さて、前回の続きです。

まずはこちらからお読みくださいね。↑

 

 


お祖母様が亡くなられた時、時を同じくして、占星術的には、M子さんのアイデンティテイは一回り大きくなろうとしている時期でした。

 

 

しかし、そのアイデンティティの一部を支えていたお祖母様が急に天国に旅立たれたことによって、M子さんはお祖母様の死を受け取り難くなってしまわれたのは、無理のないことでした。
 

 

 

 

 

お祖母様の寛容さである祝福の木星は、M子さんの女性性の成長を照らす。


 

このお祖母様の命日は、M子さんのお誕生日前だったということもあり、太陽はM子さんの太陽星座と同じ牡羊座にいました。


さらにこの年は、木星も牡羊座に滞在していたのです。さらには天王星も。
牡羊座には、宇宙の星がいっぱい集まっていた時期でした。

 

 

 

外の円が命日のチャート↓



その中でも木星は、ひときわ祝福のカラーが強い惑星です。
おおらかさや善のエネルギーに満ちている惑星で、その木星がM子さんの金星の上にちょうど重なっています。
これは12年に一度だけのことです。


このタイミングに命日を迎えられたのも意味があるのでしょう。


そういったことから、
木星はお祖母様で、同じ位置にあるM子さんの出生チャートの金星は、お祖母様からみたM子さんとも言い換えることもできますね。


金星は女神性であり、少女性。木星から見て金星は女の子のお孫さんそのものです。


そして金星だったM子さんが太陽という大人の女性へと脱皮をされるのもこの時でした。


ですので「成人式のお祝い」のように見えたのです。



出生チャートにおける金星というのは、その人にとって25歳ぐらいまでの成長過程を表します。25歳以降は金星から太陽への自分となる時期です。しかも当時のM子さんは25歳ぴったりでした。
金星を卒業し太陽へと成長される年でした。


そこにやってきたお祖母様との突然のお別れ。


つまり、M子さんが金星の時代(少女)から太陽の時代(大人の女性)になられるのと入れ違いで、お祖母様は天国に旅立たれたことになります。


一人の女の子が大人の社会人、女性になるような・・・そんなタイミング。


だからこそ・・・なのか・・・この星の配置から、旅立たれたお祖母様がM子さんに託されたものが浮かび上がってきます。お二人の重なった金星と木星がそれを教えてくれます。


M子さんの明るく輝く金星に、木星という拡大のエネルギーを注いでいるこのチャート。
金星はその人の感性、芸術性、調和する力、愛し愛される力を表します。



月も金星も女性性を表しますが、月は守る力なのに対し、金星は未来を見るための喜びといった原動力、追求力、愛され力です。

 


 

お祖母様が託されたものは、愛に不器用な”M子さんの逆行している金星”が知っています。

 

 

お祖母様が託されたものを一生懸命言語化しようとしたのですが、言葉にするとなんだかよくある言葉になってしまったのですが「女神性」をお祖母様はM子さんに託された、と思います。スピリチュアルな雰囲気の女神性というより、


「真・善・美」という言葉がなんか出てくるのですけどね・・・。
「善き心、美しい心」を持った女神さんのような、そんなイメージでしょうか。


さらに私は、M子さんの生まれた時の金星が逆行しているのがとても印象深かったです。



出生チャートに逆行した金星を持つ方の特徴は人それぞれですが、まあ・・・まゆちんの推測ですが「M子さんは、愛についてちょっぴり不器用さん」って感じでしょうか。


お祖母様はそういったM子さんを愛おしいと思うと同時に、その内気な少女のような不器用なM子さんに「もっと自信をもってよいのにねえ。。。」なんて思われていたようにも感じます。



お祖母様はM子さんの内定外的全ての美しさをちゃんと知ってらっしゃって、それを照らし出してくださる存在でした。もちろん今も。



そして、この命日を境にM子さんの内面には「強さ」のようなものが育まれていったのだと思います。お祖母様がM子さんの美しさを照らし出していたように、M子さんも太陽となり多くの人を照らし出していくことをとても喜んでらっしゃるのが伝わってくるチャートです。

 

 

そういった思いを全部含む「女神性」を託されたのだなあと伝わってきました。


M子さんも、



私の中で何かが変わって、その後人生の流れが大きく変わっていったように思います。
 


と書いていただいてますが、まさにその変わり目の時期を祝福するかのような日なのです。



現在、M子さんが「おばあちゃんの死を受け入れられない私がいる。」と、もし、ふとそういう感覚を思い出された時は、お祖母様からのサインなのではないでしょうか。



どんなサインかというと「M子ちゃん。自信持ちなさいね。あなたは実際に多くの人から愛されてますよ。」っていう・・・。あと自分の完成、審美眼、美的、芸術的なセンスなどももっと信じなさい、って。あなたは女神ですよと。



それが、M子さんのアイデンティティをより輝かしいものにしてくれます。
きっと「愛し愛される感覚」の多くをお祖母様から学ばれたのでしょう。

 

 

M子さん、お祖母様との魂の繋がりを星を通じて感じさせていただき、本当にありがとうございました。

 

 

 

鉛筆さて、実はリーディング文章は、まだ続いており、あと倍ほどありますが、主要なメッセージはここまででしたので、今回公開するのはここまでとさせていただきます。

 

 

 

さて、この後、M子さんから感想をいただきましたのでご紹介させていただきます。

 

 

 

 

M子さんからいただいたご感想。(太字は私)

 

命日リーディングありがとうございました。

とてもドキドキしながら読みました。

というのは、祖母の亡くなった時期はわたしにとってかなり重苦しかった時期で、社会人になって右も左もわからずオロオロしながら、先の未来も見えず、その場の感情に流され、(今の自分からは考えられないくらいに)自暴自棄になっていた時でしたので。

 

かげしたさんが書いてくださっていた

 

 

そして、この命日を境にM子さんは内気な少女から、秘めた情熱を持つ女性へとステージを登っていかれたような・・・そんな感じがします。きっとお祖母様はそれを肌で感じながら安心して旅立たれたことがチャートから伝わってきます。

 

そして、この命日を境にM子さんの内面には「強さ」のようなものが育まれていったのだと思います。お祖母様がM子さんの美しさを照らし出していたように、M子さんも太陽となり多くの人を照らし出していくことをとても喜んでらっしゃるのが伝わってくるチャートです。』

 

 

この部分はまさにそうだったのだなと感じました。

 

 

ある意味、金星期は翻弄されたというか。。。まさに「愛についてちょっぴり不器用さん」(ちょっぴりどころか大いに)で、金星期はずっともがき続けていましたね...。


 

最近、ご先祖様について思いを馳せる機会があり、祖母から私が受け継いだものは、日常の暮らしの中にごく当たり前にある「豊かさ」とか「美しい瞬間」というものだったんだなと感じました。いつも祖母の家に遊びに行くと、日の当たる暖かい部屋で、紅茶を入れてくれて、美味しいお菓子を用意してくれていて、そこでゆっくり何気ない話をしたり笑ったりしていた...そんな時間が思い出されます。祖母と過ごす時間はいつも心もお腹もいっぱいに満たされて、とても居心地がよかったのです。

 

祖母の最期、お見舞いにいったときに、祖母はもうそれこそ意識が混沌としていて、誰が誰かもわからない状態でしたが、まだ元気だった頃をふと思い出したのか「今日はM子ちゃん(私)が来るから、何かご飯を用意しておかないと」と母に向かってしきりに話していた姿が思い出されました。本当に祖母は私のことを愛してくれてて、最後まで思いやってくれていたんだなと強く感じました。


 

祖母が亡くなった25歳が、ちょうど金星期から太陽期へと切り替わる時期だったのですね。すごく衝撃というか...。確かに、私は祖母の死後、自分で何かを決めてそれを実行するようになっていきました。それはもともと私が持っていたはずの性質だったと思うですが、社会人になって翻弄されていくなかで使い方がわからず、見失ってきてしまっていたようです。

でも、金星期はそれはそれで、もがきながらもその時々の感情を味わい、素直に私がそうしたいという思いに従って生きていたなぁと思います。

 

 

 

その金星のあまりの行き当たりばったりさに対して太陽は1本筋を通させようとしたというか、「私は一体何が欲しいのか」を問いかけて、その方向へ向かえという道筋を示していってくれたんだなと感じます。家族、子供、住む場所、仕事と、欲しいものを描き、着実に実現させてきた太陽期だったなと思います。その道を歩む中でいつも「おばあちゃんがいたら...」と思う私もいました。

 

 

今は太陽期の総仕上げ的な時期でもありますし、自分がどういう形でこの世界で活躍できるのか模索している段階でもあります。今後こういうことをやっていきたいな、こういう風に生きていきたいなというものも見えてきつついます。

 

 

 

祖母が祝福を与えてくれた私の金星を、あのころよりも成長した私が使っていくことで、今の時代にとってより良いものを生み出していきたいなと思います。

 

 

 

こちらこそありがとうございました♡

 

とっても丁寧な感想をいただきありがとうございました!

 

私も初めての試みでドキドキしながら鑑定内容を送らせていただきました。

 

読ませていただき、もう本当に愛いっぱいだなあと。なんかもう魂が震えました。

 

お祖母様から受け取ってこられた心地よさ、思いやり、全てM子さんの中で確かなものとして育まれているのを感じさせていただきました。

 

 

>祖母から私が受け継いだものは、日常の暮らしの中にごく当たり前にある「豊かさ」とか「美しい瞬間」というものだったんだなと感じました。

 

 

おそらく、そういった人生の中にある暖かさ、きらめきを学ばれたのでしょうね。そして、今はM子さんがそれを誰かに届けてらっしゃるんだろうなあと想像できます。

 

 

私には霊能力はありませんが、星を通じてお祖母さまがの魂に触れさせていただいている間、なぜかずっとキラキラしたガラス細工のような、ステンドガラス(よりももっと柔らかくて明るい)のイメージが浮かんでました。

 

まゆちん自身、女神・・・なんて言葉はあまり使わないのですが、思わずそういう言葉が出てしまうぐらい煌めきを感じました。

 

 

金星は喜びを感じる力であり、美しさを見出す力だと思います。きっとそんな金星の煌めきを伝えてくださっていたように思います。

 

 

日常の中に美しさ、煌めきを感じて、誰かと喜びを分かち合うこと・・・これからも大切に歩まれてくださいね!

 

 

本当にありがとうございました。

 

 

お祖母様もありがとうございました。

 

 

まゆちん