れることで、少しずつ今のお子さんとの向き合い方も変わってきます。
\不登校の対応はこちらもご覧ください👇/
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OFFICE NAKAGAWAは兵庫県にある不登校・ひきこもり専門のカウンセリング+家庭教師のオフィスです
■略歴:
中学時代に不登校を経験。その後学校復帰。関西学院大学に合格する。大学卒業後、人材紹介会社にてマーケティング・人事を経験。
あるひきこもりの青年に出会ったことから、起業を決意し、専門的なカウンセリング・学習サポートを行うOFFICE NAKAGAWAを2011年2月に設立。公認心理師、産業カウンセラーの資格を有する。
ひきこもりや不登校、発達障がいのご当人、並びにご家族のカウンセリング、学習サポートを行う。PTA、学校関係、行政関係など講演も行う。
初めまして、不登校・ひきこもりカウンセラー(公認心理師)なかがわひろかです。
今このブログをお読みいただいている方は、お子さんの不登校のことで日々悩んでいらっしゃると思います。
私はあるひきこもりの青年と出会ったことをきっかけに「心の問題で悩む人たちの助けになりたい」と思い心理相談室OFFICE NAKAGAWAを2011年に立ち上げました。これまで12年以上にわたって親子のサポートや8050問題にも取り組んでいます。
学校に行けなくなったとき、お子さんも親御さんもどうしていいかわからなくなると思います。
1. 不登校やひきこもり、またそのご家族のケア
2. 心理療法を応用した学習サポート
3. 親子の関わり方今が一番辛い時期だと思います。でもきっと脱け出すことができます。どうやったらいいのかという「具体的な方法」について一緒に考えていきましょう。
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