私がよく投稿している小説サイトでは、その小説ごとに表紙をつけることができる。
最初はそのサイトに備わっている標準画像から物語に合いそうなものを選んでいた。
学校ものなら並んでいる机、青春ものなら青空、とか。
表紙がつくと、物語が1ランクアップしたような気分になり、楽しい。
そのうち、タイトルや著者名まで組み込んだかっこいい表紙をつけている方が沢山いることに気づく。
いいなあと思ってよくよく見ると、「かんたん表紙メーカーさんで作りました」と注釈がある。
さっそくその表紙作成ページへ飛んでみると、本当にカンタン。
タイトル名を入れ、その配置(縦書き横書きを含め)、画像を選び、ダウンロードするだけでよい。しかも無料!
これがまた、標準画像をつけていた頃より更に1ランクアップした気になれて楽しさ倍増。
それからはもう何作もずっと、表紙はそこで作っていた。
で、その投稿サイト、小説だけじゃなく、写真やイラストの作家さんも多いので、ご自分で撮ったり描いたりした表紙をつけている方もいる。
写真はともかく、絵は描けないのでうらやましい限り。
よだれ垂らしながら見ているだけだった私なのだが。
このほど、イラストレーターの方に表紙絵を描き下ろしていただくという機会を得た!
その方が過去に描き下ろした絵柄は見たことがあり、ググッとハートをつかまれてはいた。
それが何と、早い者勝ちで少数描きます、といった募集をたまたまタイムリーに見かけ、滑り込みで当選したのである。
いつもは何でもかんでも出遅れる私なので、これは運命だ、とさえ思った。
柔らかくてほんわかで動物が可愛らしい。そんな画風の方なので、今まで書きためていた短編小説のうち絵本系のものを2点ピックアップ、描きやすい方を選んでください、などと図に乗ったお願いをしてしまった。
そうしてとってもとっても素敵な表紙を描いていただいたのでした。
↓それがこちら。
パステル調の色合いがとても優しく、たぬおくんのフォルムがぷっくり愛らしい。
物語を読んでくださったので、たぬおくんのマリエさんへの憧れが、その文字へ差し出されている手に表れていて、ため息が出そうに温か。
シンプルなのに、その奥行きったら!
テンションめちゃくちゃ上がりました。
自分の書いた小説がこんな風にイメージされて、一目で訴えてくる形になるという感動。
1ランクアップどころか、物語なんかどうでもいいから表紙絵だけでも見てください! ってなっている。
いやあイラストレーターさんて本当にすごい。
(了)
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