今、「夏の終わり」というお題に挑戦中。暑いので、背筋の凍るようなホラーでも書いて少しでも涼みたい、との思い。
アイデア出しの段階で、頭に浮かんだのは「夏の終わり、早く来て!」「そうそう夏、さっさと終わって」「夏、もう勘弁」とかそんなことばかり。
毎年思うのだけど、昔と今、夏というものへの感覚が違う。
それは、子どもだったから暑さを感じなかったのか、それとも本当に昔はもう少し暑さが穏やかだったのか、と。
年取ったせいで身体がきつく感じるのか、それとも気候が俄然暑さマシマシになっているのか。
おそらく両方、という答えにたどり着くのはいつものこと。
とにかく今や、夏は辛さが楽しさを圧倒。
アイスとかプールとか海とか……冷を取れる食べ物や楽しさは一瞬のこと。現実に戻ることが一層憂鬱になり、そんなものだけでは全く乗り切れなくなっている。
エアコン必需。
以前はその人工的な冷気が嫌いで、できるだけ使わずに過ごした。……過ごせた。
でも今は、使わなきゃ眠れないし、家事も出来ないし、リモートワークの仕事だって集中できない。
この暑さ、命の危険すら感じる。それは気象予報士さんも声を大にして注意喚起しているので大げさじゃないと思う。
それでも電気代が気になるので、例年は出来るだけ抑えるようにはしていた。
就寝前、切タイマーを4時間くらいにセットして。タイマーが切れた途端に目が覚めて睡眠が途絶えるのが不快だったが、窓を開ければ早朝は乗り切れた。
でも、今年の暑さは段違い。
もうタイマーをかけようとも思わない。タイマー切れたら即熱中症だわ。
35℃を超える猛暑日の日数が新記録を更新。朝、家の温度計を見ても30℃を下らない日が続く。湿度も一日中70%を超えっぱなしで、体感的にも精神的にも不快しかない。
だからエアコン24時間エンドレス稼働の中にいるわけだけど、それで喉をやられる。どう転んでも体調不良。
どこそこが涼しいと聞いて出かけると、考えることはみな同じで、人が溢れているせいで結局暑い。
28℃設定はなくなったと聞くが、図書館もショッピングセンターもなかなかにぬるい。
9月の半ばになった今もまだ暑い。もう暑いの、飽きた。
というわけで、夏に対してのイメージは全然良くないここ数年。
なので、「夏の終わり」というお題、ホラーにしたくて仕方なかったのだけど……
結局、後味の悪いダークな話になったものの、怖くはならなかったので、現代ファンタジーのジャンルへ移行しました。。。
(了)
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