5月31日(金) スリナム5日目
今日はparamaribo-meerzorgブリッジ、ニューアムステルダム野外博物館、そしてプランテーション跡地Fredericksdorp を見学してきました。
ちょうどホスト ヤッザーフのお母さんがセントロへ行くところだったので、同乗して、橋で降ろしてもらう。
この橋はスリナムでおそらく一番大きな建築物。歩いて渡り、その眺めを楽しむ。
歩いている人は僕だけだった。珍しかったのか、通過する車に声をかけられた。
スリナム川の上流側。この先が昨日見た、人造湖ブロコポンドにつながっている。
下流側には、パラマリボの中心部が。そして、これから行く、ニューアムステルダムはこの右奥。パラマリボの向かいよりやや下流側に位置している。
この橋の上を歩いてきた
橋を歩いて渡ると、反対側にこんなモニュメントが。ヒンドゥー教の神様かな。
パラマリボからのボートが到着する桟橋前でバスに乗り、ニューアムステルダムの屋外博物館に向かう。
バスがMarienburg方面へ右折するところで下車。歩きはじめるが、もうすでに暑い。汗が噴き出る。
高床式の教会
ニューアムステルダム屋外博物館は要塞跡地をつかった博物館。オランダ統治時代には、海に面した要所だったため、大砲が配置され、兵の駐留地となった。イギリスやフランス海軍から周辺のプランテーションを守ることが目的だったようだ。
刑務所となったこともあり、その牢屋も見学できる。残念ながら、すべてオランダ語。
建物のまわりにはハスの葉が見事に開いた池が。
今日は雨がまだ降っておらず、暑い。屋外博物館というよりは、散歩に最適な公園といったところ。
ぼろぼろの船。あの上についているのは灯台のように見えるが。
汗だくになりながら、見学終了。まだ13時ごろなのに、もうこんな疲れた。
入場口のスタッフにfrederiksdorpまでの安い行き方をたずねると、marienburg 手前にローカル用の船着き場があるから、そこで川を渡れるとのこと。
貴重な情報をたよりに、バスに乗り込み、マリエンブルグ方面へ。
看板が見えたので、下車する。するとちょうどどしゃぶりの雨。雨宿りしながら、人と話をすると、舟はさっき出たばっかりなので、人が集まるまで時間がかかるかもしれないよ とのこと。
雨がやむまで待っていると、ちょうど桟橋方面に行く車が見えた。これは人が乗っている可能性がある。
僕も急いで、桟橋へ行くと、車から降りた人たちが舟に乗り込むところだった。
川のちょうど対岸のマガリータまで舟は行くらしい。一人3SRD。
このあたりは、プランテーションが行われていたところで、現在は小さな集落が残るのみ。フレーデリクスドルプもその一つ。
マガリータ。橋と水路、そして水門がいくつもある。ここから15分ほど歩いて、フレーデリクスドルプへ。
やしの木がしげり、適度に草が生えている。ひろびろとした敷地内に、博物館と宿泊施設がある。なんとものんびり過ごせそうなところである。
あいにく、博物館はツアー客がきたときにしか開けないそうだ。敷地内を歩いて、建物を眺めるのみ。確かにきれいだが、わざわざここまで来た甲斐というのはなかった。15分ほどで後にする。
マガリータに戻り、舟の人が集まるのを待つ。30分待って、やっともう一人来たので、一人7.5SRDずつ出して、出発。マリエンブルグ側のバス停でメアゾフ行きのバスを待っていると、すぐに3人の人たちが舟から降りてきた。あと10分、マガリータの桟橋で待っていれば、この人たちとシェアできたのに!!
バスに乗り込み、メアゾフへ。もう17時。バスを降りたところで、またスコール。雨宿りをしているうちに、舟の乗客は減っていき、船頭も少なくなる。どうやら17時半までが、勤務時間らしい。雨がおさまり、やっと舟が出れる。本来一人2SRDだが、3人しかいないし、この時間なので、一人10SRD。
スリナム側を渡っている途中で見えた沈没船。
ヤッザーフの家に戻ると、18時半。ヤッザーフは18時からのサルサダンスに出かけると言っていたので、それには間に合わなかったようだ。
ヤッザーフがサルサから帰ってきた。
「ケンジ、しばらくしたら、夜の町に遊びに行くぞ!!」
ホストがさそってくれたんだ。ノーとは言えない。
ヤッザーフは出かける前はちゃんとした服を着て、香水をかける。そして$4000したという腕時計をつける。さすが御曹子!!
そして、ぼろぼろのジーンズをはいている僕を見かねたようで、ジーンズを2つもくれました。
どこに出かけるかはヤッザーフは教えてくれず。途中で友達を拾い、3人に。
その友達がなんと警察官。彼は警察署に立ち寄っては、同僚の警察官に 「3年半も旅をしている友達を連れて来たぞー」と誇らしげに言う。
いやいや おれ見せ物じゃないんだから。
そしてやっとお目当ての場所に到着。そこはなんとナイトクラブ。パラマリボで一番大きい場所らしい。
入場料を払い中に入る。音楽がかかった空間にはバーと男女が計30~40人ほどいる。ステージはあったが、とくに、ショーは行われていなかった。
ヤッザーフが言う
「さあ ケンジ。好きな女の子を選ぶんだ」
ああっ そういうこと。
って選ばなくても、むこうから結構話しかけてくるよ。かなりセク
シー系の女の子だちが。
ちょっと話をしてみると、
「2階の部屋で二人で遊ぶなら200SRDよ。」と言って、巨大な胸
をすりよせてくる。
なるほど。女の子たちのほとんどは売春婦だった。
ヤッザーフによるとそのほとんどが2階の部屋に住んでいるという。
200SRDって、ああ6000円ぐらいか。 それほど高くはないけど。
あっいけね、いま130SRDしかないや。まあもし200SRDあったとしても、僕はこういうのは苦手だね。
結局、僕もヤッザーフもそのお友達も個室にはいかず。でもヤッザーフはこういうの大好きで、ここで何回かは楽しんでいるらしい。ここだけじゃなく、外国に行くたびに一度はこういう夜の遊びをする男です。
そして次に行ったダンスクラブ。ダンスが得意なヤッザーフはすぐに見つけた女の子と踊り始めた。
この男、もてるなー。
僕はただ見ているだけ。。
帰り道、ヤッザーフは友達を降ろすと、運転しながら話し始めた。
その内容というのは、んんそうだな、どうやって女の子と仲良くなるかとか、誰とやったとか、、かなりの下ネタ系。
確かにヤッザーフはその種のやり手という感じがする。太っ腹、そして気配りができる、さらにおしゃれだし、香水のいいにおいがする。そして甘いマスクにうまいトーク。ここまでそろっていれば完璧じゃん? ムスリムでお酒は飲まないが、こういった側面も持つヤッザーフ。
面白い人に出会えた。
ヤッザーフの豪邸のバルコニーにて。
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