くしろぐ -41ページ目

「アイヌ教育史」の労作完成/釧路

春採アイヌ学校で教師を務め、生涯を通じてアイヌ教育に献身した故永久保秀二郎(1849-1924)の33年間にわたる日誌を現代語に書き改めた翻刻が市民有志によって今夏に完成する予定だ。釧路市指定文化財として市立釧路図書館に保管されている日誌を研究機関や市民に分かりやすく伝えようと、2001年に高校の元国語教諭らが「永久保日誌を読む会」を結成し、読みこなす作業を続けてきた。同会の高井博司さん(75)は「アイヌ教育史の第一級資料が一般読者にも触れることができる」と10年におよぶ労作に手応えを感じている。

釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110301/201103011.html

釧路信組が「自然の番人」宣言

釧路信用組合(釧路市、岩田豊理事長)は28日、各支店を置く地域で不法投棄やごみのポイ捨て防止を啓発する「自然の番人宣言」(釧路管内)「ねむろ自然の番人宣言」(根室管内)「オホーツク自然の守人(まもりびと)宣言」(オホーツク管内)を同日宣言した。3地域をまたぎ、宣言が同時に行われるのは初めて。自然の番人宣言は2006年に釧路管内8市町村が共同で宣言したことに始まり、趣旨に賛同した企業や団体を中心に地域住民自らが``番人、、となり、不法投棄防止などを啓発している。

釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110301/201103015.html

バイク停車中 追突され死亡 釧路

【釧路】28日午後5時35分ごろ、釧路市鳥取大通1の国道で、釧路市愛国東3、無職金村勇悦郎さん(72)の停車中のオートバイにワゴン車が追突、金村さんは搬送先の病院で死亡が確認された。釧路署は自動車運転過失致傷の疑いで、ワゴン車を運転していた釧路市芦野5、会社員羽田野祐樹容疑者(31)を現行犯逮捕した。

同署によると、現場は片側2車線の直線道路で、金村さんのオートバイは歩道との境から中央寄り約1メートルの車道上に止まっていた。

北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/275042.html

SL冬の湿原号、20万人達成 釧路

【釧路】白銀の釧路湿原を駆けるJR釧網線の「SL冬の湿原号」が運行を始めてからの累計乗車人数が28日、20万人に達し、JR釧路駅で記念セレモニーが行われた。

湿原号は2000年1月に運行を開始し、道東の冬の風物詩としてすっかり定着。今年も1月22日から3月6日までの期間で運行している。

20万人目の乗客となったのは釧路市音別町の団体職員斉藤則行さん(42)、妻協子さん(28)、長女亜弥ちゃん(4)、次女澪(みお)ちゃん(2)の家族。佐々木敦釧路駅長から記念品として海産物詰め合わせの目録が手渡された。

亜弥ちゃんは「SLは初めて。とても格好いいので、ワクワクする」と笑顔を見せていた。(柳沢郷介)

北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/275183.html

タンチョウの里に「鶴丸」 釧路

3年ぶりに復活させた日本航空(JAL)の赤いツルのマーク「鶴丸」の1号機が28日、たんちょう釧路空港に着いた。同じツルにちなんだ「お披露目フライト」で、地元の熱烈な歓迎を受けた。

機体はボーイング767―300ER型機。午後4時24分に釧路空港に到着。ツアー客と日航関係者ら乗客約230人が到着ロビーに入ると、蝦夷太鼓の演奏や幼稚園児らの歓声に出迎えられた。

その後、乗客らは釧路市丹頂鶴自然公園や阿寒国際ツルセンターへ。日航側は環境省と環境活動推進に関する「確認書」の調印式に出席した。日帰りのために機体は午後7時12分に出発し、わずかな滞在だった。乗客で東京から来た女性会社員は「自分たち世代には懐かしいマーク。タンチョウにも会えて感動です」と話した。

朝日新聞
http://blog.ameba.jp/ucs/entry/srventryinsertinput.do

【拙文】船乗りから見たシーシェパード

航海士の知識を学んだ者ならば、どの国の何者であれシーシェパードについてこう口にするだろう。
「シーシェパードは危険な海賊だ」

シーシェパードが日本による南極海の捕鯨を邪魔してるから、そんな風に言う航海士は日本人航海士だけじゃないか?と考えるかも知れないが、海技士資格は自動車運転免許よりもしっかりと国際条約の元に制定されている「揺るがない資格」である。

それらを定めるのが国連の国際海事機関(略称 IMO)であり、海技士資格に関する条約が「船員の訓練及び資格証明並びに当直の基準に関する国際条約(略称 STCW条約)」および「漁船員の訓練及び資格証明並びに当直の基準に関する国際条約(略称 STCW-F条約)」だ。
IMOの存在並びに海上運行へ関する国際条約も学ぶ事となっていて、例えば「海洋航行の安全に対する不法な行為の防止に関する条約(通称 シージャック防止条約、略称 SUA条約)」も学んでいる。

事実的に自分もこれらの条約を「海事法規」と言う授業内で習っており、長すぎる条約名(殆んどの条約名が長い)とその略称、更に条約内容の記憶に苦労した覚えがある。

危険な航行や海賊行為とはどんなものか?が国際条約と各国の法規で定められており、それらを学んだ世界中の海技士はシーシェパードについて「シーシェパードは危険な海賊」だと言わざる得ないのだ。
言わざる得ないとは、各国の海技士の中にはシーシェパードの捕鯨反対論に賛同する者が少なからず居るからである。

しかし、海技士達はシーシェパードへ寄付をしたりはしないだろう。間違いなくシーマンシップに反するやり方だから。

船乗りには船乗りの誇りがあり誉れがある。
この部分が船乗りの「プライドが高い」や「傲慢だ」と言うイメージを作り出す要因であるが、狭い船内や危険の多い海上では決して引いてはならぬ規則があり、規則へ重きを置く船乗りらは堅物だと思われ易いのだ。
規則を守ると言うのが船乗りの誇りであって、良い船乗りとされる者は規則を守る者、それが誉れ、これらがシーマンシップ。
海賊足り得るシーシェパードは、全ての海技士が糾弾する対象であっても寄付する対象では無いのだ。

ここからは日本人海技士としての意見になるが、シーシェパードの鯨類保護にも自分は疑問符を浮かべざる得ない。

その理由は「髭鯨」と「歯鯨」の違いである。
絶滅危惧種として多くを指定されているのがヒゲクジラ類、日本が主に捕獲しているのがハクジラ類だ。
ヒゲクジラ類の主な食性は海面を浮遊するプランクトンであるのに対し、ハクジラ類の主な食性は魚類である。

漁網を破壊して漁師を困らせているイルカは絶滅危惧種では無いハクジラ類だ(イルカは小型の鯨類)。
この時点でシーシェパードによる「鯨は絶滅危惧種であり」と言う主張は崩れてしまう。

次に「鯨は頭の良い生物であり」と言うシーシェパードによる主張だが、これは動物学的にも証明されていないものである。
自分は小樽水族館のイルカショーを行っているトレーナーと会話した事があるが、イルカへ芸を覚えさせるには笛の音を覚えさせる事から始まるそうだ。
餌を与える前にピッと笛を鳴らし餌を与える。これを繰り返す内にイルカは笛が鳴ると餌を貰えると覚える。
次にたまたまイルカがジャンプした時に笛をピッと鳴らし餌を与える。ジャンプしない個体には餌を与えない。これを繰り返す内に笛が鳴った時にジャンプをすると餌を貰えると覚える。
トレーナーは徐々にイルカの動作に合わせて細かな笛と手振りを加えて行き覚えさせるのだそうだ。
この様な訓練を経てイルカショーを行っているのだから「頭が良い」と言われても、う~ん・・・と悩んでしまう。

例えば「イルカ(クジラ)は可愛いから食べたくない」と言う主張をする者が居るとするのなら、ブタは可愛いく無いのか?ウシは可愛いく無いのか?ウマは?ヒツジは?とツッコミを入れたくなる。

特に北海道民が好んでよく食べるラム肉だが、あれは永久歯の生えていない生後12ヵ月未満の子羊の肉だ。子羊は可愛いだろう?
競馬ファンならよく御存知だろうけれど、競馬場で元気に走って活躍していた多くの競走馬の行く末は食用の馬肉である。
お金持ちが馬肉にするのは酷だと言って買い取る事は稀にあるが、多くの競走馬は馬肉になって美味しく食べられる。

中国ではネコを食べ、韓国ではイヌを食べる。他国で食べられていないものが自国では食べると言う事はよくある事だ。
ちなみにヒツジとウマは西洋圏でもよく食べられているので日本だけ、アジア圏だけと言うわけもない。クジラもである。

ベジタリアンの中には動物肉を可哀想だからと言う者も居るが、単細胞生物である粘菌が迷路を解くと言う研究がイグノーベル賞を獲得したのは記憶に新しい。
研究者の中垣氏は「日本で単細胞は頭が悪いと言う意味がありますが単細胞って実は頭が良いんです」と言っていた。
意思が無いから野菜は大丈夫と言う論理が(個人的に可愛いくない)粘菌で崩れてしまったのだから世話が無い。

日本には「いただきます」文化がある。
つまり命を戴きますであり、命への感謝の意を現す良い文化だと思う。
祖父母が居て父母が居て自分が居る。様々な命の犠牲の元に自分が居る。
西洋のキリスト教では人間(アダムとイブ)の根元である父なる神へ感謝しない事は、自らの父母、祖父母、祖先へ感謝しないのと同義だと教えられるのだ。
食前の祈りで神に感謝の意を現せるのならば、全ての命へ感謝の意を現す「いただきます」文化だって理解出来るはずだ。

釧路沖へ来るかも知れないと懸念されるシーシェパード。
釧路はシーシェパードが来訪したら国賓並みの扱いで向かい入れ立食パーティーでも開いたらどうだろうか?
勿論、メインディッシュは鯨肉で「いただきます」と。

ラムサール条約:採択40年 湿地保全と振興、両立に苦心

1971年2月にイラン・ラムサールで、湿地と水鳥の保全を目指す「ラムサール条約」が採択され、今年で40年を迎えた。現在、日本の登録数は37カ所。湿地とそこに集う水鳥、豊かな生態系との共生を実現する取り組みが進んでいる。登録地が「地域の財産」として見直される一方で、保全活動と地域振興のバランスに苦心もしている。現場を歩き、条約の意義を考えた。【関東晋慈、永山悦子】

仙台市から北に約50キロ。宮城県大崎市の蕪栗(かぶくり)沼の周辺では、マガンが早朝一斉に飛び立ち、日没を迎えるころから次々と集まってくる。鳥が沼へ急降下する際の「バサッバサッ」という小さな羽音が聞こえた。市産業建設課の鈴木耕平さん(34)が「あれが落雁(らくがん)の音です」と教えてくれた。

一帯は毎年数万羽のマガンが飛来する国内有数の越冬地で、05年、「蕪栗沼・周辺水田」としてラムサール条約の登録地になった。条約は、「湿地の保全」と「ワイズユース(賢明な利用)」を目的としている。最も重要な環境用語である「持続可能な開発」という言葉がなかった40年前、湿地の生態系を維持しながら、そこから得られる食料などの恵みを地域が持続的に活用することを表す言葉が生まれた。

蕪栗沼周辺の湿地は、戦後の干拓事業で縮小してマガンが減る一方、一部の湿地に集中して訪れるようになり、水質悪化や鳥インフルエンザ拡大の危険性が高まった。そこで03年から、冬も田の水を抜かず、農薬や化学肥料を使わないでコメを育てる「ふゆみずたんぼ」の取り組みを始めた。最近10年でマガンの数は4倍に増えた。

ふゆみずたんぼで収穫したコメは通常価格の3倍で売れる。ふゆみずたんぼ生産組合の西沢誠弘事務局長(56)は「経済と自然保護が両立し、水田面積が維持されていることが、条約登録の大きな成果」と話す。

08年の同条約第10回締約国会議(COP10)では、湿地としての水田の生物多様性の増進を目指す「水田決議」が採択された。登録地に「水田」と明記されているのは、蕪栗沼のある田尻地区だけだ。西沢さんは「水田とマガンは地域の資源。ふゆみずたんぼは、条約が目指すワイズユースの理想の形だ」と話す。

一方、マガンの観察や沼の葦(よし)の刈り取りなど、保全に取り組む地域のNPOは「蕪栗ぬまっこくらぶ」だけ。専従スタッフは、戸島潤副理事長を含め2人。あとは、ボランティアと会員から集めた年間約120万円で活動を続ける。戸島さんは「条約に直接対応する国内法がないため、社会の中で保護活動の位置づけが明確になっていない」と話す。

◇締約160カ国、登録地は1916カ所

現在の条約締約国は160カ国、登録地は1916カ所に及ぶ。国内の登録第1号は、80年の釧路湿原(北海道)。「希少な特徴を持つ」「絶滅の恐れのある種を支える」「定期的に2万羽以上の水鳥が生息する」などの条件に合った湿地を各国が指定し、条約事務局に通知することで登録される。対象地は湿地だけでなく湖沼、河川、干潟、マングローブ林と多岐にわたる。

地域の知名度が高まり文化が再評価される利点がある一方、「経済効果が十分でない」「登録地が増えて希少価値が薄らいだ」との声が出ている。環境NGO「日本国際湿地保全連合」によると、湿地自体の公的な保全計画がある登録地は3分の1程度。「計画の策定推進と保全活動に取り組む人材育成が急務」と訴える。

政府は昨年策定した「生物多様性国家戦略2010」で、国内の登録地を「12年のCOP11までに6カ所増やす」との目標を掲げた。

毎日新聞
http://mainichi.jp/life/today/news/20110228ddm016040040000c.html

焼却手数料を改定/釧路広域連合

釧路広域連合(連合長・蝦名大也釧路市長)は4月1日から、小動物専焼炉における焼却手数料を改定する。交通事故などで運び込まれるエゾシカが年々増加し、想定をはるかに超える処理数となり構成自治体への加算額が増大しているため。そこでJRや道道、国道などを管理する搬入者に負担増を求めることで同連合構成自治体の負担軽減を少しでも図るのが狙い。同連合では関係機関の理解を求めている。

釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110228/201102285.html

男性を切りつけ 浜中の46歳逮捕 殺人未遂容疑

【釧路】釧路署は27日、殺人未遂の疑いで釧路管内浜中町の漁師の男(46)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は27日午前10時30分ごろ、釧路市共栄大通1のNPO法人「和(なごみ)」の事業所で、釧路管内鶴居村雪裡原野、同法人理事酒田浩之さん(45)の腹部を包丁で数回切りつけた疑い。酒田さんは軽いけが。

釧路署によると、相談のため同事業所を訪れた男が応対した酒田さんに突然殴り掛かり、さらに事業所の台所にあった包丁で切りつけたという。男は意味不明の供述をしており、釧路署は刑事責任を問えるかどうか慎重に調べている。<北海道新聞2月28日朝刊掲載>

北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/274929.html

日本製紙、逆転でタイに/ア・リーグプレーオフ

アイスホッケーのアジアリーグ2010―11は27日、釧路アイスアリーナでプレーオフ準決勝の第2戦が行われ、地元の日本製紙クレインズが東北フリーブレイズと対戦。1491人の観客が訪れて盛り上がった中、26日の第1戦を落として連敗を避けたいクレインズは、第2ピリオドの連続得点で逆転するなど6―2で快勝し対戦成績を1勝1敗のタイに戻した。第3戦は3月1日午後6時30分から同会場で開かれる。

釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110228/201102283.html