相談業
もしくは対人支援をされている方なら

この記事の内容は
うなずけるのではないかと思います。
 
 

あと、
専門職としての場面ではなくても
 
親子で
子どもの悩みや困りごとに向き合うときも

同じような状況になるなぁと
個人的には思っています。
 
 

 
 


前置きが長くなりましたが
 
目の前に困っている誰かがいて、
相談を受けているとしましょう。
 
 

この相談事っていうのは、
たいていの場合
 
今すぐはどうしようもないこと
 
だったりします。
 
 

でも、真面目でちゃんとした方ほど
 
なんとかしてあげなければ・・

なにか解決策を示してあげなければ・・

私に何ができる?
 
って思っちゃうんですよね。
 
 

私も、対人支援(特に精神科看護)をはじめたばかりの頃は

毎日落ち込んでいました。
 


ああ、何にもできないし
何をしてあげたらいいのかわからない、と。
 
 


 
 


でもね、実は、
対人支援をするとき(親子で子どものサポートをするときも同じ)
一番大切なのは
 
答えのない、
どうしようもない事態にじっと耐える力
 
なんです。
 
 

なんとかしようとするのではなく

その状況を一緒にじっと見つめて、
不確実さに耐える。
 
 

このじっと耐える力のことを

ネガティヴ・ケイパビリティ

といいます。
 

 

私たちの社会では、

このネガティヴ・ケイパビリティの逆がよく行われます。

 



つまり、問題に対して

 

さっと原因をつきとめ、

それがなぜ起こっているかを証明し

解決するということがよく行われるんですね。

 

 



 

 



でも実は、この原因をつきとめ、証明するという方法で

解決しない物事のほうが

 

世の中とっても多いのです。

 


 

原因のわからないこと、ゴマンとありませんか?

 

 


私がよくご相談をお受けしている不登校だって、

原因をつきとめることは不可能に近いです。

 



それだけでなく、仕事の進み具合だって

明日の天気だって

結局は不確実なもの。

 


 

不登校にしても、

形だけ原因をつきとめ、

証明することはできなくもないですが

 

そうすると問題の表面だけをさらってしまい

なにか深いところの大切な部分を

拾いそこねてしまう・・

 

というのは

なんとなく想像できるような気がします。

 

 



 

 



性急に解決しようとしない。

原因探しをしない。

 

 


そんな不確実な状況にじっと耐えることこそが

ちゃんと問題と向き合うことになるんだと思います。

 

 


私はよくそう考えながら、

さまざまな方の支援にあたっています。

 

 

 


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