大きい人
入所しているAさん(女性)は95歳超えの超高齢者。最近、とみに食事量が減って眠っている時間も増えてきています。認知レベルは「年相応」。短期記憶は若干障害されているものの受け答えはしっかりしているAさん。「もうどこにも行きたくないよ」とハッキリ希望をおっしゃいます。ご家族とお話して施設で最期までみせていただくことになりました。食べたいときに食べられるものを食べ、ときどき点滴をしてできるだけ本人がつらくないように見守っています。娘さんがこまめに面会に来てあれやこれやお世話しているのですがいつも帰るときは後ろ髪をひかれる思い。でも、Aさんは「わたしはここにいたら寂しくないよ」と気丈におっしゃるのだとか。「母がそう言ってくれるとわたしの罪悪感も減りますね」と娘さん。Aさんが本当はどう思っているのかは別として(きっと娘さんともっといたい…)そうやって娘さんを思いやれる親御さん、本当に素敵だなあと思います。もちろん本音を言って甘えてもいいんですよ。でも旅立つ親としてそうやって残される子供に言えるなんて大きい人ですよね…。尊敬します。少しでもAさんと娘さんの穏やかな時間が長く続きますように。★施設での看取りについてはこちらもお読みください♪最高の介護 介護のお医者さんが教える満点介護!Amazon(アマゾン)いつもお読みいただきありがとうございます。今日は何位かな↓にほんブログ村にほんブログ村