映画「フットルース」に心踊る(23/4/9) | 石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

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日常で気になったことや、長い物書き志望歴で思ったことをランダムに綴ります。

 

私にとって「フットルース」は疲れた時の栄養源のような、イライラがたまった時の清涼剤のような映画。

 

以前にも書いたが、全ての人に当てはまることではないと思うのでおススメするわけではなく、単に私個人の好み。

 

元気な時は、ストーリーが重厚でどんでん返しがあるような映画が好き。あちこちに張り巡らされている伏線を、目を皿のようにして探しながら観るのが好き。最後にそれが「当たった!」「うそ、そう来るか!」とどっちに転んでも観終わってどどーんと心に残るものが好き。


でも、重いのも、細かい伏線を探すのも、終わってどどーん、とくるのも今は欲しくない……そんな気分のときもある。

 

そんなときに観たいと思う映画の一つが「フットルース」(1984)。

 

いわゆる青春映画。音楽映画。ダンス映画?

ダンスの禁じられた街へ越してきたレンが、恋と友情を手に入れつつ、ダンスを解放していくストーリー。

 

私がこれを初めて観たのは、レン役のケビン・ベーコンが、既に性格俳優に転身した後のこと。「告発」(1995)や「JFK」(1991)、「激流」(1994)、「スリーパーズ」(1996)など、悪役やクセ役に慣れていたので、こんな爽やかで涼やかな役を演じたことがあったのかと、物凄く新鮮だった。

 

しかも、すごく踊れる人だった。

「Footloose」「Holding Out For A Hero」「Never」など80年代のヒット曲が惜しみなく流され、ケビンは力の入ったダンスを披露。友達にコミカルに教えるシーンもある。ラストの、みんなの声援に応えてステップを踏むシーンが私は大好きで、最後の笑顔にとどめを刺される。

 

ストーリーとしては、学生の目線で見れば、理不尽と思える禁止事項を、自ら考え協力し解禁していく、という気持ちのいい話。

大人目線で見れば、過去に遭った不幸な事故から出来上がった禁止条項であり、ルールというのは大抵そういう理由があってできていくものだよね、と思わされる。でも固執せず改善していくことは必要かと。

 

最近、「解禁」がお題の小説コンテストがあって、何を解禁する話にしようかすごく悩んだ。この映画の影響で、ダンスも候補として考えた。ただ、映画はそれを絵と動きで見せられるけど、小説だと文字だけなのでかなり難しい。結局NGとしたっけ。

 

ところで、この映画のケビンのダンスに魅せられた私だけど、正直ダンスについては区別がついていない。最近の歌番組で踊っているグループがみんな同じに見えてしまい、何がイケていて何がダサカッコイイのか、はてさて。

 

やっぱり昔の映画だからケビンのダンスもレトロということになるのかな? 今観ても、私的にはウキウキするのだけれど。

 

(了)

 

 

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