みっちーです!

 

 

あなたがもし、冬のレースにおいて

自己ベストを更新したいのであれば

今やっておくべき”ある練習”を

必ず行ってください。

 

ですから、今回はマラソンタイムを

伸ばす上での全体像を把握し、

”今”どんな練習をすべきなのか?

について解説していきます!

 

 

みっちーの師匠は世界的に有名な名コーチ

 

 

僕は、指導を行う上で

”ジャックダニエルズ”という

名コーチの理論を基本としています。

 

昨日のブログにも書きましたが、

僕が指導をする上で師匠としている人です。

 

 

今振り返って考えると

学生の練習もジャックダニエルズの

理論に沿っている練習でした。

 

 

ですから、元陸上部=ジャックダニエルズ理論

で練習をしていたと言っても過言ではありません。

 

 

今回は、ジャックダニエルズの理論を

元にわかりやすく噛み砕いてお伝えをします。

 

彼の出版している本は、

本当に事細かに理論的に書かれてあるのですが、

非常に難しく感じ、

本そのままのことを書けば、

 

「ん!?!?どういうこと!?」

 

と感じる方が多いと思うので

専門用語はなしにして伝えますね!

 

※わかりやすく噛み砕くために、

 実際に本に書いてある言葉を変えたり

 表現を変えていますので、ダニエルズの

 本をよく知っている方はご理解ください。

 

 

彼の理論でいうと、

マラソンのタイムを伸ばすためには

半年間という期間を準備する必要があります。

 

 

もしあなたが2020年11月1週目に

1本目のレースを考えているとすると、

最低でも5月からは準備をしないといけません。

 

もちろん、もっと早く準備をすることに

越したことはないので、

今から準備ができると最高です!

 

 

1つずつ段階があり

しっかりと期間があることによって

あなたの力を確実に上げるために

必要な期間なので、

 

今時間がある時期が

本当に大事になります。

 

 

ダニエルズ式では速いスピード練習から行う

 

 

ジャックダニエルズ式の半年に渡る

マラソン計画で大事になるポイントが

 

スピード練習を先に取り入れていき

徐々に長い距離のペース走に移行する

という部分です。

 

 

 

練習を取り入れる理想的な順番で言うと

 

①レペティション(全力に近いペースで走る練習)

②インターバル(1000m5本などの練習)

③ハイペース走(フルレースペースより速いペース走)

④レースペース走(レースペースで走る練習)

 

の順番で練習を取り入れていきます。

 

 

なぜ、スピード練習から行うのか?

それに全力で走るようなダッシュから

行うのかというと、

 

短い距離で速いペースの練習から

先に行っておくことによって、

 

・速く走ることができる

・速く走ることに慣れる

・フォームを効率良くする

 

というメリットがあります。

 

難しい言葉で言うと

無酸素性作業能、スピード、

ランニング・エコノミーを高めることができます。

 

 

この速いスピードでのダッシュを行うことによって

効率よく走るフォームが身についたり

速く走ることに慣れていくため、

 

その後の1000m5本のような

インターバルトレーニングでも

 

「あれ、、ペースがゆっくり感じる。」

 

「このペースなら走れそうだな。」

 

といった心理的余裕を出すことができます。

 

 

速いダッシュ練習をする

(200〜400mの短い距離)

ダッシュのペースを落として距離を長くする

(1000mなどの距離へ伸ばす)

速いペース走を行う

(レースペースよりも速いペースで走る練習)

レースペースで走る練習へ

(レース感覚をつけていく)

 

 

この流れで行うことで

マラソンタイムを伸ばすことができます。

 

 

冬場になって、

 

「目指している記録のレースペースが速い。。」

 

と感じるランナーは、

これからの時期に

ダッシュのような練習を行っておらず、

 

インターバルトレーニングでも

十分にペースを上げることができなかったために

そもそもレースペースを速いと感じ、

 

実際に狙っている記録で走れない!

ということが起きてしまいます。

 

 

つまり、、、

この時期にスピード強化ができない

ということはいかに恐ろしいことか

がわかってきますよね。

 

 

ですからのこれからの時期というのは

レペティション(全力に近いペースで走る練習)

全力で走るようなダッシュの練習によって

速く走る練習が必要になります。

 

 

レペティションのやり方

 

 

ということで、

レベティションという

ダッシュ練習のやり方について

これから解説をしていきます。

 

その前に、自分がどれくらいのペースで

ダッシュをしたら良いかわからないと思うので

先日書いたブログから、

 

「自分のレペティションのペース」

 

をまず出してください。

 

自分のレペティションペースを調べる

 

 

これから行うダッシュ練習の

ペースは赤枠で囲った部分の

ペースを見るようにしてください。

 

 

上記のタイムは3時間00分で

計算を出しました。

 

 

つまり、3時間のタイムを持つランナーの

レペティショントレーニングは

 

・200m  41秒

・400m  1分23秒

・1km      3分27秒

 

となります。

 

 

もしサブ4ランナーであれば

 

・200m 54秒

・400m 1分49秒

・1km     4分32秒

 

となります。

 
 
このタイムを出した上で
早速練習したいところなのですが、
レペティショントレーニングには
実はあるルールがあります。
 
練習を継続的に行い、
足の痛みを引き起こさないためにも、
練習の目的を達成するためにも
絶対に守ってください。
 
 
また、この練習のために
 
・アップジョグ10分
・レペティショントレーニング
・ダウンジョグ10分
 
のように、ポイント練習として
扱ってください。
 
 
ルール①
1回の練習でのレペは8km以下か、
週間走行距離の5%未満の
少ない方を設定する
 
 
「ん、どういうことだ!」
 
と思われたかもしれないので
わかりやすく解説しますね!
 
実際には、週間走行距離の
5%で計算することが現実的です。
 

なぜなら、8kmもレペができるときの

月間走行距離は600kmオーバー。

 

月間640kmを4週間で割ると

1週間に160km走ることになる。

 

160km×0.05(5%)=8km

 

 

つまりは、レペ8kmか

週間走行距離5%の少ない方を

選ぶにあたって、

 

8kmを選ぶ人は、

月間走行距離640km以上の人なので

市民ランナーには非現実的すぎます。

 

 

ですから、
週間距離の5%の計算をしてみると、
 

月間走行距離が200kmで

週間50km走ってる人は

レペが2.5kmまで

 

月間300km、週間75kmの

ランナーはレペが3.75kmまで

 

となります。

 

 

これはダッシュしている距離なので

ダッシュージョグーダッシュージョグ

という練習にはなりますが、

 

ダッシュしている距離の合計が

上での計算した距離になります。

 

 

ルール②

レペにおいては走っている時間が

2分を超えないこと。

 

 

ダッシュ時間が2分を超えると

レペの目的は達成できません。

 

ですから1回のレペでは

2分以内の距離を設定します。

 

 

ここでサブスリーランナーと

サブフォーランナーのレペの

タイムを出してくると

 

●サブ3

・200m  41秒

・400m  1分23秒

・1km      3分27秒→アウト

 

●サブ4

・200m 54秒

・400m 1分49秒

・1km     4分32秒→アウト

 

実際に600mという距離も

サブ3以上のランナー出ないと

なかなか難しそうなので、

 

200m〜400mほどの距離が

最適と考えられます。

 

つまり、メニューを考えるとすると、

 

●月間200kmレペが2.5kmまで

 

・200m×12本まで

・400m×6本まで

 

 

●月間300kmレペが3.75kmまで

 

・200m18本まで

・400m9本まで

 

となります。

 

実際には、変則的なメニューもありで、

 

200m3本+400m3本

のようにレペの設定距離以内で

2分以上一気に走らなければ

メニューは自由に作ってもOKです!

 

また、初めての方は

100mという距離でもOKです!

 

自分に合う距離から

スタートしましょう!

 

 

ルール③

レペ後の繋ぎはレペ疾走時間の

2〜3倍の時間を確保する

 

 

どういうことかというと、

例えば200m6本行うとして

200mを50秒で走ったとします。

 

この場合に、200m(50秒)の後に

ジョグを行うわけですが、

このジョグを”距離”で設定せずに、

 

50秒の2〜3倍の時間を取る

=1分40秒〜2分20秒はジョグで

呼吸を整えるということです。

 

 

インターバルトレーニングの場合は

もっと間の休憩を短くするランナーが

多いかもしれませんが、

 

レペの場合は速いダッシュをするので

間の休憩は長めにとり、

1本1本最後まで駆け抜けられるくらい

しっかりと休みます。

 

なぜなら、レペの目的は

インターバルトレーニングにある

心肺機能の強化ではなくて、

 

・速いスピードで走る

・速いスピードに慣れる

・速いスピードでフォームを綺麗に

 

という目的があるため、

間は思い切って取ってください。

 

 

もしくは、レペで走った距離だけ

ジョグする方法もありなのですが、

その場合にはゆっくりとジョグをし

呼吸を整えるようにしてください!

 

 

ルール④

フォーム意識を強く持ち走る

 

これは全ての練習に言えることですが、

フォームを強く意識することは

絶対に大事です。

 

レペの目的の1つの

ランニングエコノミーを高める

というものがあります。

 

つまりは効率よく走れるようにする

ということです。

 

効率よく走るためにダッシュのような

速い練習をすることにより

速く走れる筋肉が強化されていき

効率よく走る事につながりますが、

 

フォームを効率良い動きにすることでも

楽に速く走れることができます。

 

フォームを効率よくする方法は

SPIRITS RUNでもフォーム動画を

お配りしているので欲しい方は

ぜひご覧になってください。

 

→効率良いフォーム動画をもらう

 

 

話を戻しますが、

これだけのダッシュ練習時に

フォームを意識しないと

 

足に痛みを引き起こす可能性が

最大化していきます。

 

どうしても足には負担がかかり

故障するかもしれません。

 

そういった意味でも足への負担を

押さえるために効率良いフォームで走り、

フォームを意識して走ることは

ものすごく最高です!

 

つまり、200mなら、

0〜200mまでずっと

最高のフォームを意識して

走り続けるということです!

 

 

ルール⑤

レペティションは週に1回だけにする

 

 

レペティショントレーニングは

非常に負担が大きいです。

 

ですから、週に1回だけ行ってください。

 

「よし、スピード強化として

 週に2〜3回やってやるぜ!」

 

という方は足が痛くなる可能性が

著しく高くなります。

 

ですから、週に1回だけ

レペを行うことを覚えておいてください!

 

 

レペのまとめ

 

 

長々とお伝えしたので

簡単にまとめます。

 

①ダニエルズ式計算によってレペのタイムを出す

②週間距離の5%未満の距離でレペは行うこと

③レペで走る時間が1回で2分を超えないこと

④繋ぎはレペ時間の2〜3倍確保する

⑤走るときはフォームを強く意識する

⑥レペは週に1回だけ取り入れる

 

この6つを必ず意識してください。

 

 

また、参考までに

月間走行距離が200km

月間走行距離300km

 

2パターンのランナーの

メニューを参考程度に出しておきます。

 

 

設定をサブ3ペースとする。

 

・200m41秒

→間1分22秒〜2分03秒

 

・400m1分23秒

→間2分26秒〜3分49秒

 

 

●タイプ1

月間走行距離200kmレペが2.5km

 

・初めての人向け

①100m×5本ー2〜3セット

②100m×8〜10本

③200m×3本ー2セット

④200m×6〜8本

 

・できる人向け

①200m×8〜12本

②400m×6本

③200m×3本+400m×3本+200m×3本

 

 

●タイプ2

月間300kmレペ3.75kmまで

 

※上記の練習でも良いですが、

 距離を伸ばしたメニューを例とします。

 

①200m×8本 2セット

②400m×8〜9本

③200m×4本+400m5本+200m4本

 

 

かなり長くなりましたが、

この練習をこれから取り入れてくださいね!

 

 

============= 

 

✔︎コロナの時期でも速く走れるようにしたい!

✔︎3年以上PB更新できてない!

✔︎いつも太ももやふくらはぎが張る

✔︎楽に速く走れない

 

そんなあなたが

勝手にスピードが出て楽に走れる

「ランニングフォーム」を伝授します!

 

 →続きはこちらから!

(こちらをクリック)