今日は花粉症の方やアトピーさんを悩ませる
痒みについてのお話
アレルギー体質の方の二大苦悩と言ってもいい
痒みと赤み
中でも特に辛い痒みは
大雑把に言うとほとんどの場合
私達がアレルゲンに触れた時に
体内で放出されるヒスタミン
という物質がその元凶となっています
※花粉症の人はそのアレルゲンがわかりやすく花粉で、
アトピーさんはアレルゲンが人によって多岐に渡ります
痒い
だから掻く
でも問題はここからです
なんでずっと痒いんじゃと
これは実は掻くという行為に
大きな原因があります
特に強く掻きむしってしまったりすると
どうしても皮膚には見た目ではわからないレベルであっても傷がつきますよね
そうしたらそこでもれなく炎症が発生します
だって身体としては怪我してたら炎症を起こして治さないといけないですから
この炎症が第二のかゆみの元です
炎症が痒いって言われても
ぴんとこない方もいらっしゃるかもしれませんが
やけどした時に最初は痛いけど
治りかけってだんだん痒くなってくるじゃないですか
あんな感じで痛みが勝ってるうちはいいけど炎症って痒みも生じさせるんです
でもそしたらまた掻く羽目になっちゃいますよね
そしたらまた肌に傷つきますよね
この辛い悪循環が慢性炎症に繋がっているわけです
ずっと痒い、ずっと赤いって状態ですね
逆に言うと
特に痒くもないところを掻きむしり続けたら
炎症でそのうち痒くなります
私の場合アトピーで
当然痒みには苦しめられたんですが
治った後に一度やらかしてしまったことがあります
毎年夏になると痒みを増していた頭皮湿疹
その頃にはもう湿疹はなくなっていたのに
頭皮に汗をかくとなんだか痒いような気がして
反射的に頭皮を掻きむしってしまっていたんですよね
そしたら気づいたらまた頭皮湿疹のような症状に逆戻り
慌てて病院に行ったら今度は掻きむしりによる炎症とのことでした
でも言いたいことはわかります
痒いのに掻くなっていうほうが無茶だって
掻いた後こっちだって自己嫌悪に陥ってるんだって
それは私もすごくよくわかります
ここでやっぱり頼りになるのがお薬の存在
薬を使うことを嫌う方が多いけれど
薬で痒みが抑えられるなら抑えて
掻くという行為を止めることが
この悪循環を断つには必要な時もあるよなあ
と個人的には思っています
特に女性だと色素沈着も残りやすくなるので
薬より掻き続けることの弊害のほうが大きい気がする。。
そして我慢できる範囲で我慢する
花粉症で目が痒かったら強く目をつむって耐えたり
肌が痒かったら抗炎症作用のある保湿剤を塗って軽く叩いて耐えたり
夜中の掻きむしりが怖かったらせめて爪はこまめに切っておいたり
あとは薬だけじゃなくて栄養で炎症を抑えるのも大切です
ビタミンCやオメガ３系脂肪酸なんかは
炎症をはやく抑える上ですごく助けになるので
内側からサプリも積極的に摂りたいところ
そして肌バリアを掻き壊してしまっている状態を改善するために
バリア再生スキンケアも大事です
それには今までよく書いてきた細胞間脂質が有効
細胞の隙間からアレルゲンが侵入してこないようにバリアを固めるスキンケアを徹底しましょう
ヒスタミンの追加放出を避けるのだ
あと、もちろん粘膜強化も大事です
花粉症も最初は粘膜侵入で
鼻とか目だけぐずぐずいってたはずが
段々顔にも赤みが広がって・・・
というのはもともと肌バリアが弱っていたか
顔を掻いたりこすったりするうちに肌バリアを壊してしまって・・・
というパターンか
アトピーさんだとその両方か・・・
といった具合でダブルパンチになり得るのです
※花粉症の粘膜強化について→★
でもそうやって気をつけていても
掻いちゃう時はあるし
特に体液や血が滲んでしまったりすると
自己嫌悪もすごかったりしますが
誰だってそういう時は必ずあります
勿論私も死ぬほどそのループを回してました
痒みには精神的な影響もかなりあり
自分を責めてストレスをためると本末転倒なので
最大限掻かないように気をつけつつも
掻いてしまったら
その時はあっさり忘れてください
難しいけど。。。
また薬や栄養、スキンケアを
頑張ればいいんですから
※私事ですが以前原因不明の痒みに悩んで病院に行き、気持ちを落ち着かせる漢方を処方されて治ったことがありました。それくらいストレスは痒みにもよくない。。
肌をぼりぼりやっていると
なんで私だけって
すごく気持ちが沈んでしまうけど
悪循環を断ち切るまでの辛抱だって
区切りをつけて
最大限できることをやっていきたいですよね
今日はここまで
読んでくださりありがとうございました
■アトピーでよく見られる記事
