やぶにらみな (??) TAS LISTで異彩を放つ大名盤
世界的な〈高音質LPリスト〉こと米国〈TAS SUPER LP LIST〉と初遭遇した折、〈おれの好きなアルバム、全然ねぇ…〉と嘆いた
以下、目立ったアーティスト・リスト⬇
まぁエラ・フィッツジェラルド、ビル・エヴァンス、マイルス・デイヴィスはジャズの代名詞とも言える大御所ゆえ、一応は納得
ローリング・ストーンズとボブ・ディランが多いのもやむをえまい()…が、ビートルズはサージェント・ペッパーとMONO BOXの2つしかない
…差がついたね
上記の目立ったアーティストに加え、おおむね玄人筋というか渋めなアーティストが多い ややアメリカ偏重な気もする
私が拙ブログで触れる、大好きなツェッペリン、イエス、ジェネシス、ELP等ブリティッシュの大御所はランクインせず
まぁ彼らのLPは再生に悩む(困る)ケースが多い(がゆえにマニア心燃ゆる面もあるが)
ともあれ
そのリストで意外なアルバムを発見
ブリティッシュの超メジャーバンド作でかつ大ヒット曲〈見つめていたい〉所収のアルバムゆえ、死ぬほど売れた王道LPだ
TAS LISTの方向性で見れば、超意外にも思える
大学2年生だった私はダビングのカセットテープで聴いた📼
〈見つめていたい〉を聴き、〈久々に大人の鑑賞に耐えるバラッドが出たな(おめぇ幾つだ
〉〉と思った
あとA面ラスト〈シンクロニシティⅡ〉とB面〈ラップド・アラウンド・ユア・フィンガー〉が好きだった
なにか今日のような雨模様の午後が似つかわしい
が、オリジナル盤は未所有だった
TAS LISTの数少ない愛聴アルバムだぜ
…やらねば、比較検聴
アンディ・サマーズの〈キュッ〉と鳴るギターの音は LPが好いか CDが好いか
で、本日。大阪〈Waxpend〉から両面RL刻印のUSオリジナルが届いた〠
A面だけRL刻印…の盤は多いが、両面は意外と少ない
とはいえツェッペリンⅡRL刻印と比べれば1/10のお値段
さぁ、どういう音なのか、レコードの〈シンクロニシティ〉
お”==っ、好いねぇ
〈ツェッペリンに連なる王道ブリティッシュロックは俺達だっ〉な音🔊
流石、RL 流石、TAS LIST
殊にA面2曲目〈ウォーキング・イン・ユア・フットステップス〉は、ガチでデモンストレーション級クオリティ すげぇ…すげぇ…すげぇ
が、無駄に音が好すぎる気もする
あるいは年齢のせいか…疲れる
で、太古の昔から()家にあったUS製CD
ああ…このほうが安らげる♨
おそらく耳に慣れた、まろやかな音だ🔊
で、本日タワレコ新宿店で買ったUHQCDのベスト盤
ううむ。繊細だがインパクトに欠け、平面的な気もする
細かい音が拾える一方、これっという音に焦点が絞られぬ(気もする)🤔
私の〈これっ〉は〈見つめていたい〉で、コードチェンジのたび、アンディ・サマーズのギターが〈キュッ
〉と鳴く処
レコードだとエコー帯びたこの音が、曲に絶妙な艶を与える
が、UHQCDは色気に乏しい(US製CDはまぁまぁ
)
この〈艶〉とか〈色気〉という非デジタルの領域に入れば、アナログレコードに軍配が上がる
UHQCDは〈(いま話題の)アナログマスターテープからDSDにトランスファー…〉という商品
■form Dave Denyer■
DSDはアナログ表現に適す…と思い始めた矢先、のっぴきならぬ限界が現れたか(まぁ、もっと《高級》なシステムならば相性が好い…事もあるかもね
)
ともあれ
〈キュッ〉と鳴る音が霧の中に響き、曲がフェイドアウトすれば、もうLPでもCDでも好い気がする。
青春はもう、遠い日の花火だから