こんにちは。かげした真由子です。

 

 

さて、命日ホロスコープ占い4件目です。

 

「命日ホロスコープ占い」とは?・・・

ご依頼者にとって大切な方が天に旅立たれた日(=命日)の星空のチャートとご依頼人のチャートを合わせて読むことで、魂と魂の関係性を読み解いていくという試みです。

誕生日占いがこの世での生き方を読み解けるものであれば、命日はもう一つの大切な節目と考え、生きている人にとってのメッセージが含まれているという仮説に基づいたものです。

 

今回のいただいたご依頼内容です。

 

 

 

再婚した主人の祖父母を土砂災害で亡くしました。


再婚した主人の祖父母をその日に土砂災害で亡くしました。
離婚したばかりの私と娘二人を主人の家族は、初めから優しくて受け入れていました。亡くなった祖父は、特に、遊びに行くたびに優しくて、祖父が大切にしていたお庭の植木や花の話を私と娘たちとしていました。


しばらくして、熊本地震がありました。
私と娘は、前震の時に、震源地にいましたが、怪我もなく自宅に戻ることになりました。主人は婚約後、自分の実家と私の家と行き着していましたが、私たちの安全のために、私たちの家にいることが多くなりました。


そんな、6月21日の水曜日、大雨のとき、いつものように、主人と私たちは私の家にいました。日付が変わって午前一時くらいに、主人の携帯が鳴り、主人の実家に土砂が流れ込み、家が押しつぶされたことを知りました。


そうです、主人の両親と祖父母の暮らすに大雨のあとに、土砂が流れ込んだのです。両親は、逃げて命が助かりましたが、足の悪い祖母とそばにいた祖父は亡くなりました。そして、自宅は全壊。


主人の部屋だった場所は、跡形もなくなり、主人が、もし実家にいたら主人も命は無かったと思います。


その前の18日の日曜日に、主人の実家を主人と私とで尋ねたばかりでした。
主人の実家は、祖父の代から生花農家でして、その18日は、熊本地震で閉館していた私の職場が6月19日から再開されるので、玄関に飾る生花を頂きいったのです。その日も、変わらない穏やかな笑顔で見送ってくださったのが、最後でした。


主人の両親は、祖父が残してくれたものを受け継ぎ、安全に今暮らしています。
主人は全力で否定しますが、主人の祖父母は私たち親子を受け入れてくれるにあたって、私たちを守るために、空に旅立ったのではないのかという気持ちが私のどこかあります。


主人の命は、私と出会ったことで助かっています。主人の祖父母の命は・・・・?と考え込むことがよくあります。



亡くなった主人の祖父母にとって主人はとても大切にしていた初孫で、主人と私と娘たちとの関わりをもっと見てほしかったと思っています。
どうして、このタイミングだったのか、どうして?という気持ちがなくなることはありません。
もっともっと話したかった。主人のお父さんしている姿を見て欲しかった。

 
秋分の日、ご先祖さまに感謝するというこの日。
主人の祖父母たちにも思いを馳せて感謝します。

もし、タイミングよく鑑定していただけるのなら、きっと、もうこの想いを手放すタイミングなのかもと思い申し込み致します。


 

 

 

 

ソーラーリターン前のお別れでした。

 

case1でご依頼人のお祖母様の命日を読みましたが、その時と同様、命日がご依頼人のお誕生日前なんですね。(いわゆるソーラーリターン前)

 


ソーラーリターン前というのは太陽の光が弱くなる時でもありますから、自分にとっての太陽=存在の大きな人との別れ を表すこともあるのかもしれません。

 


そして、それと同時にご自身にとっても、1年に一度、誰にでも訪れる、自己実現サイクルですし、生まれ変わりのサイクル直前でした。

 

たしかに、そらさんにとっては人生の節目と言える出来事でした。

 

 

 

 

祖父母と孫という関係に横たわるもの。金星と木星。

 


そらさんのソーラーリターン前の太陽を命日の金星が重なっています。(太陽も金星もぴったり蟹座の3度です。)

 


金星は恩恵なので何かしらこの日、そらさんは恩恵を受け取ったといえます。

 


case1でもそうでしたが、孫と祖父母という関係性のなかでの祖父母の命日を見ると「金星」「木星」が関わってくることがあります。(これからもここには注目して行きたいポイントです。)

 


私は講座で木星という惑星を説明するときに「木星って、孫にとってのおじいちゃんとかおばあちゃんだよ。めっちゃ寛容!」と説明することがあるのですが、ほんとそうだったんだ・・・なんて思います。

 


おばあちゃん、おじいちゃんにとって孫という存在は、無条件に愛おしく(金星)無条件に寛容になってしまう、何かを与えずにはいられない(木星)存在なのかもしれませんね。

 


さらに、そらさんの8室にある海王星に土星が重なりつつあります。

8室は「受け取る、継承」を表す場です。


何かの終焉をそらさんは受け取られたことになります。

星からシンプルに読み取れるのはそういった様相です。

 

 

私たちを守るために旅立ってしまったのですか?

 

 

そして、そらさんは、こうおっしゃっています。

 


主人は全力で否定しますが、主人の祖父母は私たち親子を受け入れてくれるにあたって、私たちを守るために、空に旅立ったのではないのかという気持ちが私のどこかあります。
主人の命は、私と出会ったことで助かっています。
主人の祖父母の命は・・・・?と考え込むことがよくあります。

 

 

さて、ここにお答えする解釈を書き出してみたいと思いますが、ここからの解釈は、正直生きている人間がどのように受け取りたいのか?によって異なります。

 


そらさんと旦那様とでも描き出されているストーリーは異なるのでしょう。

 


これに関して、主観も交えながら、星から連想できる私のストーリーを書いてみたいと思います。

 


生きている私たちは因果論的に様々な出来事を結び付けますし、そうならざるを得ない出来事もたくさんあります。

 

 

もしかしてあの人はこうなるためにこうしたのではないだろうか?もし、私がいたら、またはいなければ、あの時、出会っていれば・・・出会ってなければ・・・と。

などなど。

しかし、実際の因果関係はわかりません。

 


要するに、私たちはみんな「いまどうしますか?」という瞬間の連続で生きています。

 


結論から言うと、私たちは起こったことを受け止めることで未来を切り開いていっています。

 

 

当時のおじいさま、おばあさまもそうだったと思います。

 


そういったことから、おじいさまとおばあさまは、

 

 

「土砂災害を受け止める現実」でもなく、

「身代わりになる」現実でもなく、

 

 

ただ「孫が愛おしい。」という現実だけを受け止めておられます。

ただ、第3者から見ると色々結びついてしまうのですけどね。それが心を痛める罪悪感にもなったりします。(それを察して旦那様は否定されてらっしゃるのかもしれませんね。)

 

 

 

 

 

チャートから浮かび上がってくるのは「孫は愛おしい。」という言葉。

 


災害の場合、もしかして救えたかもしれない・・・など、色々な後悔や罪悪感がご遺族の中にも残されることと思います。

 

 

私ごとで、過去に私も記事にしましたが、昔、事故で私と同じと仕事の従姉妹をなくしましたが、当時の両親、祖父母は罪悪感に苦しんでいました。あの時、お守りを持たせなかった、普段から早く逃げるようにいっておくんだった、聞き分けの良い子だったのが裏目に出たなど・・・(従姉妹は言いつけを守るがあまり火事から逃げ遅れたので。)もうキリがありませんでした。

 

 

なにがいいたいかといいますと、私からのご提案として「孫愛おしい。孫の幸せが全て。」というエネルギーだけで、おじいさま、おばあさまの死を受け止められてはどうかと思います。

 


なぜなら、そらさんの太陽にそっと優しく乗っている命日の金星ってね、ほんとそう言うエネルギーなんです。

 


自己犠牲とかカルマとか、そういう仰々しいものではなく「ただ、ただ愛おしい」っていう星です。しかも蟹座の金星。家族が愛おしいのです。

 

 

 

もっと見て欲しかった。

 


>亡くなった主人の祖父母にとって主人はとても大切にしていた初孫で、主人と私と娘たちとの関わりをもっと見てほしかったと思っています。

 

 

ですよね。大切なお孫さんが立派に成長され、お父様になり・・・おじいさまもおばあさまもご覧になりたかったでしょう。

 

 

でもね、見てらっしゃいますよ。もちろん肉体でのやり取りはできなくなっちゃいましたけど、見てらっしゃいます。

 

 

今、このご質問を読みながら、今のチャートをみました。少しホラリー的な使い方です。専門ではありませので補足として、ざっくりと結果を申し上げると

 


・ASCのルーラー土星が月(海王星)、水星、太陽とアスペクトを取っています。

 


土星は天国にいらっしゃるおじいさまとおばあさま、そして太陽は旦那様、月は奥様であるそらさん、水星はお子様方。全てと関係性を取っています。

 


つまり、シンプルに捉えて「見てますよ。」というメッセージです。


 

 

 

鑑定後記✒️


これを書いているのは2019年10月11日で、「大型台風接近」というニュースが騒がれています。意図せずこの時期に、このご依頼を見ることになるとは、これも何かの偶然・・・なのかどうかわかりませんが計らいを感じる結果となりました。

 


今回も感じましたが、祖父母と孫という関係は、親子とはまた違った「愛の表現」があるような気がするのですよね。

 


親って「責任」と「愛」が結びついている感じなのですけど、祖父母の「愛」って「責任」という枠から外れたところにある感じです。

 


それは金星というより、その1オクターブ上のもはや海王星的といってもいいのかもしれません。どこまでも広がる慈愛です。

 


大きな愛を感じさせてくださったご依頼人そらさん、そしてご家族の皆様。天国にいらっしゃるおじいさま、おばあさま。ご先祖様。

 

 


この度は偉大な愛に触れさせていただき本当にありがとうございました。

 

 

 

 

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まゆちん

 

 

 

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