《検証㉖》【聖なる剣】CDがLPに惜敗 (??) の巻 @ TOTO
最強CDは(当然にように)LPに勝つ(筈)前にビリー・ジョエル〈ストレンジャー〉の回で、SONYの豪華装丁40周年記念CDがLPに圧勝(❢❢)…とご報告を終えた…で、このたび。SONYはTOTO〈TOTOⅣ〜聖なる剣〉の40周年記念・豪華装丁CDを発売1978年と1982年とリリース時期に差も少なく、技術のSONYが威信をかけた40周年記念シリーズゆえ、前回同様、CDがLPに圧勝…に違いあるまいと思った🤔私は(一応)アナログ派だが、〈CD対LPの結果、LPの勝ち〉ぢゃ、いかにもつまらぬともあれAMAZONでCDをポチった後、ヤフオクでUSオリジナル盤をGET…CDは(破格の)4,950円で、LPは3,000円いやぁ、この時期のオリジナル盤は安い兎に角、売れたからねぇTOTOの〈ロザーナ〉…あるいは〈アフリカ〉〈アフリカ〉イントロのシンセサイザーがファンファーレを奏するや、心は1982年に飛ぶ渋谷とか銀座、あるいは新宿の街角という街角で、このファンファーレが流れた気がするいわば時代の象徴あの時代と言えば、あの音だよな…という音楽そういう音楽が、昔はあったのだで、また悩むあれは一体、どういう時代だったのかともあれCDで〈アフリカ〉をかけたアフリカっぽい打楽器がドンスカドンスカ…ポコポコ鳴れば、誰も居ないのに〈お”==っ〉と歓声あげたい気分になるシンセのファンファーレもCDだと繊細で、細かいニュアンスも聴こえる透き通ったクリスタルクリアな音(そう言えば田中康夫〈なんとなくクリスタル〉が流行ったのは前年の1981年だった) ボーカルもこよなくスムーズに流れ、いよいよサビ音は変わらず美しいが、やや淡白な印象もあるまぁCDの勝ちだよなぁ…と思いつつオリジナル盤打楽器が…重い意外と解像度も高いこのほうがアフリカの音っぽいかも(行った事ないが)CDのほうが高級な音にも思われるが、LPの俗っぽい、人懐っこい音が、なつかしいまたLPのほうがキレがいいため、時折ハッとする解像度が高いと小刀のような音で、この大鉈っぽいキレは出づらいサビは…嗚呼このサビだよ、この音だよ〈ロザーナ〉だと一層ハッキリ差がつくギターのギンギン音やベースのゴリゴリ音が生々しいブラスやドラムス、ハモンドオルガンのキレが素晴らしい全工程完全アナログ製作ゆえ…というか、デジタル処理が入ればなにがしか音が〈生〉から離れ、どうにもこの〈生々しい〉楽器らしさが出づらいエンディングのピアノとギターの掛け合い、すげぇ迫力久々に血が沸き立った繰り返せばCDは音といい、装丁といい高級感を具え、所有欲を満たす利点があるTOTO IV〜聖なる剣 40周年記念デラックス・エディション (SACD5.1chハイブリッド盤 7インチ紙ジャケット仕様) (特典なし)Amazon(アマゾン)4,400〜7,450円が、私(や恐らく同世代)が思うTOTOの音は、この(いかにも)薄っぺらいLPの中にあったで、悩む🤔あれは一体、どういう時代だったのか結局いい時代も悪い時代もないかも知れぬひとつ言えることは、私(or私達)はあの時代、確かに此処に居た🌏40年が経ち、くたびれたが、どうにか今も此処に居るB面ラストの〈アフリカ〉が終わった。静寂の中〈おれ達の世代も満更じゃない〉…と思った。■from ジャパンアーカイブズ■