こんばんは。まゆちんです。占い師の先生です・・・というわけで、そうやん。たまにはタロットの先生らしいこと書こう。(クローズではやってますよ!)
今日はタロット学んでいる方向けの記事です。
これですこれ。この人たちのカードについてです。
タロットウエイト版78枚中、16枚は宮廷の人たちが書かれているコートカードというものがあります。そもそもどうやって読めばいいのか?意外とわかりにくいと評判ですので、ヒントになりそうなことを書いてみましょう。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191018/23/itsumi6/9f/d5/j/o2707264614618087807.jpg?caw=800)
わからないときは、作者の意図をたどるのが基本です。
注釈)タロットは78枚で構成されており、そのうちの
・22枚=大アルカナ
・56枚=小アルカナ
と呼ばれており、さらに、小アルカナの中には
・16枚の人物カード(コートカード)と
・40枚の単なる数の札がある。
で、今回問題になっているのが、
・16枚の人物カード(コートカード)
ってことです。
はい、では、このウエイト版タロットの監修者、アーサー・エドワード・ウエイトさん解説よろぴく。
参考文献:The Pictorial Key to the Tarot (ウエイト氏による)
(下記のウエイトさんとの会話シーンは、あくまでも、かげしたの脚色が入ってます。)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191018/23/itsumi6/8a/07/p/o0288027214618118608.png?caw=800)
まゆちん
「ウエイト先生。小アルカナわかりません。小アルカナの中のコートカードはもっとわからんです。ちょっと教えてください。」
ウエイト氏
「ま、そうじゃな。まあ、よくある普通のタロットの一般的な解釈としては、4種類(王・女王・騎士・小姓)が大アルカナと小アルカナをつなぐものとして存在するらしいが、ワタシはそう考えておらんのじゃ。」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191018/23/itsumi6/8a/07/p/o0288027214618118608.png?caw=800)
「えっと・・・もう少しわかりやすく教えてもらえませんか?」
ウエイト氏
「大アルカナと小アルカナ・・・名前は似ておるが、関係ない。というか一緒にせんでほしい。」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191018/23/itsumi6/8a/07/p/o0288027214618118608.png?caw=800)
「え・・・っと・・・もう少しわかりやすく教えてもらえませんか?」
ウエイト氏
「大アルカナは、全人類の集合的無意識の元型じゃよ、元型。すごいんじゃ。それに対して、コートカードを含む小アルカナは、思いつきを書いたものじゃ。百科事典と漫画ぐらいの差がある。いや、漫画をバカにしておるわけじゃないぞ。」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191018/23/itsumi6/8a/07/p/o0288027214618118608.png?caw=800)
「ああ、なるほど。大アルカナには奥深さがあるけど、小アルカナはもっとこう俗っぽいというか、大衆っぽいって感じっすか。」
ウエイト氏
「うむ。そうじゃな。ま、大アルカナを彩るものが小アルカナであり、コートカードじゃ。」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191018/23/itsumi6/8a/07/p/o0288027214618118608.png?caw=800)
「じゃあ、どうやって解釈したらええですかね。」
ウエイト氏
「好きに解釈したらええ。」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191018/23/itsumi6/8a/07/p/o0288027214618118608.png?caw=800)
「・・・・・。」
ウエイト氏
「世の中の占い師はどうも、小アルカナに神秘的な意味を持たせようとしてかなわん。そんなに奥深い意味はないんじゃ。」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191018/23/itsumi6/8a/07/p/o0288027214618118608.png?caw=800)
「では、実際、解釈するときはどうすればいいですか?」
ウエイト氏
「好きにしたらええ。ワタシが生きていた時代の占い師達も自由に好き勝手解釈してたようじゃよ。それらを寄せ集めてみた解説も作ってみたがな・・・そのまま今のあなた方には使いもんにならんじゃろうな。」
「・・・・・。」
ウエイト氏
「わかった、わかった。説明しよう。そんな君たちのためにワタシは小アルカナ全部に絵を描いたんじゃ。数字だけではイメージは広がらんじゃろう。絵を見てそのまま読めばいい。」
「確かにウエイト版は人物や建物や乗物が書いてありますよね。ってことは、コートカードは人物=役割ですよね。そして後は火か水か風か地か。。。」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191018/23/itsumi6/57/cb/p/o0350057214618112614.png?caw=800)
ウエイト氏
「そうそう、それでいい。たぶん。みたまま読むのが正解。そして小アルカナは深読みしないほうがええ。」
「・・・ってことは、コートカードは人物像ですね。どんな人物か。その人物が象徴する行動パターンとか、心理的な影響とか・・・」
ウエイト氏
「うむ。例えばこの騎士。He is riding in full course, as if scattering his enemies.
彼は、まるで敵を蹴散らかすかのように、全速力で(馬に)乗っている。」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191018/23/itsumi6/57/cb/p/o0350057214618112614.png?caw=800)
「うん。みたままだね。」
ウエイト氏
「そういう騎士はどういったことを起こすだろうな・・・想像してみてほしい、言葉にすると、手腕、勇気、才能、防御、演説(手際)、敵意、激怒、戦争、破壊、敵対、抵抗、破滅・・・ってとこか・・・。」
「良い意味も悪い意味もあるやん!混乱!」
ウエイト氏
「さよう。テーマによっても、周囲のカードによっても彼の持つストーリーは変わるってことじゃ。」
「ほう。なるほど。お話の中に登場するキャラって感じ?」
ウエイト氏
「さよう、ま、逆位置の場合に、彼のストーリーは危うくなるって解釈してもええかもしれんな。」
「そうか・・・その人のストーリーによって変わるから、コートカードってこう読めばいいよ・・・ってのがあまり言えないんですね。絵をそのままみて想像するのがいいのか。」
ウエイト氏
「そ。そして元素も忘れずにな。水の騎士の横に火の騎士が現れたらライバル!なんて解釈もできるぞ。」
「おお!おもしろい。」
・・・・・・
というわけで、みなさん。ワタシが思うに、四大元素をもう一度「人物目線で」表現していくことで読めるようになるんじゃないかと思います。
王様でも火・風・水・地では全然キャタクター性も違う。
例えば、風の王様と火の王様、どちらが人脈を作るのは上手いと思いますか?
答えは「風の王様」
みたいにね。
(まあ、それはまたどこかでお話ししたいです。)
今日はここまでー。
まゆちん
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191013/23/itsumi6/b7/95/p/o0850085014613864177.png?caw=800)