石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと -13ページ目

石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

日常で気になったことや、長い物書き志望歴で思ったことをランダムに綴ります。

私がよく投稿している小説サイトでは、その小説ごとに表紙をつけることができる。

 

最初はそのサイトに備わっている標準画像から物語に合いそうなものを選んでいた。

学校ものなら並んでいる机、青春ものなら青空、とか。


表紙がつくと、物語が1ランクアップしたような気分になり、楽しい。

 

そのうち、タイトルや著者名まで組み込んだかっこいい表紙をつけている方が沢山いることに気づく。


いいなあと思ってよくよく見ると、「かんたん表紙メーカーさんで作りました」と注釈がある。

さっそくその表紙作成ページへ飛んでみると、本当にカンタン。


タイトル名を入れ、その配置(縦書き横書きを含め)、画像を選び、ダウンロードするだけでよい。しかも無料! 

これがまた、標準画像をつけていた頃より更に1ランクアップした気になれて楽しさ倍増。

 

それからはもう何作もずっと、表紙はそこで作っていた。


で、その投稿サイト、小説だけじゃなく、写真やイラストの作家さんも多いので、ご自分で撮ったり描いたりした表紙をつけている方もいる。

 

写真はともかく、絵は描けないのでうらやましい限り。

よだれ垂らしながら見ているだけだった私なのだが。

 

このほど、イラストレーターの方に表紙絵を描き下ろしていただくという機会を得た!

 

その方が過去に描き下ろした絵柄は見たことがあり、ググッとハートをつかまれてはいた。

それが何と、早い者勝ちで少数描きます、といった募集をたまたまタイムリーに見かけ、滑り込みで当選したのである。


いつもは何でもかんでも出遅れる私なので、これは運命だ、とさえ思った。

 

柔らかくてほんわかで動物が可愛らしい。そんな画風の方なので、今まで書きためていた短編小説のうち絵本系のものを2点ピックアップ、描きやすい方を選んでください、などと図に乗ったお願いをしてしまった。

 

そうしてとってもとっても素敵な表紙を描いていただいたのでした。

↓それがこちら。

「たぬおくんとマリエさん」

 

 

 

パステル調の色合いがとても優しく、たぬおくんのフォルムがぷっくり愛らしい。

物語を読んでくださったので、たぬおくんのマリエさんへの憧れが、その文字へ差し出されている手に表れていて、ため息が出そうに温か。

シンプルなのに、その奥行きったら!

 

テンションめちゃくちゃ上がりました。


自分の書いた小説がこんな風にイメージされて、一目で訴えてくる形になるという感動。

1ランクアップどころか、物語なんかどうでもいいから表紙絵だけでも見てください! ってなっている。

 

いやあイラストレーターさんて本当にすごい。

 

(了)

 

 

↓ただいま連載中。

野球女子らいと  (朝ドラ風長編ヒューマンドラマ)

 

 

 ↓第193回コンテストで、優秀作品に選んでいただきました

最終回をさがして (恋愛)

 「最後の〇〇」がお題の短編です。11分で読めます。

 

 

 ↓第187回優秀作品に選んでいただきました

正しい忘れ癖の治し方 (ヒューマンドラマ) 

 「忘れもの」がお題の短編です。14分で読めます。

 

 

 ↓第185回コンテストで入賞作に選んでいただきました♡

バラを育ててはいけません (ファンタジー)

「○○解禁」がお題の短編です。14分で読めます。

 


 ↓「追いかける」がお題の新作短編です。14分で読めます。

菫色のネガ  (ヒューマンドラマ)


 

↓「道」がお題の短編です。10分で読めます。

立体交叉  (ヒューマンドラマ)

 

 

 

 

↓「また会えたね」がお題の短編。13分で読めます。

 あの角を曲がって  (ヒューマンドラマ)

 

 

 

↓「たまご」がお題の短編です! 13分で読めます。

親切マインド全開を推奨してきた私がそういう未来に飛ばされたわけですが、自爆しました   (現代ファンタジー)

 

 

 

 

私が文章を書くのは、しゃべるのがヘタクソだから。

 

言葉足らずで、瞬時に最適な単語が出てこなくて、気の利いたことが言えなくて、そもそも相手の言ったことをすぐに理解できる頭がないので、反応も遅いしトンチンカンな回答ばかり。

 

だから、「文章ならページを戻れば何度でも直しがきくからいい」と言ったことがあって、それが心からの本音だったせいか、そのときの相手が「いいこと言うね」と感心してくれた覚えまである。

 

と、そんなことを思い出したのは、このほどコロナが5類に移行し、用心モードながらの集まりに、そろりそろりと参加し始めたせい。

 

久しぶりでお互いの近況報告に盛り上がったり時間を忘れるほどにしゃべったり。そもそもこのまま会うのを躊躇していたら、会わずに一生終えてしまうかもという危機感もある、そんな年頃で。

 

なのに、そんな気安い仲間内でも私の場合、ホンットに疲れてしまうことがある。もちろん悪いのは自分。それがこの1ヶ月に2度もあった。

 

先に述べたように生来しゃべるのがヘタクソ。でも相手に退屈と思われたくない。それでちょっとカッコつけた言い回しとか、笑いを取ろうと変なこと言ってみたりとか……それをやめろっつーに! と過去何百回後悔してきたことか。

 

そう、コロナ禍の長い間人に会えなかったから、こういう気まずい自分を忘れていた。

 

言葉足らずゆえに、場を持たそうとして余計な一言を発してしまう……それが致命傷。

 

言ってしまったことは取り消せないし、相手に嫌な思いをさせただろうことに深く深く自己嫌悪を覚える。もうその帰り道から鬱々としてしまった。何であんなことを言ってしまったのか。それまですごく楽しかったのに。

 

もしかしたら相手はそう気にしていないかもしれない。でも、私としては気になって気になって「自分のバカバカバカ」と延々低空飛行。何もする気が起きず、必要最低限のマスト事項をこなすのがやっと。

 

一番効く復活方法は、もう一度その相手と会って笑い飛ばすことだとわかっているのだが、こんなご時世だし、この度久しぶりに会ったということは普段そう会わない昔馴染みだということが多い。なので次に会うのはもしかしたら年単位先。とすると、「あのときはあんなこと言っちゃって」などとわざわざ持ち出そうものなら、逆にまた雰囲気を壊すだろう。

 

とかとかずっと悶々とする。おそらく誰かが私にそういう相談を持ち掛けてきたら「もう取り消せないことじゃん。どうしようもないんだからさっさと忘れるしかない」と言うだろう。

 

でもそれができればこんなに悩まない。すぐに思考がそのことに戻ってしまい、ぐるぐる回って落ち込んでいくばかり。

 

こういうの、毎日そこそこ人と話すのに慣れていた時分には減っていた。このコロナ禍で3年もそれが遮断されていたせいで会話力が退化してしまった……ということなのかも。

そして、こういう思いをすると、ますます人に会うのが怖くなる。


で、私の場合の復活方法その2。

文章で書いて吐き出して頭から追い出す。

というわけで、本日のブログはそういうはけ口となっております。。。

 

(了)

 

 

 

↓ただいま連載中。

野球女子らいと  (朝ドラ風長編ヒューマンドラマ)

 

 

 

 ↓第193回コンテストで、優秀作品に選んでいただきました

最終回をさがして (恋愛)

 「最後の〇〇」がお題の短編です。11分で読めます。

 

 

 

 ↓第187回優秀作品に選んでいただきました

正しい忘れ癖の治し方 (ヒューマンドラマ) 

 「忘れもの」がお題の短編です。14分で読めます。

 

 

 

 ↓第185回コンテストで入賞作に選んでいただきました♡

バラを育ててはいけません (ファンタジー)

「○○解禁」がお題の短編です。14分で読めます。

 

 

 

↓「道」がお題の新作短編です。10分で読めます。

立体交叉  (ヒューマンドラマ)

 

 

 

 

 

↓「また会えたね」がお題の短編。13分で読めます。

 あの角を曲がって  (ヒューマンドラマ)

 

 

 

↓「たまご」がお題の短編です! 13分で読めます。

親切マインド全開を推奨してきた私がそういう未来に飛ばされたわけですが、自爆しました   (現代ファンタジー)

 

 

 

 

よく道を聞かれる。

 

自分自身、全然知らない土地で「どこなんだ、ここ?」と思いながら歩いているときでさえ。


他にも歩いている人はいるのに、なぜか私が聞かれることが多い。

 

むしろ、方向音痴なので私の方が「聞く」パターンがしょっちゅうある。グーグルマップを見ても、どうもよくわからず、「こっちだ!」と理解したつもりで進むと、位置情報がどんどん逆へ動いて行ったりするくらいで。


よく「あなたに似た知り合いがいる」とか「初恋の人を思い出す」だの言われるので、顔が「安心感のある人」という造りなんだろうか? 

あるいは「親切そう」に見えるんだろうか? 基本、不愛想な怒り顔だと思っているのだけれど。

 

そうやって聞かれて、わかるときは教えて差し上げるのだけれど、説明が下手クソで。

 

あそこのこっちを曲がってまっすぐ行ってどうのこうの。と言いながらどうしよう、と思い始める。いや、いつもカンや慣れで進んでいるので、目印がどんな店だとか、方角が東西南北どっちなんだとか、……聞いてきた人がわかるような優しい説明ができた試しがなく。

 

その方が行ってしまって大分経ってから「あ、あの説明だと間違って○○へ行ってしまうかも」と気づいて慌てたりする。が、もう遅い。

すみません、決して意地悪でそんな風に教えたのではないんです……しゅーん。

 

本当に、道を聞くときには私のような者に聞かない方が良いと思う。

 

ちなみにこのところ、「聞かれる」のは、「誰かに似ている」せいじゃないのでは、と思い始めた。

 

とある地方都市に一時的に住んでいた頃、よく言われた。

「え、地の人じゃなかったの?」と。

地元の人からである。数年、または数代に渡って住んでいる方からにも、である。

 

私はそのときまだたぶん引越して1,2年くらいだったかと思う。

なのにそれ。

方言というほどでもないが、イントネーションや言葉尻が割と特徴のあるしゃべり方をする地域だった。そこで普通に標準語をしゃべっていたのにそれ。

 

何だろうな。

その場所に違和感なく埋まっていくタイプなんだろうか、自分? 

だから、どこを歩いていてもそこに詳しそうな、普段から慣れているような、そんな風貌に見えるということなんだろうか。

そういう、お洒落とかしてないどうでもいいカッコで歩いてるのもその一旦なのかも。

 

そういえば。

 

道だけじゃない。

銀行のCDコーナーで使い方を尋ねられたことも割にある。

いや、それは銀行員さんに聞いてください。

最近は物騒ですから。

 

(了)

 

 

 

↓ただいま連載中。

野球女子らいと  (朝ドラ風長編ヒューマンドラマ)

 

 

 

 ↓第193回コンテストで、優秀作品に選んでいただきました

最終回をさがして (恋愛)

 「最後の〇〇」がお題の短編です。11分で読めます。

 



 ↓第187回優秀作品に選んでいただきました

正しい忘れ癖の治し方 (ヒューマンドラマ) 

 「忘れもの」がお題の短編です。14分で読めます。

 


 

 ↓第185回コンテストで入賞作に選んでいただきました♡

バラを育ててはいけません (ファンタジー)

「○○解禁」がお題の短編です。14分で読めます。

 


 

↓「道」がお題の新作短編です。10分で読めます。

立体交叉  (ヒューマンドラマ)

 

 

 

 

 

↓「また会えたね」がお題の短編。13分で読めます。

 あの角を曲がって  (ヒューマンドラマ)

 

 

 

↓「たまご」がお題の短編です! 13分で読めます。

親切マインド全開を推奨してきた私がそういう未来に飛ばされたわけですが、自爆しました   (現代ファンタジー)

 

 

 

↓「桜を嫌いな理由」その2。5分で読める超短編です。

あまのじゃくスイーツ  (現代ファンタジー)

 

 

 

↓「桜を嫌いな理由」がお題の短編です。10分で読めます。

サクラと僕とアニキ  (現代ファンタジー)

 

 
 

 

若い頃は、紅茶党だった。

それがいつの頃からか、事務仕事にしても創作にしても、コーヒーなしでは進まない体質になった。

 

特に銘柄や淹れ方にこだわりがある訳じゃなく、とりあえずあの苦い飲み物で刺激を取らないと、頭がしゃきっとしない、というレベル。とにかくコーヒーなら何でもいい。

 

ファストフードやコンビニの100円(最近値上げされたかも)コーヒーも、結構飲む。

 

いくつかお気に入りの喫茶店もあって、そこに行けば、しゃきっとするどころか幸せいっぱいになるコーヒーが飲める。独自のフードやスイーツと相まって幸福度が上がる。


でもそういうお店はやっぱり結構なお値段なので、そうそうは行けないのだけれど。

(ちなみに、ずんの飯尾さんが様々な純喫茶を訪ねる「ずん喫茶」というBS番組が最近のマイブーム)

 

で、コロナ禍にあってそういうお店巡りがしづらかった頃、アルバイト先の仕事もほぼリモートに移行。創作も自宅で黙々とキーを叩くわけで、「おうちコーヒー」の充実度を高めたくなった。

 

前はインスタントの粉を溶いて飲んでいた。それから少し進化して、ドリップの個別袋で一杯。

 

でも、何時間もパソコンに向かっていると何杯も飲みたくなるので、昔買って棚の奥にしまったきりのコーヒーメーカーを引っ張り出してきた。


いただきものの粉で淹れてみると、これがゴキゲンな美味しさで。そのうち豆を買って挽いて淹れるようになり、もうインスタントに戻れなくなった。

 

ただ、味のわかる人間ではないので、豆は別に高級じゃなくても何でも構わない。スーパーにあるもので充分満足。

 

でも。

 

最近、利用している雑貨の通販に、とある銀座コーヒー名店の広告が。

今そこの豆を頼むと送料タダで割引もあって、おまけにお洒落な手提げバッグが付いてくる! とな?

スーパーで買うのとそう変わらないお値段だったので、即申し込んだ。

これが美味しい!

 

すっかりハマり、その後の「会員になりませんか」のお誘いに二つ返事で定期購入を決めてしまった。今度はその定期購入の特典で、保存缶と計量スプーンがついてきた。

 

今まで使っていた「なんちゃってスプーン」と同じ量でいいのかな? とおずおず淹れてみたらやっぱり違った。


真っ黒くろすけ。濃過ぎ。


で、5回目くらいまで胃が痛くなったり気持ち悪くなったり、挙句、指先が震えてきたり。

しゃきっとどころか、逆に足を引っ張ることに。

 

こんなコーヒーど素人の私ですが、ようやく適量を見つけ、今は美味しくいただきながら創作のお供としております。

 

(了)

 

 

 

↓ただいま連載中。

野球女子らいと  (朝ドラ風長編ヒューマンドラマ)

 

 


 ↓第193回コンテストで、優秀作品に選んでいただきました

最終回をさがして (恋愛)

 「最後の〇〇」がお題の短編です。11分で読めます。

 

 ↓第187回優秀作品に選んでいただきました

正しい忘れ癖の治し方 (ヒューマンドラマ) 

 「忘れもの」がお題の短編です。14分で読めます。

 

 

 ↓第185回コンテストで入賞作に選んでいただきました♡

バラを育ててはいけません (ファンタジー)

「○○解禁」がお題の短編です。14分で読めます。

 

 

↓「道」がお題の新作短編です。10分で読めます。

立体交叉  (ヒューマンドラマ)



 

↓「また会えたね」がお題の短編。13分で読めます。

 あの角を曲がって  (ヒューマンドラマ)

 

 

 

↓「たまご」がお題の短編です! 13分で読めます。

親切マインド全開を推奨してきた私がそういう未来に飛ばされたわけですが、自爆しました   (現代ファンタジー)

 

 

 

↓「桜を嫌いな理由」その2。5分で読める超短編です。

あまのじゃくスイーツ  (現代ファンタジー)

 

 

 

↓「桜を嫌いな理由」がお題の短編です。10分で読めます。

サクラと僕とアニキ  (現代ファンタジー)

 

 
 

 

2週間に1回、8000字以内の短編小説コンクールに応募している。ここ2年ほど、皆勤。

 

もう毎度毎度アイディアをひねり出すのに四苦八苦。一つ出来たと安心しても、すぐ次のお題が迫ってくるので息つく暇もない。いうなれば1000本ノックといったところ。

 

それを2年も続けていると、ギリギリでもレベルはともかくでも、書きあげられるようにはなる。

 

最近心がけているのは、必ず新作を出すこと。

 

もう50本以上は書いたが、賞にかすったのは3本だけ。つまり、他の40本以上は浮いている。だからそれらを加筆修正して転用するのも全然オッケーなのだが、私の中ではそれをしたら負け、という気がしている。


何の勝ち負けなんだか、自分でもよくわからないが、とにかく毎度毎度新作を作り出すことにこだわり中。

 

しかしそういえば、それ以外にも、他のコンテストでの落選作も遊んでいる。で、今回のお題に沿いそうなのを1つ思い出してしまった。

 

今のお題、全然アイデアが湧かなかったので、ついその過去作を引っ張り出し、読んでみた。


4年ほど前に書いたこの小説、まあ色々言葉足らず、その割に重なった表現も多々目につく。場面もあちこち飛んで、結局何を言いたいんだかよく分からない。

 

説明不足とかテーマとかその辺を補強して制限文字以内に収めてみる。4年も経ったから、全くの第三者目線で読んでわかったあれこれの不備。手を入れて、あの頃書きたかったことをもう少し前面に出せたかと思う。

 

で、その修正作、今まさに公開&エントリーボタンを押せばそれで完了、というところまで来ている。

めっちゃボタンを押したい……でも自分のこだわりは「新作」提出。 

 

どうする? どうする? どうする~~~~?

 

押せばいいじゃん。自分の過去作を直したものなんだからパクリじゃないし、押しても全く構わない。

 

と思いつつ、負け? という気持ちがよぎる。ず~んと重い敗北感が。


自分だけのこだわりなんて破っても誰も困らないし怒らない。一度破った自分が今後守り通せなくなるだけ……

 

コンクール皆勤を目指す方が優先。だからとりあえず出してしまおうか。締め切りまでまだ日があるから、新作も書いて2本出す、という方向性で。


という魔のささやき。でもこの修正作を出したなら、おそらく新作じゃないことには目をつぶり、もう一作作るとかは忘れたフリにしてしまうだろう、自分……。


でもでも、お題に沿う過去作なんてなかなかない。

 

それに、次のお題も発表になった。出せる状態の作品があるのなら、同じお題でもう1つ作ることに時間をかけるより、次のお題に取りかかった方がいいのでは?


うん、その方が建設的だ。

とかとか言い訳が溢れてくる。


楽な方へ楽な方へと流されるのが常な私。なので、いまだ迷っている最中……。

 

(了)

 

 

 

↓ただいま連載中。

野球女子らいと  (朝ドラ風長編ヒューマンドラマ)

 

 

 ↓コンテストで、優秀作品に選んでいただきました

正しい忘れ癖の治し方 (ヒューマンドラマ) 

 「忘れもの」がお題の短編です。14分で読めます。

 

 

 ↓コンテストで入賞作に選んでいただきました♡

バラを育ててはいけません (ファンタジー)

「○○解禁」がお題の短編です。14分で読めます。

 

 

↓「また会えたね」がお題の短編。13分で読めます。

 あの角を曲がって  (ヒューマンドラマ)

 

 

 

 

↓「たまご」がお題の短編です! 13分で読めます。

親切マインド全開を推奨してきた私がそういう未来に飛ばされたわけですが、自爆しました   (現代ファンタジー)

 

 

 

 

↓「桜を嫌いな理由」その2。5分で読める超短編です。

あまのじゃくスイーツ  (現代ファンタジー)

 

 

 

↓「桜を嫌いな理由」がお題の短編です。10分で読めます。

サクラと僕とアニキ  (現代ファンタジー)

 

 
 

↓「最後の〇〇」がお題の短編です。11分で読めます。

最終回をさがして (恋愛)

 

 

 

前回、この漫画家さんのこの作品が好きで、そのリスペクトの証として、自分の書く小説内にセリフを掲げたことを書いた。(結局やめたけど)

 

その作品「黒百合の系図」がどれだけ怖い漫画だったかを、ちょっと書いておこうと思う。

 

私がお借りしようとしたフレーズは、「黒百合のあるところ鬼姫参上」というもの。この一言だけで既に怖い。黒い百合、鬼の姫。どっぷりホラーな空気満々。

 

あらすじをかいつまむと、

戦国の頃、側近に騙されて殺された鬼姫の呪いが、その側近の子々孫々に祟り続けているという話。

この最後の子孫、現代の女子高生が主人公。母の不審死の後、彼女に次々と災厄が降りかかる。

これに立ち向かうため、母の謎の過去を追い始める。そして自分の先祖が鬼姫を葬ったことを知る。鬼姫は生来の残酷さから合戦にもっぱら強く、その紋が「黒百合」であって、敵から見れば「黒百合のあるところ鬼姫参上」と恐れられていた。

そんな鬼姫の霊がこの家系を全滅させようとしていて、次のターゲットの近くには黒百合が咲く。そして主人公に「お前で最後」と囁くのだ。

 

作者は、超有名な演劇大河ロマン「ガラスの仮面」の美内すずえさん。

あの漫画を読んだことがある方ならおわかりかと思うが、お目目キラキラ、衣装ぴらぴらといった、いわゆる少女漫画な絵柄。

なのに、ホラー、めちゃくちゃ怖い。話も怖いけど、そういう絵柄なのに、見開きページいっぱいな点描の鬼姫の呪いの表情とか、写真に写った主人公の肩にぐるりと手を回した顔の曖昧な霊とか……いや、見たくな~い! と初見のときにはコミック自体から手を放す程だった。

 

でも、この怖さ、何か癖になる。それほど怖かったくせに、コミックを買い、文庫版を買い、何度も読み直し、今も手元にある……。

 

何と言うか、こけおどしじゃない、説得力ある恐怖に読み応えを感じるというか。

 

霊とか呪いの存在を信じるかどうかは人それぞれだけど、そこに至るまでの鬼姫の境遇とか、戦国の合戦や、惨殺屋敷にそのまま残されていた畳に刺さった刀に血だまり等のリアリティ。

そんなレトロさと相まって、主人公に起こる事故は、ガス漏れや満員電車の扉に首を挟まれて引き摺られたり等、現代的でそれがまたリアルで怖い。

 

こういう力強いホラー、いつか書いてみたいとずっと思っている。「説得力のある恐怖」を目標の一つに入れておこう。

 

(了)

 

 

 

↓ただいま連載中。

野球女子らいと  (朝ドラ風長編)

 

 

 ↓コンテストで、優秀作品に選んでいただきました

正しい忘れ癖の治し方 (ヒューマンドラマ) 

 「忘れもの」がお題の短編です。14分で読めます。

 

 

 ↓コンテストで入賞作に選んでいただきました♡

バラを育ててはいけません (ファンタジー)

「○○解禁」がお題の短編です。14分で読めます。

 


↓「また会えたね」がお題の新作です! 13分で読めます。

 あの角を曲がって 



↓「たまご」がお題の短編です! 13分で読めます。

親切マインド全開を推奨してきた私がそういう未来に飛ばされたわけですが、自爆しました  



↓「桜を嫌いな理由」その2。5分で読める超短編です。

あまのじゃくスイーツ  (現代ファンタジー)

 

 

 

↓「桜を嫌いな理由」がお題の短編です。10分で読めます。

サクラと僕とアニキ  (現代ファンタジー)

 

 
 

↓「最後の〇〇」がお題の短編です。11分で読めます。

最終回をさがして (恋愛)

 

 

 

 

自分が書いた物語を後から読み返したとき、全く忘れていることもあれば、こういう意図で書いたな、とハッキリ覚えている文章もある。

 

後者がなぜかといえば、その一文に思い入れや理由があるから。

 

例えば、昔の思い出にリンクしていたり、ある人を思い描いて書いたからだったり。

 

今、定期開催のネット短編小説コンクールに皆勤投稿中なのだけれど、9割方で落っこちている。

大量の落選作品を寝かせておくのも何なので、他のコンクールに出せるかな? と整理することがある。箸にも棒にもかからなかった話たちでも、作者としては気に入っている物は結構あって。

 

それは、やっぱりそういう「理由」のある一文を組み込んである小説なことが多い。

 

よく巷でゴーストライターとか、パクリとかが登場する。事実であれ、ドラマ内のことであれ、丸ごとそのまま使っちゃそりゃアウトでしょ、と思う。そのソックリ同じ文だのストーリーだのは、どっちが真似したのか? となると、証明は難しいよね、とも。

 

でも、「このエピソードはこんな思い出を元に書いたのだよ」「この人物は私の友達にこんな変なキャラがいてモデルにした」なんていう、その人にしか書けないだろう文章があれば、こっちが本家本元、という証拠になるような気がする。

 

たとえば私も、もう2年くらい前に書いた短編の中に、変な文章がある。たぶん、物語として読んだ時に「これ必要?」みたいな、ストーリー上あんまり関係なさそうな一文。

 

以下、その過去作のあらすじ。

 

~ミユキさんという主人公が、恨んでいる相手がいる。ミユキさんはどこどこまでも追うが、そいつの前に姿は現さない。ただ、切り絵作家だった彼女が得意とするモチーフの「バラ」がそいつの周りに都度都度出現し、そいつを精神的に追い詰めてゆく~

 

この中で、私はミユキさんがバラが得意な切り絵作家であり「黒バラのミユキ」というニックネームを持つと設定。で、追い詰める相手には「黒バラのあるところ、ミユキ参上」というセリフで恐怖をあおる効果を狙った。

 

これ、わかる人にはきっとわかる。私が好きだった漫画家さんをリスペクトする意味で使ったものだから。

 

前者は和田慎二さん「大逃亡」、後者は美内すずえさん「黒百合の系図」から。

「黒バラの万里亜」、「黒百合のあるところ鬼姫参上」という。

 

で、もし私のこの過去作をパクった人がいたとしても、なぜここでこういうちょっと無駄な感じの呼び名や煽り文句が入るのか? という説明は難しいのでは。

 

でも私には、お二人をリスペクトして入れたとのれっきとした理由がある。このお二人の他のコミックもいまだたくさん持っている。

だからこの小説は私が書いたのだ、と言ったら信じてもらえるのではないだろうか?

 

……でも、その呼び名や煽り文句を使うこと自体がもしかしたらパクリに当たるかもしれないと思い、結局削除した次第ですが。

 

(了)


↓その過去作。

黒い誕生日 

 

 

↓ただいま連載中。

野球女子らいと  (朝ドラ風長編)

 

 

 ↓コンテストで、優秀作品に選んでいただきました

正しい忘れ癖の治し方 (ヒューマンドラマ) 

 「忘れもの」がお題の短編です。14分で読めます。

 

 

 ↓コンテストで入賞作に選んでいただきました♡

バラを育ててはいけません (ファンタジー)

「○○解禁」がお題の短編です。14分で読めます。

 


↓「たまご」がお題の新作です! 13分で読めます。

親切マインド全開を推奨してきた私がそういう未来に飛ばされたわけですが、自爆しました 


 

↓「桜を嫌いな理由」その2。5分で読める超短編です。

あまのじゃくスイーツ  (現代ファンタジー)

 

 

 

↓「桜を嫌いな理由」がお題の短編です。10分で読めます。

サクラと僕とアニキ  (現代ファンタジー)

 

 
 

↓「最後の〇〇」がお題の短編です。11分で読めます。

最終回をさがして (恋愛)

 

 

 

↓「騙された!」がお題の短編です。13分で読めます。ホラーに挑戦してみました。

お終いの森  (ホラー)

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜかタイミングが合うようで、米倉涼子さん出演の興和さんのCMをやたらよく見る。

 

「キューピーコーワゴールドアルファプレミアム!」

米倉さんが声高にそう紹介するたびに思う。

 

その名前、長過ぎて覚えられない……。

(ちなみにこの正確な商品名、ネット検索しました)

 

このネーミングができた経緯は分からないけれど、想像するに、おそらく効能の少しずつ違う栄養剤やドリンクをたくさん販売していて、それらを区別したり何段階かのパワーを表すためにちょっとずつ違ったりちょっとずつ単語が増えていったりしたのかと。

 

話は変わるが、最近よくある自分の「単語が出てこない」現象。

 

言いたい「あれ」。「あれ」に当てはまる適当な単語が絶対にあったはずなのに、それが浮かばない、言葉にならない。歌やドラマタイトルや人の名前も押しなべてそう。

 

例えば俳優さんの名前。

顔はハッキリ浮かんでいる。けれど人に伝えるには、

「あのドラマに出てた」

「こうこうこんな役だった」

「実生活での奥様は○○という女優さん」

「××の似合う男性部門で殿堂入りした人」

とか、とにかくわかることをできるだけ出し合うのがまず必要。

 

が、そのドラマのタイトルも出てこないから、いちいちあらすじを説明しなければならない。奥様の名前も同じくで、「あのドラマに出てた」「こんな役だった」みたいなことになって、ほとんど堂々巡り。

 

ようやっと少し進んでも、今度は「殿堂入り」という言葉も出てこず、「何度も上位に入ったからもう永久シードみたいな扱いのこと」などとネット検索してその言葉に突き当たるまで探す。

 

そんな風にあちこちで引っかかっては検索が枝分かれし。

 

そんな果てしない旅の果てに、ようやくその俳優さんの名前が出てきたところで、なぜその話をしていたんだっけ? と思い出せなかったり。

 

そういった回りくどいことをしょっちゅうやっているうちに、米倉涼子さんのCMと結びついて思いつき、できた小説がある。

 

「キューピーコーワ……」のように世の中の全ての物の名前が、親切すぎるほど親切な説明調になり、どんどん長くなっていく(「寿限無」っぽく)。

が、それが逆に回りくどすぎて本質が何のことだか分からなくなっていく、という未来ができた、という話。

 

書き上がって、さてタイトルどうしよう、と悩んだ。「キミの名は?」と、いつかのヒット作に引っかけてみよう、としたが、ちょっと待った。


最近、小説のタイトルもすんごい長いやつが多くない? そのタイトルを読んだだけでもうお腹いっぱい、みたいな。

 

簡潔でその内容を端的に示すようなタイトルが好きな私としては、あまりいい印象を持っていなかったのだが。

こういう内容の小説ならば、そういうのもありでは? と、長っが~~いタイトルにしてみた。

 

……そういえば。

その昔、書いた物語がどんな話なのかを3行ほどで説明できるとよい、と言われたことがあった。

テーマがぶれない、趣旨がハッキリする、といった意味だと思う。

 

で、今回のこの長いタイトル、ちょうど3行くらいになる。

……うん、いい感じにテーマや趣旨が表れた説明になってるんじゃない? と、今は結構気に入っている。


(了)

 

 

その長いタイトルの小説はこちら↓

親切マインド全開を推奨していた私が未来に飛ばされたわけですが、自爆しました

「たまご」がお題の新作短編(現代ファンタジー)です。

 

 

↓ただいま連載中。

野球女子らいと  (朝ドラ風長編)

 

 

 ↓コンテストで、優秀作品に選んでいただきました

正しい忘れ癖の治し方 (ヒューマンドラマ) 

 「忘れもの」がお題の短編です。14分で読めます。

 

 

 ↓コンテストで入賞作に選んでいただきました♡

バラを育ててはいけません (ファンタジー)

「○○解禁」がお題の短編です。14分で読めます。

 

 

↓「桜を嫌いな理由」その2。5分で読める超短編です。

あまのじゃくスイーツ  (現代ファンタジー)

 

 

↓「桜を嫌いな理由」がお題の短編です。10分で読めます。

サクラと僕とアニキ  (現代ファンタジー)

 

 
 

↓「最後の〇〇」がお題の短編です。11分で読めます。

最終回をさがして (恋愛)

 

 

 

↓「騙された!」がお題の短編です。13分で読めます。ホラーに挑戦してみました。

お終いの森  (ホラー)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう何日も前のこと。

朝起きてみたら喉がヒリヒリ痛む。唾を飲み込んでも食べ物を食べても痛い。


こ、これはこのご時世、噂の例のやつでは?

 

しかし、うちの近所の内科病院はいつも混んでいて、狭い待合室の中で長々待つ。逆に移されたりとかもありそうなのが怖く、1日様子を見てみた。もしかして治ったりしないかな? と1%もない希望にすがり。

 

翌朝、熱はないけど咳がひどくなり、やっぱり病院に出向くはめに。

検査してもらい、結果は陰性。ホッとはしたものの、咳は強力で、鉄の味は口に広がるわ、プチぎっくり腰になるわ、腹筋痛になるわ。喉も体幹も壊れそう。

 

ただの風邪、されど風邪。歳がいくごとに治りが悪く、何日もが無駄になって取り返すまでにまた倍くらいかかる。それがまたストレスになる今日この頃。

 

ところで、病院で長々待っているといろんな人を見かける。平日朝なので、ほぼ年配の方ばかりだったが。

 

私は朝一番で飛んでいったつもりだったのだけど、既に待合室は満員だった。そういえばその病院は、いつも時間前から入口に行列していた。だからなのだろう、入るなり受付で怒鳴っているおじさんがいた。

 

「一番に入ったのに、他が何人も先に呼ばれていくのはどういうこった!?」と。


こういうの、怖いので直視できなかったけど、おじさんじゃなくてお爺さんかも。結論は見届けられなかったけど、待たされ時間を考えるとこうなるのはわからなくもない。これだけ並ぶんだから、銀行にある整理番号札みたいな機械を使ったらいいんじゃないか、などと思った。

 

また、予約を入れたというお婆さんが、受付で「今日はその先生は来ないんですよ」と言われて困惑していた。「お調べしてみますね」と、受付はとても親切で親身。何と言うか、そのせいもあって待ち時間が増えているような。受付嬢2人にするとかできないんだろうか、と思ったり。

 

で、そのお婆さんの予約は、同じ系列の隣の駅の病院に入っていた。……予約まであと30分、杖をつきながら頼りなく出て行ったお婆さん、……無事たどり着けただろうか。

 

また、「こう直した方が」なんて勝手にいろいろと思ったけど、会計は機械に変わっていて効率化目指している意志は見えた。

が、これが初見でちょっと不安だった私は、他の方が操作するのをしげしげと眺め、心のなかで反復。

 

そのさなか、あるお婆ちゃんが、「先日機会に現金が入らなかったの。これそのお支払い」と受付に何百円かを持って行った。

機械導入の意味は? とも思ったが。こういうの、童話では「いいお婆ちゃん」で登場して最後には得をするんだよね、などと思え、一瞬微笑ましい気分になった。


病院て、人間観察の宝庫だなあ、と思った私だが、いまだ咳が残っているものの、できれば再度は行きたくない。

 

(了)

 

 

↓ただいま連載中。

野球女子らいと  (朝ドラ風長編)

 

 

 ↓コンテストで、優秀作品に選んでいただきました

正しい忘れ癖の治し方 (ヒューマンドラマ) 

 「忘れもの」がお題の短編です。14分で読めます。

 

 

 ↓コンテストで入賞作に選んでいただきました♡

バラを育ててはいけません (ファンタジー)

「○○解禁」がお題の短編です。14分で読めます。

 

 

↓新作です!

あまのじゃくスイーツ  (現代ファンタジー)

「桜を嫌いな理由」その2。5分で読める超短編です。

 

 

 

↓「桜を嫌いな理由」がお題の短編です。10分で読めます。

サクラと僕とアニキ  (現代ファンタジー)

 

 
 

↓「最後の〇〇」がお題の短編です。11分で読めます。

最終回をさがして (恋愛)

 

 

 

↓「騙された!」がお題の短編です。13分で読めます。ホラーに挑戦してみました。

お終いの森  (ホラー)

 

 

 

↓「告白」がお題の短編です。12分で読めます。

あなたの告白、お預かりします (現代ファンタジー)

 

 

 

 

 

 

 

私にとって「フットルース」は疲れた時の栄養源のような、イライラがたまった時の清涼剤のような映画。

 

以前にも書いたが、全ての人に当てはまることではないと思うのでおススメするわけではなく、単に私個人の好み。

 

元気な時は、ストーリーが重厚でどんでん返しがあるような映画が好き。あちこちに張り巡らされている伏線を、目を皿のようにして探しながら観るのが好き。最後にそれが「当たった!」「うそ、そう来るか!」とどっちに転んでも観終わってどどーんと心に残るものが好き。


でも、重いのも、細かい伏線を探すのも、終わってどどーん、とくるのも今は欲しくない……そんな気分のときもある。

 

そんなときに観たいと思う映画の一つが「フットルース」(1984)。

 

いわゆる青春映画。音楽映画。ダンス映画?

ダンスの禁じられた街へ越してきたレンが、恋と友情を手に入れつつ、ダンスを解放していくストーリー。

 

私がこれを初めて観たのは、レン役のケビン・ベーコンが、既に性格俳優に転身した後のこと。「告発」(1995)や「JFK」(1991)、「激流」(1994)、「スリーパーズ」(1996)など、悪役やクセ役に慣れていたので、こんな爽やかで涼やかな役を演じたことがあったのかと、物凄く新鮮だった。

 

しかも、すごく踊れる人だった。

「Footloose」「Holding Out For A Hero」「Never」など80年代のヒット曲が惜しみなく流され、ケビンは力の入ったダンスを披露。友達にコミカルに教えるシーンもある。ラストの、みんなの声援に応えてステップを踏むシーンが私は大好きで、最後の笑顔にとどめを刺される。

 

ストーリーとしては、学生の目線で見れば、理不尽と思える禁止事項を、自ら考え協力し解禁していく、という気持ちのいい話。

大人目線で見れば、過去に遭った不幸な事故から出来上がった禁止条項であり、ルールというのは大抵そういう理由があってできていくものだよね、と思わされる。でも固執せず改善していくことは必要かと。

 

最近、「解禁」がお題の小説コンテストがあって、何を解禁する話にしようかすごく悩んだ。この映画の影響で、ダンスも候補として考えた。ただ、映画はそれを絵と動きで見せられるけど、小説だと文字だけなのでかなり難しい。結局NGとしたっけ。

 

ところで、この映画のケビンのダンスに魅せられた私だけど、正直ダンスについては区別がついていない。最近の歌番組で踊っているグループがみんな同じに見えてしまい、何がイケていて何がダサカッコイイのか、はてさて。

 

やっぱり昔の映画だからケビンのダンスもレトロということになるのかな? 今観ても、私的にはウキウキするのだけれど。

 

(了)

 

 

↓ただいま連載中。

野球女子らいと  (朝ドラ風長編)

 

 

 ↓コンテストで、優秀作品に選んでいただきました

正しい忘れ癖の治し方 (ヒューマンドラマ) 

 「忘れもの」がお題の短編です。14分で読めます。

 

 

 ↓コンテストで入賞作に選んでいただきました♡

バラを育ててはいけません (ファンタジー)

「○○解禁」がお題の短編です。14分で読めます。

 


↓新作です!

あまのじゃくスイーツ  (現代ファンタジー)

「桜を嫌いな理由」その2。5分で読める超短編です。



↓「桜を嫌いな理由」がお題の短編です。10分で読めます。

サクラと僕とアニキ  (現代ファンタジー)

 

 
 

↓「最後の〇〇」がお題の短編です。11分で読めます。

最終回をさがして (恋愛)

 

 

 

↓「騙された!」がお題の短編です。13分で読めます。ホラーに挑戦してみました。

お終いの森  (ホラー)

 

 

 

↓「告白」がお題の短編です。12分で読めます。

あなたの告白、お預かりします (現代ファンタジー)