アジアの真実 -49ページ目

・日本のF-22 20機と戦っても韓国イージス艦の勝ち ~韓国有力紙の妄想にこの国の病理を見る~

20機と戦っても世宗大王艦の勝ち:文化日報(韓国語)

 「無敵の盾」イージス艦と世界最強「無敵の戦闘機」F-22ラプターが対決したら?25日、イージス艦「世宗大王艦」進水式が行われた蔚山の現代重工業では、「矛と盾」のサイバー戦闘をめぐって、軍事マニアたちの間で熱い討論が起こった。歴史的なイージス艦の進水式を見るために現代重工業を訪れた「自主国防ネットワーク」熱血会員8人が、F-22とイージス艦の性能を元に下した結論は、「F-22ラプター1個飛行隊程度なら、世宗大王艦が軽く撃退できる」というものだった。

 時に、2015年末。アメリカ議会のF-22ラプター海外販売禁止期限が解除され、日本がアメリカからF-22を100機導入する第一歩として、20機の1個飛行隊を導入する、という状況を仮定した。この時までに韓国は、世宗大王艦を含む計3隻のイージス艦が実戦配備されていた。独島水域の調査をめぐる韓日間の古い紛争が再演された。日本はF-22ラプターの性能をテストを兼ねて、1個飛行隊で武力示威を行なった。独島周辺の水域を監視していた世宗大王艦の強力なイージスレーダーSPY-1Dが、イージス艦前方60~70kmに接近してきたF-22ラプターを識別した。レーダーにつかまらないというF-22の強力なステルス性能も、イージスレーダーの前には無力だった。この時になっても、F-22の強力な位相配列レーダー(AESA)はイージス艦ことを見つけることができなかった。F-22は40km前方になってようやくイージス艦の識別が可能だ。

 世宗大王艦はF-22飛行隊を識別するや否や、90発搭載した艦対空ミサイルSM-2ブロックIIIBを即座に発射する。イージス艦のミサイル命中率は90%以上を誇る。F-22ラプター編隊はイージス艦の前で脆くも潰滅する。F-22ラプターは長距離精密爆撃用空対地ミサイルと空対空ミサイルが主要な武器だ。

 空対地ミサイルであるJ-DAMで対艦攻撃が可能だが正確度は大きく落ち、対艦ミサイルを装着した場合にはステルス機能は失われる。1機当たりの価格が2億ドル(約1860億ウォン)のF-22ラプターと、1隻当たりの価格が1兆ウォンするイージス艦の価格差が、性能差として現われたわけだ。自主国防ネットワークのシン・インギュン事務処長は、「F-22ラプターとのサイバー戦闘で、イージス艦の威力が発揮される」としたうえで、「しかしF-22の機数が増えたり、F-22が日本の最新型イージス艦の助けを借りる場合には、状況は変わりうる」と語った。



 これは韓国の文化日報に掲載された記事です。イージス艦を万能無敵艦か何かと勘違いしているようで、イージス艦がいとも簡単にF-22をレーダーで捉えていること、本来任務が制空であるF-22が海自やAWACS、強力な対艦能力のあるF-2などの助けもなくなぜか単独飛行していること、さらにはF-22のレーダーが都合よくイージス艦を最後まで捉えることができないこと、だいたい現代の戦闘においては衛星やAWACS、イージス艦、戦闘機などのデータを効率的にリンクさせることこそが戦闘の優劣を決定づけるものであり、イージス艦が一隻あったところで決定的な戦力増強にはなり得ません。またそもそもなぜ相手が”日本”なのか。


 日本への劣等感むき出しの馬鹿な妄想と片付ければそれまでなのですが、問題なのは、これを韓国の有力紙が記事にしているということです。前述のようにシミュレーションがあまりに稚拙であり、イージス艦の意味さえ理解できていない点も有力紙が掲載する文としては恥かしいレベルなのですが、それよりも問題なのは、有力紙が”日本”との戦争シミュレーションを記事にして悦に入っているという点です。日本と韓国は直接的な軍事同盟は結んでいませんが、同じ陣営の国であるはずです。つまり軍事的には「味方」であるはずであり、歴史問題などで対立はあるにせよ政治的にも正式に敵国になっているわけではありません。それにも関わらず、有力紙がこのような記事を掲載してしまうという点に韓国という国の病理を見せ付けられたように思えます。これはやってはいけないことです。新聞とは落書き帳ではありません。掲載された文は政治的、国際的にもそれなりの責任と意味を持ちます。日本の有力紙がアメリカと日本の戦争シミュレーションを堂々と掲載したらどうなるでしょうか。国際問題にもなりかねないでしょう。

 歴代の政権が反日を行うことで政治基盤を維持してきた韓国という国の政治体制、捏造された歴史、それによって培われた国民の反日感情、そしてそれとは裏腹に何をしても日本に勝てないという劣等感、この記事はこの国の病理の全てを表しているように思えます。


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参考書籍:
韓国のなかの日本 マンガ:韓国・新発見ツアー/日韓国境突入:編
山野 車輪
4777803805

軍事システムエンジニアリング―イージスからネットワーク中心の戦闘まで、いかにシステムコンセプトは創出されたか
大熊 康之
4906124631

・東シナ海ガス田問題について本日から日中政府間協議 ~協議と平行して独自開発の調査を~

東シナ海ガス田:日中政府間協議 中国の新提案が焦点:毎日
 【北京・大塚卓也】東シナ海のガス田共同開発をめぐる日中政府間協議が25日、北京・釣魚台で開かれる。4月の首脳会談で合意した秋の安倍晋三首相訪中時までの具体案の取りまとめに向けて、中国側がどのような新提案を示すかが焦点となる。ただ、日中中間線の周辺で中国が独自に開発を進めている「春暁(日本名・白樺)」「断橋(同・楠)」など4カ所のガス田を対象に含めるよう求める日本側の主張に、中国側が歩み寄る可能性は極めて薄く、今回の協議で大きな成果が得られる見通しは立っていない。

 同協議には日本側から望月晴文資源エネルギー庁長官と佐々江賢一郎外務省アジア大洋州局長、中国側からは胡正躍外務省アジア局長らが出席する。

 24日に北京入りした佐々江局長は記者団に「中国から具体的で前向きな考え方が示されることが重要だ」と語った。中国外交の責任者である唐家セン国務委員が4月に、「次回協議の際に中国の新提案を示す」と述べたことに期待感を示した。

 ただ、中国外務省の姜喩副報道局長は24日の記者会見で「(両国の排他的経済水域の境界である)日中中間線は日本の一方的な主張で、今後とも中国政府がこれを前提とした共同開発案の議論を受け入れることはない」と強くけん制した。



 本日から東シナ海ガス田問題に関しての日中協議が始まっています。4月に温家宝首相が来日した際にもこの問題について話し合いがなされ、今秋までに具体策を双方が決めることになっていますが、はっきり言ってその時期に日本側が納得できるような具体策が決まることはまずないと言ってよいでしょう。この問題は2004年から引きずっています。途中で中川氏が経産大臣だった頃に、日本も調査船を派遣するなどの具体的な対抗策をとった時期がありましたが、対応はそれっきりです。その後は”日本側が抗議する→中国側が応じない”という全く意味のない会合が何度も双方でなされ、その空白の時間の間に中国は設備を完成させ、いまでは一部で本稼動までしてしまっているという状態になっています。中国が悪いのは当たり前ですが、後手に回った上に、抗議するだけでは何も変わらないという中国の外交姿勢を全く理解せずに実のない抗議ばかりを繰り返した日本政府の責任も大きいです。


 日本は抗議を行って中国側の譲歩を待つだけではダメなのです。そんなことはこれまでの中国との長い外交からいい加減身に沁みているはずです。いつまでこの実のない交渉を続けるつもりなのでしょうか。以前の記事 でも書きましたが、交渉をすると同時に、裏で具体的な行動を取る必要があります。独自調査を再開し、該当海域は日本のEEZ内であることを行動で主張し、今秋に行われる交渉で少しでも有利なデータと状況を作っておくこと。せっかく海洋権益保護関連法案 も成立させたところです(7月施行)。この法律は今使用しなくていったいいつ使うのでしょうか。

 この問題の解決に向けて協議を行うのと同時進行で独自調査、独自開発の準備を行うことを日本政府に強く主張します。


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参考書籍:
東シナ海が危ない!
上田 愛彦 杉山 徹宗 高山 雅司
4769813309


中国は日本を奪い尽くす
平松 茂雄
4569690009

・映画評「俺は、君のためにこそ死にに行く」

俺は、君のためにこそ死ににいく [DVD]
岸惠子, 徳重聡, 窪塚洋介, 筒井道隆
B000TLYCSG


 映画:「俺は、君のためにこそ死にに行く 」を見てきましたのでレビューを書いてみたいと思います。内容は、特攻隊の基地があった知覧で、明日飛び立つ若者達に親身に接したトメさんと、特攻隊員達それぞれの心情を描いた映画です。(これから先は内容に触れるところもありますので、まだ見られていない方はご注意下さい)


 明日出撃することとなった隊員の押し殺した思い、見送る家族の心情、不本意にも帰ってきてしまった隊員の苦悩、朝鮮出身ながらも特攻隊に志願した隊員の心情、どれも実際にあったエピソードに基づいて描かれており、いくつものシーンで涙を誘います。私は、特攻機に乗り込む息子に「どうか、しっかりやってください。頼みます」と深々と頭を下げる父親のシーンに最も心を揺さぶられました。(このシーンは実在の黒木國雄少尉の話を元にしていると思われます。興味のある方は読んでみて下さい→「そして、人がいた:坂本光三郎」

ただ欲を言えば、2時間強の時間にいくつも話を盛り込みすぎた感があります。軍上層部の特攻隊への責任問題のくだり、戦後の長いエピソード、特に死んでいったはずの特攻隊員が生き残っているかもしれないというシーンなどはせっかくのこの映画のテーマをぼかしてしまい、物語の引き締めに悪影響を及ぼしているように思えます。


 この映画にはあまり政治的メッセージは含まれていません。戦争肯定も反戦のメッセージも直接的には盛り込まれていません。ただ、そういう時代があった。その時代に特攻隊という特殊な環境下で生き、死んでいった若者達の姿を、トメさんを中心に生々しく描いています。

 戦時中の軍隊という環境の中であっても屈託なく笑い、青春時代を生きている若者達。その姿は何も特別なものではありませんでした。トメさんをはじめとする、その若者達の周りの人たちも。戦時中は異常な時代であったと思う人も多いかもしれませんが、その時代の日本人達は、健全に、精一杯その時代を生き、そして精一杯に死んでいきました。もしかしたらある意味、当時の日本人たちは今の我々より、よほど健全に生きたのかもしれない。ふとそんなことさえ感じました。


 ちなみに、富屋食堂は記念館として復元されており、トメさんの家族の方が経営する富屋旅館は今でも実在しています 。私も機会があれば訪れてみたいと思います。


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参考書籍:
ホタル帰る―特攻隊員と母トメと娘礼子
赤羽 礼子
4794210604

・慰安婦が軍による強制連行ではないことを証明する米軍報告書 ~日本政府は再調査を表明せよ~

慰安婦「契約の下で雇用」 米陸軍報告書、大戦時に作成 :産経
 【ワシントン=古森義久】日本軍の慰安婦に関して戦時中に調査に当たった米国陸軍の報告書に女性たちは民間業者に「一定の契約条件の下に雇用されていた」と明記されていることが判明した。同報告書は「日本軍による女性の組織的な強制徴用」という現在の米側一部の非難とはまったく異なる当時の認識を明示した。

 「前線地区での日本軍売春宿」と題された同報告書は米陸軍戦争情報局心理戦争班により第二次大戦中の1944年9月に作成され、米軍の「南東アジア翻訳尋問センター」の同年11月付の尋問報告に盛りこまれていた。73年に解禁され、近年も日米の一部研究者の間で知られてきた。

 当時の朝鮮のソウルで金銭と引き換えに徴募され、ビルマ北部のミッチナ地区の「キョウエイ」という名の慰安所で日本軍将兵に性を提供していた朝鮮人女性20人と同慰安所経営者の41歳の日本人男性が米軍の捕虜となった。同報告書はこの男性の尋問を主に作成されたという。同報告書は「すべての『慰安婦』は以下のような契約条件の下に雇用されていた」と明記し、女性たちが基本的には商業ベースで「契約」に基づき、「雇われて」いたという認識を示している。

 同報告書はその契約条件について次のように記していた。

 「個々の慰安婦はその総売り上げの50%を受け取り、無料の移動、食糧、医療を与えられた。移動と医療は軍から供与され、食糧は慰安所経営者が軍の支援を得て、購入していた」

 「経営者たちは衣類、日常必需品、さらにはぜいたく品を法外な値段で慰安婦たちに売りつけ、利益をあげていた」

 「慰安婦の女性がその家族に支払われた金額を利子付きで返済できるようになれば、朝鮮への無料の帰還の便宜を与えられ、自由の身になったとみなされることになっていた。だが戦争の状況のために、このグループの女性はだれも帰国を許されなかった」

 「この日本人が経営した慰安所では女性1人の2カ月の総売り上げは最大1500円、最小300円程度だった。個々の女性は経営者に毎月、最低150円は払わねばならなかった」

 以上のように、この報告書は慰安婦の「雇用」や「契約条件」を明記するとともに、慰安婦だった女性は一定の借金を返せば、自由の身になれるという仕組みも存在したことを記し、「軍の強制徴用」とか「性的奴隷化」とは異なる認識を当時の米軍当局が有していたことを証している。


  

 この資料からは、他にも「慰安婦の女性がその家族に支払われた金額を利子付きで返済~」とあることか、慰安婦が家族に売られたケースがあること(これは安倍首相の主張する「狭義の強制性」にあたる)、多い人で2ヶ月1500円という大金を稼いでいたことがわかります。比較対象として、当時の陸軍軍人の給与を挙げると、次の通りです。

 

陸軍階級 陸軍俸給(1ヶ月当たり最低等級:昭和20年当時)
陸軍大将 550円
陸軍中将 483円
陸軍少将 416円
陸軍大佐 310円
陸軍中佐 220円
陸軍少佐 170円
陸軍大尉 122円
陸軍中尉 85円
陸軍少尉 70円
陸軍准尉 80円
陸軍曹長 32円
陸軍軍曹 23円
陸軍伍長 20円
陸軍兵長 13.5円
陸軍上等兵 10.5円
陸軍一等兵 9円
陸軍二等兵 6円 


 1500円が二ヶ月分であること、また売上の50%を手にしていたことから計算すると375円となり、大佐~少将クラスの給与を得ていたことになります。その上、衣食住も無料で提供されており、このことから決して性奴隷などではなく、厚待遇を受けていたことがわかります。

 結果この資料からわかることは、

・ビルマで運営されていた慰安所で働いていた女性はソウルで金銭と引換えに募集されており、その中には家族に売られたケースもあった。

・最初の一時金を受け取ったあとも毎月かなりの金額の報酬を受け取っており、制度上は最初の一時金を返納すれば無料で出身地へ帰ることもできた。

・衣食住は無料で与えられ、高額とは言え、物資や食料が極端に乏しい中でぜいたく品も購入する機会も提供されていた。


 この資料は、第三者が調査している上、公式な資料であることから、慰安婦が軍により強制連行されたものではないことを証明する重要証拠となりうるものです。この資料は秘密にされていたものでも今発見されたものでもなく、1973年から公開されており、本気で調べようと思えば比較的簡単に行き当たることができる資料です。それなのに、知らなければならない多くの人の目に入っていない。それは、当事者であるはずの日本政府が本気で調べようとしていないからです。さらに調査すれば、この手の資料は他にも見つかるでしょう。

 何度も主張してきましたが、日本政府は、慰安婦問題が注目されているこの機会に、本気で調査をする必要があります。捏造された負の歴史を後世に残すべきではありません。それを行うチャンスは、時期が遅れれば遅れるほど少なくなってきます。何も最初から「従軍慰安婦は強制されたものではない」とか、「河野談話を撤回する」なんて表明する必要はありません。「慰安婦問題について日本政府として再度調査を行う」と言えばよいのです。それで万が一、日本軍による組織的な強制連行が決定的に明らかになった証拠があれば、それを素直に発表すればよい。逆にこの資料をはじめとして、強制連行ではなかったということを証明するような証拠しか見つからなかったらそれを発表すればよい。それだけのことです。何の証拠もないまま、強制連行を暗に認めているような立場を取り続け、それを世界が認識してしまうことことは未来の日本に大きな禍根を残します。


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参考書籍:

慰安婦強制連行はなかった―河野談話の放置は許されない
大師堂 経慰
4886561632


日韓「歴史問題」の真実 「朝鮮人強制連行」「慰安婦問題」を捏造したのは誰か
西岡 力
4569643167

・自らの命と引換えに多くの人を救った自衛隊員の話 ~戦後日本で失われたもの~

人間を矮小化してはならぬ 狭山ヶ丘高等学校学校長 小 川 義 男

先日、狭山市の柏原地区に自衛隊の練習用ジェット機が墜落しました。たまたま私は、寺田先生と共に、あの近くを走っていましたので、立ち寄ることにしました。すでに付近は閉鎖されていて、近くまで行くことはできませんでしたが、それほど遠くないあたりに、白煙の立ち上るのが見えました。
見上げると、どのような状態であったものか、高圧線がかなり広範囲にわたって切断されています。高圧線は、あの太くて丈夫な電線ですから、切れるときはぷつんと切れそうなものですが、多数の細い線の集まりからできているらしく、ぼさぼさに切れています。何カ所にもわたって、長くぼさぼさになった高圧線が鉄塔からぶら下がっている様は、まさに鬼気迫るものがありました。
聞くと、操縦していた二人は助からなかったそうです。二佐と三佐と言いますから、相当地位の高いパイロットだと言えます。二人とも脱出を試みたのですが、高度が足りなく、パラシュート半開きの状態で地面に激突し命を失った模様です。
以前、現在防衛大学の学生である本校の卒業生が、防大合格後航空コースを選ぶというのを聞いて、私がとめたことがあります。「あんな危ないものに乗るな」と。彼の答えはこうでした。「先生、戦闘機は旅客機より安全なのです。万一の場合脱出装置が付いており、座席ごと空中に打ち出されるのですから」と。
その安全な戦闘機に乗りながら、この二人の高級将校は、何故死ななくてはならなかったのでしょうか。それは、彼らが十分な高度での脱出を、自ら選ばなかったからです。おそらく、もう百メートル上空で脱出装置を作動させていれば、彼らは確実に自らの命を救うことができたでしょう。47歳と48歳と言いますから、家族に取りかけがえもなく尊い父親であったでしょう。それなのに、何故彼らはあえて死をえらんだのでしょうか。
実は、あの墜落現場である入間川の河川敷は、その近くに家屋や学校が密集している場所なのです。柏原の高級住宅地は、手を伸ばせば届くような近距離ですし、柏原小、中学校、西武文理高等学校もすぐそばです。
百メートル上空で脱出すれば、彼らは確実に助かったでしょうが、その場合残された機体が民家や学校に激突する危険がありました。彼らは、助からないことを覚悟した上で、高圧線にぶつかるような超低空で河川敷に接近しました。そうして、他人に被害が及ばないことが確実になった段階で、万一の可能性に賭けて脱出装置を作動させたのです。
死の瞬間、彼らの脳裏をよぎったものは、家族の顔でしょうか。それとも民家や学校を巻き添えにせずに済んだという安堵感でしょうか。
他人の命と自分の命の二者択一を迫られたとき、迷わず他人を選ぶ、この犠牲的精神の何と崇高なことでしょう。皆さんはどうですか。このような英雄的死を選ぶことができますか。私は、おそらく皆さんも同じコースを選ぶと思います。私も必ずそうするでしょう。実は、人間は、神の手によって、そのように作られているのです。
人間はすべてエゴイストであるというふうに、人間を矮小化、つまり実存以上に小さく、卑しいものに貶めようとする文化が今日専らです。しかし、そうではありません。人間は本来、気高く偉大なものなのです。火災の際の消防士の動きを見てご覧なさい。逃げ遅れている人があると知れば、彼らは自らの危険を忘れて猛火の中に飛び込んでいくではありませんか。母は我が子のために、父は家族の為に命を投げ出して戦います。それが人間の本当の姿なのです。その愛の対象を、家族から友人へ、友人から国家へと拡大していった人を我々は英雄と呼ぶのです。
あのジェット機は、西武文理高等学校の上を飛んで河川敷に飛び込んでいったと、佐藤校長はパイロットの犠牲的精神に感動しつつ語っておられました。
しかし、新聞は、この将校たちの崇高な精神に対して、一言半句のほめ言葉をも発しておりません。彼らは、ただもう自衛隊が、「また、事故を起こした」と騒ぎ立てるばかりなのです。防衛庁長官の言動も我慢がなりません。彼は、事故を陳謝することのみに終始していました。その言葉には、死者に対するいたわりの心が少しもありません。
防衛庁の責任者が陳謝することは、それはもう当然です。国民に対してばかりか、大切な隊員の命をも失ったのですから。しかし、陳謝の折りに、大臣はせめて一言、「以上の通り大変申し訳ないが、隊員が、国民の生命、財産を守るため、自らの命を犠牲にしたことは分かってやって頂きたい。自衛隊に反発を抱かれる方もあるかも知れないが、私に取り彼らは可愛い部下なので、このこと付け加えさせてもらいたい。」くらいのことが言えなかったのでしょうか。隊員は命を捨てて国民を守っているのに、自らの政治生命ばかり大切にする最近の政治家の精神的貧しさが、ここには集中的に表れています。まことに残念なことであると思います。このような政治家、マスメディアが、人間の矮小化をさらに加速し、英雄なき国家、エゴイストのひしめく国家を作り出しているのです。
人は、他人のために尽くすときに最大の生き甲斐を感ずる生き物です。他人のために生きることは、各人にとり、自己実現にほかならないのです。
国家や社会に取り、有用な人物になるために皆さんは学んでいます。そのような人材を育てたいと思うからこそ、私も全力を尽くしているのです。
受検勉強で精神的に参ることもあるでしょうが、これは自分のためではなく、公のためである、そう思ったとき、また新しいエネルギーが湧いてくるのではないでしょうか。受験勉強に燃える三年生に、連帯の握手を!

 

 前回の記事のコメント欄 でも紹介がありましたが、これは1999年11月の自衛隊機墜落事故の際、この近くを通りがかった高校の校長先生が学校通信に掲載した文章です。墜落直前に脱出の時間があったにもかかわらず、住宅地への墜落を防ぐ為にぎりぎりまで操縦を続け、その結果パイロットは助からなかった。先日紹介した台湾の話 と非常に状況が似ている為紹介しました。


 台湾と同じように神として祀れとは言いませんが、家族もいるであろう年齢の自衛隊員が自らの命と引換えに多くの人の命を救った出来事に関して、マスコミが総じて単なる「自衛隊批判」の論調だったことが日本の病理を表しています。かつての日本はそうではなかったはずです。 ”他人の命と自分の命の二者択一を迫られたとき、迷わず他人を選ぶ”この精神が戦時中も現在も共通であったのに、つまらぬ政治思想を立てる為にその行為を素直に称え、感謝する精神は残念ながら日本から失われてしまったのでしょうか。そうだとすればこの戦後の60年あまりの間に、日本は非常に悲しい道をたどってしまったのだと言わざるを得ません。

 

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・台湾に祭られる日本軍人 ~鎮安堂 飛虎将軍廟~



飛虎将軍廟

台湾有情 廟に響く君が代 :産経
 台湾南部の台南の郊外に、終戦前年の空中戦で米軍機に撃墜された日本海軍の零戦パイロット、杉浦茂峰少尉を祭る廟がある。「鎮安堂 飛虎将軍廟」。杉浦少尉は、集落への墜落を避けようと機体を引き起こして、間一髪でその惨事を回避したものの、自身は機銃掃射を受けて戦死した。

 勇気ある行動に感動した地元の有志が、「少尉の霊を慰めよう」と、1971年に小さなほこらを建立。「商売は繁盛。宝くじも当たる」といった「霊験」も広まり、ほこらは崇拝の対象となった。日の丸を掲げている廟内には、少尉の「神像」が遺族から贈られた遺影とともに祭られ、管理担当の曹芳さん(76)によれば、毎朝5時、村人が君が代を斉唱する。

 ところが、この君が代のCDが今年初め、連日の酷使に耐えきれず、不調になってしまった。「(年間1000人を超す)日本人参拝者の訪問時にも君が代は欠かせない」から、無理もない。

 これを知った台北在住の日本人駐在員、渡辺崇之氏(34)が先月、廟を訪れ、「日本人の勇気に手を合わせる台湾の人々に感動した。日本人として感謝したい」と新品を寄贈した。実はCDプレーヤーも寿命が近づいている。曹さんはしかし、「杉浦少尉は命をかけ村を守った。今度はわれわれが神となった少尉を守る」と話している。(台北 長谷川周人)

 過去に台湾の高砂族の話を何度も当Blogで取り上げましたが、別に心温まる話がありましたので紹介させていただきます。この廟についてさらに詳しく調べて見ると、詳細を書いたページがありましたので以下に掲載します。


飛虎将軍廟(ひこしょうぐんびょう) :日華(台)親善友好慰霊訪問団HPより
 台南市の北西5キロの郊外に、「鎮安堂飛虎将軍廟」がある。そこに奉られているのは、 大東亜戦争中、台南上空の空中戦で壮烈な戦死を遂げた日本海軍の杉浦茂峰少尉である。
 昭和19年10月12日、大東亜戦争も末期に近く、米軍は台湾各地に航空決戦を挑んで きた。午前7時19分、米軍機台南来襲、日本零戦は上昇し空中戦、零戦は勇敢に戦ったが、 数を頼む米軍機には勝てず、一機又一機と撃墜されていった。そのうちの一機は尾翼より発 火し、海尾の大集落へ向かって落下していった。このまま落下したら、海尾の町は大火事に なる。そのとき、零戦は機種を上げて上昇し、海尾の町をはずれ東方の畑の方へ飛び去った。 飛行士は落下傘で飛び降りたが、グラマンの機銃掃射を浴びて、落下傘は破れて、飛行士は 墜落した。
 その後、町の有力者達が集まり、身を挺して海尾の町を戦火から救った飛行士の為に、永久にその恩徳を顕彰する事を衆議一致で決議した。そして昭和46年に廟を建設して毎日お参りをした。そうしたら、稲作は豊作、豚や魚の養殖も順調で、宝くじまで当たる者も出て きた。廟は海尾集落の守り神として集落の人々の尊敬を集めている。毎日遠近からの参拝者 が多く、日本からの参拝者も年中絶えない。廟の正面には「鎮安堂飛虎将軍廟」と書いた額 が揚げられている。「鎮安」とは鎮邪安民の意で、「飛虎」とは戦闘機又は空を飛ぶの意で ある。「将軍」は神として奉られる勇士の尊称である。
 廟守は朝は日本の国歌「君が代」、夕は「海ゆかば」を粛々と歌うのである。祭壇の両脇 には中華民国の国旗と日本の国旗が立ててある。

 台南市安南区同安路127号
 台南市海尾朝皇宮管理委員会隷属鎮安堂

参考文献:
「鎮安堂飛虎将軍廟」パンフレット
展転社「台湾と日本・交流秘話


 自分の命を犠牲にして台湾の町中に墜落するのを防いだ日本軍人を神として祀り、いまだに毎朝君が代、そして毎夕「海ゆかば」を捧げている。別のページによると、歌の他に毎日火をつけたタバコを捧げているそうです。そして日本人が参拝に来ると丁寧な日本語でこの廟が建てられた経緯を説明してくれるとのことです。「杉浦少尉は命をかけ村を守った。今度はわれわれが神となった少尉を守る」との言葉が心に沁みます。我々の受けた自虐史観による教育や、中国・韓国の反日活動目の当たりにすると、こういった話がにわかには信じられなくなります。同じ日本が統治した台湾と朝鮮で日本人の行ったことはそんなに違ったのでしょうか。台湾では徹底的な融和策を敷き、朝鮮では強攻策を敷いたのでしょうか。そうではないはずです。そのことをはっきりと示す証拠の一つがこの廟なのかもしれません。

 

 マスコミや教科書では韓国や中国の主張をそのまま取り上げるなど負の主張ばかりが目立ちますが、こういった話も我々日本人は知る必要があります。この廟にも日本人の参拝が最近ではめっきりと減ってきたと、管理する方は嘆いているそうです。あの戦争は負の部分もあったことは事実でしょう。そういう部分を知ることはもちろん大事です。しかしこういった話を覆い隠し、歴史の中に埋もれさせてしまうこともまたすべきではありません。命をかけて台湾の村を救った日本軍人や、それに感謝し、毎日供養を行ってくれている台湾の方にあまりにも失礼ではないでしょうか。写真に写されている「歓迎:日本国の皆々様ようこそ参詣にいらっしゃいました 」という言葉が響きます。


 機会があれば一度この廟を訪れて見たいと思います。


参考過去記事:

・アジア各国から見た太平洋戦争4(台湾)

「高砂義勇兵慰霊碑」落成 ~故郷に眠る大和魂を持った台湾人の英霊達~

・中共に毒さた外省人により大半が撤去された高砂族慰霊碑 ~踏みにじられた高砂族の誇りと歴史~

・我々には重すぎる高砂族の方からのお詫びの言葉  ~詫びないで下さい~

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参考書籍:

台湾と日本・交流秘話
名越 二荒之助 草開 省三
4886561233


帰らざる日本人―台湾人として世界史から見ても日本の台湾統治は政策として上々だったと思います
蔡 敏三
4434056263

・ニュース23の「憲法特集」で行われた印象操作 ~自浄能力のないTBSには法的措置を~

ニュース23「憲法特集」 ネット上でブーイング:J-CASTニュース
「筑紫哲也ニュース23」が大型連休中に放送した、憲法に関する特集がネット上で話題になっている。番組中で「改憲派ラッパー集団」と紹介されていた集団がブログ上で「(放送内容が)思った以上に残念な内容」と、番組に対する憤りをあらわにしている。他にも、番組中に登場した「護憲派」の女子大生が、実は重要議案の採決のたびに京都から上京してくる「活動家」であることが指摘されている。

注目されているのは、TBS系のニュース番組「ニュース23」が2007年5月2日と3日に放送した特集「憲法はどこへ?」。 1晩目は、「『改憲派ラッパー』vs『護憲派おばちゃん漫才』」と称して、両陣営がそれぞれの立場でのパフォーマンスを披露しあって「対戦」し、その後は居酒屋に場所を移して改憲の是非について議論をする、というもの。ここで紹介されているラップミュージシャンのグループ「英霊来世」(AreiRaise、エーレイライズ) が、番組放送当日に、ブログにこんなことを書いたのだ。

「普段から改憲の歌ばかりを歌っている訳ではありません」

「英霊来世」のブログ では、「思った以上に残念」と番組を非難「印象操作される覚悟はしておりました。思った以上に残念な内容でした」「まず言っておきたいのは僕たちは、改憲派ラッパー集団ではありません。ということ。今回の曲は全てTBS側からの発注です。この企画用に急遽書き下ろしたものです。今製作中のアルバムに完全版を入れる可能性もありますが、普段から改憲の歌ばかりを歌っている訳ではありません」
これを受けて、コメント欄には 「本当の事を告発してくれてありがたいです」 などと、あたかも「番組はやらせだ」と言いたげなコメントが並んだ。もっとも、番組のナレーションでは 「番組は、彼らの主張を曲にしてもらった」 と断ってあり、今回はやらせだとは言えない。しかし、同ブログの別の日の記事では、収録時の様子が事細かに記録されており、TBS側から「『対戦相手』を探してくれ」と依頼されたことや、「おばちゃん」との議論で「英霊来世」側が優勢になると、ディレクターから制止され、他の話題に移らされたことなどが暴露されている。


「護憲派の大学生」は「筋金入りの活動家」だった
翌5月3日の特集では、論客を呼んでスタジオで議論する、という内容だったのだが、VTRに出てきた女子大生の「素性」が話題となった。VTR中で 「戦争はしない、っていうのが自分の中で誇らしい」 などと語り、いわば「護憲派の大学生」といった位置づけでの紹介のされ方だったが、実際は、そんな生やさしいものではなかったのだ。
この女子大生が国会前で「活動」する様子がユーチューブにアップロードされ、注目を浴びているのだ。アクセス数は5万を超えている。教育基本法の改正案が国会で「強行採決」されたことに抗議する内容で、このように泣き叫ぶ様子が映っている。

「こんな意味のない国会なんて、なくなってしまえばいい!!絶対に許さない!!!」
06年12月には「オーマイニュース」が、この女子大生のことを「自分自身が問題に思うことが国会で審議されるたびに京都から駆けつける」と紹介。取材に対して 「教育基本法改正は自民党の新憲法草案に基づいたものだと思います。私はこれに従う必要はないと思い、ここに来て抗議活動をしています」 と話している。教育基本法の改正を糸口に改憲への動きが進むのではないか、と懸念する声を紹介している訳だ。これでは、「筋金入りの活動家」と呼ばれても仕方のない状況だ。

もっとも今回は、これまでに同局が指摘されてきたような「やらせ」「捏造」ではなさそうだが、番組の制作意図について、TBS広報部に念のため確認の電話をしてみた。ただ、「現在担当者がいない」とのことで、回答は得られなかった。


 議論において望まない結論になりそうになると議論を停止させる、筋金入りの左派活動家の声を一般的な大学生の意見といった印象で紹介する。これが偏向報道、印象操作と言う以外に何があるでしょうか。報道番組においては許されざる行為です。

 筑紫哲也氏の最近の多事争論を見ると、改憲派を糾弾する内容のものがこれでもかという程並んでいます(以下参照)。

多事争論
5/2:大事(おおごと) 憲法に手をつけること自体が一大事だと認識したい
4/11:圧勝 憲法60年を祝おうという空気は国会議員にあるのか
3/20:軍と民 憲法とずれる戦争への協力は改憲論議でどうするのか
3/7:尊憲 きちんと審議をすることなしにどんな憲法もあり得ない
2/21:ひとつの始まり 憲法の議論はきちんと始めないと大変な事になる
2/14: 試練の時 憲法を変えていくことは地球環境とも繋がるテーマ

 個人の思想をどうこう言うつもりはありません。いろんな意見があって良いのですが、自ら司会者となっている報道番組内で、その思想が一般的である、もしくは正しいという印象を視聴者に与えるような報道をすることは許されることではあません。平成15年の石原都知事の発言を捏造した問題ではTBSが謝罪を行い、昨年の総裁選中の安倍首相の写真を731部隊の特集に織り込んだ事件では行政指導が入っています。度重なる捏造・偏向報道で謝罪や行政指導が入っていても、何の進歩も反省もなく相変わらずの姿勢を貫いているTBS。もはや救いようがないと言わざるを得ません。

 最近話題のTBSの不二家報道問題ではTBS井上社長の国会への参考人招致が提案されています。自浄能力のないTBSには、これを機会になんらかの法的制裁を与えられて然るべきだと思います。


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参考書籍:

TBS「報道テロ」全記録―反日放送局の事業免許取り消しを!
4883805913


ニュースキャスター筑紫哲也を斬る―このままテレビの偏向報道を許していいのか
水間 政憲
481740549X


筑紫哲也「妄言」の研究―『News23』、その印象操作&偏向報道の作られ方
4796638482

・カンボジアで韓国企業に売却される日本のODA事業  ~日本は戦略的ODAができていない~

日本がODAでカンボジアに造った浄水場に無断転売計画 裏には国際的な利権争いか:FNN
 開発途上国の発展などのためのODA(政府開発援助)をめぐって、日本がカンボジアに造った施設が、日本政府に無断で転売されるという計画をFNNがキャッチした。その裏には、資源をめぐる国際的な利権争いがからんでいるものとみられる。
FNNが独自に入手したカンボジア政府の内部文書には、クメール語で「上記企業に、シェムリアップ州水道公社から51%の株の購入を許可する」と書かれている。その内容は、日本がODAの無償協力で造った浄水場の転売計画。カンボジア北西部にあるアンコール遺跡を目当てに訪れる観光客の拠点となるシェムリアップ市では、増え続ける観光客に比例するように、ホテルの建設ラッシュが続いている。その一方で、市の中心部から離れると、いまだに庭先に設置した井戸から井戸水をくみ上げる光景が見らるなど、人口増加にインフラの整備が追いつかず、多くの人たちが汚染された井戸水を利用し、病気がまん延している。井戸水を使う人は「健康のためにも、きれいな水道水を使いたいよ」と話した。こうした状況に手を差し伸べたのは、日本だった。
 シェムリアップ郊外にできた浄水場、シンボルの給水塔には、日本とカンボジアの国旗が描かれている。日本政府は、16億円以上を投じて、2006年3月に浄水場を建設し、市内に延びる水道管も新設した。これにより、市の中心部の給水率は飛躍的にアップすることとなった。
 しかし4月、カンボジア政府は突然、水道事業を方向転換させた。政府の内部文書によると、「韓国の民間企業に、水道公社の権利の51%を売却する」と明記されている。つまり、日本のODAで造った浄水場を韓国の民間企業の営利目的のために使おうというもの。この計画は、すでに浄水場の職員にも伝えられ、動揺が広がっていた。職員は「日本が援助した設備は、とてもいいものです。そこに韓国が入ってきて運営したら、日本の人はがっかりすると思う」と話した。
 これについて、シェムリアップ州水道局のコン・ソックアン副局長は「その質問には答えられません、すみません。これは政府の問題ですから、答えられません。すみません、すみません。申し訳ないけど答えられません」と、まるでかん口令が敷かれているかのような対応を見せた。名前が挙がった韓国企業も、FNNの取材に対し、「責任者が不在で答えられない」と話している。
 その後、事態は急展開を見せ、フン・セン首相が「浄水場は引き続き公営で行い、韓国企業は新たな浄水場建設にかかわる」という文書にサインし、浄水場売却はいったん白紙に戻った。今回の売却計画は、韓国企業と、利権事業でたびたび名前が挙がる、ある閣僚との間で進められていたとみられている。それに対し、計画が進むと既得権益を失うことになる鉱工業エネルギー省が、日本政府の働きかけを受けて、巻き返しを図った形となっている。
 専門家は、こうした対立の裏にある資源をめぐる各国の利権争いは、し烈を極めると話している。国際問題アドバイザーの岡本行夫氏は「中国がね、猛烈な勢いで世界の資源を消費しているんですよ。彼らは、世界中の資源を買いあさっている。カンボジアでも、中国が石油やボーキサイトを買いに行っている。対抗して、とにかく資源を押さえなければいけないっていうんで、各国とも大変な思いをしているわけですね。世界が今、協調して経済協力をやっていこうという足並みとか調和が乱れつつあるというのが現状です」と話した。
 数年後には、石油やボーキサイトの採掘も始まるカンボジアは、まさに宝の山といえ、各国入り乱れての利権争いは、さらに拍車がかかるとみられる。


 ODAとは「政府開発援助」という名の通り、発展途上国に対し、インフラ、福祉の発展の為に資金を援助するものであり、当然ながらODAには「個別企業には供与しない」という原則があります。つまり、相手国、または第三国の個別企業の利権を援助するものではないのです。

 このカンボジアの事例においては、日本が援助して建てられた水道公社を、利権にまみれた韓国企業とカンボジアの閣僚が結託し、ODAの原則に反して韓国企業に売却しようとしたことがFNNのスクープで浮き彫りになったわけです。今回は外務省が事前に動きを察知した為事前に防止できたようですが、このような事例は、表面化していないだけで他にもあると思われます。例えば、当Blogで2005年11月21日に記事 にしていますが、中国では日本からのODAで建てられた北京国際空港を株式公開して上場した他、鉄道公社も同じように上場しようとするなど、日本からのODAで建設された事業が次々と「個別企業には供与しない」という原則からはずれ、民営化されています。

 ODAとは、本音を言えば単なるボランティアではありません。大きな国家戦略と位置づけなければならないものです。簡単に言うと、言葉は悪いですが「恩を売って味方につける」のです。国際社会では様々な問題が持ち上がります。そのときに一国でも多く自国の味方があるに越したことはありません。ODAはそんな味方を獲得する為の格好の事業なのです。しかし、日本は戦略的にODA事業を進められているかと言えば、決してそうとは言えません。今回のカンボジアの例に見られるように、ODAを出したまではいいですが、やりっぱなしでその後の対応を怠った結果、韓国企業に事業は売却され、日本の援助の実績など誰も知らないようになる。これでは意味がありません。

 ODAを拠出するのは良いですが、それも国民の血税から行われいるのです。相手国の為はもちろんのこと、日本の為にもなるようにしっかりと管理を行い、戦略的に展開をしていって欲しいものだと思います。


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参考書籍:
「ODA」再考
古森 義久
456962460X


怒りを超えてもはやお笑い!日本の中国援助ODA―誰も知らない血税3兆円の行方
青木 直人
4396611242

・韓国で親日派子孫の財産没収を決定 ~反日の為なら憲法違反も可とする国家~

韓国、親日派子孫の財産4億8000万円没収を決定:読売
 韓国の盧武鉉大統領直属機関の「親日・反民族行為者財産調査委員会」は2日、日本の植民地統治に協力した「親日派」9人について、子孫らが所有する財産36億ウォン(約4億8000万円)を没収することを決定したと発表した。

 韓国で植民地統治時代の行為によって、財産が没収されるのは初めて。

 財産没収の対象となったのは、日韓併合条約(1910年)を結んだ李完用(イ・ワンヨン)元首相ら9人。現在は子孫らが相続している土地約25万5000平方メートルが没収され、韓国政府の所有となる。

 同委員会は、2005年に成立した「親日・反民族行為者の財産の国家帰属に関する特別法」に基づき、昨年8月に発足。同時に設置された「親日・反民族行為真相究明委員会」は昨年12月、406人を日本の植民地統治に協力した「親日派」と公表していた。


 以前何度か紹介したことのある韓国の法律ですが、実際に過去の親族が親日派であったと認定された子孫らの財産を没収されることになったようです。 実際この子孫らには何の罪もありません。その上、親日派認定された過去の人物も、実際はその時代、そのときの事情に従って、国際情勢などを鑑みながら祖国の為に一生懸命働き、生きたのでしょう。そういった人物を現代の認識で裁き、当人達が存在していなければその子孫を罰するという行為はどれほど愚かであることでしょうか。

 反日を掲げる盧武鉉政権の支持率回復政策、そして反日を成敗したという自己満足の成れの果てといったところですが、あまりにも愚かな行為に哀れみすら感じます。

 ところで、この法律とこの行為が自らの憲法に違反していることに韓国人達は気づいていないのでしょうか?反日政策による満足感を得る為であれば彼らには憲法など関係ないのでしょうか。この国の異常性をまざまざと見せ付けられたように思います。


大韓民国憲法

第13条

① すべての国民は、行為時の法律により犯罪を構成しない行為により訴追されず、同一犯罪に対して重ねて処罰されない。

② すての国民は、遡及立法により参政権の制限を受け、又は財産権を剥奪されない。

③ すべての国民は、自己の行為ではない親族の行為により、不利益な処遇を受けない。


参考過去記事:・過去の親日人物3090人を吊るし上げた韓国 ~哀れみすら感じる韓国の異常さ~


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参考書籍:


親日派のための弁明〈2〉英雄の虚像、日帝の実像
金 宇燮
4594052258

韓国併合への道
呉 善花
4166600869

・警視庁が朝鮮総連のトップ3に出頭要請 ~総連の罪を白日の下に~ 

【主張】女工作員手配 総連と北の関係にメスを :産経
 昭和48年に失跡した主婦の2児が拉致された事件で、警視庁などは北朝鮮にいるリーダーの女工作員の逮捕状を取り、国際手配した。

 警察の調べによると、この拉致事件にはリーダーの女工作員を含め4人が関与し、主婦は殺害された可能性が強い。主婦の夫も工作員で、北に召還された後、強制収容所に送られた疑いが浮上している。

 2児は朝鮮籍で、日本人が拉致された事件とは形態が違う特異な事件だが、国籍がどこであれ、日本の法律を破って子供を連れ去るような行為は許されることではない。

 女工作員らは当時、朝鮮総連(在日本朝鮮人総連合会)幹部が設立した都内の貿易会社を拠点に、工作活動を行っていたとされる。朝鮮総連は北朝鮮の統一戦線部に直結する組織だ。原敕晁(ただあき)さんが拉致された事件では、総連傘下の大阪府商工会幹部や元朝鮮学校長らの関与が明らかになっている。

 警視庁などは総連の3首脳に参考人聴取に応じるよう出頭要請している。総連は出頭に応じるべきだ。

 2児拉致事件に関連し、日本人や在日朝鮮人が万景峰号などで北に拉致されていたことも、別の工作員の証言で明らかになった。万景峰号は北と日本を往復する不定期の貨客船だ。この船が拉致にも使われていたとは、驚きである。税関を含め、以前の日本の万景峰号に対するチェック体制がいかに甘かったかを物語っている。

 元朝鮮総連幹部は自著で、一度に10億、20億円の現金が万景峰号で日本から北朝鮮へ運ばれたと告白している。万景峰号で、さまざまな不正が半ば公然と行われていた疑いが強い。

 朝鮮総連やその関連団体に対する捜査は以前は事実上、タブー視されていた。朝鮮総連と一部政治家との結びつきが強かったためだ。朝鮮総連の元幹部らによる外国人登録法違反事件で、警視庁の捜査が朝鮮総連中央本部に拡大しないよう、自民党の有力政治家から圧力がかかったこともある。

 小泉内閣が発足した平成13年、朝銀事件で警視庁は総連元幹部を逮捕するとともに、初めて総連中央本部を家宅捜索した。安倍内閣は北に対し、さらに強い姿勢を示している。拉致事件を含め、朝鮮総連の工作活動に徹底的な捜査のメスが入ることを期待する。

産経の社説ですが、特に付け加えることはありません。その通りです。同じことは今まで当Blogでも再三にわたって書いてきました。政治的要因や、捏造された歴史認識により今までタブー視されてきた朝鮮総連への捜査が近年頻繁に行われるようになり、今回総連のトップ3へ出頭要請が出たことは評価すべきことです。朝鮮総連が日本人拉致という国家犯罪に深く関わっていたことはもはや誰しも疑いようのないことになっています。しかしながら、頻繁に強制家宅捜査が行われている割には、未だ直接的な結果が出ていないことに疑問も感じます。まだ朝鮮総連という団体を糾弾することに気を使っているのか、それとも中途半端な結果にならないよう、解体や破防法適用に繋がるような決定的な証拠が見つかるのを待っているのかどちらかはわかりませんが、いずれにせよこのままでは総連に証拠隠滅などの時間を与えてしまうことにもなりかねません。

 総連へ初めて強制捜査のメスが入った日には時代も変わったものだと感じたものですが、結果を出さなければ何もしなかったのと同じになってしまいます。早期に朝鮮総連の罪を白日の下にさらけ出されることを強く望みます。


参考過去記事:相次ぐ朝鮮総連関係者の逮捕 ~本格的な捜査を実施し早期の解体を~


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参考書籍:
わが朝鮮総連の罪と罰
韓 光煕
4167679418



罠~民団と総連の和合は、30年以上にわたる金正日の民団赤化工作の一環だった。北朝鮮の野望と韓統連の実態に迫る裁判記録があった。
「八一三裁判」記録再刊委員会
4891883308