かめおかゆみこ です。
4月20日から、名古屋で開催される連続講座
「話すちから・聴くちから」の各回の内容について、解説しています。
第1回 4月20日(土) 話す 縦軸と横軸を使いこなす
第2回 5月18日(土) 話す ひとつの文にひとつの話題
聴く からだで聴く
第3回 6月15日(土) 話す 聴き手を意識する
聴く ジャッジせずに聴く
第4回 7月20日(土) 話す 五感を使って話す
聴く 遊びごころで聴く
第5回 8月18日(日) 話す 会話体を活用する
第6回 9月22日(日) 話す ひとの口調をまねしてみる
第7回 10月20日(日)話す 短く伝える・詳しく伝える
第8回 11月17日(日)話す 相手を感じて話す
また、主催者の小川直子さん(直ちゃん)と、櫻井亜矢子さん
(ガチャ)が、記事をリブログしてくれています。
”縦軸と横軸 (直ちゃん)
久々にブログ更新したと思ったら宣伝かぃ!? (ガチャ)
いいのか??ヲイ!!! (直ちゃん)
かめおかゆみこさんのツッコミ入りました! (ガチャ)
あるある続出!わかっちゃいるけど…(ガチャ)
相手とズレる (直ちゃん)
俺の話を聞けー!! (直ちゃん)
主催者が一番聴けてないってどうよ?!の件 (ガチャ)
ネガティブ万歳!? (ガチャ)
おぼれるひと (直ちゃん)
一緒におぼれないために (直ちゃん)
時間感覚で! (直ちゃん)
今日は、ガチャのリブログを紹介しますね。
そして、今回が、「聴く」の最終回の解説となります。
第8回 11月17日(日)
聴く まるごと聴く・自分に聴くお読みいただいたかた、また、過去に「『聴く』を磨く」講座を受講
していただいたかたは、このなかには、いわゆる「傾聴のスキル」
と呼ばれるものがふくまれていないことに気づかれるでしょう。
それは、スキルを軽視しているということではなく、ひとつには、
聴けるこころとからだの状態がととのっていないうちには、スキル
は習っても活用しにくい、ということ。
もうひとつは、聴けるこころとからだの状態がととのえば、自然に
スキルもついてくるということ。もっと言えば、自然に使える状態
になっているということなのです。
なぜなら、ひとは、「うなずこう」と思ってうなずくわけではないか
らです。目を見ようと思って、目を見るわけではないからです。
相手の話にこころが向いていれば、自然にうなずきも生まれる
し、言われなくたって、自然に相手の目を見たくなるのです。
逆に、うなずきながら、「これでいいのかなあ」と思っていたり、
本当は見たくないのに(目を見るのが苦手なひとはけっこういま
す)無理に見ても、どこか不自然になってしまいがちです。
だから、そういう理屈は一切捨てて、ただただ、相手に興味・関
心・好奇心を向けて、自分をひらいてそこにいれば、相手の話、
いえ、相手の存在そのものを、まるごと受け止められるのです。
そして、まるごと受け止めてもらえたと感じたときには、ひとは、
自然にこころがひらいて、本音で話してくれたりもするのです。
もうひとつ、この回のテーマとして、「自分に聴く」があります。
じつは、「聴く」のすべての目的は、ここに集約されるといって
も過言ではありません。
自分に聴く、とは、自分のこころに聴くことでもありますし、自分
のからだに聴くことでもあります。
私たちは、いつも、ひとを優先しすぎるあまり、自分のことをお
きざりにしてしまいがちです。
自分がこの世に生きていくためには、自分の声に真摯に耳を
かたむけることであることを、忘れがちです。
ただ、自分で自分の声を聴くためには、先に、「聴く」とはどう
いうことかを知る必要があります。なので、前7回をとおして、
ひとを対象に、その練習をさせてもらってきたというわけです。
自分の声を聴くことができるようになると、自分とよりいっそう
「仲良く」なれます。人生が、楽しくなりますよ。
以上で、「話す」8回、「聴く」8回ぶんの解説を終わります。
質問などありましたら、お気軽にお寄せくださいね。