「弥彦山」山頂の天香山命御神廟(弥彦神社奥宮)から見た佐渡島



【古事記神話】本文 (17 大八嶋國 後編後半)


文字数オーバーとやらで、中途半端なところから。九州の国生みまでが終わりました。

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【読み下し文】
次に伊伎嶋を生みき 亦たの名天比登都柱と謂ふ [比自り都に至は以て音 天は天の如し訓む] 次に津嶋を生みき 亦たの名狹手依比賣 次に佐度嶋を生みき 次に大倭豐秋津嶋を生みき 亦たの名天御虛空豐秋津根別と謂ふ 故に此の八嶋先ず生まれし所に因りて大八嶋國と謂ふ


【大意】
次に伊伎嶋(壱岐)を生みました。亦たの名を天比登都柱と言います。次に津嶋(対馬)を生みました。亦たの名を狹手依比賣と言います。次に佐度嶋(佐渡島)を生みました。次に大倭豊秋津嶋(本州)を生みました。亦たの名を天御虚空豊秋津根別(アマツミソラトヨアキツワケ)と言います。以上の先に生まれた島を大八嶋国と言います。


【補足】
◎以上で「大八嶋国」が出揃いました。
伊伎嶋(壱岐)→天比登都柱
津嶋(対馬)→狹手依比賣
佐度嶋(佐渡島)
大倭豊秋津嶋(本州)→天御虚空豊秋津根別
なぜか佐渡島のみ別名がありません。
◎常々思っているのですが、地面は「豊かな秋津」なのに、空は「虚空」とされるのはなぜなのか…?


次回はその他の島々が生まれます。
文字数問題をどうにかせねば…。