かめおかゆみこ です。
4月20日から、名古屋で開催される連続講座
「話すちから・聴くちから」の各回の内容について、解説しています。
第1回 4月20日(土) 話す 縦軸と横軸を使いこなす
第2回 5月18日(土) 話す ひとつの文にひとつの話題
聴く からだで聴く
第3回 6月15日(土) 話す 聴き手を意識する
第4回 7月20日(土) 話す 五感を使って話す
第5回 8月18日(日) 話す 会話体を活用する
第6回 9月22日(日) 話す ひとの口調をまねしてみる
また、主催者の小川直子さん(直ちゃん)と、櫻井亜矢子さん
(ガチャ)が、記事をリブログしてくれています。
”縦軸と横軸 (直ちゃん)
久々にブログ更新したと思ったら宣伝かぃ!? (ガチャ)
いいのか??ヲイ!!! (直ちゃん)
かめおかゆみこさんのツッコミ入りました! (ガチャ)
第3回 6月15日(土)
聴く ジャッジせずに聴く
前回の「聴けない理由」の図を、再掲載してみますね。
聴けないさまざまな理由があげられていますが、その結果、何
が起きるかというと、こころのなかに「雑念」が生まれます。
雑念というのは、「今日のお昼、何食べようかな」とか、「あ、洗
濯もの、取り込んでくるの、忘れた!」というような、いま目の前
のひとと話していることとはまったく別のこと。
…だけでなく、目の前の話にかかわって、湧いてくる感情だった
り、個人的な意見だったりします。
たとえば、
・体調が悪い→「こっちの体調も気づかってくれないかな」
・相手の話に関心がない→「何も私にそんな話、しなくたって」
・相手の話に同意できない→「それはちがうと思うよ!」
・相手に対して関心がない→「早く終わってくれないかなあ」
・相手に対して反感をもっている→「うざ! あ~、やだ!」
・自分の話に引き寄せてしまう→「あ~、その話、私にさせて!」
・その他、「その服、センス悪~い」などなど、他に目が行く。
このなかで、とくに、「ジャッジ」に該当するのが、
・相手の話に同意できない→「それはちがうと思うよ!」
あと、ジャッジというか、感情的に反応してしまうのが、
・相手に対して反感をもっている→「うざ! あ~、やだ!」
どちらもまったく聴けてません。聴いていないどころか、場合に
よっては、相手の話をとりちがえる場合もあります。
(自分の思考や感情で聴いていると、そのフィルターがかかる
ので、相手からの情報を曲解・誤解しやすくなります)
ただ、よほど精神の修養でも積んだひとでもないかぎり、雑念
やジャッジを完全になくするというのは、むずかしいと思ってい
ます。修行を積んだひと?!
※ です。
私自身も、できていないと思います。私が採用しているのは、
まず、思考については、「時間短縮」です。
どういうことかというと、人間の思考って、こうなっていると思う
んです。
聴く → ジャッジ(雑念) → 気づいてやめる → 聴く
このうち、とくに、「気づいて」★「やめる」のあいだがポイントです。
聴いているうちにジャッジ(雑念)が湧くのはしかたないとして、
まず、湧いていることに気づく時間が早ければ、すぐに「聴く」状
態にもどれます。
でも、気づいても、たいていの場合、そこでまた思考が動きだし
てしまうのです。
「あ~、また雑念が湧いちゃった」「しまった、またジャッジしてる」
「どうしてジャッジをやめられないんだろう」「雑念が湧かないよう
にするには、どうしたらいいんだろう」
要は、どんどん、思考から思考へと、変転してしまうんですね。そ
の時間が長ければ長いほど、「聴けない」状態がキープされちゃ
うのです。
なので、「気づく」と「やめる」「聴く(にもどる)」のあいだを、1秒で
もみじかくしていくことを、ふだんから意識するようにします。
すると、どんどんその時間がみじかくなっていって、最終的には、
聴く → ジャ… → やめる → 聴く(にもどる)
イメージ図。※ です。
はい。「ジャッジ」の「ジ」…くらいのレベルで、瞬時に、「もどる」ま
で到達できるようになってきます。ほぼマッハの速さですから(笑)、
ジャッジしたことにさえ、気づかなくなるかもしれません。
これを書きながら、当日やってみたいワークを思いついてしまい
ました。本邦初です、たぶん。お楽しみに~
あ、感情が湧いたときの対処については、またのちの回にて
修行ちうのこのひとたちは、聴けるひとたちかな?
※