近現代史について続きを書こうと思ったが、その前にVWについて感じたことの続きです。
~とんでもないことをしでかしましたね。トヨタを抜いて世界一!まではよかったのですが~とんでもないことをしでかしてしまっていました。2007年に就任後、VWに爆発的大成長をもたらしたかに見えた社長も完全にその座から降りざるを得ない結果となりました。
それにしてもとんでもないことをしでかしたものです。はっきりってこれは詐欺です。
燃費と環境基準のクリアは相反するもので、これをクリアするのが現代の自動車テクノロジーの最大課題と言っても過言ではありません。
その両者をともにクリアーするのに使われたのがエンジンそのものの技術開発ではなく、検査と実走行時のエンジンコントロールを切り替えるという「裏技?」
最近の自動車のエンジンコントロールはほとんどコンピューター制御だから、これはできないことではないが、あり得ない。やってはならない!ずるして点数を稼ぐやり方で世界一を争う自動車企業がやることとはとても思えない禁じ手以上の禁じ手である。
ドイツと言えば技術大国、そのドイツを代表する自動車企業がこのような手法で環境基準クリアーを偽装していたという衝撃はあまりにも激しいものである。
ドイツの伝統的なマイスターの精神はどこへ行ったのだ!
このような不法を働いた付けはVWという一企業だけでなく、ドイツという国家自体への不信につながる大事件である。
こういう世界を相手に騙しのテクニックは誰が開発して、だれがGoサインを出したのだろうか?!
まさか社長自らではないと思うが、販売拡大に追われて、しかし技術開発が追い付かない現場の仕業だろうか?
まさかばれないとでも思たのだろうか?!それにしてもお粗末である。
まあ、このブログ村ジャンル、家庭連合(統一教会)で言うならば、統一教会とその関連でよく似たことを過去にやってきたことを謙虚に再反省しなければならない。
目的・目標達成のためには手段を択ばず!遠大な目標達成のためには多少の不法、非常識もやむを得ない!・・そのように正当化しながらやってきたことがあまりにも多い。
これは、正直共産党に近い。似通っていると言わざるを得ない。
共産主義者は、資本主義・資本家=悪と決めつけ、資本家を打倒すること!革命=善であると規定して、暴力革命や暴力的支配を正当化、あらゆる不法や殺りくなど暴虐の限りを尽くして人類の歴史に恐怖と戦慄を与え続けてきた。今もその残滓が数は少なくなったとはいえ厳然と残存している。その支配国家の中では悍ましい殺戮や抑圧が続けられている。
自由国家の中に残存した共産党は、暴力的革命こそ支持者の離反を恐れて放棄したかの如く見せかけているが、実際には彼らは、あり得ない論理や手法で政権の奪取や勢力の拡大に努めている。彼らは常に自己を正当化する。自分たちだけがいかにも善であるかの如く振る舞う。彼らにあるのは政権に対する批判と攻撃だけである。
さてさて残念なのは、本来宗教を標榜し、神の愛を説き、真理や真実を説く筈の教団や組織の人間が、一般社会からは認められない行為を長く続けてきたというのが事実だということである。
目的や目標の達成のためには、非常識な行為や行動も仕方がないと自己正当化を繰り返してきたことである。
繰り返すが今後VW(フォルクスワーゲン)は深刻な危機を迎え、通過していかざるを得ないであろう。社長が辞めて済む問題ではない。
おそらくドイツでは徹底的な問題追及が始まるだろう。
もしやVW再生の道がるとするならば、すべての問題点を洗いざらい公開して、二度と再びこのような不祥事を起こさない検証と具体的な対応策がなされることしかないであろう。
社長一人の責任や問題ではない。全経営者、全従業員、さらにドイツ産業界、ドイツ国家あげての検証と再生が必要となってくる。
さてUCに関してだが、以前にも述べたことであるが、日本UCは社会的問題が発覚し指摘され批判を受けたときに徹底的な検証や改革を怠った。その結果は歴然としている。地に落ちたイメージは回復せず、伝道や様々な経済活動、社会活動も日本社会からそっぽを向かれ、それまで急速に伸びつつあった組織や運動の成長は完全にストップして、むしろ減退したまま今日を迎えている。
遅ればせであっても、謙虚な反省と改革が必要である。
長い間認められなかった名称変更が認められた。だが喜ぶのは早い。それはUCが自己変革を成し遂げ、世の中から認められる組織になったからではないからである。
「家庭連合」の名にふさわしい―「世界平和統一家庭連合」と名称を変えると言われた文鮮明師の意向と願い、目的としたところを正しく実行し行うところとならなければ、また再び同じことを繰り返すこととなるだろう。
世の成功者は困難や試練を却って成長や飛躍のチャンスとして乗り越えてきた人々である。
様々な人々から寄せられたクレームや、思いがけずなした失敗を糧にして反省と自己変革を通してその商品や仕事が世の中から認められて再起の道、成功の道を歩んできた人々である。
発展か没落かの岐路はそこにあると肝に命ずるべきであろう。
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