石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと -22ページ目

石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

日常で気になったことや、長い物書き志望歴で思ったことをランダムに綴ります。

我が家のカレンダーのうちの一つは、行きつけの飲食店からもらったもの。毎月季節のお花が活けてある素敵な写真集で、暦も読みやすく、気に入っている。

 

ところがこのカレンダー、その飲食店の名前が入っていない。昨年もいただいたけれど、ちゃんと店名と住所と電話番号が入っていた。今年のは、その場所が空欄で真っ白。注文するときに指定し忘れたのだとか。

 

お客さんに配るカレンダーは、有料で業者に注文するわけで、つまりは広告宣伝費だと思うのだが、その一番宣伝したい店名を入れ忘れてしまうとは……天晴れ。

この店主さんのそういうところが好きである。そういうお店なのである。

 

旦那さんの揚げたてカツが美味しくて、勧め上手のママの出してくれるお酒が美味しくて。最近ではちょっと胃腸が追いつかないくせに食べ過ぎ、飲み過ぎてしまうので、行く頻度を我慢しているくらい美味しい。


このカレンダーの不自然に白いままの空欄を見る度、そろそろこのお店に行こうかしら、と思い出す……のだから、結局広告宣伝になっているかもしれない。

 

ともあれ、カレンダー、早くもあちこちで来年のものが出始めている。

 

私が毎年絶対買いたいシリーズは、既にゲットした人が先月インスタで上げていた。

え、まだ8月だよね? 今年まだ4ヶ月残ってるよね? この1年私何してたんだ、まだ何もしてないぞ、来年なんて、ええー、考えたくないわ。とジタバタしながら、でも買いに行った9月の初め。

……残り2個しかなかった。

 

う~ん、近年、いろんなことが早く速くなってきている気がする。

お節料理の予約広告をもう見かけるし、お菓子屋さんはすっかりハロウィン仕様だし、街のイルミネーションはハロウィンが終わる途端にクリスマスになる。

 

何だかなあ。

 

あんまり急かすのはやめてほしい。振り返ったり復習したり、やり直したりもする時間も欲しいんだから。

自分の中ではもっと先のはずだったものが、やたらにフライングで品切れなんてことが、このご時世増えている気がする。

それに間に合うように間に合うようにと走ると、自分のやりたいことがどんどん後回しになってしまう。

 

ただでさえ人生たぶん半ばを過ぎて、たっぷりあるわけじゃない時間を必死でやりくりしている。やりたいことを先にやってからそういうところへ食いつきたい。

 

と思いつつ、そういえば行きつけのパン屋さんのキャラクターカレンダーがもうすぐ発売だな、などと気持ちが逸っている今。

 

(了)



 ↓「〇〇が落ちてきた」がお題の超短編コメディ書きました。5分で読めます。


フライを落とすな! 


 

↓「あの日の約束」がお題の短編です。14分で読めます。最近封印していたタイムリープもの。

プロミスアゲイン

 

 

 

 

↓「ゆるさない」がお題の超短編。5分で読めます。なぜか閲覧数が伸びてます。

墓まで持ってって  

 

 

 

 

↓「夏の夜」がお題の短編です。今更青春もの……大丈夫かな。11分で読めます。

三角の夜

 

 

 

↓「兄弟/姉妹」がお題の短編です。14分で読めます。

お守り袋

 

 

 

 

 

 

千葉ロッテファンの私からすると、今年のホットニュースの一つが20歳の佐々木朗希くんの完全試合。そしてそれをリードした高卒ルーキーキャッチャーの松川虎生くんに大注目。

(そのときに興奮して書いた記事がこちら→ 朗希くんの完全試合 )

 

朗希くんの160キロ超え連発と、松川くんの味なリード。とってもフレッシュないいバッテリーで、どんどん伸びていくだろう今後も本当に楽しみ。

 

そんな中で、タイミングよくNHKBSで最近放送された「バッテリー」を観た。

 

以前観たのは公開当時(2006年)、原作(著:あさのあつこ)も読んだ後に映画館で。

当時の感想で覚えているのは、この話の要であるキャッチャー役の山田健太くんが、原作から抜け出したかのような柔らかく温かい雰囲気を持っていたこと。

 

ストーリーをかいつまむと、天才ピッチャー原田巧が、その才能やとんがった性格や家庭の事情などで孤独だった中、永倉豪というキャッチャーと出会い、信頼や心の落ち着きを得ていく物語。

 

この原田巧の孤高の天才ぶりが強烈だったのが、当時新人だった林遣都くん。オーディションで合格したらしいけれど、その後の活躍は誰もが知る通り。

 

で、その孤独な心をほどいていくキャッチャー永倉豪役が山田健太くん。その笑顔にとにかく安心感と頼り甲斐があって、巧の弟の青波への接し方もとっても優しくて、いやあ観ているこっちも心が癒されたわ。

 

このキャッチャーなら自分の剛速球も、周りとうまくいかない自分の性格も、全部受け止めてくれる。巧がそう思える器の大きさが感じられてとてもよかった。

 

でも、天才の巧が努力を積み、成長期も重なって、その球威は急速に増す。それを、野球的には恐らく凡人の豪は、捕球できなくなっていく……。

 

どんなにすごい球を投げる才能があってもキャッチャーが捕れなければ試合では勝てない。それに気づいてしまった巧は、豪が捕れるレベルの球速に抑えて投げる。そうして滅多打ちを喰らってしまう……。

 

ああ、泣きそうだった。

巧が気持ちの上では全幅の信頼をおける唯一の相手。でも技術が追いつかなくて投げるときに信じきることができない。信じろと言いながら手が震えてしまう豪。二人とも可哀相で。

 

出演者全て野球経験者(という売りだったと思う……今検索してもヒットしないのだが)で、キャッチャー装備をした山田くんも、林くんの剛腕ぶりも、とても様になっている。

天才選手という役柄なのにバット一振りでダメじゃんこれ、みたいなドラマや映画がたくさんあった中、野球ファンとしてはとっても満足。

 

そして、松川虎生くんをこの永倉豪に重ねて見てしまった私。天才ピッチャーを臆することなくリードする、安心感の持てる落ち着いた雰囲気のキャッチャー。朗希くんも全幅の信頼を持って投げ込んでいるのがわかる。

 

プロだから技術的に映画「バッテリー」のような煩悶はないだろうし、今後の楽しみしかないリアルバッテリーです。

 

(了)

 

 

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今日もニュースが言っている。あれやこれやの食品・日用品等が値上げします、と。

 

既に今年は軒並み様々な値上げがされている。

 

コーヒー代。ファスト珈琲にしてもコンビニのにしても、元値が安いので10~20円の値上げでも割合的には恐ろしく上がった。

 

回転すしもファミレスも同様で。

 

日用品を買いにスーパーへ行けば、パスタやパンなどの小麦関係も。油や醤油に乳製品。冷凍食品や、ハム・ソーセージ、ポテチまで。

 

我が家は数日分のまとめ買いをするので、その合計額が常に万を超えることにゲンナリする。

 

上がっていない、と喜んで買ったはいいが、使ってみたら実は、ということも多くなった。

 

スライスチーズの枚数が少ない。

豆腐、パック四辺余りまくるほど小っちゃくなってる。

ティッシュ1ボックス200枚入りだったものが160枚へと激減。

トイレットペーパーなんか、ペラペラのうすうす。

 

日常生活するだけでストレスたまる……。

 

他にも電気ガス水道、電車賃、高速道路料金、その辺の駐車場代金まで。

となると、お出かけする気分にも待ったがかかる。

 

上がらないのは仕事の時給だけ。

となると、節約に走るしかなく。

 

いまだ新型コロナの猛威がすごいけど、それが収まったとしてもこんな状態じゃ、観光だとかお洒落だとかの経済への貢献は、なかなかできそうな気がしない。

 

(了)

 

 

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↓「兄弟/姉妹」がお題の短編です。14分で読めます。

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↓「雨音」がお題の超短編です。2分で読めます。珍しく童話テイスト。

カエルくんのねがい

 

 

 

 

世の中は先週お盆休み。

私には特に関係なかったけど、たまたま珍しく何も予定の入らない日が丸一日できた。

 

嬉しくて、美味しいコーヒーを淹れて短編2本くらい一気に仕上げるぞ、と意気が上がっていた。

 

が。

 

とにかく天気がいいらしいので、朝一番に山のように洗濯をした。シーツなどの大物や、普段は日を改める手洗いモードのオシャレ着まで大量に。それらを全部外に干し終わると気分も晴れやか。

 

そしてパソコンに向かう。プロットもどきの段階まで進んだアイディアがいくつかあって、それをもっと叩いた上で一気に小説形式に固めよう、と、画面とにらめっこ。

 

ふと顔を上げると、窓の外が真っ白に。

 

え?

 

ざざざ、なんて音もする。慌ててベランダに出てみれば、強風横殴りの大粒の雨が降り込んでいるではないか!

 

慌てて洗濯物を家の中に引き上げたが、時既に遅し。ハンガーもタコ足もべちょべちょに雨粒だらけで、当然シーツや手洗いモードも全て雨ざらし。

 

嘘じゃ! 誰か嘘だと言ってくれ!

 

雨はその15分ほどでどっかへ行ってしまい、その後は何事もなかったように夏の日差しがカンカン。

 

このまま再びベランダへ干し直すという手もあったが、それを着たり布団に装着して寝られるか? と悩んだ挙げ句、……泣く泣くやり直しを選択した。洗濯機は全部で4回回し、その日の洗濯には合わせて3時間ほども費やした……。

 

ゲンナリして心臓と胃と脳がいかいかする中、とにかく今日の残った時間は予定通り短編仕上げよっと。と気を取り直してパソコンに向かったところ。

 

漢字変換の操作をしたら、一太郎の画面が薄いグレーになったまま固まった。他のソフトの動きもものすごくスローに。


これは、Windows updateのパターンでは、と「設定」を閲覧したら案の定勝手に更新プログラムのインストールが始まっていた(そこまで画面を開くのにも相当な時間を食うの遅さで余計頭に来るわけで)。

 

これ、どうにかならんのか。すごい頻度で勝手に始まり、何時間もパソコンが使えない。結局、再起動して普通に動くまで3時間かかった……。

 

その間、スマホでプロットをチマチマいじっていたけれど、そのスマホも機種変したばかりなのであれやこれやつまづく。で、ちっとも進まん。物語の仕上げどころか前日からただの一歩も進まないまま陽が落ちた。

 

……丸一日の自由時間を返してください。

 

こんなことで終わるための休日じゃなかったはずなのに……だったら朝から寝てればよかった。じゃなければ溜まった映画録画を集中鑑賞でもすればよかった。読みたい本もあったし、片付けたい用事もあった。

 

このやり場のない怒りをどうすれば。

 

と思い出すだけで腹が立ってくる久しぶりの休日でした。

 

(了)

 

 

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カエルくんのねがい

 

  

 

スマホの稼働が遅くなった。

電池の減りが速くなった。

写真を収めたSDカードの認識をしなくなった。

急に勝手に落ちたりする。

カバーがズダボロ状態で、見る人見る人みな「使い込んだね」と言って下さる。

 

はい、明らかに寿命。

 

小耳に挟んだところによれば、2年ほどで買い換えるのが普通らしい。

ちょうど4年を迎える我がスマホ、減価償却を2回やり切ったくらいの酷使ぶり。早く換えた方がいいのはわかっていたがグズグズと引き延ばしていた。

 

だって憂鬱なんだもの。


買い換えるなら格安スマホにしたいし乗り換えれば安くなりそうだしこの機会に中身あれこれ整理したいし。

で、どうする、と考え始めのところでゲンナリ。大仕事だよね……

 

ショップへ行く足にもブレーキがかかる。

どう変更したいのかと聞かれてもざっくりとしか答えられないだろうし、そうするときっと細かいプランをたっくさん説明されるんだろうし。

 

そもそも今現在どのような契約になってるのかもボヤッとしか把握してなくて、確かいろんな複合的要素があったはず、としか(汗)。


電気だのケーブルテレビだのネットや固定電話との割引だので、自分ちがどうだったっけ、と思い出す作業がめんどくさい。でもお得割引に与れないのは悔しいからそれぞれの契約書を引っ張り出すしかない。どこ入れたっけ、押入の奥だと思うけど埃立つなあ、汗かくなあ、やだなあ、とか憂鬱さが増す。

 

最新機種を勧めてくるだろうから用心しないと、とだけは決意を固める。自分がそんなの必要ないレベルの使用者なのはよくわかっているからである。でも用心というのも結構疲れるものなんだよな……。

 

更にいえば、旧スマホで使っているあれやこれやのアプリやデータがうまく移行できるか不安があり……(以前はショップの方がタダでやってくれていたが、今や有料で一人4千円也とのこと)。

 

そんなこんなを打ち合わせれば、おそらく契約には何時間もかかるだろう……。

なんて思うだけで暑さに負ける。

 

結局3店舗回って大まかなマスト事項を把握。でも最後の店であっさり契約を決めた。

 

なぜなら疲弊したからである。これ以上別の店や元来た店に戻るなどの気力が尽きた。で、もうここでいいや、となり。


そして本題の契約段階へ。


機種を選んだところまでは元気だった。予想通りあれやこれやの細かい説明が始まる。全部で2時間を超えたが、後半以降「あ、もう1つ……」と小出しに続々次々繰り出される確認事項に、「もうどうにでもしてハイハイハイ」状態だった。

 

この感じ、どっかで疑似体験したことがある……と思ったら、車とかマンションとかそういった大型契約の時にいつもそうだった。散々下見をしてあれこれ考えた挙げ句、最後にめんどくさくなって「もうそれでいいや」となり。

 

そして今、ピカピカのスマホで、データ移行やアプリの再現に四苦八苦しているところ。

 

(了)



↓「ゆるさない」がお題の新作超短編書きました。5分で読めます。

墓まで持ってって  



↓「夏の夜」がお題の新作短編書きました。今更青春もの……大丈夫かな。11分で読めます。

三角の夜

 

 

 

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お守り袋

 

 

 

↓「雨音」がお題の超短編です。2分で読めます。珍しく童話テイスト。

カエルくんのねがい

 

 


↓「ドキドキの理由」がお題の短編です。11分で読めます。ちょっとだけ時代劇絡み。

手毬唄の思ひ出

 

 

 

 

夏の夜の怖~いお話。

 

もう何十年も前のこと。その頃はまだパソコンが一般家庭にある時代でもなく、人のお下がりのワープロで原稿を書いていた。

狭い液晶に2行ずつくらいを表示させながら漢字変換していくスタイルのものだった。


それが曲者。

名前を変えて保存するのか上書きするのか、画面が狭くて暗くて見づらくて操作がやりにくかった。

 

で、文章の直しで頭がいっぱいになっているとつい上の空、保存に失敗。

つまり書いたもの全てが消える……という、あまりにも恐ろしい現象を起こしたことが何度かある。

 

たぶん、小説でもエッセイでも何でも、文章を「打ち込む」方なら1度や2度はやったことのある失敗だろうと思う。

 

私もそのイタさを良く知っているだけに、とにかく「マメに保存」を座右の銘としてきたくらいである。


それが……

先日、久しぶりにやってしまった。


もう狭い液晶のワープロではなく、普通にパソコンに載せた一太郎なので操作も間違えにくいが、ときにぼんやりと上書きしてはいけないところでしてしまったりはある。


ただ、そういう自分の手落ちはなくても、パソコンの不具合はしょっちゅう。今回もそう。


急に一太郎がウンともスンとも言わなくなった。「応答していません」とのメッセージが出たまま薄文字になってしまい、カーソルがくるくる回り続けるだけ。

 

え~~~っ。

よりによって何で今! というタイミングだった。

 

何かノッてきて、ついつい「マメに保存」せずに30枚ほど書き込んだところ。あと3行でエンドマークがつく、そうしたら保存しよう、と思っていたときなのである。

 

久しぶりに心臓がきゅっとなって、それまでの2時間の集中が無になる悔しさがふつふつ、その後の打ち直しの手間を思うとウンザリしてしまい……

 

その何十年か前のときは、若かったので直前に打ち込んだ数十枚を、ほぼそのまま思い出して叩き打つことができた。

 

でも今現在はとてもそんな体力気力記憶力全てなし。一語一語、一行一行、工夫しながら、しかも私にしては珍しい表現を思いついたまま書き込んだ30枚なのだ。思い出せる気がしない。

 

……待てよ。


確か「自動バックアップ」機能というのがあったはず。ただしそれをオンにしていたかどうかは定かじゃない……確かめるにはこの薄文字になっている一太郎を一度落として再立上げしないとわからない……


ダメだったらどうする? い・や・だ~!

 

あまりに動揺した為、現実逃避。

席を立って、ごはんの下ごしらえにかかった。包丁を動かしているうち、「しょうがない、書いたことを少しでも思い出しながら書き直すしかない」と覚悟が決まった。

 

そしてエイヤッと薄文字の一太郎を再立上げしてみたら……、

最後の2単語くらいが反映されていなかっただけで、ほぼ無事に残っていた……神様、ありがとう。

 

暑い中、肝が冷え、背筋が寒くなった。ヘタな怪談より怖い。寿命が5年は縮んだと思う。


別に仕事じゃないし誰も困らないのだが、納得いった出来のものが影も形もなくなるのは、ショックが大きく悲しすぎる。

 

自動バックアップ機能のオンを、もう一度しっかり確認したのは言うまでもない。

 

(了)

 


↓「兄弟/姉妹」がお題の短編です。14分で読めます。

お守り袋

 

 

 

↓「雨音」がお題の超短編です。2分で読めます。珍しく童話テイスト。

カエルくんのねがい

 

 


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手毬唄の思ひ出

 


 

 

赤川次郎さんの小説に、「杉原爽香シリーズ」というのがある。

 

毎年1冊ずつ発行されるミステリー小説で、登場人物も1つずつ年を取っていく、というのが売り文句。現在は34作が発売されている。

 

このシリーズのタイトルには全て色が入っている。最初が「若草色のポシェット」、次が「群青色のカンバス」などと続いて、最新作が「狐色のマフラー」。

 

最初は15歳だった爽香も、今や48歳という……読み手も自分の半生を見るような時代の駆けっぷり。個人的感想としては、爽やか系と思っていたこのシリーズ、第9弾「暗黒のスタートライン」で衝撃を受けたっけ……。

 

で、このタイトルに使われている色が、亜麻色、琥珀色、緋色、象牙色、瑠璃色、小豆色……等々、日本語の色表現はたくさんあるのだなあ、と思い出させてくれるようなバラエティ。

 

でも、その色どんな色? と、その名からピンと思い浮かぶのは半分くらいだろうか。緋色や小豆色はイメージできても、亜麻色や琥珀色は、「ん? 何色?」となってしまう。


この34作にはないが、新選組の「浅葱色」というのも実際テレビなどで観るまで私はわかっていなかった。

 

若い頃から読み継いできたこのシリーズを思い出したのは、最近「その色どんな色?」と思うことが増えたから。

 

というのは、パソコンを持ち歩けるバッグが欲しくてネット検索をしていたことに始まる。

 

今のネットショッピングはカラーバリエーションが豊富。気に入った型のバッグを見つけたのはいいけど……

 

昔から、アイボリーとかカーキとかネイビーとか言われるのが苦手。


薄い黄色っぽいやつ、何かくすんだ緑と茶色の間くらい、濃いブルー系、との認識で合ってるのか未だに自信がないほど。


でもこれらは割に長いこと普通に使われているようので、まあ取り敢えず慣れてはきた。

 

が、最近は本当に「?」となる。

 

キャメル、ラズベリー、アプリコット。

うーむ……薄茶色……赤紫……オレンジ……な感じで当たらずとも遠からず?

 

更に、スチールグレーとかバーガンディとかハニーとか書いてあるともう想像もつかん。


写真を見る限りはまあいわゆる灰色? 紫っぽいの? 明るい黄色かな? ……という……

 

元々、物と名前を一致させるのに四苦八苦するタイプの私。お買い物も、リアル店舗で微妙な色味を吟味するのが普通だったので、色の名前などあまり考えずに生きてきた。


多分ネットショップが広がって、画像写真と実際との違和感が減るよう、より細かく色表現が分かれてきたのかな、と思う。

 

なので、今後ますます新しいカタカナ名前の色が増えてくるのだろうが……その度「???」と戸惑う絶対的自信がある。

 

せめて赤川次郎さんの小説のように、日本語名だと少しは想像もつくのだけれど。(注:カタカナ表記の色の巻もあります)

 

(了)

 

 

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お守り袋

 

 

 

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カエルくんのねがい

 

 


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手毬唄の思ひ出

 

 

 

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R指定の友だち 

 

 

 

 

 

 

7/16にNHKBSで「石原裕次郎がテレビと出会ったとき~『太陽にほえろ!』の時代」という番組を放送していた。

 

裕次郎さんと「太陽にほえろ!」の裏話で、当時あのドラマ大好き少女だった私なので、もう観るしか選択肢はなかった!

(ちなみに1972年スタートのドラマであり、50周年の節目というスタンスの番組みたいだった)

 

「太陽にほえろ!」は、観たことがなくとも、刑事ドラマとしてしか知らなくても、タイトルや音楽だけはご存じの方も多いかと思う。そのくらい今じゃ伝説的。

 

でも、最初は裕次郎さん、出演を断るし、やがて翻意はするものの13回という期間限定のはずだった、というのにはビックリ。


結局14年も続いた長寿番組で、当時の私なんか永遠に続くと信じて疑わなかった。

 

それまでの刑事ものは、犯罪者の側から見たものが多かったという。


それで、刑事側も人間であり、若手が成長する青春ドラマ的な感じにしよう、という視点が新しかったのだろう。

 

更に、ニックネームを持つめっちゃ個性的なキャラ、若手がどんどん入れ替わる(殉職での交代は有名)という斬新さ。

 

使用された映像は、マカロニ、ジーパン、テキサスと、神田正輝さんがゲストの1人だったのでドックの頃のもの。私はボンボンファンだったのでちょっと残念。

 

ゲストは、当時のプロデューサーさん、竜雷太さん、勝野洋さん、高橋惠子さん、小野寺昭さん、神田正輝さん、水谷豊さん(数回犯人役などで出演)。つまりゴリさん、テキサス、シンコ、殿下、ドック……ああ懐かしくて打ち震える。

 

「太陽にほえろ!」は間違いなく私の青春メインメニューの1つだった。出演者にしろ音楽にしろ、目にし耳にするだけでその頃のリアルな感情や思い出にリンクする。


そんな中で、七曲署一係の「ボス」は、当然ドラマ内の仲間たちの核だったし、私の中でも大黒柱だった。

 

それが、映画隆盛でテレビがまだ少し下に見られていた時代、「ボス」も13回限りだったかも、というなかなかにシビアな状況だったとは。


でも、強引に押し切っちゃえ、とか熱意で乗り切る、みたいなスタッフの勢いでボスは続いた……言ってしまえば割に締め付けが緩い時代だったんだな……。

 

自分が結構な大人になってから再放送を何話も観たけれど、社会問題が先取りされていたり地味でも丹念な人間関係が描かれていたりと、良質なストーリーが多いと思った。

 

創り手の熱さ、題材や切り口の目新しさ、俳優さんに合った魅力ある濃いキャラ設定。とにかく面白かった。そりゃあ当時の私のように夢中になる人続出でしょう。

 

ちなみに私が一番好きな話は、ゴリさんの恋人との別れ「すべてを賭けて」と再会の話「再会」(あ、連動しているので一番と言いながら二話分です)。もう泣けて泣けてたまらなかった……。

 

「太陽にほえろ!」で若手俳優が育っていくのを間近に見た裕次郎さんは、自分でもやりたくなり、石原プロ制作の「大都会」で新人の神田正輝さんを採用したという。

 

映画からテレビへ、との時代の変わり目を、最初は映画に固執していた裕次郎さんも一役担っていた。自分が大スターだっただけじゃなく、そういう柔軟さも持っていた方なんだなあ、と、「やっぱりボスって、すごいよ」と思った。

 

(了)

 

 

↓「兄弟/姉妹」がお題の新作短編です。14分で読めます。

お守り袋

 

 

 

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カエルくんのねがい

 

 


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手毬唄の思ひ出

 

 

 

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R指定の友だち 

 

 

 

 

 

 

物語をちゃんと創ってみたいと思い立った大昔、シナリオの書き方を習う学校へ通い始めた。

 

当時は会社も辞めており、昼間の空いたコースに行けた。少人数だったから聞きたいこともすぐに先生や仲間に聞けて、疑問の解決以上の勉強になる話もたくさんできた。こういうときの雑談には結構なヒントがあると思う。

 

現在はシナリオではなく小説に挑戦中だけれど、基本は似ているので、あの学校で学んだことは血となり肉となっているなあと感じることしばしば。

 

翻ってみれば、親に学費を出してもらって当たり前にサボっていたバチ当たりな学生時代。でも社会に出てからの習い事というのは「お月謝を払うんだからその分は絶対に取り返す!」という意欲に満ちる。

 

シナリオ学校も決して安くはなく、だから、例えるならバイキング形式の料理で限界を超えても食べまくって腹を壊しても元を取る! くらいの姿勢で臨んでいた。

 

というわけで、毎週キッチリ課題を書いた。

 

書いてこない受講生の方も多かったけど、私自身はもったいない精神の権化だったので、面白くもない話でも起承転結がおかしくても辻褄合わずとも、とにかくせっせと仕上げては持って行った。

 

その学校では書いてきた人が自分のシナリオを読み、参加者が批評する、という形式を取っていた。

他に誰も書いてこないことが多くて、いつも私ばっかり読んで私ばっかり批評されるという、腑に落ちない状況で……でも、今思えば超贅沢な、勉強独り占め状態だった。

 

批評されるのは怖い。酷評もたくさんいただいたし、腹の立つ言い分も結構あった。でも、自分ではわからない独りよがりがたくさんあるということを知ったのもこのときだった。

 

そんな盲点を教えてくれる、それを直せば前よりいいシナリオになる。そういう「良い」指摘と、こちらの心を折るだけの「悪い」指摘を取捨選択できるようになったのもこの頃。「悪い」のは、くだらないイチャモンとして無視していい、と割り切れるようにもなった。

 

そうやって上級クラスに進んでいったあるとき、地方へ引っ越すことになった。もう通学はできない。というわけで、通信講座に切り替え、一人で書き、送り、赤ペンで添削して返してもらうという形に変わった。

 

通学日までに書かねば、という締め切り意識もないし、孤独だし、ついついペースは落ちた。でも、何とか出して添削が返ってくると、数行の赤ペンの褒め言葉が嬉しくて「またやるぞ!」という気になったものだった。

 

このご時世なので、オンラインの講座もできたらしいから、今ならいつでもどこでも勉強はできる。無料ネット小説サイトも充実しているから、仲間を作ったりアドバイスをもらったりとかも簡単にできる。

 

そもそも物を書くという作業は、基本一人。基礎も才能もある方は学校やらサイトの助けがなくても自己流でどんどん進化できるのだろう。

 

でも、私なんかは何か縛りがないといつまでも書き始めないし、どこどこまでも怠けてしまう。通信や無料サイトのように放っておいても何も痛くない状況下では何年も一作も書けないなんてこともあり得る。


なので、リアルに学校に通えた時期があったことは貴重だと思っている。

 

(了)

 

 

↓「雨音」がお題の超短編です。2分で読めます。珍しく童話。

カエルくんのねがい

 

 


↓「ドキドキの理由」がお題の短編です。11分で読めます。ちょっとだけ時代劇絡み。

手毬唄の思ひ出

 

 

 

 ↓「レンタル○○」がお題の短編です。10分で読めます。

R指定の友だち 

 

 

 

↓「芽生え」がお題の短編です。10分で読めます。

マダムの戯言 

 

 

 

 

 

 

 

物語を創るとき、私の場合ジャンルを絞るのが苦手。

 

出来上がったものが何に属するのかわからず、結局いつも「ヒューマンドラマ」の端っこにそれとなく混ぜてもらう。

 

ただ、やっぱり違和感で。

 

ヒューマンドラマというと、大河ドラマとか人間愛とかそんなビッグなイメージがあるので、私の書いた狭い世界の小さな出来事が、それらと並んでいるのがいたたまれない感じがしてしまう。

 

読むのはミステリーやサスペンスが好きで、ホラーもグロくなければ好物。

だから書くのもそういう系統を目指すのが普通の流れなんだろうし、実際何度か試してみたけれど。

ミステリーもサスペンスも、警察の介入するような殺人事件的なもの、自分には書けないという結論に至った……((T_T))。

 

で、フツーのささいな話を、その謎解きの流れや構成の作り方だけミステリー手法っぽい書き方をしている、という現在である。

 

だから、ミステリーのようなシーンもサスペンスもどきの展開も多いけど、よく読むとどうってことない話なんです、すみません。

 

ホラーを書くのにも挑戦したことはある。ノウハウがわからないので、まず自分がどんなことになったら怖いか、を考えてみた。

 

昔殺人があったという幽霊屋敷で何か起こる? 先祖から呪いをかけられた少女に何か起こる? どこまでも追いかけてくるフッた相手の怨念で何か起こる?

 

……うーん、どっかで見たような、自分なりに料理もできないような、って感じ。

 

でも、そんな数少ないひねり出したアイディアの中での一等賞は。

 

「人に置いていかれること」

 

これでした。

 

同年代の友だち、一緒に過ごす家族、同じ目標を持つ仲間。そういった人たちが自分と時間の流れが違ってしまったら。つまり、みんなと自分の年を取る早さが極端に違うとしたら。


自分が先に、例えば3倍速でぐんぐんいってしまうか、逆に人が30歳になったときにまだ10歳にしかなれないのか。(そんな映画、ありましたね)

 

どっちも怖い。

ホラーらしく人より髪や爪が伸びるのが異様に早いとか、肌が急激に衰えるとか、体力が違うがために同じ歩速で歩けないとか。そんな味付けも考えた。

 

これを書こうとしていたのは、30代の頃だったと思うが、同じ悩みを分かち合える人がいなくなる、というのが本当に怖かった。

 

でも、今現在、いい歳になってしまうと当たり前のこと。


学生時代の友人やライフイベントが重なった人とも、いずれ違った道を行く。それを怖がっていたのは昔のことで、今はそれが面白くもある。

 

かの3倍速物語だけど、それ以上の展開が思い浮かばずに放り出してしまった。今はそんな悟りのスタンスになってしまったので、ますますホラーにならない。

 

でもホラー、そのうち書いてみたい、という野望は相変わらず。

(一応書いてみたホラー未満のホラーもどき→「誕生日の不幸」)

 

 

 

で、怖いことって何だろう、と今も探している日々(病気や事故は除外という自分ルールです)。

 

(終)

 

 

↓「雨音」がお題の超短編書きました。2分で読めます。珍しく童話。

カエルくんのねがい

 

 


↓「ドキドキの理由」がお題の短編です。11分で読めます。ちょっとだけ時代劇絡み。

手毬唄の思ひ出

 

 

 

 ↓「レンタル○○」がお題の短編です。10分で読めます。

R指定の友だち 

 

 

 

↓「芽生え」がお題の短編です。10分で読めます。

マダムの戯言