1976年の香港映画。陳少鵬監督作品。
黃家達皇帝は自分が即位するために支えてくれた将軍 楊威さんが目障りになっていたので、排除しようとしていました。楊威さんは降格&左遷を命じられます。楊威さんは黃家達さんが横暴なので、それを阻止しようとしていたようです。
黃家達さんは8人のお気に入りファイターを呼び出します。メンバーは上官靈鳳さん、古龍さん、龍飛さんなど。彼らは楊威さんの下で活動していました。黃家達さんが楊威さん暗殺を命じたので、ショックを受けます。
楊威さんが実は反逆者だったという話を聞いて、疑問を抱く上官靈鳳さん。黃家達さんはこれからは中国全てをまとめ、平和に暮らせるようにするから協力してほしいと言います。8人は疑問を抱きつつも彼の言葉を信じ、仕事に取り掛かります。
楊威さんは移動途中、宮廷の護衛たちに追われていることに気づき、隠れます。楊威さんの部下に茅敬順さん。
彼らをまいた後、楊威さんは降格&左遷だけで済まないことに気づきます。
林の中を移動途中、護衛たちに囲まれます。護衛たちは折り畳み式の血滴子を出し、彼を襲います。楊威さんの間に私服の男性たちが間に入り、彼を逃がします。彼らは左腕に鉄のプロテクターを付けており、血滴子をキャッチすることができました。
夜、楊威さんは倉庫のようなところで泊まることにします。余松照さんがいました。大人しそうな老人でしたが、いきなり攻撃してきます。茅敬順さんがやられ、苦境に陥りますが、先ほどの私服ファイターが助けてくれます。高飛さんと馬場さん、他。
彼らは余松照さんを倒すと、逃げた楊威さんを追います。彼らは少林寺の僧から遣わされたファイターたちで、楊威さんを守ることを命じられていたのでした。このままではすぐに殺されることでしょう。楊威さんは少林寺に避難することを勧められます。彼らの言葉に心を動かされ、少林寺に行くことにします。
飲食店に入りますが、なんか油断できない雰囲気。楊威さんたちは2階の部屋で食事をすることにします。龍方さんが彼らの動きを観察していました。
部屋に入った直後、龍飛さんがやってきます。黃家達さんともう1回話すようにと言うので、楊威さんは拒否します。なので、龍飛さんは1階に降りて、大暴れ。龍方さんも加わって、更に大変な騒ぎに。楊威さんは馬で逃げ、龍飛さんと龍方さんたちは追います。
龍飛さんは楊威さんに錫杖を投げ、落馬させます。これで彼は終わったと判断した龍飛さんたちは帰ります。実は馬の腹にしがみついており、無事でした。
徒歩で移動中、上官靈鳳さんと古龍さんが彼らに接触してきます。真相が理解できない上官靈鳳さんたちは楊威さんたちを襲います。靴の先に仕込んだナイフなどを使って、ファイターたちを全滅させます。楊威さんは1人で少林寺に逃げ込みます。
今回の少林寺は「鷹爪鐵布衫」に出てきた場所でした。高僧は上官靈鳳さんたちに帰るように言います。
宮廷では黃家達さんが修行に励んでいました。うむ、手強そう。上官靈鳳さんと古龍さんは黃家達さんに面会に行きます。黃家達さんは楊威さんが亡くなったと勘違いしていたので、2人は訂正します。
怒った黃家達さんは無理やり兵士たちを少林寺に行かせようとします。あまりにも強引なやり方に2人はびっくりし、止めに入ります。とりあえず、また少林寺に向かうことにします。
少林寺では彼らが再訪するのを予見しておりました。修行僧たちに囲まれます。彼らを倒さねば、高僧に会うことができません。多過ぎて、倒すのに苦労します。列の先頭と最後尾を2人で順番に倒し、豆っぽいのを撒き散らして、修行僧たちを転ばせて、勝ちをゲット!
高僧に会います。が、やはり楊威さんの引き渡しを拒否されます。会うのはOKと言われたので、書庫になっている仏塔に向かいます。
レベル1は刀グループ。ここで龍冠武さんっぽい人を発見しました。違うかな~。
レベル2は棍棒グループ。レベル3は徒手。隠し扉から僧が出てきて、攻撃してきます。ここでかなり苦労します。困った古龍さんは僧の数珠を奪って、僧に珠を投げて、防御します。次に壁に描かれていた人の絵に珠を投げつけて、上官靈鳳さんにツボの位置を知らせます。上官靈鳳さんはそれを見ながら、僧たちを倒していきます。
レベル4はちょっとレベルが上の僧2人。1人は黃飛龍さん。全く勝てる気がしない・・・。上の階には行かせることができないと告げる僧たち。しかし、上官靈鳳さんたちは近くにあっためちゃくちゃ重そうな壺を彼らに投げて、上の階へ進みます。
レベル5に楊威さんがいました。近くにいた僧が上官靈鳳さんたちを帰らせようとすると、楊威さんが止め、話に応じます。
楊威さんは黃家達さんがどれだけ暴君なのかを彼らに話します。人々を全く大切にしない黃家達さん。真実を見ることなく、ただひたすら使える8人のファイターの在り方に疑問を呈します。楊威さんの鋭い指摘に上官靈鳳さんたちははっとします。
黃家達さんが送り込んだ兵士たちが少林寺にやってきます。上官靈鳳さんたちは黃家達さんが自分の都合のいいようにルールを変えて、行動していると気づき始めます。
自分が逃げ込んだせいで少林寺が焼き討ちに遭いそうなので、責任を感じる楊威さん。しかし、高僧の許可なしに出ていくことはできません。楊威さんは悶々とし、近くにあった剣で自分の首を斬って自害します。
上官靈鳳さんたちに自分の首を黃家達さんに差し出すように言います。そうすれば、みんな丸く収まるはずだからです。悲しみに暮れる2人なのでした。
黃家達さんは楊威さんがいなくなると、次に8人のファイターが目障りになってきます。
彼は8人を会食に招きます。酒を勧められた際、上官靈鳳さんは違和感を覚え、盃に銀のブレスレットを浸します。変色したので、毒入りだと気づきます。隣の古龍さんの盃を叩き落とし、戦闘モードに入ります。
黃家達さんは隠し部屋へ逃げ、8人は部屋に閉じ込められてしまいます。龍飛さんが錫杖を投げると、部屋全体が崩壊してしまいます。
滝の近くに逃げた上官靈鳳さんと古龍さん。助かったのは2人だけのようです。2人は黃家達さんを倒す決心を固めます。
修行する2人。上官靈鳳さんは部屋の倒壊で右手を失ったため、片手で戦います。古龍さんは顔の左半分がけがで荒れています。
2人は仕掛けを作ります。黃家達さんをこれで倒すのかな。
黃家達さんに再チャレンジ。就寝直前の黃家達さんを襲います。護衛を振り払って、3人は屋外へ出ます。皇帝が1人で戦うってあり得ないよね・・・。2人は隠していた武器を出して、黃家達さんを攻撃します。が、それでも黃家達さんは強くて、勝てそうにありません。
仕掛けの1つだったのか、偶々なのかわかりませんが、木の上に血滴子が引っ掛かっていました。上官靈鳳さんは幹に引っ掛かっている持ち手を口を血だらけにしながら外して、黃家達さんに落とそうとします。
が、目の前に落下しただけでした。黃家達さんは高笑いをします。血滴子は地面を削る勢いで回転し、上官靈鳳さんたちが仕掛けた罠に反応。黃家達さんはその罠に引っ掛かり、逆さづりになります。古龍さんがすかさず、丸太2本を彼にぶつけ、倒します。
喜び合う2人でしたが、古龍さんはもう限界でした。力尽きる古龍さん。悲しむ上官靈鳳さん。逆さづりの黃家達さんが再度映って、終わりです。
なかなか濃かったです。上官靈鳳さんのメイクが
黃家達さんが戦いではなく、仕掛けで亡くなったというのが物足りなかったです。すごく戦える俳優さんなのだから、思い切り戦ってほしかったです。
おまけ。高飛さんが出ていたのは嬉しかったのですが、他の3人と恰好が似ているため、活躍がわかりづらいところがちょっと残念でした。