そろそろ花粉症泣かせの季節ですね
コロナの影響でマスクが買えない
という嘆きの声も最近よく耳にします
アレルギー反応の一つである花粉症
花粉症やアレルギー、アトピーへの
栄養的アプローチについては
今までもいくつか書かせて頂いたのですが
やっぱりいざ目の前の花粉症がつらすぎると
そんな悠長なこと言ってられない
とにかく病院でも何でも行って
早くなんとかしてほしい
そう思う方もいらっしゃると思います
今日はそういった治療を
どう捉えるか問題について
まずよく耳にする舌下免疫療法
こちらは
舌下からその人のアレルゲンを
少量ずつ投与していき
濃度を徐々に上げていくことで身体を慣らし
花粉に対する過剰反応を抑えようとする治療です
この治療には数年間期間を要すると言われています
アレルゲンを投入するわけですから
当然アナフィラキシー・ショックという
強いアレルギー反応を起こす危険性もあるため
まずそういった不安と
セットで考える必要があります
それに加えてこの治療法で
効果がある人は半数程度とも言われており
つまり
数年間治療した後に自分には効かなかった
という結末を迎える可能性もあるわけですやってられん
これが栄養アプローチであったら
仮に同じ数年単位で取り組んだとしても
体質改善につながるのに比べて
こちらは効かなければ何も得られない
という結果になってしまいます
※実際栄養アプローチの効果はほとんどの場合もっとはやくに実感できるものですが、身体は日々作り変えられているので、一度実践して良くなったら終わりではなく、ぶり返さないように継続していく方が多いと思います
そしてアレルギーの起こりやすい身体自体を
なんとかしていない以上
効果があったとしても
また他の花粉にアレルギーを起こし
花粉症に返り咲く可能性もありますし
アレルゲンは花粉だけに留まらず
ダニやらホコリやら沢山存在するので
なにかある度に目や鼻のむずむずと戦って
辛い思いをすることになります
その他にはレーザー治療
という手もありますが
いくら鼻の粘膜を焼いたところで
粘膜には再生能力がありますので
効果が薄れる度に
レーザーを繰り返さなければなりません
デメリットが全くないのであれば
それでもいいかもしれませんが
粘膜を萎縮させることで
別の病気の原因になることもあります
結局安全性という意味でも
根本解決にならないという意味でも
こういった治療法に依存するのは
やはりあまりオススメできない
というのが分子整合栄養医学的な結論になると思います
どうしても行いたいという場合でも
栄養アプローチを併用して
いたちごっこにならないように
体質改善も併せて行っていく
ということがとても大切になってくると思います
免疫を整えるということ
粘膜を強化するということは
今流行っている新型肺炎に
かかりにくくなるといった意味でも有効です
ウイルスであろうと花粉であろうと
粘膜部分で排除できれば
それに越したことはないですし
体内に侵入してしまった場合でも
炎症をできるだけ食い止めることが可能です
お子さんがいらっしゃるお母さんは特に
流行病にはハラハラされると思いますが
毎回流行病に家族全員で苦しめられる
といった状態も
日頃からの栄養アプローチで防ぐことは十分可能です
ぜひこの時期は特に
ビタミンAやD
たんぱく質、ビタミンCなどの
意識的な摂取を心がけてみてください
マスクをしたり手洗いうがいをしたり
できるだけ人混みを避けるなど
花粉やウイルスに触れない工夫も勿論大切ですが
それと同じくらい身体を強くするということにも
目を向けていければより快適に過ごせる気がしますよね
今日はここまで
読んでくださりありがとうございました
■アトピーでよく見られる記事