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先日公開した、

桜餅風なモリサキお絵描き♪

&ポーズの試行錯誤段階の絵。

 

最初に描いたのは左側でしたが

密着度と幸せオーラが

足りない気がして、

モリシタくんの顔が

ちょっと上向きだったのを

ぐわっ!と下げたのでした^^

 

 

 

いやあ(^^ゞ

先日は出来上がった興奮に任せ

完成図だけ貼り付けて

公開したのですが、

この試行錯誤したのを

ドヤりたくて載せた次第です(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは本題へ。

 

 

 

未来編では

出来過ぎ高校生として登場します、

モリシタくんこと森下賢一くん。

今回は現代設定の

小学4年生編をお送りいたします。

 

 

 

賢一くんが登場する

『ひだまりハウス』のエピソード

↓↓↓↓↓

 

 

『旅行前にもまたひとつ』

(前編後編)

 

『バレンタインの恋模様』

 

『マスクですから!』

 

『18歳』

 

『もうひとつの短冊』

 

『…翔べ!』

 

『笑顔が見たいから』

 

『受難は続くよどこまでも』

 

 

『もうひとつの噓』

 

 

『散らばるココロ 最終話』

※全35話

 

2人の先生との

やり取りを綴った妄想を、

思いつくままに垂れ流したいと思います^^

 

 

 

 

 

 

 

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1月中旬の土曜日。

ある異性が、賢一くんを迎えに

やってきます。

気になるお相手と、行き先とは――。

 

 

 

※下ネタワード有!

清らかな記事しか見たくないお方は直ちにお逃げください!(^▽^;)

 

 

 

 

 

 

 

******************

 

 

オリキャラ妄想

「ヒミツのお楽しみ会」前編

 

 

 

1月13日、土曜日。

10時半になると、

家のインターホンが鳴る。

 

「きょうは息子を誘って頂き

ありがとうございます。

何か粗相があれば、

遠慮なく叱ってやってくださいね」

「いいえーとんでもない!

賢一くんいい子なんで!」

 

静かな母さんの声と、

それを覆い隠すような

元気な女の人の声が、

2階の廊下まで届く。

 

 

 

「けんいちーーーッ!

近藤さんがいらっしゃったわよー!」

「はァーイ」

階段の上で待機していた俺は、

すぐに階段を降りて行く――――。

 

 

 

 

 

 

 

 

一体どうして、こんな事になったのか。

それは4日前の1月9日まで遡る。

 

 

その日は珍しく、

健児が朝からご機嫌だった。

「おかあさァン!

ちゃんとしょうたいじょう

よういしたよね!?」

「大丈夫。ちゃんとあるわよ」

母さんからいくつかの封筒を受け取り、

健児は学校用のリュックサックにしまう。

 

 

1月生まれの健児は、

冬休み中、誕生日を迎えた。

当日は家族でお祝いのご飯を

食べたものの、冬休みが明けてから

友達を招いて誕生日会を開く事に。

 

以前友達の誕生日会に誘われて以来

待ち望んでいた、誕生日会。

毎日カレンダーを見ては

残り日数を数えているし、

この日は口頭で来れる事が

確認出来ている友達に

招待状を配るらしく、

健児は張り切っていた。

 

「みんなのおみやげは、

すごいのあげるんだ!

ごちそうもかざりも、ごうかにしてよ!」

「そうね。皆が喜びそうな物を

用意しましょうね」

 

健児の期待に満ちた眼差しを、

母さんはにこりと受け止める。

飾りといえば

きのう『ひめじ堂』の手伝いをして

母さんと2人で帰るとき、

色々な種類のバルーンや飾りを

選んでいたっけ……。

 

 

「…母さん。飾り付け、いつやんの?」

気になった俺は、母さんに尋ねる。

きのうの『ひめじ堂』は

成人祝いの関係で大混雑していて、

普段は完全に裏方の母さんも

商品や包材を運び込むため

工場と店舗と倉庫をぐるぐると

回っていたから、疲れた顔をしていた。

 

「そうねえ…。前日の夜に済ませたいけど

余裕がなければ、当日の朝にするわ」

「でも母さん、ご馳走も作るんだろ?」

日頃こういう場面で

活躍してくれる父さんは、

誕生日会当日、海外の人も集う

オンライン学会に参加。

朝から大学の研究室へ

行く事になっていて、

前夜に準備してくれるというのを

母さんが断っていた所を見た。

前日も当日も、きっと余裕ないだろうな…。

 

「俺が飾り付けするよ」

「本当に!?助かるわ賢一」

飾り付けを引き受けると、

母さんの顔色が明るくなる。

「本当にありがとね!

当日は、賢一の好きなおかずも作るから」

「いーよ無理しなくて。

ってか主役は健児なんだから、

健児の好きなモン並べてあげてよ」

 

父さんに気遣ったものの

猫の手も借りたいというのが

本音なのだろう、

目に見えて喜ぶ母さんに苦笑いしながら

おかずを辞退していると。

 

 

「エエエエエエッ!

兄ちゃんはリビングに来ちゃダメ!」

「……は?」

健児の一声で、母さんの笑顔が引っ込む。

 

「だってぼく、ともだちに

誕生日会に賢一くんはいるの?って

きかれて、いないってゆったもん!

じぶんのへやにひっこんでてよ!」

げんこつを食らって以来

父さんの前では大人しい健児だけど、

母さんには気を許しているのか、

駄々をこねたりする。

そういうときの母さんは

困った素振りをしながらも、

大抵の頼みは聞き入れてるんだけど…。

 

「……は?」

 

 

(ゲ。母さん、マジギレしてる)

こういう時の母さんの顔は、

冗談抜きで恐い。

元々大きくて目力があると

言われる目から、怒ると

人を貫くんじゃないかと思える程の

強いビームが発せられるのだ。

 

さすがの健児も、以前この顔の母さんに

怒鳴られた記憶が蘇ったらしい。

あのとき同様の鬼のような形相を前に、

勢いがしぼむ。

「だ。だってェ…。

ぼく…しゅやくでしょ?」

「……は?」

「兄ちゃんいたら、みんな

兄ちゃんとあそびたがるし…」

「………は?」

「…だってぼくが。………うぅっ」

 

(母さんすげえ!「は」のひと言だけで

健児を黙らせてる…!)

感心するやら健児が哀れになるやら…。

自分も関係者であるにもかかわらず、

他人事のように見ていると、

ついに母さんが噴火した。

 

「あんたって子は……。

いい加減にしなさい!!!」

「ぅ…!」

よく響く声が、俺の耳にも突き刺さる。

「お兄ちゃんはあんたの誕生日会のために

準備も手伝ってくれようとしてるのに!

そんな意地悪を言うなら、

あんたが自分で飾りなさいよ!!!」

「ヴあぁァァァンンン!!!!!

おがアサンがおこっだアアアアッッ!!」

 

(あーあ。収拾つかなくなった)

ため息をついたその時点で

登校する時刻となったため、

ひと言声を掛けて家を出たのだった。

 

 

 

 

 

 

 

「うわあ!振袖可愛い~!」

「私も早く大人になりたいな」

この日の『ひだまりハウス』は

女子の声がいつにもまして

飛び交っていたけど俺は上の空で過ごす。

 

 

そして所長先生が休みであるこの日、

18時を過ぎたらスタッフは

シハル先生のみとなる。

要領のいいシハル先生は

他の子が帰る前にある程度

片づけを済ませ、

残った子どもが俺一人になったいま

ローテーブルの前に並んで座って

くつろいでいた。

 

「…ふゥン。朝そんな事があったんだ?

それで?お前はどうしたいの?」

「その日は出掛けてえなって思ってるよ」

「エ!?まさかお前……」

「家出じゃねえって!

友達誘って、一日外出しようかなって」

シハル先生の顔が青ざめたから、

慌てて補足したけど、

まだ表情は曇っている。

 

「賢一が納得してるなら、

それでいいケド……。

それならそれで、準備の手伝いなんて

しなくていーんじゃない?」

「うーん…上手く言えねえんだけど。

健児のためじゃねえんだ」

「そーなの?」

「俺の罪滅ぼし…みてえな?」

なかなか適当な言葉が見つからず、

手探り状態で説明をする。

 

 

 

「これは…家族には言わねえけど。

まだ…アイツにされた事を許せない。

俺の誕生日の予定を壊しておいて、

自分は友達呼んでパーティー

すんのかよ!?って思ってる」

「そりゃあ当然デショ!

許せないくらいの事を、

健児くんはやってきたんだから」

「母さんも。俺が昔頼んだときは

やってくれなかったのに、

健児の頼みは聞くんだな…って。

誕生日会やるって聞いたときは、

正直、イライラした」

過去の事を蒸し返すのは良くないと思い

心の中にしまっておいた気持ち。

でもどうしても消し去る事が出来なくて

この場を借りて吐き出す。

 

「昔は大変な時期だったから、

きっといまなら俺の誕生日会も

やってくれると思うけど、

もう健児に友達会わせたくねえし。

――――って。

こんな事考える自分が、

汚い、嫌なやつに思えてさァ…」

言葉を吐ききったあと、息をついた。

 

俺の家出を機に、

父さんと母さんは精一杯

気を配ってくれている事を感じている。

それなのに

こんな風にしか思えない自分は

人として間違っている気がして、

スッキリしないのだった。

 

 

「だから…さ?いい事すれば、

ちょっとは汚い心が

清められるかな?と思って。

それに出掛けちまえば、

パーティーの楽しそうな物音聞いて

イライラする事もねえし」

 

(シハル先生、ドン引きしてるよな)

おそるおそる顔を見るけど、

シハル先生はいつも通りだった。

「まァ…人間生きていれば

ネガティブモードに

なる事だってあるさ!」

「そーかなァ」

「もしお前が本当の嫌なやつなら、

そんな風に苦しまないで

人のせいにばかりしてるんじゃナイ?

お前はおかしくないッ」

「ありがと。シハル先生」

ドン引きせずに話を聞いてくれた事に

安心したところで、

具体的な計画を考える。

 

 

「そうと決まれば、

友達を誘わねえとな!

でも遊びに出掛けるっていっても

皆どんな所に行くんだろ…?」

「もしかして、

ずっと行き先を考えてたから

上の空だったとか?」

「そうそう。シハル先生も

考えるのに付き合ってよ」

机を見つめながら、頭を捻る。

 

俺の学校では、4年生以上は

子どもだけで学区外に

遊びに行ける事になっている。

ただ実際には、

大人びた女子グループが

出掛けるくらいで、男子が

出掛けたという話は聞いた事がない。

 

夏ならプールという

一日中遊んでいられる場所があるけど

いまは真冬だし。

映画館という案も考えたけど、

俺が好きな映画や本は、友達いわく

“難しい”のだという。

学校でも話題になった

海外のアニメーション映画の

感想について友達と喋っているとき

面白かった台詞をモノマネしたら

なんで英語なんだよ!って笑われ。

その時点で、友達は皆吹き替え版を

観ているのだという事に

気付いたのだった。

 

 

(字幕版と吹き替え版の違いを

楽しむのも面白そうだな)

候補に入れつつ、リア充オーラ溢れる

シハル先生の意見も尋ねる。

「シハル先生はさ。

友達と遊ぶとき、どこ行ってんの?」

「んーっとねェ!

ワックやファミレスで喋ったり、

カラオケにも行ってたよ?

紫晴ちん、歌がクソ上手くてさぁ!

デュエットしたい女子が

喧嘩し始めるって流れまでが

すっかり十八番になってねえー」

「そーなんだ……って!

………『紫晴ちん』!!!?」

質問に帰って来た返事が

女性の声だった事と

独特の呼び名を聞いて、

ぱっと反対側の隣を見る。

 

 

 

 

「なんで近藤さんがいるんだよ!!!」

「ひっどォーイ!

さっきからアタシいたんですケドー!」

いつの間にか、近藤さんが隣で

あぐらをかいていて目を見開く。

でも普段ツッコミ役のシハル先生は

意外にも驚いていないようだ。

 

「賢一が上の空でいる間、

コイツずっとその辺で

女子と喋ってたよ?」

「そうそう!女の子達に

二十歳を祝う会の写真見せるって

約束してたから遊びに来てたんだー!」

「ごめん。全然気付かなかった」

謝ると、近藤さんは明るく笑い飛ばし

俺にも二十歳を祝う会の写真を

見せてくれた。

 

「すげえ!いっぱい友達がいるんだな」

「アタシ、在学中は女子の友達

いなかったんだけどねー。

なんかこの日、沢山の女子から

写真に誘われてさー」

「ちょっ…。

コイツら性格が悪い事で有名な

女バスのメンバーじゃん!?

お前がスーツ姿だから

振袖のワタシ可愛いアピール目的で

近寄ったんじゃナイ?

お前だけ前に立たせて

小顔アピールしてるし!!!」

「腹の底なんてどうだっていいよー。

めでたい会だし、

ノリで色んな子と撮ってきたー」

 

(いわゆる“マウント”ってやつか。

女ってえげつねえな)

シハル先生の指す写真を見ると、

確かに近藤さんが一番手前で

振袖の女の人達が後ろの方に写っている。

 

 

 

「まあ…価値観は人それぞれだけど。

近藤さんが一番綺麗なんじゃね?」

お世辞を抜きにして、思った事を言う。

この人は性格のクセが強いものの、

顔だけでいえばきっと美人に当てはまる。

そんな人が手前で

眩しい笑顔を見せているから、

後ろの人たちが

霞んでいるようにすら見える。

 

「この中で一番楽しそうな表情してるし。

それに綺麗な着物もいいけど、

スーツも、大人ってカンジで

カッコイイと思うけどな……うわっ!

頭撫でるなって!」

「やだァ賢一優し~い~ッ!イイ男!」

 

ミツキ先生やシハル先生と違って、

女性に撫でられるのは恥ずかしくて

慌てて振り払う。

 

しかし解放されて顔の熱を

冷ましていると、

更なる驚きが俺を襲った。

 

 

 

 

 

「よォーし!

褒めてくれたお礼に、今度の土曜日

ワックとカラオケ奢ってアゲル」

「エ?」

「賢一、これから友達誘うんデショ!?

ウチらもう3年の付き合いだし

立派な親友じゃーん!

一緒に出掛けようよォ」

「エーーーーーッ!!!?」

 

青天の霹靂とは、

こういうときに使う言葉なのだろう。

女の人に誘われるという

予測不能な事態に、ただ驚く事しか

出来なかった。

 

 

 

「そんなのダメに決まってるだろ近藤!」

俺と同様に驚いていたシハル先生が、

先に立ち直る。

「預かってる子どもを誘うなんて、

ついに頭狂ったのか!?

勝手に連れ回して、親御さんに知られたら…」

「だってアタシ、

スタッフじゃないもーん!

ってか勝手に連れ回すのがダメなら、

賢一の親に許可もらえば

いいんじゃナァイ?」

「えっ」

「もうすぐ賢一のパパが

迎えに来るんデショ?

ちゃんと行き先伝えてお願いすれば

きっとOKしてくれるって!!!」

「……っ!」

 

どうやら近藤さんなりに

真面目に誘ってくれているようだ。

それを聞いたシハル先生は、

ぐっと黙り込んだ。…が。

 

 

 

「じゃあ僕も行く!」

「おやおやァ?いーのかい紫晴ちん?

プライベートで子どもと会っちゃァ…」

「お前に子どもを任せるよりマシだッ!」

学生スタッフの中では

一番規則を重んじるシハル先生が、

ついて来ると言い出した。

 

(…あの。俺まだ返事してねえんだけど)

そう言って、白熱する2人の

間に入ろうとしたけど。……やめた。

初めてのカラオケも

大きな“友達”と出掛ける事も、

なんだかすごく楽しそうだ……!

 

 

「あ!それなら紫晴ちんの就職内定を

お祝いする会にしよっかァ」

「おっ!いいなソレ!」

「フフーン。賢一も乗り気じゃーん」

話に加わると、近藤さんはニヤリと笑う。

 

「お祝いだから、紫晴ちんのぶんまで

近藤が奢ってアゲルよ!」

「エ!?別にお前に奢られたくて

ついていくワケじゃ……」

「心配しなくてもアタシ、

カラオケ奢るくらいの甲斐性はあるから!

今回だけだから、有難く奢られな!」

「うわ。男前だな近藤さん」

「じゃあ、お言葉に

甘えよっかな。……今回だけは」

 

出掛ける事が決まったあとは、

具体的な合流方法を決める。

近藤さんが俺の家まで迎えに来て、

バスに乗って中央駅へ移動。

シハル先生と合流し、電車で1区間先の

ワックとカラオケ店へ行く事になった。

 

 

 

「いーい?賢一。

他の子には、この事ヒミツだからね!」

「うん」

念押しをされて、こくりと頷く。

「当日までに紫晴ちんと

この事を話す場合も、隠語を使う事!」

「…隠語?」

「そうねェ。

メンバーは主役の紫晴ちんと、

近藤と賢一だからァ……」

珍しく真面目な表情をして、

無言で考える事数秒。

 

 

 

「…うん!

“ちん・こけお楽しみ会”でいっかァ!」

「エ!?ちん……こけ?」

「メンバーの名前を

掛け合わせたんだよ!

これなら他の子の前でも

使いやすいっしょ?」

突如飛び出したキワドイ言葉に

頭がエラーを起こす。

 

「はアァァァァ!!!??

まさか冒頭の“ちん”って僕かよ!?

紫晴の要素がどこにもないじゃんか!」

「アンタは存在が

チ〇コみたなモンだし」

「俺だってヤだよ!

なんか変な毛みたいになってるし!!」

「あーもう!

アンタらチ〇コついてんだろ!?

一度決まった事にメソメソと

文句つけるんじゃ…あ!

パパさん来たよー」

 

ちょうどウチの父さんが来たため、

改名の余地なく話は終了。

近藤さんはバネのように

勢いよく立ち上がると、

早速父さんに説明をし始めた。

 

 

 

「いいんですか?近藤さんには

日頃賢一に構って頂いているのに

遊びにまで連れて行って頂くなんて…」

「賢一くん、普段ウチの弟に

算数教えてくれて助かってるんで

お礼をしたくて!

メンバーには望月もいますし、

絶対に賢一くんが危険な目に

遭わないよう、2人で守りますから!」

 

(近藤さんの

『望月』呼びって新鮮だな)

気さくな話し方は変わらないけど、

大人と話すときはそれなりに

気を遣っている事を知る。

父さんには、

“ちん・こけお楽しみ会”って

言ってないし……。

 

 

 

「よかったなァ賢一!

楽しく遊んでおいで」

「ありがと。」

「ありがとうございますお父さん!

道中の様子がわかるよう

ちゃんと賢一くんが楽しんでる

あんな写真やこんな写真も撮って、

お渡ししますから!」

 

3年前から面識がある近藤さんを

信頼しているのか、

父さんは二つ返事で許可してくれた。

その後シハル先生にも挨拶する間、

部屋の隅で荷物をまとめる俺に、

近藤さんが近づく。

 

 

 

「楽しみにしてるね!

“ちん・こけお楽しみ会”」

「…名前はともかく。

俺も楽しみにしてるよ。」

 

答えると、大きな目を三日月型にして

いたずらっぽく笑った。

 

 

 

 

 

******************

 

 

お楽しみ会の名前に“・”を入れたのは、

お縄対策であります(笑)

 

近藤さんいわく

文字に書くとき“・”がつくとの事ですが

言葉では伝わらないので

シハル先生や賢一くんには

キワドく聞こえているのですね~(笑)

 

 

 

 

実はこのエピソード、

賢一くんの長編を書き始めた当初

夏または9月のエピソードとして

出そうと思っていました。

 

当初の予定では、夏以降

徐々に賢一くんが家庭内で孤立

していくような流れを

思い描いていて、

健児くんが友達を呼ぶ際

気を遣って自分も友達と

ランチ込みで遊ぶと

嘘をついて外出。

公園で知らないオジサンから

心配されているときに

近藤さんとシハル先生が登場し、

賢一くんに付き合う

 

というイメージでした。

 

 

 

 

結局、夏休み中

『ひめじ堂』の手伝い期間が長く

孤立どころかお店のメンバーや

お客さんと打ち解けちゃってましたし

お母様との関係も良くなりましたし(^^ゞ

 

その後は運動会系の

エピソードが入って来るので

これ以上別のエピソードを

詰め込む余地も、

孤立する時間もないな~という理由で

お蔵入りに。

 

 

 

ですが、

この異色の3人組で

カラオケ歌ったりするのは面白そう!

という願望が捨てきれず

シハル先生内定祝いというカタチに

変えたのでした(*^^*)

 

 

ちなみにシハル先生に

歌ってもらいたい曲は

YOASOBIの『アイドル』!

 

にょへ子、気になる曲の

吹奏楽ver.もしくは

楽器で演奏したver.を

探すのは好きですが、

歌ってみた系はそんなに積極的に

検索しないんですけどね。

 

 

 

 

 

この方の歌ってみた系動画で

自分の気になる曲を見つけて

聴いていた際、

男性が『アイドル』歌って

ここまでしっくり来るとは!と

驚いたのであります(´▽`*)

 

きっとこの曲、

男性が歌いこなすのは難しいはず。

にもかかわらず違和感なく

歌い上げられていて

つい何度も再生しちゃったのでした^^

 

 

にょへ子、男性アイドルって

昔から興味がなかったので

自分でも意外でしたね~

中学時代に同級生の子が

明星開いて男性アイドルについて

語っている傍らで

好きなレスラー語ったやつです(笑)

 

20歳前後の頃

街で美形な男性を見ても、

でも首細いからなァ~と

興味をなくしたり。

って謎の上からっぽくなってますが、

その美形さんからすればにょへ子など

その辺にぷかぷか漂ってる

シジミのような存在だった

でしょうけれど(ノ´∀`*) 

 

 

ちなみに中学時代

ヘビロテしていたCDは

さだまさしさんでした( ̄▽ ̄)

 

 

 

 

 

って話が大きくそれましたがw、

もっちーは絶対『アイドル』を

歌いこなせる稀少な男性の

ひとりだと思います!(≧▽≦)

リアルアイドルですし♡

 

3人のワチャワチャも

落書きしたいな~って、

想像するだけで楽しそうな

ちん・こけお楽しみ会なのでした☆

ワクワク♪

 

 

それではお付き合いいただき、

ありがとうございました(^^)