1979年の台湾映画。武術指導は李強さんと關洪さん。
古錚さんと史仲田さんが山中で囲碁をしています。モンゴル人が彼らを狙っていることに気づきます。
追いかけると、李強さんと複数の手下が登場。2人に粉入りの爆弾を投げつけます。粉まみれになって苦しみます。
目が見えなくなった古錚さんを連れ、史仲田さんは逃げます。李強さんが追いかけ、史仲田さんを攻撃します。古錚さんが間に入り、彼を逃がします。
しかし、崖に追い詰められた史仲田さん。死力を振り絞って戦いますが、李強さんによって、落とされてしまいます。
直後、輿がやってきます。古錚さんと史仲田さんは明の中核となるリーダーでした。彼らを倒して、のし上がろうとしているボスがいるようです。
李強さんと史仲田さんに成りすました男性はボスに次の指令を出されます。
河原を歩いていた關洪さんは近くにいた西瓜の売人に声をかけられます。断るといきなり西瓜を投げてきますグーパンで破壊。
白と黒のファイターは変装を解き、襲ってきます。2人を倒したところで偽史仲田さんがやってきて、更に2人をボコボコにします。關洪さんは史仲田さんの友達でした。偽史仲田さんが彼らを殺したことにショックを受けます。
關洪さんが背中を見せた瞬間、偽史仲田さんは攻撃してきます。偽史仲田さんは神劍を手に入れようとしていました。予想外の攻撃になすすべなく。關洪さんは亡くなります。
白黒コンビは亡くなったふりをしていただけで復活。偽史仲田さんと笑い合います。
王冠雄さんが岩場を移動していました。娘が拉致されそうになっているところに遭遇し、助けます。彼女は父の店で働いていたところ、急に男性に襲われたとのこと。王冠雄さんは娘を家まで送ると約束します。
ある飲食店で店主の孫嵐さんが呻き、給仕の龍君兒さんが声をかけています。孫嵐さんは娘の父でした。けがを負い、苦しんでいます。娘がいなくなったことを心配していました。
娘を探してこいと言うと、私はただの給仕だもんと割り切った態度のドリス。孫嵐さんが困っていると、王冠雄さんたちが到着。無事に娘と再会できます。孫嵐さんはお礼に王冠雄さんをもてなします。
客がやってきます。男性が本物の女性を演じている設定のようです。裏がある感じで、急須を持っているドリスに足を引っかけ、急須が王冠雄さんにぶつかるように仕向けます。王冠雄さんは急須をキャッチ。セーフ!
偽女子は王冠雄さんがかっこいいと言って、迫ります。が、いきなり攻撃してきたので、素早く攻撃をします。容赦ない王冠雄さん。
彼女を外に蹴っ飛ばすと、外で待っていた仲間2人が攻撃してきます。2人を倒すと、女性はビビって逃げます。
王冠雄さんは店を出ようとします。ドリスが功夫を教えてほしいから、同行させてほしいと頼み込んできます。王冠雄さんはきっぱりと断って、いなくなってしまいます。
偽女子がこっそりついてきたので、彼女を取り押さえ、自分の命を狙っているのは誰なのか問い詰めます。偽女子は王冠雄さん家族と付き合いのある人物から依頼されたこと、王冠雄さんの父も亡くなったことを話します。王冠雄さんは信じることができません。
とある廃屋へ入ると、隠れていた複数の男性に襲われます。彼らを倒し、奥へ進んでいくと、囚われている史仲田さんが。彼が王冠雄さんの父でした。
史仲田さんは危険だから去るようにと叫びます。彼に首に短剣を突き付ける男性。王冠雄さんは史仲田さんを助けようとします。危機一髪な場面でしたが謎の女性 谷曼青さんが登場し、彼を助けます。また登場しそうな予感を漂わせていなくなります。
この史仲田さんは本物みたいです。王冠雄さんは父から何が起きたかを聞き出します。關洪さんの死の真相を知らない史仲田さんは王冠雄さんに確かめてくるように言います。
關洪さんの葬式が行われている屋敷を訪ねます。神劍を欲しがる親戚がやってきて、古錚さんの妻によこせとゴネます。息子の宗華さんが出てきて、彼を追い返します。
心配する王冠雄さんにも冷たい態度を取る宗華さん。彼は關洪さんが亡くなった原因が王冠雄さんと史仲田さんにあると疑っていました。証拠をつかんだら、殺すとまで言うので、王冠雄さんは屋敷を後にします。
神劍を母から渡された宗華さん。母に關洪さんの仇を必ず討つと誓って、旅出ちます。直後、王冠雄さんに絡んでいた偽女子と仲間がやってきて、母たちを襲います。皆、彼らに殺されてしまいます。
森の中で偽女子と仲間の陳金海さんを発見した王冠雄さんは彼らと戦います。偽女子は依頼人を死んでも言わないと言うので、王冠雄さんは諦めて、いなくなります。
後ろから李強さんがやってきます。情報が洩れると考えた彼は偽女子の口を封じます。
「天堂客棧」にいかつい2人がやってきます。(片方は史亭根さん。)店内には李強さん、宗華さんが既におりました。宗華さんが2階に上がります。
ドリスがこの客棧で給仕をしていました。仕事をサボり、武術大会の話をしていました。経営者に叱られると、外に出て「この客棧は多くの人が死ぬところだ。」とやってきた客を脅かします。
谷曼青さんは妙になれなれしいドリスをビンタし、客棧に入っていきます。王冠雄さんもやってきます。ドリスは再会を喜びます。
王冠雄さんが谷曼青さんに話しかけようとすると、彼女は奥へ行ってしまいます。谷曼青さんは自分の父 古錚さんが史仲田さんに殺されたと考えているようです。
ドリスは再び弟子入りを志願。王冠雄さんは彼女のがんばりを見て、決めることにします。ドリスは速攻で給仕の仕事を辞めます。
夜、ドリスはテーブルの上に寝ていると、李強さんが2階から降りてきます。外出していた王冠雄さんは戻ります。2階ではいかつい2人が宗華さんから神劍を盗もうとしていました。部屋から出てきた2人を呼び止め、王冠雄さんは取り戻そうとします。
2階から落ちてきた神劍をキャッチしたドリスはびっくり!王冠雄さんは2人をやっつけて、追い出します。宗華さんに返しますが、そっけない態度で受け取ります。
ドリスが神劍を褒めると、宗華さんは彼女に渡します。憧れの剣を手に入れ、大喜びのドリス。
客棧を出ようとする王冠雄さんにドリスはついていくことにします。宗華さんは武術大会に出ると言って、1人でさっさといなくなってしまいます。
宗華さんが歩いていると、道端で息子の死を嘆き悲しむ夫婦と遭遇します。柱に書かれた名前がなんと自分!自分を狙う刺客だと気づき、夫婦と戦います。夫婦が負け、凹んでいると、夫の父親だという4人組が登場。実父と義父が3人。
宗華さんは彼らと戦います。4人をやっつけたところでまた親戚がやってきて、神劍をよこせと迫ってきます。宗華さん、苦戦逃げます。親戚は追いますが、途中で王冠雄さんに止められます。
王冠雄さんが親戚と戦っていると、史仲田さんが登場して、親戚を投げ飛ばします。2人は神劍を守るために宗華さんを追います。
逃げる宗華さんを李強さんが追います。李強さんが宗華さんに近付くと、側に史仲田さんがいました。李強さんは彼が生きていたことに驚きます。
弱っている史仲田さんは松葉杖代わりの棒で必死に抵抗します。少しましな宗華さんががんばります。王冠雄さんと史仲田さんが到着します。どっちの史仲田さんが本物なんだろう?
王冠雄さんと宗華さんは2人の史仲田さんにびっくりします。王冠雄さんは本当の父しか呼ばない呼び方で自分を呼んでくれた方が父だと気づき、隣にいるのが偽史仲田さんだと気づきます。
王冠雄さんによって、変装がバレた偽史仲田さんは逃げ出しますが、隠れていた谷曼青さんによって、倒されます。
宗華さんも谷曼青さんも王冠雄さんと史仲田さんを疑ったことを謝罪します。敵はモンゴルに力を貸している明の人たち。彼らを倒さなくては。
真面目な話をしているときに呑気なドリスがやってきます。
宗華さんはけがを負っていたので、本物の神劍を王冠雄さんに渡し、武術大会に出るよう頼みます。ドリスはもらったのは偽物の剣。怒って、弟子入りを止めます。
武術大会が始まろうとしていました。よくわからないけれど、神劍を巡る戦いをするようです。(宗華さんが持っていたら、ダメなの?)蛇拳、虎拳、鳥拳、醉拳、病拳などなど。
病拳で勝ち抜いた男性に神劍を渡す主催者。試合を見ていた親戚は病拳の使い手に戦いを申し込みます。
参加しないはずだった宗華さんが舟に乗ってやってきます。大会に出した神劍は偽物で、本物はこれですと主催者に渡します。そして、宗華さんは親戚と戦います。親戚を追い詰めます。彼が命乞いをしてきたので、とどめを刺すのを止めたのですが、その優しさに付けこみ、宗華さんの腹部を攻撃してきます。
危険を感じた王冠雄さんが親戚を倒します。致命傷を負った宗華さんは主催者に王冠雄さんこそ、神劍の所有者にふさわしいから、渡してほしいと頼んで亡くなります。
が、主催者は自分の物にしてしまいます。王冠雄さんは気にせず、宗華さんを姫抱っこして、その場を後にします。
主催者は神劍を持って、李強さんと会います。李強さんは神劍を受け取ると、態度を豹変させ、主催者を殺します。
史仲田さんは神劍の話を王冠雄さんにします。明の宮廷に潜んでいる反乱者を見つけなければ、この戦いはずっと続きます。王冠雄さんは自分がそれをすると言いますが、史仲田さんは自分が責任をもってやり遂げたいと言います。
2人で山中を歩いていると、椅子が運び込まれ、李強さんたちがやってきます。
李強さんが2人を倒す気満々で近づいていくと、後ろから止める声が聞こえてきます。あれ?ドリスが椅子に座った!ドリスがラスボスだったのか!!
綺麗に着飾ったドリス。給仕をして、王冠雄さんの弟子入りを志願して、神劍の在りかを探っていたのでした。スパイを使わないで自分でやるなんてすごいね。笑
武術大会で鳥拳をやっていた側近が王冠雄さんと戦います。だらしのない戦いぶりにキレたドリスは側近を殺します。
史仲田さんは衝撃的な秘密を明かします。本物の神劍は明の宮廷にあると。え?ここまでのがんばりは何だったの?全部、偽物だったって、宗華さん、無駄死にじゃん・・・。
強気な態度を崩さないドリス。史仲田さんは松葉杖を王冠雄さんに投げます。すると、そこからトンファーチックな剣が。
李強さんと戦います。李強さんを倒すと、速攻でドリスが襲ってきます。蛇拳使い!見かねて史仲田さんも援護するレベルの強さ。
谷曼青さん、登場。李強さんと戦います。李強さんが彼女を殺しそうになったところで史仲田さんが止めに入ります。
最後は王冠雄さんとドリスだ!王冠雄さんがドリスに殺されそうになったときに史仲田さんが偽神劍でドリスを撃退します。ドリスは刃をつかむと、史仲田さんを刺します。激怒した王冠雄さんはドリスを殴って、倒します。無表情で椅子に座り込むドリス。亡くなったようです。
史仲田さんは谷曼青さんに古錚さんの死の真相を話して、力尽きます。王冠雄さんは彼を姫抱っこして、ドリスの横を通って立ち去ります。谷曼青さんは彼についていきます。終わり。
オチが意外でびっくりしました。しかし、全体的に唐突過ぎる展開ばかり。あまり話に入り込めませんでした。
松葉杖に内蔵されていた刀、かっこよかったな。あれを前面に押し出せばよかったような。
でも、ドリスのラストバトルは本当によかったです。王冠雄さんと史仲田さん相手に健闘していました。ドリスファンならば、一見の価値ありですよ~。