365日後に30代フリーランスパパが「俳優」になるブログ

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3歳の娘を持つフリーランスパパ。
死ぬ時に後悔するのは嫌だと思い、
もう一度「夢」を追いかける最後の365日間。

数ヶ月ぶりに筆を取る。

 

 

 

吐き出したい衝動に駆られて。

 

 

 

今年2月に東京へ赴き、受けたオーディション。

 

 

 

 

 

 

 

 

ロケ地側の都合によるリスケ、

 

 

 

作品関係者の帯状疱疹(たいじょうほうしん)発症によるリスケ、

 

 

 

数回・数ヶ月に及ぶリスケを経て、

いよいよ撮影を迎えることとなった。

 

ふと思うところがあって、

その一連の様子を脚本形式で残しておくことにした。

 

 

 

◼️東京 自宅 台所

残り短い余生を告げられたかのような、全力の合唱が聴こえる

起きたてに水を飲み、ラッキーストライクに火をつける時光(33)

部屋と心のナニもかもを吐き出すかのように、勢いよく排気してくれる換気扇が静かに唸る

時 光「・・・」

 

◼️東京 自宅 バスルーム

バスタオルを用意し、シャワーを浴びる時光

時 光「・・・」

 

◼️東京 自宅 リビング

タオルで最低限の水滴を拭いアンダーウェアを履き、濡れ髪にオイルで潤いを与える

ドライヤーで髪を乾かし、持参する自前衣裳、宿泊用の着替えの準備を始める時光

時 光「・・・」

服を着る

 

◼️東京 自宅 玄関

クーラー、ガス、全てのライフラインを切り終えたか確認し、パンパンな鞄二つとスーツバッグを持ち、靴を履いて外に出る

合唱の声が一段と大きくなる上、辺りを照らしちらす太陽熱に嫌気がさす

時 光「・・・」

鍵を閉め、階段を降りていく時光

 

◼️東京 最寄り駅前 区営駐輪場

100円を支払い自転車を停め、鍵をかけて駅へ向かう

肩に食い込むいつもよりも多い荷物が、夏を増幅させる

おじさん「はーい、行ってらっしゃーい」

時 光「お願いしますー」

 

◼️東京 最寄り駅

駅NA「2番線に急行渋谷行きが参ります。黄色い線の・・・」

電車の戸が開き、乗り込む時光

網棚に荷物を置き、吊り革に手を入れる

時 光「・・・」

 

◼️東京 新百合ヶ丘駅 改札口

初めて降りる駅に戸惑いながら、あたりを見まわし、時間を確認する時光

(まだ少し時間があるな・・・)

 

◼️東京 新百合ヶ丘駅 改札口

駅内にあるパン屋でパンを数個買い、指定された北口のロータリーへ向かう時光

 

◼️東京 新百合ヶ丘駅 北口ロータリー

階段を降りてくる時光

(あ、あれかな?LINEの指示では「紺のハイエース」って書いてたけど・・・)

どう見ても黒いハイエースが1台停まっており、中から数名が手を振っている

 

◼️東京 ハイエース

坂 橋「はじめましてー。宜しくお願いしますー」

時 光「時光と申しますー。宜しくお願いします。いつでも運転変わりますんで言うてくださいね笑」

横 枝「あは、全員運転できますねw」

全 員「お願いしまーす!」

間一髪で降り出した雨を物ともせず、走り出すハイエース

 

◼️東京 走るハイエースの車中

景色を眺めながら、居心地が悪そうにパンを頬張る

時 光「・・・」

 

◼️静岡 どこかのサービスエリア

坂 橋「トイレ休憩ですー」

全 員「ありがとうございまーす!」

降りる一行

食べ終えたゴミを捨て、トイレへ向かう時光

時 光「ふぅ・・・」

 

つづく











奈良県へ出張に来ている。





ありがたいことに、


以前、短編映画でお世話になった方々からお声を いただいて、山奥へ出張中。(下記記事 参照)





2025大阪万博関連とのことだが、


内容は置いておいて、


とにもかくにも自然が雄大なあまり、


人間のちっぽけさをまざまざと感じる。





今日は朝から天気予報が外れ、

5:20の時点で雨模様。

地元の方々もビックリ仰天。



が、


出発してから様子は一転。


太陽が辺りの山を越えて顔を出すやいなや、


瞬く間に雲が晴れ、夏休みの様相に。


「山の天気は変わりやすい」とはよく聴くが、


これほどまでに一瞬で好転するのは初めて見た。



「もってるわ😏」



と、思うのも束の間、


車で片道1時間半かけて、


麓の駅まで、合流するスタッフを迎えに行く。


曲がりくねる山道が続くため、


どうしてもバイクが車に追いついてくる。


少し広い所で左ウィンカーを出し、


「お先にどうぞ」の合図。


バイカーは左手を上げ、


「ありがとう」と、


無言でコミュニケーション。


見ず知らずの人たちと心が通うようで、


この手のやりとりは昔から心がほっこりして好き。


「サンキューハザード」も、


最近でこそ「危険だ」と言われることもあるが、


マナー・礼儀の一種として使う。




「来た来た」とばかりにバイカーに道を譲り、


一連の流れをやりとりして数km走ると、


先ほど道を譲ったバイクが、


下から上ってきた走り屋と激突したらしく、


バイクや車の部品が飛び散る大事故に。


バイカーは道端に腰掛け、放心状態。
(倒れたバイク下に血だまりが💦)

走り屋が警察に電話をしている。

走り屋の前後を走っていたのであろう、

別のバイカーが、事故バイク周りを掃除している。


「一寸先は闇」
「明日は我が身」


手伝いたい衝動を抑え、
待ち合わせ時間に遅れないように歩を進める。


数km走ると、前方からパトカーが数台駆け上ってくるのが見えた。


「お疲れ様です」


心の中で敬礼をした。




いつからなのか、



通り雨の去った後が好きになっていた。







数日前の朝、

娘を病院に連れて行くことになった。



妻の電動自転車の後ろに乗せ、



1kmほど離れたこどもクリニックへ。



出発直前、雨がザーッと降りだして、


「うわー、雨の中自転車かぁ、、、」


と雨具の用意をしていると、


止んだ。




子ども時分からなのだが、

最近また晴れ男具合が増してきたように思う。



「よっしゃ!今のうちに行こっか!」



と気持ち晴れやかに病院へ向かう道中、



「ん!?!?」



なつかしい匂いがした。



付近を見渡すと、学校や集合住宅。



「ああ、、、」



気付いたのは、緑が多い場所だったこと。



「『草いきれ』かぁ、、」



花や木、芝生や雑草が、



水を浴びて間もなく太陽に照らされ、



もわっと独特の香りを放っている。



自転車を停めた。



「娘ちゃん!いい匂いするなぁ」

「えー?」

「お花や草が雨で濡れて、いい匂いしてるねん」

嗅いでみてはパッとしない顔をしている娘。

「ごめんごめん、まだ難しいかもね😊」

「むずかしい」



その何気ない一瞬が嬉しくて、

病院へ向かう道中は笑いが絶えなかった。










花や植物に別段詳しくはないけど、



金木犀やモミジなど、



季節の移りを教えてくれる植物が好き。



「エモさ」「情緒」てのは、

感受性に直結している気がしていて、

敏感でありたいと思う。



いつかTwitterで見た、

「プールの後の授業中、窓から入ってくる風が好きだった」的なツイートを見た時、

胸がキリリと苦しくなったのを覚えてる。



※探したら見つかった⇩便利な時代だねぇ

鯨庭さんの2016年のツイートより

 

 

「プールの授業が終わったあとの国語の授業のときに開けてる窓から入ってくる風がいちばん好きな種類の風なんだけど、その風にはもう一生会えないのかとおもうとめちゃくちゃ悲しいな」


「みんなからほんのり塩素の匂いがして、何人かは疲れて爆睡していて、たまに風が窓際の何人かのノートをバラバラめくってきて、朗読の声がスッと響いていたあの時間は世界でいちばん穏やか場所だったとおもう」






数行であの頃に戻してくれる語りスキル、

"言葉"が凶器にもなる時代に、

まさかタイムマシンにしてくれるとは。

素晴らしいと思った。




"感受性"が

世界を変えることを信じて。









埼玉県深谷市でのロケでは会いたかった人にも再会できて、

 

 

 

京都に戻った。

 

 

 

若手イケメン俳優たちは皆、

 

 

 

肌もちゅるちゅるで、

 

 

 

時間の流れを感じずにはいられなかった。

 

 

 

そこに来ていたスタッフさんの中に、

 

 

 

Netflixで人気を博している

 

『サンクチュアリ 聖域』

 

に入っていたという方がいらっしゃったのと、

 

 

 

観たいと思っていたので、拝見した。

 

 

 

 

 

 

好き。

 

 

 

 

 

 

熱くたぎる感情と、

 

自分の境遇に重なる部分と、

 

家族の悲哀など、

 

 

 

琴線に触れる部分が多くて、スッと入った。

 

 

 

 

 

中には、見知った方々の名前もあり、

 

 

 

クレジットも楽しめた。

 

 

 

 

 

十数年いると、

 

昔、学生映画でスタッフをしていた学生さんが出世されていたり、

 

一度共演した方が出演されていたり。

 

 

 

少し前までは焦りを感じたり、

 

悔しさを覚えたりもしたけれど、

 

今は素直に嬉しく感じる。

 

 

 

 

それぞれが様々な事情や想いを抱え、

 

道を究めようとしている姿。

 

 

 

尊くすら感じる。

 

 

 

 

 

 

再会できる日を夢に見て、

 

 

 

自分は自分の成すべきことを。

 

 

 

 

 

進化した姿を見せる、のではなく、

 

 

 

肌で感じて、もらえるように。

 

 

 

 

 

強くなれ。

想いや願いは繋がっていく。

 

 

 

 

 

 

時代の変化を感じさせられる出来事があった。

 

 

 

 

 

 

ふとInstagramに呼ばれて、

 

 

 

身に覚えのない通知があったので開いてみると、

 

 

 

1通のDMが届いていた。

 

 

 

 

 

 

(プライバシーの観点もあるため、フワーッと記しておく)

 

 

 

メッセージをくれたのは、

 

 

 

主演させていただいた2016年の磯部鉄平監督作、

 

 

 

『海へ行くつもりじゃなかった』

 

 

 

をご覧になった高校3年生の女性からだった。

 

 

 

10年ほどダンスをされていて、高3になり進路を考える中で、

 

 

 

「表現を広げたい」という想いから、

 

 

 

昔から好きだった映画に出たいという気持ちが芽生え、

 

 

 

たまたま自分が出演していた作品に出会ってくれたそう。

 

 

 

 

 

 

そこから時光の名で検索をかけ、このブログに辿り着いたと。

 

 

 

何より自分を驚かせたのは、

 

 

 

ブログ記事を全て読んでくれていて、(ほんと驚いた😳)

 

 

ー・ー・ー・ー

考え方や家族との向き合い方、夢や好きな事に対する探究心や努力など、共感すると共に感動しました!(ここだけ原文まま)

ー・ー・ー・ー

 

 

と。

 

 

 

 

 

 

「オレが誰かの力になれるかもしれない」

 

 

 

 

 

 

ご要望としては、

 

 

 

可能であれば、今後時光が携わる作品の撮影現場に行きたい、

 

 

 

スタッフやエキストラとしてでも、間近で勉強がしたい。

 

 

 

生の現場を感受したい。

 

 

 

というものだった。

 

 

 

 

 

 

素晴らしい行動力に感嘆した。

 

 

 

と同時に、

 

 

 

身が引き締まる想いがした。

 

 

 

俳優を始めた頃の自分に、久しぶりに会えた気がした。

 

 

 

「お金とかいらないんで現場で勉強させてください」

 

 

 

そうして出会えた人々との繋がりが、

 

 

 

十数年経った今も活きていて、ご一緒することがある。

 

 

 

 

 

 

「人生は螺旋階段」

 

 

 

 

 

 

新たな世代の、新たな想いとの出逢いで、

 

 

 

点と点、想いと想いがリンクしていく。

 

 

 

 

 

 

「誰かのための行動は、それ自体がエンターテインメント」

 

 

 

持って生まれたサービス精神が、

 

 

 

どこかの誰かの人生に、役に立てるのかもしれない。

 

 

 

そんな嬉しい出来事でした。

(妻も泣きそうになったとのこと笑)

 

 

 

 

 

 

※ゼルダの伝説新作発売日に、紛らわしいタイトルごめんね😝w

またグラグラしている。

 

 

 

今回はいつもよりヒドいなぁ、、。

 

 

 

根底がグラつく。

 

 

 

 

 

 

ひとつひとつ物事が進みつつあるが、心だけがついてきていない。

というか、寄り道している感じ。

 

 

 

違うねん、このペースでいくと壊れるねん。

 

 

 

腑に落とす時間がいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

進み続けるのは恐い。

 

 

 

失敗しないことを考えない日は無い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

心配されたいわけじゃない。

 

 

 

できることならばずっとポジティブで居続けたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

じゃあ本当の自分はどこに?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バチンとスイッチを切り替えなきゃ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、

最近コーヒーが飲めるようになりました。

朝まで恩師と缶ビールと柿ピーで、

 

 

 

3年間疎遠だった空白の時間を埋めていくように、語らい合った。

 

 

 

それぞれの人生、家族、境遇、ステージ、夢。

 

 

 

どうしても仕事の話が多くなる。

 

 

 

「監督を始めた頃に同じく『俳優になりたい』と言っていたお前に出会って。それから十数年、次のステージへ向かうタイミングで『やっぱ俳優したい』と言っているお前がいるっておもろいな」

 

 

 

「次また大きい舞台に立つときは、お前も居ろよと思ってる」

 

 

 

 

 

 

ちゃす。

 

 

 

きっとそこに居るわオレ、と思った。

 

 

 

自分の頑張り次第なのであれば、頑張ればいいだけの話やから。

 

 

 

夢を見るのは自分、叶えるのも自分。

 

 

 

叶わなくても環境のせいにはしない。

 

 

 

自分に力が足りないだけ。

 

 

 

 

 

 

すべきことが具体的に見えてきた。

 

 

 

 

 

 

急には生まれない。

 

 

 

いろんな人と会話して、自分の中に落とし込んで、

 

 

 

やっと生まれるみちしるべ。

 

 

 

ワクワクが加速していく。

 

 

 

 

 

朝起きて、バタバタと第1回 横浜国際映画祭に向かっていった。

 

 

 

製作した短編映画を引っ提げて、レッドカーペットを歩くらしい。

 

 

 

 

 

 

見たいけど見たくない。

 

 

 

きっと嬉しくて泣いた後、

 

 

 

悔しくて泣いてしまうから。

 

 

 

 

 

 

公私共に大切な5月5日、自分の中での新しいスタートに。

ドラマ撮影を終えて、WebCM撮影。

 

 

 

ワイワイガヤガヤ5時間でコンパクトに終了。

 

 

 

そろそろ撮影中に汗をかく時期になってきた。

 

 

 

音に影響するので、テスト〜本番中はエアコンが使用できない。

 

 

 

西日の刺さる部屋は、室温が30℃近くにも上り、

 

 

 

テイクが重なると体力を消耗していく。

 

 

 

今回はMAXで10テイクが最高だったかな。

 

 

 

女優さんの額にも汗が浮き出てきて、

 

 

 

メイクさんの直しにも時間がかかってしまうので、

 

 

 

カットチェンジなどの間に可能な限りエアコンをつける。

 

 

 

が、髪型が崩れるので涼しい風を直接当てることもできないし、

 

 

 

衣裳の袖口から涼しい風を送り込んであげたり、

 

 

 

寒さ厳しい冬の現場も大変だが、夏の現場もまた大変。

 

 

 

 

 

 

何はともあれ、2つの案件が無事に終了して安堵と共に、

 

 

 

ドーーッと、疲れと寂しさが押し寄せる。

 

 

 

 

 

 

恩師と2人、ひっそりお疲れ様会。

社会人になってから、痛感したこと。

 

 

 

仕事ができる人とできない人の違い(あくまで個人的見解)

 

 

 

「整理能力」だと思っている。

 

 

 

物理的な物も含むが、特に感じるのは「情報の整理能力」。

 

 

自身のスケジュールの把握、

 

クライアントからのデータ、

 

タスク遂行に関わる条件(各交通機関や企業・店舗の運営時間 等)、

 

それとPC内のデータ管理(ファイル名、フォルダ分け 等)。

 

 

 

机の上の状態を見て、その人のキャパ状況を見分ける。

 

 

 

無論、自分にも当てはまる。

 

 

 

仕事や時間に追われてくると、どうしても整理が後回しになりがちで、必要な資料が積み重なってしまう。

 

 

 

常に身の回りはクリーン・整頓された状態でありたい。

いよいよ撮影が始まった。

 

 

 

早朝4時発、渋谷の事務所からタクシーで下北沢へ。

 

 

 

途中、仲間から忘れ物連絡を受け、引き返す。

 

 

 

忘れ物をピックし、下北沢へ向かう。

 

 

 

さらに別の仲間から忘れ物連絡を受ける。

 

 

 

状況を話すと「諦める」とのこと。

 

 

 

危うく運転手さんに2回も引き返させてしまうところ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いろーんなことがあったが、現場は巻きで終えた。

 

 

 

初日にしては優秀かと。

 

 

 

0:30頃まで翌日準備をして、1:30就寝予定。

 

で、4:30起床。

 

 

 

安定の3時間睡眠w

 

 

 

 

 

 

なんにしても「コミュニケーション」が大事。

 

 

 

新しい仲間に刺激をいただきつつ、

 

 

 

倍以上の刺激を与えられるよう、精進つづく。