連載【国立北口 探検隊 #14 キッチンゆいっと】
探検隊には様々な北口の情報がもたらされます。
真偽不明のものから有益なものまで、内容は千差万別です。
「あのコンビニのバイトの子が可愛い」
「このラーメン屋のビールが冷えてる」
「坂の上の家の犬がよく吠える」などなど・・・。
そんなある日、一通のタレコミが。
「ちょっと離れた洋食屋のハンバーグが間違いない」。
記者の直感が警報を鳴らします。このタレコミは、聞き逃してはいけない!
己の直感を信じ、くにきたへ向かいましょう。
今回ご紹介するのは「キッチンゆいっと」さん。
駅から徒歩20分ほど、真夏の散歩にはちょっと厳しいかも知れません。素直にバスに乗るもの良いでしょう。
お店の外観は全体的に小ぢんまりと可愛い印象。
テイクアウトのカウンターや黒板が良い味です。
店内にはテーブル席が6席。
すぐ奥のキッチンで調理する音が聞こえる、アットホームな雰囲気です。
まずは前菜としてピクルスとジャーマンポテトを頼んでみましょう。
ピクルスは酸味がきつくなく、サラダの様にモリモリ食べられるタイプ。
ジャーマンポテトはポテトの甘みとベーコンの塩味のワンツーパンチ。
必ずビールが飲みたくなるので、事前にオーダー必須です。
もし車で来店した時は、ポテトは避けた方が無難でしょう。
さて、そろそろ本題。
でもハンバーグ以外にもう一品いこうかな?
シェフに相談したところ、ロールキャベツがよく出るとの話。
トマトソースのロールキャベツとデミグラスソースのハンバーグ、今夜はソースの競演といきますか。
デミグラスソースに浮かぶふっくらとしたハンバーグ、ナイフを当てると肉汁が溢れます。
たっぷりソースを絡めて食べるもよし、そのままで肉の味を味わうもよし。
2週間かけて作るソースは甘さ、しょっぱさ、そしてかすかな苦さ…?
複雑な風味がくにきた探検隊を味の迷宮へといざないます。
ロールキャベツは全体的に「甘い」印象。
トマトも酸味が弱いタイプ、キャベツも甘みを強く感じます。
ナイフで切るとバラバラになってしまいますが、見た目は気にせずモリモリ食べましょう。
お腹も満ちてきたところですが、忘れてはいけないのがデザート。
キッチンゆいっとでは「プリン」がマストです。
そこに現れるのは複雑な迷宮の出口。
シンプルかつ真っすぐな味が、満腹のゴールへと繋がっていきます。
ほろ苦いカラメルソースでゴールテープを切りましょう。
北の新星キッチンゆいっと、気になった方はテイクアウトからチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
キッチンゆいっと
東京都 国分寺市富士本3-1-18
042-847-2116
【営業日】
11:30 ~ 20:00
日曜日、月曜日定休日
<書いている人>
自称うぉーりー。
国立うまれの国立育ち、と見せかけた国分寺うまれ。
北口育ちにはありがちな、国立×国分寺のハイブリッド。
国境はめったに飛び越えないが、市境は毎日飛び越える。
北口エリアで探してください。
協力 くにきたべーす
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※連載【国立北口 探検隊】は毎月20日掲載予定です。お楽しみに!
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