登校準備をしているときなど
子どもの様子がいつもと違う
と感じることがあると思います。
なんとなくダラダラしている
なんとなく口数が少ない
なんとなく朝ごはんを食べる量が少ない
などが代表的ですね。
いつもと違うということは、
子どもの中で何かが起こっていることの
サインであることが多いです
体調が悪い
まずは、
体調をチェックしてみましょう。
熱はないか
吐き気などはないか
どこか痛いところやしんどいところはないか
みてあげてください。
便秘をしやすいお子さんであれば、
便通も大切な情報です。
体調が悪いのではない、
ということが確認できてはじめて、
気持ちの問題なのかな?という視点に
なっていきます。
気持ちの問題
子どもは人生経験が浅いので、
「あ〜これはストレスたまってるわ」と
自分の心の状態をキャッチする感覚が
身についていません
ストレスに気付かず、
どこまでも頑張ってしまう傾向にあります。
そのうえ、子どもは、
ストレスに対処する方法を持ち合わせていないか、
持っていても効果的なものではない
場合があります。
つまり、
今自分が「しんどい」ということに気づきにくく、
「しんどい」をコントロールするのも下手
だということですね
一方、大人の場合は、
ストレスを自覚しながらも
ストレスを溜め込んでしまう方が多いです。
「もう少しいける」「まだやれる」「休むわけにいかない」
という感じですね。
でも、大人はストレスに対処する方法を
持ち合わせています。
飲みに行ったり、好きなものを買ったり、
誰かに話したりして
ストレスを調整できます。
こんなふうに
大人と子どものストレスには
大きな違いがあるんですよ
大人の感覚で
子どものストレスを捉えていると、
対応がちぐはぐになってしまいます。
ストレスを自分で自覚して、
適切なタイミングで他者に訴えるのは、
子どもにとってはハードルが高いです。
なので、
子どものいつもの様子を知っている人から見て、
「いつもと違う」というのは非常に大切な視点
になります。
いつもと違うことに気付いたら、
「お母さん(お父さん)から見て、
いつもと違う感じがするんだけど」と
いつもと違うということを
子どもと共有してください。
ここでのポイントは、
「お母さん(お父さん)から見て」
という一言です。
そして、「〇〇ちゃんは、自分でどう思う?
いつもと違うところある?」と
子ども自身がどう感じているか
聞いてみます。
「分からない」という言うかもしれないし
「いつもと同じだよ」と言うかもしれません。
しかし、「あれ?なんかいつもと違うのかな?」と
子ども自身で
自分の調子を見つめてもらうことが大切です。
このやり取りをしていく中で、
「しんどい」とはどういうことか、
どういう時に「しんどい」と言えばいいのか
子どもは分かってきます。
SOSが上手になるには、
このような練習を繰り返すことが大切です。
どんな時に出すのかが分かっていないと
SOSは出せません!!
なので、
子どもはうまくSOSが出せないんですね
「しんどい」って
体や心がどういう感じなのか
どれくらいの「しんどい」になれば
SOSなのか
少しずつ教えていく必要があります
もちろん言うまでもなく、
SOSを出してもいい、
SOSを出しやすい雰囲気作りも
とても重要ですよ!
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