石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと -11ページ目

石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

日常で気になったことや、長い物書き志望歴で思ったことをランダムに綴ります。

昨日からプロ野球日本シリーズが始まった。

第1戦は意外にも一方的で、ちょっと残念。

 

少し時間を戻して……

この日本シリーズに出るためのCSのことを。

 

シーズン最終試合の崖っぷちで勝って2位を決め、ホームでのCSファーストステージに進んだロッテ。


先に2勝した方が勝ち抜きのルールで、1勝1敗の、またも最終戦。

それも、9回まで0-0で延長戦というジリジリする展開。その10回表に3点取られて、これはもう終わったと誰もが思った。

 

それが。

そんなもう本当の超崖っぷちで、何なら片足一本落っこちてるような状態から、同点3ラン。

 

えええええっ!?

 

私もロッテを応援していたものの、もう寝てしまおうかと思った矢先だった。

そしてそのままサヨナラに持ち込んでファイナルステージ進出を決めた。

 

長年野球を観ているけれど、こんな試合展開にぶつかることはそうない。高校野球ならともかくプロでは。

あんまりにも劇的すぎて、口から心臓が飛び出すかと思った。

 

それも、その起死回生のホームランを打ったのは、シーズンで1本しかホームランのない、むしろつなぎの役目の多かった藤岡選手。


ランナーに出ていたのが、10球粘ってヒットを打った角中選手とボテボテで出塁した荻野選手というベテラン2人。執念を感じた。


で、藤岡選手はそんなタイプのバッターなのに、3点差ならもう一気にここで詰めるしかないと、ホームランを狙っていたという。

 

誰もあきらめていなかった。

 

その後サヨナラを決めた、つまり美味しいところを持ってった安田選手だって、入団当初から期待大だったのに、なかなか花開かなかった感の選手。

 

そんな風に、「みんなで決めた」CSファーストステージ突破だった。

 

正直言っちゃうと、「事実は小説より奇なり」。

こういう展開を小説で書くと、「あざとい」とか「狙ってる」とか「リアリティがない」「お話だから」「ご都合主義」などと言われることになる。

 

いや、本当にあった話なんだってば。

といくら言っても、現実を観ないとちょっと信じられないくらい嘘みたいな話。

 

めったにないものを観られて、めったにない驚きと興奮で、何かもう、これ以上ないくらい頭真っ白。

 

でもその後、1位のオリックスとのCSファイナルステージでは、アドバンテージの1つを合わせ、1勝4敗で散った(先に4勝で勝ち抜けのルール)。


かなりの善戦ばかりだったけど、いかんせん戦力の違いが明らかだった。

オリックス、投打に強すぎた……。

 

それでも、「2010年の下剋上再び?」という夢が実現するかと本気で思ったプロ野球終盤戦。

ロッテ関係のみなさま、お疲れ様でした。観ている方もクタクタになって灰も残っていません。

 

ただ、贔屓チームが散ったので、日本シリーズは「どっちも頑張れ!」と心穏やかに観ています。


とはいえ、どちらかというとパリーグに肩入れしてる。

オリックス、ロッテを圧倒したあの強さはどこいった。今日から巻き返してくれ、とちょっと思っています。

 

(了)

 

 

 ↓「月夜の遭遇」がお題の新作短編です。11分で読めます。(ヒューマンドラマ)

むらさき髪の人魚

 

 


 ↓「発見」がお題の短編です。12分で読めます。(コメディ寄りのヒューマンドラマ)

おみやげをどうぞ

 

 


↓「そうだ、○○へ行こう」がお題の短編です。11分で読めます。

僕の完璧な旅行計画 (ヒューマンドラマ)

 

 

 

↓連載完結しました。

野球女子らいと  (朝ドラ風長編ヒューマンドラマ)

 

 

 ↓第193回コンテストで、優秀作品に選んでいただきました

最終回をさがして (恋愛)

 「最後の〇〇」がお題の短編です。11分で読めます。

 

 

 ↓第187回優秀作品に選んでいただきました

正しい忘れ癖の治し方 (ヒューマンドラマ) 

 「忘れもの」がお題の短編です。14分で読めます。

 

 

 

↓第185回コンテストで入賞作に選んでいただいた「○○解禁」がお題の短編はこちら。14分で読めます。

バラを育ててはいけません (ファンタジー)

 

 

 

 

 

皆勤投稿しているコンクールで「夏の終わり」というお題が出たのは8/23。締め切りは9/24だった。

 

その間ずっと暑くて暑くて、夏の終わりなど来るのだろうか、さっさと終わってくれよ、暦無視するなよ、もうとっくに秋だろう、とか、バテまくって文句しか湧いてこなかった。

 

なので、「暑さはやわらぐが切なさも」という課題の追記にはまったく共感できず、恨み節オンリーだった私。

(9月に上げたブログ「暑すぎる夏」と重複しているところがあります……暑さに相当やられたらしく、記憶から欠け落ちてました)

 

そんな状態で作ったので、「夏を終わらせたくないクマのぬいぐるみが世界を滅ぼす」という、荒唐無稽だけどこの長い夏への恨みを込めた話となってしまった……。

 

↓「夏の終わり」がお題の短編。13分で読めます。後味、悪し。

全部、クマのせい  (ホラー的な現代ファンタジー) 

 

ぬいぐるみのクマさんが一度離れた持ち主と再会、一緒にいられるのは「夏の間」という期限付き。

だからクマさんは夏を終わらせたくない。ただそれだけの純粋な気持ちだったのに。

異次元の力を持つ友人と出会い、その力を自分の物にできてしまったことで、やりたい放題が可能になり。

 

という、一見可愛らしいようで、救いのない話。

でもこれで一応、長かった今年の夏への作者の憂さは少し晴れた。

 

創作をしているとそういうこともあるので、精神衛生上いいときもある(もちろんよくないこともある)。

 

そして現実には、このところようやっと涼しく、いや少し寒ささえ感じるようになってきた。

 

二季? 

昨今、秋が短い(春も)。

気付けば朝日はなかなか上がって来ないし、暗くなるのも早い。

 

過ごしやすくてよく眠れて食も進む。そんないい季節にしばらく浸っていたいけど、短いだろうことは明らか。冬はすぐそこ、という予感がそこかしこに漂っていて、ため息も出る。

 

(了)

 


 ↓「発見」がお題の短編です。12分で読めます。(コメディ寄りのヒューマンドラマ)

おみやげをどうぞ

 

 


↓「そうだ、○○へ行こう」がお題の短編です。11分で読めます。

僕の完璧な旅行計画 (ヒューマンドラマ)

 

 

↓「運命のふたり」がお題の短編です。14分で読めます。

藤より出でて  (ヒューマンドラマ)

 

 

 

↓連載完結しました。

野球女子らいと  (朝ドラ風長編ヒューマンドラマ)

 

 

 ↓第193回コンテストで、優秀作品に選んでいただきました

最終回をさがして (恋愛)

 「最後の〇〇」がお題の短編です。11分で読めます。

 

 

 ↓第187回優秀作品に選んでいただきました

正しい忘れ癖の治し方 (ヒューマンドラマ) 

 「忘れもの」がお題の短編です。14分で読めます。

 

 

 

↓第185回コンテストで入賞作に選んでいただいた「○○解禁」がお題の短編はこちら。14分で読めます。

バラを育ててはいけません (ファンタジー)

 

 

 

 

 

ピクサー映画「WALL・E」の主人公が住んでいるおうちが気に入っている。

欲しいものがすぐに取り出せる機能的な整理っぷりがうらやましくて。

 

彼は誰もいなくなった地球のごみ掃除をしていてその中から気に入った物を持ち帰るので、決して不要な物がないわけじゃないのに、その収納能力がすばらしい。

 

最近録画で観た「MIB3」で、トミー・リー・ジョーンズがタイムトラベルへ行く前にくつろいでいた部屋。

その暖炉がひっくり返った裏側から、大量の武器が収まっている壁が出現。

それぞれがそれぞれの型にくり抜かれた場所に収まっていて、そのキチンとしたしまい方に感じ入ってしまった。

 

「鍵泥棒のメソッド」の、堺雅人さん演じる主人公が香川照之さん演じる殺し屋に成り変わる映画でも。

その殺し屋の住処がゴージャス。


彼は几帳面で、服にしろ高級酒にしろニセ身分証や札束にしろ、きっちりかっきり整理が行き届いている。

 

だらしない主人公がここに住んでグチャグチャにしてしまうのだが、代わりに貧乏アパートへ住むことになった殺し屋の方は、記憶喪失でありながら、無法地帯だった狭い部屋をきれいに整理して居心地のよい空間に変えてゆくのだった。

 

入れ物じゃないのね、住んでいる人の心がけ次第なのね、と思わされた。

 

私自身、何回か引っ越しをしたけれど、新居に入りたての頃は快適に暮らしていたのが、そのうち物が増え、その分捨てるということを怠っているうちにどこにも収納できなくなり、あちこちにはみ出してくる。

 

そうして、家の中で「死に体」の場所があることに目を瞑るようになる。

慣れてしまうとストレスも感じず、「普通」のような気がしてくる。

 

でも衣替えの季節になると、「ああ捨てなきゃな」と思い出し、憂鬱になるのである。

 

そう、まさに今。

長々と9月いっぱい残暑を引きずっていた気候も、この数日で急激に朝晩冷えるようになった。

空気も一気に乾燥が進み、クリーミー肌ローションが必需品。

 

暑さを理由にサボっていたあれこれが目立ち始め、そして衣替えは最優先事項に。

でもすぐに逆戻りする昨今の気候、全入れ替えする勇気が出ないので、中途半端に半袖や上着が入り混じり、かえってごちゃつく家の中。

 

はあ。

「WALL・E」が来て整理してくれないかしら。

 

そういえば、「旅かえる」というスマホゲームがあるのだけれど、これはかえるさんが旅に出かけたり帰ってきたりするおうちがベース。


インテリアもエクステリアも季節の変わり目で冬・夏仕様へと入れ替わる。

ロフト風で棚に並ぶキッチングッズや壁に地図を貼った下のベッドや旅行用の帽子掛けなどが機能的に並んでいる。


見るたび「いいなあ。旅かえるさん風に暮らしたいなあ」と思う私。

 

要は我が家をちゃんと整理すりゃいいのだけど。

とりあえずは衣替えの一部のみで疲れている。

 

(了)

 


 ↓「発見」がお題の新作短編です。12分で読めます。(コメディ寄りのヒューマンドラマ)

おみやげをどうぞ

 

 

 

↓「夏の終わり」がお題の短編。13分で読めます。後味、悪し。

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↓「おくすり」がお題の超短編。3分で読めます。

かぜぐすり賛歌  (詩)

 

 

↓「運命のふたり」がお題の短編です。14分で読めます。

藤より出でて  (ヒューマンドラマ)

 

 

 

↓連載完結しました。

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 ↓第193回コンテストで、優秀作品に選んでいただきました

最終回をさがして (恋愛)

 「最後の〇〇」がお題の短編です。11分で読めます。

 

 

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↓第185回コンテストで入賞作に選んでいただいた「○○解禁」がお題の短編はこちら。14分で読めます。

バラを育ててはいけません (ファンタジー)

 

 

 

 

 

今、プロ野球終盤戦。

セもパもCS出場権争いが凄まじく、セが決まった今もパはいまだ順位が決まらない。

 

私のご贔屓ロッテは、余裕で2位のCS本拠地開催だな、と思っていたのはついこの間。

 

なのに、連敗、惨敗、大量不調者離脱等であっという間に貯金を使い果たし、4位まで転げ落ちた。

今3位まで復活したけれど、残り試合あと1つの時点でまだ確定しない。

2位でCS本拠地ZOZO開催もあれば、4位でCS出場無し、という可能性もあり、10/9の最終試合で決着、というもつれっぷり。

 

正直こんな最後の最後までここまでもつれるなんて、と思いつつ、このチーム、割とある。

「下剋上」の言葉の発信元であるくらい、年がら年中崖っぷちの熾烈で過酷な争いをしている。……気がする。

 

で、そんな緊迫感真っ只中の先週、今シーズン3度目の観戦に出かけてきました。

 

点は取るものの取り返され、また取り返す。

残塁も多く、試合の流れも読めず、同点のまま延長戦へ。

 

……あれ。この感じ、デジャヴが。

 

いや、この日球場に出向く前に、冗談で言っていたのだ。「今年は観に行った試合はサヨナラやってくれたから、今日もサヨナラだね」と。

まさかね。あるはずないし、そんなこと。と笑い飛ばして。

 

……やりました。

この日も、サヨナラ勝ち。

 

ちょっと怖い、この確率。

3度観に行って3度サヨナラ勝ちって。

え、もしや私、勝利の女神みたいな?

 

……なわけないか。

 

そもそも私、子供の頃からツキとか運とかそういうものにおける「良さ」は全くなかった。

深刻に悪いというわけでもないので、そう気にせず人生渡ってくることはできたけれど。

 

とにかくクジには当たらない(罰ゲームとかそういう要らんものは確率低くても当たりまくる)。

じゃんけんゲームみたいなものは、ホラー映画の最初の辺りでやられる雑魚のごとく一瞬で退場。

宝くじや「抽選で○○が当たる」キャンペーンなどもほぼスルーされ、もちろん年賀状の懸賞も切手以外はもらえた試しがない。

 

もう慣れてしまって、最初からそういうものに挑戦しないか、外れても「やっぱりね」とガッカリすらしない今現在。

 

なので、この「観に行くとロッテがサヨナラ勝ちする確率」の高さは、むしろ不気味ですらある。

何か悪いことが起こる前兆じゃないでしょうね、とすら。

 

ああでもよく考えたら。

 

この3回、一緒に観戦した連れが、逆にめちゃくちゃ運のいい人なのだった。

イベントごとでは空が晴れ渡るし、ケータイ買い替え時には「○人目のお客様のお買い物は0円」にぶち当たり、お買い物レシートでのガラポンで高級ステーキ肉を引き当てた。

 

ようし。こうなったら残り試合全部一緒に観に行くか。

と本気で話していた。

 

あ、でも、サヨナラ勝ちじゃなくても、もっと大量リードで楽に勝ってくれて全然いいんだけどな……と、このサヨナラ勝ちで疲弊した体力と枯れた声が未だ戻らず、そんな弱気な心の声もする。

 

その後勝ったり負けたり、とにかくギリギリ可能性を残して明日を迎える。

とにかく明日、何とか。

勝とう、ロッテ。

 

(了)

==追記==

10/9の試合は雨で中止となり、最終決戦は10/10に持ち越されました……焦らされすぎておかしくなりそうです😱(10/9記)

===========

 

↓「夏の終わり」がお題の短編。13分で読めます。後味、悪し。

全部、クマのせい  (現代ファンタジー) 

 

 

 

↓「そうだ、○○へ行こう」がお題の短編です。11分で読めます。

僕の完璧な旅行計画 (ヒューマンドラマ)

 

 

↓「おくすり」がお題の超短編。3分で読めます。

かぜぐすり賛歌  (詩)

 

 

↓「運命のふたり」がお題の短編です。14分で読めます。

藤より出でて  (ヒューマンドラマ)

 

 

 

↓連載完結しました。

野球女子らいと  (朝ドラ風長編ヒューマンドラマ)

 

 

 ↓第193回コンテストで、優秀作品に選んでいただきました

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 「最後の〇〇」がお題の短編です。11分で読めます。

 

 

 ↓第187回優秀作品に選んでいただきました

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 「忘れもの」がお題の短編です。14分で読めます。

 

 

 

↓第185回コンテストで入賞作に選んでいただいた「○○解禁」がお題の短編はこちら。14分で読めます。

バラを育ててはいけません (ファンタジー)

 

 

 

 

 

現在投稿し続けている小説サイトの短編コンクールは、2週間ごとにお題を変えて募集されるのだが、一度だけ「入賞」に選ばれたことがある。

「大賞」「準大賞」の次の3番目の賞なので、大健闘と言えると思う。

 

でも、自信があったわけでも、狙ったわけでもなかった。

というより、箸にも棒にもかからない期間が長かったので、毎度提出するだけの自己満足で、月に2回のルーティンと化していた。


だから、ある意味無欲の勝利というか。

 

でも思い返せば、その作品を書いているときは、とても筆が乗った。

楽しかったし、わくわくした。その世界観をより際立たせようと、いくつも工夫を思いつき、何度も手直しし続けた。

 

ただ、やっぱり最初はいつもと同じように、お題で頭を抱えたんだった。

 

だって、「○○解禁」で書けと言われて、何を思いつく? 

○○禁止、と言い換えたとしても。

 

テスト前のテレビや漫画とか、願掛けの甘い物断ちとか、鶴の恩返しとかアダムとイブとか……よくあるパターンしか出てこなくて。

 

中で少し異色な思いつきだったのが「禁酒法」。つまり法律における禁止。


これ、どうにか使えないかなあ、と、図書館で資料を借りてみたが、史実は奥深くて短い中に取り入れるのはなかなか難しそう。


視覚的にはどんなイメージ? と、映像がなかったかと記憶をたどり。

 

確か、「Once Upon a Time」とか、「アンタッチャブル」とか。

それらの映画や舞台映像を観直してみて、何となく雰囲気はつかんだ気がしたものの、やはり実際あった「禁酒法」を扱うと、恐らくあれこれ齟齬が出るよね、と躊躇。

 

で、「バラ禁止」なる架空の法律に置き換えてみる。

これを、禁止→解禁→禁止となる感じて進めてみては、と考えた。

 

そして、そこに巻き込まれ、解禁運動の先頭に立つ羽目になった「少女」を、ジャンヌ・ダルクをイメージした主人公とする。

世界観は、私が学生時代にハマりまくった漫画家和田慎二さんテイストで。

 

でも8000字という短さで、「ご禁制のバラに魅せられる」「その美しさが人々を変えてゆく」「解禁へ」「解禁後の争いごと」「再び禁止」との流れが全部入るだろうか? と疑問だったけれど、どうにか何とか押し込めた。


逆にこれだけの量のエピソードを盛り込める長さなのだ、と8000字制約の絶妙さに感服したりして。

 

ブラックなメルヘンとする予定が、そう成り切らず、結局ファンタジーにジャンル分け。それでも今風のリアルさも盛り込んだつもりで、書いていてすごく面白かった。

 

こういうノリノリになれる感覚はたまにしか起きないのだけど、それがあるから書くことをやめられないんだろうな、と思う。


(了)

 

↓第185回コンテストで入賞作に選んでいただいた「○○解禁」がお題の短編はこちら。14分で読めます。

バラを育ててはいけません (ファンタジー)



 

↓「夏の終わり」がお題の短編。13分で読めます。後味、悪し。

全部、クマのせい  (現代ファンタジー) 

 

 

 

↓「そうだ、○○へ行こう」がお題の短編です。11分で読めます。

僕の完璧な旅行計画 (ヒューマンドラマ)

 

 

↓「おくすり」がお題の超短編。3分で読めます。

かぜぐすり賛歌  (詩)

 

 

↓「運命のふたり」がお題の短編です。14分で読めます。

藤より出でて  (ヒューマンドラマ)

 

 

 

↓連載完結しました。

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 ↓第193回コンテストで、優秀作品に選んでいただきました

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 ↓第187回優秀作品に選んでいただきました

正しい忘れ癖の治し方 (ヒューマンドラマ) 

 「忘れもの」がお題の短編です。14分で読めます。

 


 

 

 

 

 

参加している小説サイトで、「おくすり」というお題が出た。


最初に見たとき何で? とお題に疑問を持ったがために、全然ストーリーが作れなかった(言い訳……)。

 

つまり、何故「薬」ではなく「おくすり」という平仮名なのか?

 

そこに引っかかってしまい、一回引っかかるとなかなか抜け出せない私。


これはドラマや映画を観ていてもそうで、どうでもいいところに引っかかるともう、その後の展開が全然頭に入ってこなくなる。


だから、書く立場では本筋で関係のない些細なことで読者につまづかれないように気を遣っているつもりなのだけど。

 

お題の話に戻る。

「おくすり」とわざわざ平仮名表記なのは、単なる「薬」を絡めた話とは少し違う物が求められているのかな? と捉えてみた。

 

「薬」と「おくすり」。


「薬」ならいろいろバラエティがありそうだけど、「おくすり」となると、小さな子どもにお医者さんやお母さんが「苦いけど我慢して飲もうね~」と呼びかけるようなイメージ。


たぶん、多くの人がそう連想するんじゃないだろうか?

 

なので、私は自分の中で湧いたもう一つのイメージの方で書くことにした。

 

小さな子どもと同じような言い方で接されてるなあ、と常日頃思っていたのが、お年寄り。


「おめめ」「おてて」「おくち」「まんま」……ならば「おくすり」も? と思った次第で。

 

でも、そこからストーリーは全然膨らんでいかない。

 

膨らんではいかなかったけど、「おくすりおくすり、お~くすり~♪」などと頭の中や、実際口に出して連呼しているうちに変な節がついてきた。


じゃあいっそ、詩にしちゃう? いや、歌詞のつもりで作っちゃう? 

という、創作歴○年史上初の試み。

 

イメージは「だんご三兄弟」。

「くしに刺さってだんご」「春になったら花見」「秋になったら月見」「しょうゆぬられてだんご」「できればこんどはこしあんの」のように、だんごの特徴をリズミカルに歌ったタンゴ調の大ヒット曲。


「おくすり」もこんな風にいかないだろうか? と。

 

で、私の思う薬の特徴を洗い出す。薬と言っても、危ない方向や辛い方向にいかない方針で。

というわけで風邪薬にしぼる。

 

これがなかなか難しい。

歌詞というのはたぶん語呂や文字数が合わないといけないだろうに、書きたいことがそうそうリズミカルにまとまらない。無理矢理合わせようとするとストーリーのある物語にならない。

 

四苦八苦した挙げ句、語呂も文字数も度外視、勝手に「自由詩」と名乗ることにし……


「だんご三兄弟」の作者、天才だな。


などと、シンガーソングライターや詩人の皆さんを改めて尊敬したという経験になりました。


(了)


 

↓詩を目指した(だけの)「おくすり」の話はこちら。3分で読めます。

かぜぐすり賛歌  (詩)

 

 

 

↓「夏の終わり」がお題の短編。13分で読めます。後味、悪し。

全部、クマのせい  (現代ファンタジー) 

 

 

 

↓「そうだ、○○へ行こう」がお題の短編です。11分で読めます。

僕の完璧な旅行計画 (ヒューマンドラマ)

 


 

 

↓「運命のふたり」がお題の短編です。14分で読めます。

藤より出でて  (ヒューマンドラマ)

 


 

↓「これからもよろしく」がお題の短編です。14分で読めます。

白のエマージェンシー 黒のエクスカリバー   (現代ファンタジー)

 

 

 

↓連載完結しました。

野球女子らいと  (朝ドラ風長編ヒューマンドラマ)

 

 

 ↓第193回コンテストで、優秀作品に選んでいただきました

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 ↓第187回優秀作品に選んでいただきました

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 ↓第185回コンテストで入賞作に選んでいただきました♡

バラを育ててはいけません (ファンタジー)

「○○解禁」がお題の短編です。14分で読めます。

 

 

 

 

今、「夏の終わり」というお題に挑戦中。暑いので、背筋の凍るようなホラーでも書いて少しでも涼みたい、との思い。


アイデア出しの段階で、頭に浮かんだのは「夏の終わり、早く来て!」「そうそう夏、さっさと終わって」「夏、もう勘弁」とかそんなことばかり。

 

毎年思うのだけど、昔と今、夏というものへの感覚が違う。


それは、子どもだったから暑さを感じなかったのか、それとも本当に昔はもう少し暑さが穏やかだったのか、と。

年取ったせいで身体がきつく感じるのか、それとも気候が俄然暑さマシマシになっているのか。

 

おそらく両方、という答えにたどり着くのはいつものこと。

 

とにかく今や、夏は辛さが楽しさを圧倒。

アイスとかプールとか海とか……冷を取れる食べ物や楽しさは一瞬のこと。現実に戻ることが一層憂鬱になり、そんなものだけでは全く乗り切れなくなっている。

 

エアコン必需。

以前はその人工的な冷気が嫌いで、できるだけ使わずに過ごした。……過ごせた。

 

でも今は、使わなきゃ眠れないし、家事も出来ないし、リモートワークの仕事だって集中できない。


この暑さ、命の危険すら感じる。それは気象予報士さんも声を大にして注意喚起しているので大げさじゃないと思う。

 

それでも電気代が気になるので、例年は出来るだけ抑えるようにはしていた。

就寝前、切タイマーを4時間くらいにセットして。タイマーが切れた途端に目が覚めて睡眠が途絶えるのが不快だったが、窓を開ければ早朝は乗り切れた。

 

でも、今年の暑さは段違い。

もうタイマーをかけようとも思わない。タイマー切れたら即熱中症だわ。


35℃を超える猛暑日の日数が新記録を更新。朝、家の温度計を見ても30℃を下らない日が続く。湿度も一日中70%を超えっぱなしで、体感的にも精神的にも不快しかない。

 

だからエアコン24時間エンドレス稼働の中にいるわけだけど、それで喉をやられる。どう転んでも体調不良。

 

どこそこが涼しいと聞いて出かけると、考えることはみな同じで、人が溢れているせいで結局暑い。

28℃設定はなくなったと聞くが、図書館もショッピングセンターもなかなかにぬるい。


9月の半ばになった今もまだ暑い。もう暑いの、飽きた。

  

というわけで、夏に対してのイメージは全然良くないここ数年。

なので、「夏の終わり」というお題、ホラーにしたくて仕方なかったのだけど……


結局、後味の悪いダークな話になったものの、怖くはならなかったので、現代ファンタジーのジャンルへ移行しました。。。

 

(了)

 


↓ホラーにならなかったダークな短編はこちら。お題は「夏の終わり」。

全部、クマのせい  (現代ファンタジー) 13分で読めます。


 


↓「そうだ、○○へ行こう」がお題の新作短編です。11分で読めます。

僕の完璧な旅行計画 (ヒューマンドラマ)

 

 

 

↓「おくすり」がお題の超短編です。3分で読めます。

かぜぐすり賛歌  (詩)

 

 

 

 

 

↓「運命のふたり」がお題の短編です。14分で読めます。

藤より出でて  (ヒューマンドラマ)

 

 

 

 

↓「AI」がお題の短編です。6分で読めます。

backfire  (ヒューマンドラマ)

 

 

 

 

↓「これからもよろしく」がお題の短編です。14分で読めます。

白のエマージェンシー 黒のエクスカリバー   (現代ファンタジー)

 

 

 

 

↓連載完結しました。

野球女子らいと  (朝ドラ風長編ヒューマンドラマ)

 

 

 ↓第193回コンテストで、優秀作品に選んでいただきました

最終回をさがして (恋愛)

 「最後の〇〇」がお題の短編です。11分で読めます。

 

 

 ↓第187回優秀作品に選んでいただきました

正しい忘れ癖の治し方 (ヒューマンドラマ) 

 「忘れもの」がお題の短編です。14分で読めます。

 

 

 ↓第185回コンテストで入賞作に選んでいただきました♡

バラを育ててはいけません (ファンタジー)

「○○解禁」がお題の短編です。14分で読めます。

 

 

 

 

小学生の頃、大事にしていた首飾りを失くしたことがある。

 

首飾りと言っても、ただキラキラジャラジャラの見た目がきれいなだけのおもちゃ。それでもそのときの私には、見るたびうっとり、首にかけてみれば幸せになる。そんな宝物だった。

 

それを、どこかで落とした。首に下げていたのか、手提げに入れてあったのか覚えていないが、とにかく家に帰ってから、ないことに気付いた。

 

そしてその日歩いた場所を全て辿った。道の右から左まで、どぶの中まで、目を皿のようにして探した。ちょっと外れた草むらとか塀の上に誰かが置いておいてくれたかも、とか、想像できるすべての可能性を考え、暗くなってもまだまだ探した。

 

なかった。

 

結局泣いて帰ったものの、諦めることができず、明日も明後日もずっと探そうと思っていた。

それで見つけたのなら大喜びしたことを覚えているはずだが、そんな記憶はないので、執着は日ごとに少しずつ薄れ、やがてあきらめたのだろう。

 

人から見ればどうでもいい失くし物だけど、本人のショックは結構大きい。

 

いい大人になってから、それももういい歳になった数年前も同じようなショックがあった。

 

その頃「ぬい撮り」というものに凝っていた。お気に入りのぬいぐるみと共に撮った景色やお料理をインスタに投稿するのである。


私の「ぬい撮り」はぬいぐるみではなく、とあるお菓子メーカーが一時的にコラボしていたときに引き当てたサンリオキャラのフィギュアだった。

小指ほどの小さなもので持ち歩くのにちょうどよく、いつどこへ行っても思い立ったら写真が撮れて、超お気に入りだったのだ。

 

それを、失くした。

 

それはちょっとした旅の宿泊先だと思う。珍しい置物や飾り付けがたくさんあって、一緒にバチバチ撮りまくったのだ。

そして家に帰ってみると……いつもその子を入れていた小物入れが空だった。撮影したどこかに置きっ放しにしてしまったのだろう……。


恥を忍んで、その宿泊先に電話してみたが、「ない」との返事。

 

人から見ればくだらないことだろうけど、ショックでしばらく立ち直れなかった。日々の忙しさに追われて薄れ消えるまで相当な時間がかかった。

 

そして、先週のことである。

 

コロナ禍でマスク必須の世の中になって4年余り。

外食のときに外したマスクを、携帯用の荷物フックに引っかけて食事するのが習慣になった。


頻度はそうないものの、4年も愛用していたそのフックは、重しのところの図柄が大好きで持ち歩くのに大きさも重さもピッタリの、今や自分の必需品だった。

 

それを、失くした。

 

というか、最後にそれを使った喫茶店は覚えていて、探しにも行ったし、忘れ物として届いていないか聞いてもみたのだが。

 

なかった……。

 

地味に大ショック。ちょっと今、凹んでいて気分が上がりません。

立ち直りに相当の時間がかかることは経験上わかっているので、心行くまで落ち込みます。

 

(了)


 

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シナリオの書き方の学校へ行くと、たぶん必ず教わる「ハコ書き」。

 

最初に、柱、ト書き、セリフ、などとシナリオ特有の書き方を覚えたら、次はストーリーをどう展開するか、となる。

そのいわば設計図となるものを、大バコ小バコといった形で作るのである。

 

大体の大まかな展開が大バコ、そのそれぞれに放り込むエピソードの数々が小バコ。

 

それはストーリーの一覧であり、一目で何がどうなるかわかる。これがハコ書きというもの。

 

まあいろいろと細かい認識が違うかも知れないが、私はそう捉えている。そして今でも基本的にはそうやって物語を作っている(シナリオに限らず小説も)。

 

大バコは、大体「起承転結」の4つ。出会いだとかその後の変化、やがて事件、そして結末、みたいな感じでざっと書く。

 

A4一枚で、「起」、「転」、「結」には各2,3行分くらいの空間を、残った全部は「承」に充てる。物語の根幹がほとんど「承」に仕込まれることになるからで、一番分量が多くなるのである。

 

その大体の割付が決まると、エピソードの一つ一つを付箋に書き付け、適当と思える大バコの中に貼り付けてみる。

 

最初の頃は書き込んでいたのだけど、結構入れ替えたり消したり新たに加えたりするので、付箋の方が便利と思ったから。

 

そうしてびらびらと洗濯物のように付箋がはためく一枚を見ながら、パソコンでベタ書きを始める。

 

これ、短編でも長編でも応用が利く。長編ならばこれを第一章、第二章等の章ごとに更に超小バコに分けたものを作っていけばよい。

 

まあ、これは私個人の進め方。

人によっていろいろなやり方があり、その人なりに相性の合う方法を、あれやこれや試して見つけていくのだと思う。

 

私の場合は、まずラストを決めてそれに向かって大バコを整え、その中の小バコ用エピソードを揃えていく。そういう準備が整わないと、書き始められない。

 

ただ最近は、8000字前後の短編ばかり書いている。

そうなると、このハコ書き、パソコンでずらずらエピソードを並べるだけで済ませるようになった。

この短さなら、それだけで何とか整理できるようになったのである。

 

で、ハコ書き用に取っておいたA4の裏紙や、ストックしてあった小バコ用の細い付箋などが、減らなくなった。

まあいくらでも別の用途があるから、どんどんそっちへ回っているのだけど。

 

もう少し複雑で長い、中編長編を書こうとしたら、そういったアナログな設計図が絶対に必要になるだろう(あくまでも「鳥頭」の私の場合は、です)。

 

でも今のところ、この酷暑も相まって、ややこしい物語を書こうという気が起きないので、しばらく付箋の出番はなさそう。


(了)

 


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これまで、デビットカードという物をほとんど使ったことがなかった。


キャッシュレスで買い物ができ、即銀行口座から引き落とし。という機能は知っていたものの、キャッシュレスならクレジットカードがあれば不自由ないわけで、特に必要を感じていなかったので。

 

たまたま十何年かぶりに新口座を作ったときにくっついてきたこのデビット機能。せっかくだから使ってみようと思いつつ、どの店で使えてどうやればいいのかよくわからなかった。


コンビニの店員さんに聞いてみると、「いえ、うちでは使えません」と当惑気味に言われてしまった。


以来忘れていたのだけど、あるとき「できるかも」とどこかのお店で言われ、クレジットカードを差し込む機器に使ってみたら……できた。あっさり。


コロナ禍以降、そういう機器を置く店がどっと増えたようで、その後買い物の度に試してみると、ほとんどの店で使える。

 

ただし、店員さんのほとんどはみんなクレジットカードとは別物という認識はなく、だから「デビットカード使えますか?」の質問にはNOと言われてしまうみたい(たぶんお店側の処理はクレジットと同じだから……なのかな?)。

 

このデビットカード、クレジットのように引き落としまでの時差がないので、口座に残高を置いておきさえすれば管理が楽。

通帳がなくスマホアプリなのでその場でいくら引き落とされたかすぐに確認できる。

ポイントもクレジットと同じようにつく。

 

というわけで、めっちゃ気に入って乱用していたところ。

 

とあるお買い物をしたときに、レジで不備があって割引されるはずの金額がされていなかった。

後から気づいて訂正してもらおうとしたら、カード払いは支払った分を一旦キャンセルしなくてはならないのだとか(デビットだろうがクレジットだろうが)。

 

で、そのレジの方にはキャンセル等の権限がなかったらしく、責任者が来るまで待たされた。

更にその責任者が見るからに還暦越えのデジタル大丈夫か的な危なっかしそうなオッサンで。


嫌な予感が的中、何度やってもキャンセルができない。

 

何度も「もう一度カードを」と機器差し込みを指示され、二重引き落としとかないでしょうね? と疑念しか生じない。


結局どうやってもダメで、現金で返金され、その後本来額を支払う形に。その支払いはもうカードでする気がせず、現金で払った。

 

この間、スマホで何度もデビットカード使用歴を確認。二重三重引き落としなどはされなかった模様で、通帳アプリの利点を実感できた一件。なのはいいけれど。

 

うん……カードはトラブルがあったときが面倒。そしておそらくどの店でもそれに即対応できる店員さんは多くない。


かといって使わないという選択肢もつまらないし、ちょっと考え中。

 

ちなみに、今良く行くスーパーさんがそこ特有の「何チャラPay」というアプリを超おすすめしてくるのだけれど、トラブル時の備え万全、という感じが全然しないので、未だ加入せず。

 

(了)

 


 

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