人と人が殺しあう戦争に、ルールもくそもあるものかと思うだろうが、それがある。降伏した敵や捕虜(スパイは除く)は殺さない。病院船(負傷者を乗せた船)は攻撃しない。そして毒ガスなど化学兵器の使用も禁じられている。この法律をジュネーブ協約という。
でも実際は、しばしば、この約束はやぶられ、前の戦争では日本軍は毒ガスも使い、捕虜も殺した。アメリカも日本の病院船を撃沈した。ギリシャ・ローマ時代には敵軍の井戸に動物の死体を投げ込んで飲めなくし、アメリ カも西部開拓時代には天然痘病院で使った毛布をインデアンに贈り物として私、病気を広げた。
いまもイラン・イラク戦争ではイラク側が堂々と毒ガスを使っている。もしイラクが負けたら、ジュネーブ協約違反で戦争犯罪人となるだろう。
しかし民間機撃墜を犯罪にする法律はない。今度の事件※をきっかけに作る必要がある。
※1988年7月3日の「イラン航空撃墜事件」 のこと