性交時疼痛症(子宮後屈症)と整体治療  | 【大阪】 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院         JHSC整体治療室 = 整体コラム / 心のコラム

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性交時疼痛症(子宮後屈症)と整体治療

6診目で性交時痛が解消した症例の解説てす。

患者=Aさん-47才-女性/主婦

 

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はじめに・・・性交時疼痛症と整体治療
・性交時疼痛症の原因は男性側の問題や女性側の問題など、多岐にわたります。

ここではその中から「ダグラス窩の癒着・子宮後屈」が原因していると思われる症例について紹介します。

 

 

 

▼ ダグラス窩の癒着を剥がす整体治療で性交時疼痛症を改善する

ダグラス窩=直腸子宮窩=は上図の様に、膣の最深部後方と直腸の深部前方に挟まれた深くて広い間隙です。同窩は月経血逆流による子宮内膜症の最好発部位である事が知られていますが、見方を変えると性交時にペニスの突き当たる部位でもあります。

 

・従って内膜症性の炎症や癒着があれば同窩が過敏になり、性交時に疼痛が生じやすくなると思われます。ですから当院では、このダグラス窩の癒着をはがす整体手技で同窩の癒着・炎症を解消させ、性交時疼痛症の治療に臨んでいます

Aさんもこのタイプとみられ、さらに子宮後屈症の合併もありましたが、意外と順調に整体治療が進み、比較的短期で治癒した症例でした。

 

それでは、長文ですが、よろしくお読みください。

不明な点やご質問は当院お問い合わせHPか、お電話 (06-6180-6880) にてご相談ください。

 

 

 

 

① Aさんの病歴・・・
再婚して数年たつ患者Aさんは、性交時疼痛症があるそうです。前夫との間に一子を出産した折に産科医から「子宮後屈症」の指摘を受けていたそうです。その後他医から「脂肪肝」や「腸の動きが悪い」「下肢静脈瘤」などの指摘を受けていたそうです。直近の婦人科の検診でも腫瘍などの特段の異常は指摘されておらず、今回の来院となりました。

 

 

② Aさんの診察
・性交時の疼痛部位は会陰部だそうです。
・月経周期は30日で期間は5日だそうです。
・生理痛は下腹部から会陰部にかけてだそうです。
・ほぼ毎日排便はあるそうですが、残便感が強いそうです。
・腹部聴診上、グル音はかなり減弱していましたが、血管雑音はありませんでした。
・腹部打診上、全般的に鼓音が目立ち、かなり腹部膨満していました。
・腹部触診上、腫瘤感や抵抗感はありませんでしたが、腹部全般的に緊張と圧痛がありました。特に両鼠径部、S字結腸部、盲腸部に著明な緊張と圧痛がありました。
・子宮底の触診はできませんでした。

 

 

③ 治療目標と整体治療
     (ア) 子宮後屈を正常位(前傾前屈位)に回復する
     (イ) ダグラス窩の癒着を解放する
     (ウ) 上記(ア)、(イ)の為に腹部膨満を解消する

・平滑筋テクニック
・腸骨はがしテクニック
・子宮後屈回復テクニック
・子宮底解放テクニック

 

 

 

④ 経過と結果・・・
・4度目の施術後、少し子宮底が触診できるようになるくらい、腹部膨満と子宮後屈が回復しました。


・その後、子宮底解放テクニックでダグラス窩の癒着を解放する様に施術を続けました。


・6回目の来院時Aさんは「性交時の痛みがなくなりました」と報告を受けたので、今回の治療の終了としました。

 

 

 

 

⑤ 今回の症例の概説、、、
◆ ダグラス窩の癒着を想定した整体治療…

・性交時疼痛の原因は多岐にわたりますが、その典型例の一つがダグラス窩の癒着だと言われています。

ダグラス窩の正式名称である直腸子宮窩の名の通り、同部には性交時のペニスの刺激が介達しやすいので、同癒着部が敏感になっていれば、ペニスの刺激が疼痛の要因となる事がある為です。


・ですから今回のAさんの症例においても婦人科検診で子宮頸癌などの特段の原因が分からなかったので、ダクラス可の癒着を想定して施術する事にしました。さらに、子宮後屈の原因の一つにダグラス窩の癒着がある事からも、同様の考えに至りました。

 

 

 

◆ 腹部膨満を改善してからのダグラス窩治療…
・ただAさんは相当腹部膨満がありましたので、前処置として平滑筋テクニック腸骨はがしテクニックで下腹部を中心に腹部膨満を改善する必要がありました。なぜなら腹部膨満者は子宮後屈を回復させるテクニックやダグラス窩の癒着を解放するテクニックを施術しにくいからです。

その結果、腹部がある程度スッキリと細くなってきた段階で上記③の子宮後屈回復テクニック施術したところ、子宮後屈が正常位の前傾前屈位に復してきたので、その後の子宮底解放テクニックが奏功したと思われます。

 


・この子宮底解放テクニックは子宮内膜症に汎用するテクニックですので、Aさんも子宮内膜症であった可能性が推定されます。

 

 

子宮内膜症の好発部位

 

 

 

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上記解説文で不明な点やご質問は当院お問い合わせHPか、お電話 (06-6180-6880) にてご相談ください。
それではお大事にしてください。

 

 

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参考コラム

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