俺様シネマ -7ページ目

好きな俳優について~ケイト・ブランシェット編

年度末です。
年度末は忙しく、ほとんど映画は見てません、時間ありません…世界はめまぐるしく動き、見ようと思っていた映画は、あっという間に終わってる…
とりあえず、「アビエイター」と「エターナルサンシャイン」は見たい。

映画見れないので、俳優語りとかしてみたい。
第一回(第二回があるかは疑わしい)は、やったぜオスカー!ケイト・ブランシェットです。
勝手な思い込みですが、当代イチバン風格のある女優さんだと思うのです。
年齢はそんなに変わらないと思うのに、その風格のせいで、デカプリオの恋人役にはちょっと見えない(作品見たらしっくりしてるのかもですが)
美しさで言ったら、ニコール・キッドマンやシャーリーズ・セロンには敵わないかなあ…とか、無意味に冷静になったりしてみたりもするのですが、そのお蔭(?)でつけ鼻や増量&ブスメイクしなくてもいい。
つーか、ブランシェットはその演技を見たい女優さん。
キッドマンやセロンはその美貌を見たい女優さんです、私的に。もう彼女らは綺麗ならなんだっていい、みたいな。だからどんな名作で名演でも、その美貌が拝めないなら金返せと思う。

話が逸れた。ブランシェットでした。
彼女の、落ち着いた、端整で知的な雰囲気が好きだ。
現代の、例えばグラビアとかポスターとかじゃなく、ルーブルとかウフィッツとかで見かけそうなアルカイックスマイルって感じの笑顔が好きだ。
それでいて、流行を外さず、エレガントでありつつちょっと遊んだファッションも好きだ。
どの作品見ても別人なのは、心底スゴイと思う。
主役にもなれる女優さんだけど、実は彼女は助演がいいと思う。
作品に風格を与えたり、より主演を引き立てつつ存在感を発揮したりするポジション取りが巧いと思う。

「エリザベス」
矢張り外せない代表作。
これでオスカー獲れなかったのが不思議でならない。
少女時代から女王になるまで、その表情、雰囲気の変化が本当にスゴイ。強さの中の弱さ、悲しさ、それを匂わすような演技が絶品だと思う。

「バンディッツ」
うって変わって主婦役。鼻歌レベルを遥かに超えてシャウトしながら料理する主婦ぶりは素晴らしいと思う(若干音痴気味)
二人の男がメロメロになるのも納得の可愛さ。

「耳に残るは君の歌声」
デップの白馬の王子様ぶりも素晴らしい、見所の多い一本。
上品とは言いがたい役であり、本音は全然口にしない口数の減らない女性を演じつつ、そうせざるを得なかった悲しみみたいなのを巧みに表現。

…辺りが好きです。
作品自体は外したかな~~という作品もないわけではなないのですが、彼女の演技に救われることが結構多い。
そういう意味ではハズレのない女優さんだと思います。
インタビューとかコメントも知的で、適度にユーモアがあって安心して見れる。
ものっすごく英国の香りがするんだけども、オージーなんですよね。うう~ん不思議。「エリザベス」のせいかな。

そんなこんなで、どんなに好きかだらだらと書いただけの、まとまりのない散文でした。

Sex And The City 1st



テレビシリーズ。
サラ・ジェシカ・パーカー主演。
ニューヨークはマンハッタンで、成功したが独身の女性のレンアイにまつわるエトセトラ。
人気コラムニストのキャリー、会社経営のサマンサ、弁護士のミランダ、学芸員のシャルロットの本音と恋の行方を赤裸々に描く、「負け犬の遠吠え」INマンハッタン…でよいのか…?

やーすごいすごい!
うわー言っちゃったよーとか思う。ギリギリ突破ですよ?すごいですよ?きれーなおねえさんたちの口から出ると、妙な感動がありますよね。
それをあくまでスタイリッシュに。
流石はマンハッタン!

そして、マンハッタンだけに(?)恋愛展開もスピーディ。無駄なことはしませんよ?
目標捕捉、ロックイン!ファイアーーーー!!…でベッドイン…と。
やーすごいすごい!
本音丸出しは口先だけじゃないんですねえ。
お蔭でまあ~~相手の男がコロコロと変わること変わること。正直相手の男ほとんど憶えてないですよ?(特にサマンサ)ある意味冬ソナの対極にあるドラマかもしれません。(見たことないけど)
たかが恋愛ですもんねえ。追い込むだけソンかもだ。楽しまないと!

その割に、キャリーが意外と一途だったりするのがミソかもしれないですね。
終わりの方のエピソードで、愛しの彼氏と一緒のベッドで、おならしちゃうやつとか、可愛かったです、ええ。
結構永遠のテーマな気がする、彼氏の前でのおなら(あと腹の虫)
他の三人は微妙なんですが、キャリーは間違いなく恋するオンナだったよ!

女の本音満載だけに、あんまり男性には見ていただきたくない感じ。
女の本音満載だけに、女の私にはイロイロ勉強になりました。…ほら、最先端のNYとか、ファッションとか、インテリアとか…ね?(深く突っ込むな…)

キッチンストーリー



1950年の北欧。スウェーデンの家庭研究所(だったかな)が、男の一人暮らしの台所の行動パターンを調査するため、調査員のフォルケはイザックの台所の片隅に陣取る。
調査員と調査対象は口をきいてなならなりルールだが、次第にお互いに心を許しあい、会話を交わすようになるが…

これ以上なく地味だと思います。
だけど、これ以上なくあったかくなる作品です。
フォルケとイザック、二人の中年男のじわ~じわ~とした交流に、ほかほかあったかい気持ちになる、すごくすごく綺麗な作品です。

とにかく、ノルウェーの景色が抜群に綺麗。
独身男の部屋のくせに、インテリアや雑貨もものすごく可愛い。あの食器の収納(?)は是非真似したい感じ。
そんな中で、二人の中年男の気まずい空気、それがだんだん暖かいものに変わって、お互いがかけがえのない存在になっていく、それが、とても自然で、ありえないほど普通で、ものすごく居心地がいい。

二人のオジサンも可愛いです、オジサンなのに。
お互いを思いやるエピソードの積み重ねが優しくて、無闇に泣き出したくなる。
二人のオジサンが、大きなバースデイケーキを囲んで誕生日パーティーをする様なんて、なんて幸せな景色だろうと思う。
きちんと歳の数だけロウソクを立てる、それってすごく幸せなことだと思う。
巧く表現できないのだけど、初恋とか、こんな感じだったような気がする。

それが、大げじゃない表現で、淡々と、静かに描かれるのです。
本当に暖かい作品です。北欧の雪景色すら暖かく感じられるくらいに暖かいです。
ただ、ひとつ気になるのですが、これ<ネタバレ>イザックって死んじゃったのですか?</ネタバレ>絶対そんなの嫌だと思っているから、私はその答えが分からないだけかも。

I am Sam


ショーン・ペン
ダコタ・ファニング
ミシェル・ファイファーほか
知的障害のあるサムと、その娘のルーシー親子はしあわせに暮らしていたのだが、サムには養育能力がないとして、ソーシャルワーカーに引き離されてしまう。
サムはルーシーを取り戻すため、弁護士のリタに依頼するが…

この前金曜ロードショーでやってたので録画。
吹替えにちょびっと不安もあった(特にサム)のだけど、折角だから見てみようと思いまして。
てゆーか、とにかく私は映画見て泣くのがもう趣味を通り越して特技で、これも矢張りレンタルビデオの冒頭に入ってるトレイラーで泣いてしまうので、ショーン・ペンの生声で見たりしたら確実に死ぬ。
吹替えでワンクッションあった方が安心して見れるはずだ。

…なんだけども。
あかん…
ルーシーが可愛い過ぎなんですよ。健気過ぎなんですよ、本当に勘弁してください。
7歳なのに私より頭が良さそうだ(かわいそうなわたし…)
だけど、それでもやっぱり7歳の女の子で、それがなんだかもどかしくも愛しい。

ショーン・ペンもものすごい。
若い頃大暴れなショーン・ペンなのに、彼が演じるサムは途轍もなくピュアだった。
知能的にはハンデのあるキャラクターなのだろうけれど、それを補って余りあるものを持っているのがサムだと思う。
ハイチのストリート・チルドレンの少年の言葉に「子供とか、犬とか、誰でもいい。誰かと一緒に、何かを分け合って食事をする。それが“豊か”ってことだと思うんだ」という名言があるのですが、サムもまた、ある面でとても豊かな人だと思う。
綺麗で、キャリアもあって、頭もいいのに、決して幸せとは言えないリタが、その豊かさをちょっとずつ分けてもらって、ちょっとずつ、余裕のようなものを持ち出すのが、とても素敵。

そして、ビートルズのカバー曲たちと、有名なジャケット写真のパロディみたいなシーンも素敵。
歌詞が反映された台詞も大好き。
私は残念ながら切なくなるくらい貧弱な英語力の持ち主で、歌詞カードを見ても、対訳ないと意味分からない程度の低さなのだけど、なんだか優しい歌詞なのですね。
それを引用するのが、サムとルーシーだから、そう思うのかもしれないけれど。

結末を現実と照らし合わせた時、それが成立するのかどうかは分からない。
でも、そんなことはどうでもいいと思う。リアルである必要はないと思う。
少なくともこの、「I am Sam」という優しい世界では、サムやルーシーやリタやランディやアニー(以下略)が、それぞれ幸せ分け合って、幸せに暮らしていけるに決まっているのだ。そうなのだ。
幸せというものは、分け合えば分け合うほど増えるものだと思うから。
いい人間になりたいと、そう思わせてくれる作品。

ミルクのお値段

タイトル: ミルクのお値段

春のカール・アーバン祭。
ルシンダとロブは結婚を目前に控えたラブラブカップル。
こんな幸せがずっと続くか不安になったルシンダは、軽くケンカしてみたら?と友達のアドバイスを受け、早速ケンカしてみることにするが(ってのもすげえ)

ニュージーランドって綺麗ですねえ。
日本と広さ大して変わらないのに、広がる景色は最低5倍は広そうだ。
一面の緑、真っ青な空、それが贅沢なくらい広がっていて、ああいいな、とか思ってしまう。
是非一度行きたいです。
そういう中なので、住んでいるひとものんびりしていてよいですね。この映画の人たち、経済的にはともかく、心の中はとっても豊かそう。
んでもって、登場人物の大半が、豪快に車の運転が下手っぷなのがいっそ微笑ましい。
お陰で車がベコベコなんですが、気にせず乗ってるのが何故だかとっても嬉しくなります。

結構、「はう?」とか思ったりする部分もあるのですが(夜中にイタズラするらしい小人「ジャクソン」って一体なんだ)、ふわふわひろびろなロケーションと、ほのぼのラブラブなルシンダとロブなので、ま、いっかとか思うのです。
メルヘンにリアルとの整合性を求めるのは無駄だもんね。
だけども、いくらメルヘンでも、ルシンダの突拍子もない行動は先が読めないのですが(というか全体的に突拍子もない)可愛いからまあいいわ、という感じ。

ルシンダも可愛ければ素朴な牧場青年ロブも可愛くて、どこまでメルヘンすれば気が済むのだ、という気分になります。
特にロブは素直で、ちったー疑えよ!という純真さ加減。
色々あって、車で野宿状態になる中盤、目が覚めるとごはんの差し入れや、毛布がかけてあったりして、はて、誰だろうと辺りを捜査、小さな足跡を発見して彼は思う。
「ジャクソンが出た!」
何歳だオマエ!!!
もう、この子の将来が心配になりました。日本人じゃなくて良かったよ、絶対この子振り込め詐欺とか何度でもひっかかるよ。

んでもって、このロブの愛犬ナイジェルも可愛いです。
広場恐怖症で常に箱被ってるという…
原作あるのかな。あるとしたらきっと絵本。
ものすごくメルヘンな一本です。メルヘンが不足した時、是非見て和んでいただきたい作品です。

ノッティングヒルの恋人



ジュリア・ロバーツ
ヒュー・グラントほか。

製作スタッフは「ラブ・アクチュアリ」の面々。
ロンドンはノッティングヒルで売れ行き不振の本屋を営むウィルが出会ったのは、世界一有名な映画女優アナ・スコットでした…という、現代の「ローマの休日」(?)

春(?)のイカスラブストーリー祭
「ラブ・アクチュアリ」に、私のごくわずかな乙女な部分をぎゅっと鷲掴みにされ、同じ脚本家の作品なれば間違いあるまいと、うきうきしながら見てみた次第。
…まあ、今更ですけどね。
しかしジュリア・ロバーツ、まんまですね。アナ・スコットとか名乗ると違和感ありますですよ。だからジュリア・ロバーツでしょ?みたいな。
彼女は彼女自身を演じる宿命を負った女優さんなのかもしれません。

とは言え、流石に素敵でした~~
おすぎさんが熱烈にオススメしてましたが、それも納得ですわ。私のようなスパイもの、アクションもの、歴史モノ、ついでに日本刀と銃と戦闘機にうっとりするような、オトコノコな部分を多く持つ人間をさえ、乙女チック夢心地にしてくれる、極上ラブストーリーの逸品です。
トップ女優と普通の青年が恋に堕ちる、ある種そういうベタな設定を、ユーモアたっぷりに、だけどロマンティックに見せてくれる、現代の御伽噺なわけであります。
まあ、普通の青年って言ってもヒュー・グラントですけどね。
端々からオックスフォードの香りがして、売れない本屋をやっているのがちょっと不思議に。
イギリスの普通の青年はみんな「シュールだけど素敵」とか、そういう台詞がスラスラ出てくるものなのでしょうか。

多分、ノッティングヒルがどんな所か知っていたら、乙女チック夢心地を通過して、本当の乙女になれた気がします(ならんでよろしい)
それでも、町並みの美しさ、住人専用なプライベートガーデンと、そこに置かれたベンチとその銘とその使い方には心の底からうっとり。
世界一有名な世界一の美女が、世界一幸せな恋愛を手に入れる物語なのですが、あのベンチがそれを象徴しているのですな。そうして、みんなしあわせに暮らしました、ever after…というような。

その、ウィルの友達たちがまたクセモノ揃いで嬉しい楽しい。
同居人から妹、友人一同、一体何がどうしてこの面子が揃ったの?という、そういう超個性派集団。普通に生活していて、こんなやつらにゃ会えるだろうか、いいや、会えはしまい(反語)
こやつらの終盤の大活躍が最高に燃える。愛しい!全員で車に乗ってく必要がどこにあるのだー!最高だ!その調子!
みじめ自慢をお互いにして、一番みじめな人にブラウニーをプレゼント!とか、そういうことが出来る友達が、きっと世界で一番最高なんだと思った。

シュールだけど素敵なラブストーリー。
恋でもすっかな、と思いつつ、問題は何をどうしたって恋愛は一人で出来ないものだってことだ。片思いでも相手が必要とはなんて厄介。
シュールで素敵な恋を探したいものです。尚、シュールな相手は間に合ってます。

アカデミー賞2005

折角映画ブログをやっているのだから、アカデミー賞について、あれこれ私見などを書いてみます。
主要部門の受賞者は私が言うまでもないけどもこちら。

***作品賞***
ミリオンダラー・ベイビー
てっきり「アビエイター」がとるとばかり思っていました。(んで監督賞がイーストウッド)見てないからなんとも言えないのですが、なんだか重厚でトレイラーだけでも見るからに名作の香気がしますが、それだけに見ていてしんどそうな映画だな、という印象があります、ミリオンダラー・ベイビー。見に行くなら「アビエイター」かもだ。
見たのは「ネバーランド」だけで、私個人としてはとてもとても好きな映画なのですが、無理だろうなあとか思っていた。結構冷静です、自分。

***監督賞***
クリンスト・イーストウッド(ミリオンダラー・ベイビー)
こっちは順当に。なんつーか、昨年獲れなかったので、今年は獲るかな、とか。
それにしてもスコセッシはアカデミー会員に何か恨まれるようなことしたのでしょうか。

***主演男優賞***
ジェイミー・フォックス(レイ)
個人的には予想通りでした。
だって、彼が演じたレイ・チャールズはクローンと見まごうそっくりぶりだし、そのレイ・チャールズご本人が亡くなったり、フォックス助演とのダブルノミネートだし。
デカプリオはまだまだチャンスあるでしょう、いっくらでもいい脚本もらえるだろうし。
ジョニー・デップ!
獲って欲しかったんですけど、ないだろうなあ…と思ってました。私は結構冷静です。
素晴らしい演技だったと思うのですが、デップのスキル的にはこれくらいは平均かなって思ったり。

***主演女優賞***
ヒラリー・スワンク(ミリオンダラー・ベイビー)
これも順当かな、と。
てか、私無知なので顔と名前と代表作が一致するのが彼女しかいなかった…あ、いや、ケイト・ウィンスレットは分かるや。うん。

***助演男優賞***
モーガン・フリーマン
個人的にはクライブ・オーウェンイチオシだったのですが(例によって見てないのに)モーガン・フリーマン相手じゃ仕方ない。

***助演女優賞***
ケイト・ブランシェット(アビエイター)
やった!
好きなんですよ、ケイト・ブランシェット。
彼女がキャサリン・ヘップバーンやるってだけで、オイラちびりそうです。映画を見る前からDVD買おうとか思ってます。
なんか、間違いなく綿密なリサーチをして役作りをしているんだと思うのですが、それを感じさせずにさらっとなりきって見せるところが素晴らしいのです。
ファンなのに、見るたびに「どこにいらっしゃるの?」と探してしまうほどの化けっぷりが素晴らしいのです!
そんなワケで満足です。

総額いくらか分からない、あんまりきらびやかでセンスがどーとかよく分からんファッションは、やっぱりどうにもよー分からん。
全体的に配色暗めで遠目で見ると地味だった。黒とか青とか。
ただ、ジョニー・デップが今年は歳相応に見えました。メガネのせいかな。
基本的にこういうセレモニーの男はタキシードばっかで見ていてちっとも面白くないのだが、アントニオ・バンデラスはギャングみたい(?)でカッコ良かった。
ケイト・ブランシェットはこういうセレモニーの度に、そのファッションが楽しみな女優さんなのですが、全身ショットをトイレに行っていて見逃すという大失態。
同じくセレモニーの華ニコール・キッドマンも見逃した。
仕事しながら見るにはあんまり向いてないですね、こういう番組は。
それにしてもスカーレット・ヨハンソンは20歳そこそこにはどうしたって見えん。絶対歳誤魔化してる。あややとかより余程疑わしい。お姫さまみたいだったナタリー・ポートマンより年下なんだよね?ううむ、生命の神秘…

仕事しながらのチラ見なので、記憶違いが絶対あります。
とりあえず、覚書というようなものでして、再放送を楽しみに待とうと思います。
なんだかんだ言って意味もなく燃えるものですね、アカデミー賞(ゴールデングローブとかは以外と燃えない)

ボーン・スプレマシー

マット・デイモン主演。

「ボーン・アイデンティティ」(原作タイトルは「暗殺者」)の続編、ロバート・ラドラム「殺戮のオデッセイ」が原作。
記憶を失くしたCIAのトップエージェント、ジェイソン・ボーンが、普通の女性マリーとともに、戸惑いながら、そのエージェント術を使いながら追手から逃れ、「俺を追ったら殺すからな」との捨て台詞を残して、彼の元同僚たちの前から姿を消したのが前作までの、いい加減(自分で分かってます)な粗筋。
今作では、あれから二年。相変わらず記憶喪失のまんまながら、今まで関わってきた任務の断片を、悪夢として思い出しながらも、マリーと幸せに暮らしていた。
そんな彼を襲ったのが、冷酷な暗殺者。
その激闘でマリーを死なせてしまい、彼は再びCIAと対決するためヨーロッパに向かう。
一方、ベルリンではある作戦の途中妨害が入り、工作員と協力者が殺害され、その現場にはボーンの指紋が残されていました…

オレ史上最高のスパイ映画!
「~アイデンティティ」も面白かったですが、「~スプレマシー」は最高です。
派手なスパイ・グッズを片手に、それってSFでしょ?的なスパイ映画もモチロン大好きですけど、これの、地味~~な国境超え、ターゲットの居所の突き止め方、追っ手の撒き方など、すごくリアルで参考になる(何の)
冷静で知的でスゴ腕のボーンが、超人になり過ぎてなくて、切実な痛みを抱えている姿も、とても印象に残ります。
だから、彼は安易に銃を使わないし、少ない記憶を頼りにロシアへも向かう。
んでもって、超人的でありながら、高いところから飛び降りれば足を痛め、その痛みで足を引きずりながら歩いていく、それが何故かカッコイイです。

この映画を作ったひとは、何故かボーンをひとりぼっちにさせたいみたいで、最初に前作のヒロインマリーを死なせてしまう(ネタバレなのですか、CMでさんざんやってるので大丈夫ですよね?)
そしてわんわん泣く私。
マリーすごく好きだったんだもの。それってないよって思ってしまう。
ボーンからの最期のキスも悲しくて、余計わんわん泣いてしまった。一回目とニ回目は人工呼吸、三回目がサヨナラのキスですよ。おお…(泣)
普段は全然無駄もミスもしないのに、マリーに関わってる時にだけ、無駄とか判断ミスをしてしまう、そういう人物表現が悲しいくらい巧いです。
ボーンは泣かないので、私が代わりに泣いておきました(余計なお世話だ)

アクション・シーン…特にモスクワでのカーチェイスがものすごく、目がまわるような迫力です。
あのスピードで車を飛ばし、素早く地図を読むボーン。チキンラン一歩手前のハンドル操作、追うベンツの四駆(だったと思う)、その二台にはさまれて、きっと怖い思いをしたであろう白い車の一般市民、壊れないタクシー…
車酔いしやすい方は、是非酔い止めのご用意を。
アクション・シーンは全体的にカッコ良く、絶対何かカッコイイことしている様子なのに、カメラの揺れが激しく、よく見えなかったのが私的にはちょっと残念…

んで、ここまでも相当バカでしたが、これからもっとバカになります。本当にバカ書くので、こっから読まなくてもよいですよ…
キリル=カール・アーバンが死ぬほどカッコイイ
スラリと長身の十頭身!
ながい手足で冷酷にボーンを悠然と追い詰める!
パーカーにレザーのロングコートをひっかけて、ベレッタ片手にいけいけキリル!GOGOキリル!
中身を含めたカッコ良さならともかく、佇まいでは抜きん出て一番カッコ良かったと思う。
カール・アーバン祭(出演作を片っ端から見ること)を近々開催予定です!

原作は三部作だそうですが、これは続編ありかな。
すごく面白かったのだけど、これはこれで完成されていると思うから、続編いらないかも…と、「~アイデンティティ」の時も思ったっけ。
これ、面白いですよ。是非前作をレンタルした上、映画館で見ていただきたいです。

恋愛適齢期



ジャック・ニコルソン
ダイアン・レイン
キアヌ・リーブスほか。
若い女性としか付き合わないハリーと、20年の結婚生活に終止符を打って以来、恋愛と縁のない生活を送ってきた劇作家エリカが、出会い、ひょんなことから一週間くらいひとつ屋根の下で過ごすことに。
最初はお互い気に食わない相手同士だったが、次第に惹かれあうようになり…

ちょっと洗練されたラブストーリーというものを見たいと思ったのです。
そういう時ってありませんか?
私はあります。だって女の子だもん(キショ)
それだったらこれかなって思いまして。
久々にCGのない映画をと思いまして(使ってたりして//どこに?)

これ、大人のラブストーリーかと思いきや、実は、大人が少年少女のような恋に堕ちる、ある種とっても純愛ものなのですね。
恋に悩むジャック・ニコルソンだなんて!!
この辺がキャスティングの妙味なんですよね。
ご本人お会いしたことがあるわけではないので、本当のところはよく知らないのですが、かる~い恋愛をかる~くしてきたようなイメージじゃないですか?ニコルソンって。
初めてのマジ恋に戸惑うあまり、病院に駆け込むさまなど、ニコルソンでなくては出せないニコルソン・クオリティ(意味不明)

そんなニコルソンを戸惑わせるのはダイアン・レイン演じるエリカ。
矢張りお会いしたことないので、本当のところはよく分からないのだけど、決してお堅いタイプだとは思えないですよね?
生まれつきお堅いわけないって!と思わせる、その微妙さ加減が絶品なのです。
てゆーか、こういう風に歳ってとりたいものだなあって思います。
知的だしおしゃれだしナチュラルで自立していて。

その間に割って入るのがキアヌ・リーブス演じるジュリアン。
サワヤカでカッコ良くて優しくて独身でお医者さん。都合がいいくらい夢の彼氏を具象化させてみたようなひとだ。
浮気の心配もまったくなさそうだ。
だが、残念ながら押しが弱い。
しつこいが、お会いしたことがあるわけではないので、本当のところはよく分からないけれど、なんつーか、すっごくキアヌらしい。(ごめんなさい)
引き際の鮮やかさ辺り。分からないじゃん?あと一押ししたら落ちるかもしんないじゃん?だってキアヌ・リーブスだし。

優しく美形だが押しの弱い年下男VS恋愛上手なおっさん!!
どっちを選ぶ?
私は美形の年下男を選びたい。そういう機会がありましたら(絶対ねえよ)
そう思っているのに、何故かエリカの選択がとても素敵に思えるんですよね。
矢張りニコルソンって偉大だ。

トロイ





ブラッド・ピット
エリック・バナ
オーランド・ブルーム
ピーター・オトゥール
ショーン・ビーン
ダイアン・クルーガーほか。


ホメロスの叙事詩「イリアス」を下敷きにした、古代戦争英雄譚。
スパルタの王妃ヘレンをトロイの王子パリスが略奪。スパルタ王とその兄でミュケナイの王アガメムノンは、それに乗じてトロイ併呑を目指しギリシア全軍を投入。
その中に、女神の息子と言われる屈強な戦士アキレスがおりました…
ギリシア軍最強のアキレスだけど、総司令官アガメムノンと仲が悪く、折に触れ衝突。
一方、トロイは堅固な城壁と、トロイの英雄にして王子へクトルが迎え撃つ。
この戦いの結末は?

レンタルで見た私が言うのもなんですがこの作品は大画面で!
全編の大半を戦闘シーンが占めるこの作品、テレビの小さい画面では、「人がゴミのようだ」という感じなのです。
ああ、見に行っておけば良かった…

しかし、トロイ側の人たちの方に愛情を持って書かれている(ヘクトルは、イエス・キリスト、アレキサンダー、カエサル・シーザーなどと並んで、西洋史9英雄の一人だそうなので、それも当然の描き方か)せいか、見終わった後暗澹たる気持ちになりますな…
もうヘクトルなどは王子なのに中間管理職の悲哀が溢れに溢れ、見ていてとっても気の毒だ。
ナイスバディ(関係ないかも)で強いけど、根は優しいお兄さんなので、戦場にいるの見ると可哀想になる(余計なお世話だ)バナって元々、悲しげ顔だから…
つーか、あの大胸筋、ブラ要るって、どうでもいいけど。
また、オーランド・ブルーム演じる甘ったれ王子パリスが、多分きっとハマリ役。
本当にしょーもない王子で、場合によっては海に投げ捨てたい気分になるのだが、それはオーランド持ち前の愛嬌でカバー。
なかなか出来る芸当じゃないと思う。言ってみれば天然ですから。
ですが、ファンの方からするとどうなんだろう…
んでもって、この二人のパパが良いですな。本当に二人を育ててきた父親のような雰囲気と、一国の王としての威厳がちゃんと感じられた。
<ネタバレ>ヘクトルの死体を引取りに、単身アキレスの元に乗り込むとことか泣きそうに。</ネタバレ>
長男は跡取りだから、丁寧に、時に厳しく時に優しく育てたのだろうが、君、パリスの時は教育に手を抜いてはいまいか?原典では一回捨ててるしな、パリス…
何故トロイ王が代々手にしてきた王の剣をパリスに渡すかな…と思ったが、ああ、オチのためですね…

一方ギリシア連合軍。
ショーン・ビーン演じるオデッセウスの飄々とした策士?ぶりが素敵でした。
この人も中間管理職の悲哀をかもし出しているべきなのですが、どういうワケかそれがない。
アガメムノンとアキレスと仲立ちせなアカンのに!
アガメムノンは最後まで憎たらしく、アキレスはクライマックスまでわがまま小僧(って年齢でもないか)の間に挟まってるのに!
なんだかんだ言って、なんとか話をまとめちゃえる自信?

ブラピ演じるアキレスですが。
バナと並ぶとまんまギリシア彫刻ですな。ああも巧く筋肉って付くものなのか。あの体だったら、鏡の前の自分にうっとりなのも頷ける(そんな事実はない)
アクション満載でカッコイイのは確かだ。
しかし、この周辺、トロイ王家周辺に比べて手を抜いていまいか。
このひねくれ坊アキレスが心を許したパトロクロスや、トロイ王家出身の巫女さん(名前忘れちゃった)とか、キャラが弱くないか。あそこまでアキレスを駆り立てる理由があるキャラだろうか。
特にパトロクロスはもうちょっと貫禄があってもいいと思う。アキレスにとっての重要性をもっと書いてくれたら泣いたかもしれない(泣くな)
それとあわせて、トロイの城壁の堅固さが描かれていない辺りがちょっと不満…

面白く見たのですが、なんとなく、この作品からにじみ出るテーマは「正直者はバカを見る」だったり。
だって、あのやさぐれヤンキー系のアキレスも<ネタバレ>更正した途端に死んだしな…</ネタバレ>