ヨハネの福音書15章19節 | Talking with Angels 天使像と石棺仏と古典文献: 写真家、作家 岩谷薫

ヨハネの福音書15章19節

 最近、イヤな事が多く、「神も仏もない」(と言うか、人間がニブすぎる)と思っているところへ、たまたまこの19節に出会った。(べつに私はキ教徒ではない、イエスはすごい御方だと思いますが、宗教や教団としてのキ教はいまいち好きにはなれない)

 これを読むと、イエスは「わたしがあなたがたを選びだしたのである」と言ってますが、実は、あなたがたの阿頼耶識が好き好んで、この世を選び出したと私は思っている。

 でも、禅やグノーシスでも、「あなたはわたし」ですから、その主語はあなたであろうが、わたしであろうが、実はどーでもいいことですが…

 ナーガセーナのように「いやいやながら、この世に来た人」もいることでしょう。笑

 15章19節だけを読んでも意味は掴めません。
 Wikiからコピーしたお経のような文言。おヒマで読む根性のある人は読んでね…。

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15:16
あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだのである。そして、あなたがたを立てた。それは、あなたがたが行って実をむすび、その実がいつまでも残るためであり、また、あなたがたがわたしの名によって父に求めるものはなんでも、父が与えて下さるためである。

15:17
これらのことを命じるのは、あなたがたが互に愛し合うためである。

15:18
もしこの世があなたがたを憎むならば、あなたがたよりも先にわたしを憎んだことを、知っておくがよい。

15:19
もしあなたがたがこの世から出たものであったなら、この世は、あなたがたを自分のものとして愛したであろう。しかし、あなたがたはこの世のものではない。かえって、わたしがあなたがたをこの世から選び出したのである。だから、この世はあなたがたを憎むのである。

15:20
わたしがあなたがたに『僕はその主人にまさるものではない』と言ったことを、おぼえていなさい。もし人々がわたしを迫害したなら、あなたがたをも迫害するであろう。また、もし彼らがわたしの言葉を守っていたなら、あなたがたの言葉をも守るであろう。

15:21
彼らはわたしの名のゆえに、あなたがたに対してすべてそれらのことをするであろう。それは、わたしをつかわされたかたを彼らが知らないからである。

15:22
もしわたしがきて彼らに語らなかったならば、彼らは罪を犯さないですんだであろう。しかし今となっては、彼らには、その罪について言いのがれる道がない。

15:23
わたしを憎む者は、わたしの父をも憎む。

15:24
もし、ほかのだれもがしなかったようなわざを、わたしが彼らの間でしなかったならば、彼らは罪を犯さないですんだであろう。しかし事実、彼らはわたしとわたしの父とを見て、憎んだのである。

15:25
それは、『彼らは理由なしにわたしを憎んだ』と書いてある彼らの律法の言葉が成就するためである。

15:26
わたしが父のみもとからあなたがたにつかわそうとしている助け主、すなわち、父のみもとから来る真理の御霊が下る時、それはわたしについてあかしをするであろう。

15:27
あなたがたも、初めからわたしと一緒にいたのであるから、あかしをするのである。

第16章
16:1
わたしがこれらのことを語ったのは、あなたがたがつまずくことのないためである。

16:2
人々はあなたがたを会堂から追い出すであろう。更にあなたがたを殺す者がみな、それによって自分たちは神に仕えているのだと思う時が来るであろう。

16:3
彼らがそのようなことをするのは、父をもわたしをも知らないからである。

16:4
わたしがあなたがたにこれらのことを言ったのは、彼らの時がきた場合、わたしが彼らについて言ったことを、思い起させるためである。これらのことを初めから言わなかったのは、わたしがあなたがたと一緒にいたからである。

16:5
けれども今わたしは、わたしをつかわされたかたのところに行こうとしている。しかし、あなたがたのうち、だれも『どこへ行くのか』と尋ねる者はない。

16:6
かえって、わたしがこれらのことを言ったために、あなたがたの心は憂いで満たされている。

16:7
しかし、わたしはほんとうのことをあなたがたに言うが、わたしが去って行くことは、あなたがたの益になるのだ。わたしが去って行かなければ、あなたがたのところに助け主はこないであろう。もし行けば、それをあなたがたにつかわそう。

16:8
それがきたら、罪と義とさばきとについて、世の人の目を開くであろう。

16:9
罪についてと言ったのは、彼らがわたしを信じないからである。

16:10
義についてと言ったのは、わたしが父のみもとに行き、あなたがたは、もはやわたしを見なくなるからである。

16:11
さばきについてと言ったのは、この世の君がさばかれるからである。

16:12
わたしには、あなたがたに言うべきことがまだ多くあるが、あなたがたは今はそれに堪えられない。

16:13
けれども真理の御霊が来る時には、あなたがたをあらゆる真理に導いてくれるであろう。それは自分から語るのではなく、その聞くところを語り、きたるべき事をあなたがたに知らせるであろう。

16:14
御霊はわたしに栄光を得させるであろう。わたしのものを受けて、それをあなたがたに知らせるからである。

16:15
父がお持ちになっているものはみな、わたしのものである。御霊はわたしのものを受けて、それをあなたがたに知らせるのだと、わたしが言ったのは、そのためである。

16:16
しばらくすれば、あなたがたはもうわたしを見なくなる。しかし、またしばらくすれば、わたしに会えるであろう」。

16:17
そこで、弟子たちのうちのある者は互に言い合った、「『しばらくすれば、わたしを見なくなる。またしばらくすれば、わたしに会えるであろう』と言われ、『わたしの父のところに行く』と言われたのは、いったい、どういうことなのであろう」。

16:18
彼らはまた言った、「『しばらくすれば』と言われるのは、どういうことか。わたしたちには、その言葉の意味がわからない」。

16:19
イエスは、彼らが尋ねたがっていることに気がついて、彼らに言われた、「しばらくすればわたしを見なくなる、またしばらくすればわたしに会えるであろうと、わたしが言ったことで、互に論じ合っているのか。

16:20
よくよくあなたがたに言っておく。あなたがたは泣き悲しむが、この世は喜ぶであろう。あなたがたは憂えているが、その憂いは喜びに変るであろう。

16:21
女が子を産む場合には、その時がきたというので、不安を感じる。しかし、子を産んでしまえば、もはやその苦しみをおぼえてはいない。ひとりの人がこの世に生れた、という喜びがあるためである。

16:22
このように、あなたがたにも今は不安がある。しかし、わたしは再びあなたがたと会うであろう。そして、あなたがたの心は喜びに満たされるであろう。その喜びをあなたがたから取り去る者はいない。

16:23
その日には、あなたがたがわたしに問うことは、何もないであろう。よくよくあなたがたに言っておく。あなたがたが父に求めるものはなんでも、わたしの名によって下さるであろう。

16:24
今までは、あなたがたはわたしの名によって求めたことはなかった。求めなさい、そうすれば、与えられるであろう。そして、あなたがたの喜びが満ちあふれるであろう。

16:25
わたしはこれらのことを比喩で話したが、もはや比喩では話さないで、あからさまに、父のことをあなたがたに話してきかせる時が来るであろう。

16:26
その日には、あなたがたは、わたしの名によって求めるであろう。わたしは、あなたがたのために父に願ってあげようとは言うまい。

16:27
父ご自身があなたがたを愛しておいでになるからである。それは、あなたがたがわたしを愛したため、また、わたしが神のみもとからきたことを信じたためである。

16:28
わたしは父から出てこの世にきたが、またこの世を去って、父のみもとに行くのである」。

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『だから、この世はあなたがたを憎むのである。』
この言葉はSlayer の『Disciple』を思い出す。

 『God hates us all !!!!!!』


 正に、その通り !!!(この翻訳がいいとは思わんが、意味するところは伝わるでしょう) スラッシュメタルの超名作…
 彼らはキットこの、ヨハネの福音書15章19節にインスパイアされたのではないだろうか… 自分がこの薄汚い人間界を見る度、この曲を聞くと一瞬、ウルっと涙しそうにさえなる。
 (関係ないが、ギターのケリー・キングはカッチョイイ!ロッカーでデブが似合うのは、私の中でこのケリー・キングとクローバーしか居ない。笑)


 だって、今もマクロの視点では、アマゾンの森が去年の85%も燃えているんでしょ。破滅の序曲は始まった。

 こんなのは地獄の所行です…。バカ、ボルソナロ大統領もこんなマヌケな事言ってますし…
 森を破戒する人類は必ず滅びる
 私の近くでも同じことは起こっている。

 ミクロの世界でも、私の心の森は燃えている… 誰も消さない…(厳密に言うと、数人は消そうとしてくれていますが…勿論、自分で消したこともあった… さらに焚き付ける人の方が多いが…) もう、ゆうに15年以上は被害を被っている………

 タロットが何故、当たるのか知ってるか!?
 ミクロの世界は、マクロの世界と同じだからだ………
 華厳も言っている。ミクロの世界はマクロの世界で、マクロの世界はミクロの世界だと。(こんな事、多くの人々には解らないんだろーな…)

 業の深過ぎる人類なんて滅びたっていいのだが、可哀想なのは被害を被る動植物だ……

 でも、ヨハネの福音書を読む限り、それでさえ、この世は幻だ…と言わんばかりだ。
 (当時は人間の所業で、地球が潰れるなんて夢にも思ってなかったかもしれない…)
 こんな大胆な事を言ってる人も居た……

 人間の曇った目や、欲にまみれた所行を見る度、いいかげん、心底ウンザリしているのですが…

 でも、『God hates us all !!!!!!』と叫んでもいけないのでしょう…
 (叫びたい気持ちも重々解るし、私も叫びたいが)
 近頃、それも知っている………………
 『ヨハネの福音書1章1節』は、あの有名な
「はじめに言葉ありき。言葉は神と共にあった。言葉は神であった。」
「すべてのものは、これによってできた。できたもののうち、一つとしてこれによらないものはなかった。」
 なのです…  これは真理だろう…(言葉をヴァイブレーションと捉えるべきではあるが)
 何故これが真理なのかも、私は知っている… にもかかわらず森は燃えている…

 大正時代の婆さんの方がマトモだった。
 日本もダメになったわねぇ…
 世界的にも人類は益々、ダメになっている。

 もうこんな世には、私は決して生まれ変わらない。その方法も知っているが人々には伝わらないようだ。

岩谷薫(Kaoru Iwatani)『Talking with Angels』ー天使と仏の写真家ー | Facebookページも宣伝