6月3日のブログ、「絶対ダメ!悪魔の商法#おやすみポカリ」でこのサイトが閉鎖されることを願うと書いたのですが、翌日4日にはめでたく閉鎖!読者の歯医者さんからのコメントで、歯科医師の皆さんが「6月4日=虫歯の日」に閉鎖運動をしてくださったおかげだと知りました。歯科医師の皆様、賛同してシェアしていただいた皆様、本当にありがとうございます。
子供の日常にポカリ・アクエリアスは不要
前回も書きましたが、日常生活でじわじわ出る汗は無味無臭、塩分は感染で再吸収されるので失われません。一方、炎天下でのテニスやサッカーで、短時間に大量にかく汗はしょっぱくなります。と言うのは、汗が作られる速度が速すぎて、再吸収が間に合わないため、塩が汗に混じってしまうからです。
小さな子供は汗っかきですが、お腹もすぐ空きます。ですから、幼児の場合、朝、昼、晩御飯以外に、午前と午後におやつタイムで栄養補給をするのが一般的です。どんな食品にもナトリウムは含まれるので、食事、おやつを食べている限り塩分補給は不要です。もちろん、食事やおやつには、水、麦茶などの糖分・塩分を含まない飲み物を添えてください。特に、体液とよく似たミネラル配合を持つ牛乳は、子供の水分・ミネラル・タンパク質補給に最適なおやつです。
ポカリはしょっぱい
水分補給を目的とするほとんどのスポーツドリンクの塩分はクエン酸ナトリウム、塩味が少なく清涼感があるため、しょっぱく感じないままに塩分補給ができます。
一方のポカリスエットの塩分は食塩(塩化ナトリウム)、しょっぱい後味があります。つまり、毎日飲んでいると、幼い頃から甘じょっぱい味に慣れて、その味のない水が飲めない子供になってしまいます。
さらに、飲み物でさえ甘じょっぱい味なら、食事やおやつではさらに濃い味付けを求めても不思議ではないでしょう?味覚のベースラインがポカリで狂うのです。
依存症を作る商法
不必要な砂糖と塩が入った飲み物を、子供をターゲットに売るのは、依存症を作って安定需要を作りたいからです。アメリカの大手飲料メーカーも、過去数十年、同様の手口で砂糖・塩中毒を作り、それによって多くの人が慢性病になっています。
賢い読者の皆様、子供の正しい味覚形成と将来の健康のために、ポカリの常飲削減にご協力ください。