私たちの社会では、
このネガティヴ・ケイパビリティの逆がよく行われます。
つまり、問題に対して
さっと原因をつきとめ、
それがなぜ起こっているかを証明し
解決するということがよく行われるんですね。
でも実は、この原因をつきとめ、証明するという方法で
解決しない物事のほうが
世の中とっても多いのです。
原因のわからないこと、ゴマンとありませんか?
私がよくご相談をお受けしている不登校だって、
原因をつきとめることは不可能に近いです。
それだけでなく、仕事の進み具合だって
明日の天気だって
結局は不確実なもの。
不登校にしても、
形だけ原因をつきとめ、
証明することはできなくもないですが
そうすると問題の表面だけをさらってしまい
なにか深いところの大切な部分を
拾いそこねてしまう・・
というのは
なんとなく想像できるような気がします。
性急に解決しようとしない。
原因探しをしない。
そんな不確実な状況にじっと耐えることこそが
ちゃんと問題と向き合うことになるんだと思います。
私はよくそう考えながら、
さまざまな方の支援にあたっています。
はじめて「学校休んでいいよ」と言うまでに私が考えていたこと【不登校】
学校に行き渋る子。行けば楽しそうにしているから送り出せばなんとかなる?【不登校】
友達はできるときでいい。人間関係は、作りたいと思ったときでいい。【不登校】
大好きなナラティヴ・アプローチに基づいてサービスを提供しております!
精神科訪問看護師で公認心理師・心理カウンセラーです。
息子は3人とも不登校経験あり、フリースクール・通信制高校に通ってます。
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