1回tri.の感想記事を挟みましたが、アプカぼろくそ記事第4回です。
なんか、最近の記事だけ見ると、俺が単なる批判屋に見えてしまいますね。でも、俺は褒めるときは褒める人なので、そこは誤解なきよう。triの超進化ステージとかべた褒めしましたし。
あ、そういえばアプモンのアニメ最終回迎えましたね。コミックス版は神展開でいい感じにまとまっているので是非読んでくださいね。(アニメには触れないスタイル)
前回は環境でメジャーだったぶっ壊れたカードばかりに注目してきました。これらのカードを見て「作っているとき、何も考えてないんだなぁ」という残念な気持ちを感じていただけたと思いますが、今度は主に
「それって「◎特殊能力なし」と何が違うの?」
「同時期に実装するカードとか考えずに作ったでしょ?」
「使用条件、満たせなくない?」
「そのカードの効果が想定する環境、見たことないんだけど…?」
「本気で、これ使って何ができるのかわからない。」
…と言った観点から「何にも考えてないなー」を感じていただくカードになります。「弱い」「○○の劣化/下位互換」だとか、そういう観点ではなく、「マジで何がしたかったの?」というコンセプトが迷子なカードを紹介していくので、誤解のないようにお願い致します。
なお、「登場時には何もできなかったけど、弾が進むにつれて評価された/使えるようになった」カードもありますが、それはそれでラインナップ時に考えておくべき事をやってなかっただけなので、弁護にはなっていません。本当に一個一個見ていくと、びっくりするくらい「何も考えられていない」っていうのが分かりますよ!
チュートモン

まずはこのカードから行きましょう。1弾に収録された。個性のない並アプモンの1枚です。もう正直、これと書いてあることが大差ないカードが全体で何十種類もあること自体ナンセンスなんですけど、今回はそれを語るところではありません。チュートモンといえば、3DS体験版でのチュートリアルの画面が出るたび出てくる、文字通りチュートリアルアプリのアプモンです。チュートモンのアプ合体の系譜は、超アプモンでウラテクモンになって、そこで打ち止め。極以上に上がれないかなしい並アプモンでもあります。まぁ、1弾では超アプモンまでしかいない環境なので、こういうのは1弾で消化してしまうのがいいでしょう、チュートリアルアプリのアプモンですし。しっかり1弾にウラテクモンと一緒に収録されました。
… あれ?
そう、このカード、ウラテクモンに進化できないんです。ウラテクモンのアプ合体前は4体いるのですが、このアプモンカードではアプ合体条件欄が3行しか書けない都合か、すべての超アプモンでアプ合体前は「3体まで」に統一され、ゲームでのアプ合体が再現できないカードが存在しているのです。にしてもだ、ドスコモンにもなれるドカモンや、ドガッチモンにもなれるツブモンと違い、チュートモンにはウラテクモンしか可能性がないのに、その可能性をつぶされているのだから溜まったものではありません。明らかにウラテクモンとセットで収録されたように見えるラインナップでこの仕打ち。一体何がしたかったのやら…。いや、完全にスタッフのポカ確定なんですけどね。上述のように極以上になれないウラテクモンが再録されるなんてこと、ビジュアル的な理由も含めて皆無だと思いますし、チュートモンは本当に残念な扱いでした。
レイのハッキング
続いてはオプションカードのこちら。アプカはアニメにガッツリ連動していて、1弾ではメインキャラのバディがオプションカードとして収録されています。バディカードの効果はそれぞれ共通して、「バディと同属性のカードをサーチする」カードになっています。サーチ範囲が3枚と狭いので、いずれのカードもほとんど採用されませんでしたが、その中でも収録当時最も要らないカード筆頭だったのがこの「レイのハッキング」です。理由は簡単、1弾のリストを見ていただければ分かると思いますが、1弾にはシステム属性のカードが1種類しか存在しないからです。
本当に目を疑いますよね。もちろん、1弾の時点では最終的に神アプモンまで出すつもりがあったでしょうし、2弾でレイドラモンを中心にシステム属性を展開していくことも既定路線だったことでしょう。それでも、1弾の時点で採用価値ゼロなカードを最初から収録する神経は一体なんなんでしょうか。そういうことが起こるなら「レイのハッキング」の効果をバディカード共通のものにしないとか、レイドラモンが登場する2弾での収録にするとか、あるいは1弾から最低限ハックモン系譜を収録するとか、色々できたはずなんです。ちょっと考えるだけで適切な調整ができるはずなのに、もうこの時点で販売側が思考停止していたことが見受けられます。
そもそも1弾でハックモン系譜やミュージモン系譜を収録しないってなんなんでしょうね。一応アプリンク付アプモンの形で並アプモンだけ無理矢理参戦していますけど、主人公系はある程度最初から突っ込んでおいた方がよかったと思います。まぁこの話は最後のほうで「ラインナップ問題」として触れるのでこのくらいにしておきますが。
ドガッチモン+ハックモン

番号が前後しますが、続いてはコレ。1弾のURの中でも「メインアプモンであるドガッチモン」を採用したカード。人気アプモンになるはずだったドガッチモンのURということで、イラストも(比較的)気合いが入っていて、キラカード仕様もかなり豪華に仕上がっています。一方性能を見ると、1弾の「アプリンク付アプモン」が共通して所持しているパターン能力を有しています。RだろうとSRだろうとURだろうと、この弾のアプリンク付アプモンは「アプリンクしているアプモンの属性が○○属性のとき、Aを0にされない」を持っています。1弾はバトルタイプCがほとんどおらず、また「■攻撃Cにする」なんかのアプリンクを使うよりも攻撃上げた方が効率がいいので「Aを0にされる」ことがほとんどありませんでした。そのうえソーシャモンなど、アプリンクの攻撃上昇値を底上げするようなカードが蔓延しており、このアプリンク付アプモンに人権などありませんでした。
さて、飽くまで性能の話は余談です。このカードには性能が低い云々の議論する以前の問題がありました。「レイのハッキング」を紹介した後なので、勘付いている方も多いでしょう。上述のように1弾に収録されたシステム属性のカードはハックモン+ナビモン1種類のみです。
じゃあこいつと組ますのかと思ってアプリンク効果を見てみると、なんと「■+350」。一方肝心のドガッチモン+ハックモンのプラグは●●。つまり、1弾の時点でこのカードにアプリンクできるシステム属性のカードがないのです。言い換えれば、URのくせに「特殊能力なし」に等しいのです。加えて言えば、2弾で大量にシステム属性のカードが追加されましたが、そいつらも全てアプリンク効果のプラグは■。2弾になってもこいつは特殊能力を発揮できません。3弾でやっと、一部のシステム属性に●アプリンク効果を持つカードが出てきた程度です。
ほんと、せめて目玉のURくらいは(本当は全カードに対してだけど)どう活躍するのかをイメージして送り出して欲しい。「Aを0にされない」がゴミだとかそういう以前に「現環境で条件を満たせない」とか本当に馬鹿馬鹿しいし、馬鹿が作っているってバレるからやめましょうね。
ちなみにこのカードについて一つエピソードがあります。このカードは2弾発売時の公式おすすめデッキレシピで、「レイドラモン&ミエーヌモンデッキ」に入っていました。このデッキは、簡単に言うと2弾の害悪カードがしっかり詰まっていて、それまでに公開された他2デッキがスターターパックにも勝てないレベルだったことを忘れてしまいそうなくらい、嫌なカードばっかり入っていました。そのデッキの使い方について、今では消えていますが、このような記載がありました。
>状況を見てドガッチモン+ハックモンに進化してみよう!このデッキはシステム属性がいっぱい入っているから特殊能力を使いやすいぞ!
いやぁ、なんと完成度の高い文章なんだろうと思いましたね。この短い2文だけで
・レイドラやミエーヌがいる時点でドガッチハックになりたい状況ってどんなんだよ!
・そもそもこのデッキじゃドガッチハックにアプ合体できねーじゃねーか!
・(アプ合体できたとして)「システム属性いっぱい」っていってもドガッチハックにアプリンクできるやつもいねーぞ!
の3つも突っ込みが入れられる代物でした。流石にいつの間にかこの文章は消されていましたが(色々探したけど当時の画像見つからなかった)、今でも忘れられないくらい衝撃の文言でしたね…。
ガッチモン+ドカモン
2弾の目玉、スペシャルアプリンクキャンペーンのカードの一枚。これらキャンペーンレア(CR)のカードは★プラグを用いたアプリンク効果を使用することで、他にない唯一無二の効果を使用することができます。無個性なカードが多い中、確かにCRのカード達は個性だけは持っていました。しかし悲しいかな、環境に生き残れるものはいませんでした。それがなぜかについての総論は、過去のこの記事を読んでいただくのが一番いいと思います。
CRは全体的に採用価値が低いのですが、その中でも特に環境に噛み合ってないのがガッチモン+ドカモンです。
公式が出したデッキレシピに採用されていたので、その紹介ポイントを見ながら見ていきましょう。
[ポイント①]

>「ガッチモン+ドカモン」は並アプモンなのですぐにアプモンBOXに出すことができるのと「アプリアライズ以外では破棄されない」ので、始めの手札にあるとバトルを有利に進めることができるぞ!
メリット伝わりました?
これはただの「並アプモンのルール」以外の何でもありません。書くことがなくてつらいのかもしれませんが、流石に読者が馬鹿にされすぎです。じゃあ、その普通のルールに沿って出したこのカードが強いのでしょうか?

>相手の山札を一度に7枚も破棄させることができるぞ!
>相手のアプモンが強くて倒せないときに「デッキの更新」を狙おう!
メリット伝わりました?デッキの更新が狙えるそうです。本当に「だから何?」状態です。
デッキの更新については前回記事で、特に最大グレード超アプモン環境ではほとんど意味がないことは語っている通りです。
そして、このカードが相手のデッキの更新を狙うためにこのバトルを犠牲にして得られる猶予は、大抵1ターンもないことが多いでしょう。そしてこのカードのロストポイントを見てください。並アプモンのくせに超に負けても20ポイント減ってしまいます。流石にハイリスクローリターン過ぎて救いようがなさ過ぎる。神アプモンがバンバン出てくるような環境まで進めばワンチャンあったかもしれないけど、現実は「何がしたいか分からないカード」でした。
ちなみにこのデッキレシピ、他のCRカードもうまく使いこなせないうえ、攻撃力が上昇するアプリンク効果はキャメラモンしか入っていないので、マジでスターターパックに勝てません。ドガッチモン+レイドラモンでポイントに直接攻撃しても、こいつのロストポイントの方が大きすぎて救いようがないので「★プラグどやぁ!」と言っている間に、「でも攻撃低いまんまだよね、さようなら」って言われて負けてしまいます。本当に参考デッキはプレイしてから載せて。
アプリンク解除!

名前のとおり、相手のアプリンクを引きはがせる効果を持っていますが、これで引きはがせるカードはなんと「並アプモン限定」。しかしながら、並アプモンと超アプモンのアプリンク効果の差は歴然なので、ちゃんとした環境では基本的にアプリンク用のカードは100%超アプモンが使用されるのは明白ですよね。もちろん、パックシールドなんかしたらその限りではないですし、小さい子ども達のカードプールだとそうではないかもしれません。でもね、流石に想定している状況が限定的すぎですよ…。このカードだすなら並アプモンのアプリンク効果にもっと優秀なものを出してくれればよかったのですが…。
しかも、こんなカードが3弾でもアニメのワンシーン切り抜きで再録されたんだけど、どう見てもこのシーンってアプリンク解除されたわけじゃないよね?
ドリーモン

この超アプモン、合体条件にはスリープモン、ヤドモン、セットモンの3体が記載されていますが、なんと実装されているのはスリープモンのみ。つまり、カードだけでは通常のアプ合体条件を満たせないんです。まぁアプモンチップやアップグレードを使えば進化で出せなくはないんですがね(進化したところで優秀なアプモンでもなんでもないんですが)。エンタモンの素材として収録されたのは一目瞭然なんですけど、一応は主役系統の補完的なアプモンなんだから、しっかり面倒見てあげて欲しい。毎弾ガッチモンやドカモン達を飽きもせずに再録し続けるんじゃなくて、こういうマイナーなところを入れる方をなんで優先しないかなぁ。
グローブモン/リバイブモン/オウジャモン/エンタモン
3弾の「デジモン・アプモン究極キャンペーン」という謎キャンペーンのCRで、枠が旧デジカの青枠カードと同じ仕様になっています。こいつらはデジモンと並ぶ目玉枠の極アプモンとして投入されました。とはいえ、レイドラモン・サクシモン(ウィルス)に対抗する能力もないので、こいつらに進化することはありません。アプリドライヴ出されたら死んでしまいます。
そうであれば活用できるのはアプリンク効果しかない…ということで目を向けてみると、こいつらが持っているのはなんと「属性付与」です。自分と同じ属性をバトルアプモンに付与することができます。
で?
本当に、本当に悲しいこと言いますけど、このアプモンカードにおいて「ウィルス」以外の属性を足すことのメリットが皆無なのです。手間やコストに見合わないという意味ではありません。そもそもそれによるメリットが皆無なのです。
カードの効果や能力に「自分のバトルアプモンの属性を参照する」ものがたった1枚しか存在しません。それは「樫の木書店の秘密の部屋」で、山札から自分と同じ属性のカードを持ってこれるというカードです。公開当初は、これで目当てのカードと同じ属性を付与して集めに行くのかと考えていました(それができたとして、アプリンク枠を使ってやるようなことじゃないんですが)。ところがなんとこのカード、複数の属性をもつアプモンの場合は「完全一致」でないと持ってこれないということが「Q&A」で判明しました。
今更言うまでもないのですが、アプモンの属性は「ウィルス」持ち以外は単一属性のみです。したがって、例えば自分のグローブモンにエンタモンをアプリンクさせて、グローブモンの属性を「ソーシャル・エンタメ」なんてものに変えたとして、当然ながらそんな属性をもつカードが山札なんかにいるはずがないんです。
CRなんだからさ、1箱に6枚しかない貴重な枠なんだからさ、それにトリッキーな感じに作ったんだからさ、使える場面をちゃんとイメージしておいてよ!この何も考えられていない訳もわからない能力のカードがCR枠で出るんだから本当に堪らない。しかも、ついでだから言うけど、全員ポージングとかどうかと思うよ!
アルファモン

同じく3弾のCR枠です。青枠の珍しいアルファモンです。こいつ自体はまぁ、そこそこいい感じの性能を持ってはいます。もちろん、相手にサクシモン(ウィルス)とか立っていたら何もできないですけど、それ以外が相手であればほとんど勝つことができ、そのままターン終了時に消えていく、条件限定のバーンカードのように使用できると思っていいと思います。
さて、さらっと書きましたが、このカードはターン終了時に消えます。出現条件の枠に「ターン終了時、デジヴァイスを破棄する」とありますが、デジヴァイス側には「このカードが破棄されると、出現したデジモンも破棄される」と書いてあるので、連鎖反応でアルファモンもさよならです。そのようにデザインされているはずなんですが、このアルファモンの出現条件には意味不明な文言があります。
>出現後、手札上限が4枚になる。
これはどういうことでしょう。手札上限を気にするのは準備フェイズの手札調整時のみです。この時、手札が手札上限(通常は6枚)を超える場合は、手札上限まで破棄してへらす必要があります。しかしながら、それ以外のタイミングで、例えばオプションカードの効果等により山札を引いて手札が手札上限以上になったとしてもその時点では何の問題も、破棄する必要すらありません。アルファモンはバトルフェイズで出現し、ターン終了時に消えてしまうため、準備フェイズで存在することはありません。もしかして、1度でもアルファモンになってしまったら、その後ゲーム終了時まで手札上限4枚なのでしょうか?最初はそう考えましたが、それはQ&Aで否定されています。

そう、これは「完全に意味のない」記載なのです。元々アルファモンが1ターン限定が想定されていなかったとかいう開発時点の名残なのか、まさかデジヴァイスを破棄することでアルファモンが消えると思ってなかったのか、なんでこんな記載があるのかは全く分かりませんが、この記載は毒にも薬にもならない、あってもなくても何も変わらない記載なのです。こういうの、絶対ルールを理解している人が複数人でチェックしていれば、絶対気付く事だと思うんですが…なんて言っても仕方ないのがアプモンカードなんですよねぇ…。
アプ合体……失敗!

このカードは、性能云々や存在意義云々という次元ではなく、唯一基本ルールを逸脱したカードです。ここで紹介している他のカードと違って、デザインされた意図等は明確なんですが、思うところがあり、例外的に挙げます。
アプモンカードでは、原則オプションカードは自分の番にしか使えません。ルールを煩雑にしたくないためか、旧デジカにあった相手の手番に割り込む「無効化」等のカードは一切収録されませんでした。公式ルールをどう読み込んでも、アプ合体フェイズ発動のオプションカードは自分のフェイズでしか発動できないはずなので、このカードの記載を見ただけでは、旧デジカでいうガーベモン(ライズ2)の援護能力のように、先攻が自分のアプ合体フェイズにこのカードを表にして宣言しておき、後攻がアプ合体する際に効果が発動するタイプのカードと考えていました。それが一転、このカードのみ「相手のアプ合体の手順が終了した時点=相手の手番に割り込んで表にして発動する」カードだということがQ&Aで明らかになりました。
別にですね、こういうカードがあってもいいとは思います。ただ、これができるなら、「プログラム緊急停止!」的なオプション無効化カードだって、あってもよかったでしょう?って思うのです。「アプリドライヴ」に確実性がなくなった時点で、1弾の超アプモン達の復権がありえますし、それこそ極アプモンだって使えるようになったはずです。「ゲームを簡単にするために、あえてこういうのは実装しないんだろうな」って思っていた旧デジカにあった能力や効果が、特に3弾で中途半端に実装(エンタモンやワルダモンのことも含みます)されてしまって、なんで後1歩先に踏み出せなかったんだ!と嘆きたくなってしまうのです…。
さて、いかがだったでしょうか?
下位互換どころか、存在意義・使えるシチュエーションがないというカードがこれだけあると、もうなんというか悲しくなってきますよね。
カードゲームとしての問題点を挙げていくのは今回が最後です。次回からはラインナップとか、商品展開的な側面から話せたらなぁと思っています。まぁ、ifの話をすることになるので、これまでと違い俺の主観が占める割合が大きくなってくると予想されるので、お気を付けくださいね。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。
おそらく、次で最終回です。たぶん、おそらく、きっと…。


















































