ノッティングヒルの恋人

ジュリア・ロバーツ
ヒュー・グラントほか。
製作スタッフは「ラブ・アクチュアリ」の面々。
ロンドンはノッティングヒルで売れ行き不振の本屋を営むウィルが出会ったのは、世界一有名な映画女優アナ・スコットでした…という、現代の「ローマの休日」(?)
春(?)のイカスラブストーリー祭
「ラブ・アクチュアリ」に、私のごくわずかな乙女な部分をぎゅっと鷲掴みにされ、同じ脚本家の作品なれば間違いあるまいと、うきうきしながら見てみた次第。
…まあ、今更ですけどね。
しかしジュリア・ロバーツ、まんまですね。アナ・スコットとか名乗ると違和感ありますですよ。だからジュリア・ロバーツでしょ?みたいな。
彼女は彼女自身を演じる宿命を負った女優さんなのかもしれません。
とは言え、流石に素敵でした~~
おすぎさんが熱烈にオススメしてましたが、それも納得ですわ。私のようなスパイもの、アクションもの、歴史モノ、ついでに日本刀と銃と戦闘機にうっとりするような、オトコノコな部分を多く持つ人間をさえ、乙女チック夢心地にしてくれる、極上ラブストーリーの逸品です。
トップ女優と普通の青年が恋に堕ちる、ある種そういうベタな設定を、ユーモアたっぷりに、だけどロマンティックに見せてくれる、現代の御伽噺なわけであります。
まあ、普通の青年って言ってもヒュー・グラントですけどね。
端々からオックスフォードの香りがして、売れない本屋をやっているのがちょっと不思議に。
イギリスの普通の青年はみんな「シュールだけど素敵」とか、そういう台詞がスラスラ出てくるものなのでしょうか。
多分、ノッティングヒルがどんな所か知っていたら、乙女チック夢心地を通過して、本当の乙女になれた気がします(ならんでよろしい)
それでも、町並みの美しさ、住人専用なプライベートガーデンと、そこに置かれたベンチとその銘とその使い方には心の底からうっとり。
世界一有名な世界一の美女が、世界一幸せな恋愛を手に入れる物語なのですが、あのベンチがそれを象徴しているのですな。そうして、みんなしあわせに暮らしました、ever after…というような。
その、ウィルの友達たちがまたクセモノ揃いで嬉しい楽しい。
同居人から妹、友人一同、一体何がどうしてこの面子が揃ったの?という、そういう超個性派集団。普通に生活していて、こんなやつらにゃ会えるだろうか、いいや、会えはしまい(反語)
こやつらの終盤の大活躍が最高に燃える。愛しい!全員で車に乗ってく必要がどこにあるのだー!最高だ!その調子!
みじめ自慢をお互いにして、一番みじめな人にブラウニーをプレゼント!とか、そういうことが出来る友達が、きっと世界で一番最高なんだと思った。
シュールだけど素敵なラブストーリー。
恋でもすっかな、と思いつつ、問題は何をどうしたって恋愛は一人で出来ないものだってことだ。片思いでも相手が必要とはなんて厄介。
シュールで素敵な恋を探したいものです。尚、シュールな相手は間に合ってます。