こんばんは。かげした真由子です。

さて、命日ホロスコープ占い5件目の後編です。

前編はこちらですのでこちらからお読みください>>>


 

 

 

鑑定に着手した日は、彼女の命日にとってのジュピターリターンの日でした。

 

<ここで少しだけ星の解説となります。>

 

まずはこのチャートをご覧ください。青い記号は「木星の位置」を表します。

内側は命日のチャート、外側は私が鑑定に着手した日時のチャートです。(10/13の朝)

 

木星の位置が1度の誤差もなくぴったり一致しています。

 

 

 

占星術でいう木星回帰=ジュピターリターンです。木星は拡大と発展の星。そして寛容に受容し「善きこと」に生かしていくという星でもあります。

 

 

そのままテキスト通り解釈すると12年ぶりに命日にフォーカスして向き合うこと(スポットライトを当てること)が、定められていたと言うことですね。それに合わせてこの鑑定と出会っていただいたのかもしれません。

 

 

星の計らいって完璧すぎる・・・と思います。

 

 

これがどれほど奇跡的なことかと言うと、少なくとも365分の1、いや、木星は同じ地点に来るまでに12年かかるのだから、それ以上・・。

少なくとも1300分の1の確率です。いやもっと・・・と言うか確率の問題ではありません。


(ちなみに伝統的な占星術では「質問の生まれた瞬間のチャート」はとても重要でそれで事柄の顛末を占う方法もあります。)

どれだけの条件が合わさったのかわかりません。

 


・私が命日ホロスコープをなぜ今始めたのか?
・なぜその企画をK子さんに紹介しようと思った方がいたのか?
・そして、なぜこの順番でピックアップしたのか、

 


全部全部星が知っていたんです。

鳥肌を超えて、腰が抜けそうになりました。

と同時に「ああ、K子さんは大丈夫だ。」とも感じました。

 


12年の時を経てご依頼くださった、という出来事自体が天の計らいとしか思えません。木星の計らいです。ですので、もうこれ以上のメッセージはないと思いました。

 

 

 

 

木星の計らいを読み解く。


木星が射手座20度にあった時、彼女は死を選びました。
私が鑑定に着手した日も、木星は射手座20度でした。

 


木星は、ホットでモイストな惑星です。つまり「生命そのもの」を表す惑星なんです。


更にK子さんはもう直ぐお誕生日です。占星術場ではソーラーリターンと言います。自分の生命エネルギーを宇宙の光が注ぐ時です。
アイデンティテイの書き換えの時です。

 


ご自身でも、そういう時期なのだと感じてらっしゃると思います。


私は「K子さんんを励まさないとっ!」と思って書いているのではあなく、このような「星の一致」があったから確信を得て書いています。

 

 


さて、木星が命日のもとを訪れてくれているのですから、彼女とはもう罪悪感で繋がる必要はありません。木星は最も罪悪感からは程遠い星ですから・・・。

 


誰もそれは望んでいないのです。「罪悪感というストーリーじゃなくても彼女の魂と繋がる方法はあるよ!」宇宙は全力で知らせてくれています。もうこれ以上ないぐらい全力です。


彼女のことを忘れなさい!というのでもありません。

 


では、K子さんの中で、どういう場面転換をしていけばいいのでしょうか?そのヒントとなりそうなことを書いていきたいと思いますね。

 

 

 

 

 

「彼女を一人にしておけない。」という思いからの卒業。


命日と鑑定着手時の木星の位置、射手座の20度(数え度数でみます)には「氷を切り出す男たち」というシンボルがついています。

ここにもヒントがありそうです。

このシンボルに関しては、こちらの方の文章がとても心に響いたのでシェアさせていただきます。


<上記ブログ様より引用>
誰も足を踏み入れることのできなかった
秘境の地へわたしは赴き
そこで巨大な氷を切り出す
冷たく、固く、凍った氷を切り出すことは
困難でしかない
それでもわたしはその中に
必要なものが眠っているとわかるから
それを取り出すために
わたしは行動し、必ずそれを再生させる




ご依頼人のK子さんと(その間のご紹介者さん)とのやり取りをお聞きしてますと、12年という年月を経て、一時の辛さは和らいでこられたとのことでした。。

 


きっと、これまでの「罪悪感で繋がる」と言う関係性から抜け出していることを感覚が知らせてくれていたのでしょう。



でも、和らいでいく気持ちとは裏腹に「彼女を一人にしてはいけない。」「一人にするんじゃなかった。」という当時からの思いを、まだ溶けない氷として、心の中にお持ちのままではないでしょうか?



その「氷」に乗っかるホットでモイストな木星。
あたたかい生きている人間の肌のような星です。温かい涙のようです。

 


”K子さん自身がその氷を溶かす時が来た”、私は、間違いなくそう思います。


S世さんの生前は、共に多感な時期を過ごし、いろんなことをお話なさったことでしょう。彼女のと間には確かに友情が育まれていて、絆もあった。それは消えてません。ずーっと繋がっています。だからこそ、これ以上、罪悪感で繋がることは彼女も望んでいません。

 

 

 

二人の間に起こる雪解けの時。


 

このような言い方がふさわしいかどうか、わからないまま申し上げますが、S世さんは、K子さんと仲直りしたいのではないかなと思います。


氷が溶けるというのは「雪解け」です。

私には、S世さんからの雪解けの言葉がこう聞こえます。


「あの時は、つらいお役目させてごめんね。あなたにしか頼めなかった。」


そういっているS世さんが私の目には浮かびます。もちろんこれは魂レベルのS世さんからです。


魂のS世さんは、生きている時から、どこか自分の選択を知っていたので、それを見守らせてしまった・・・。

 

 

そして、死んでも尚、誰かとの繋がりを持ちたかったS世さんは、K子さんと罪悪感で繋がることを選んでしまったのです。



K子さんに辛い思いをさせてしまった、そんなことへの「ごめんなさい。」が聞こえてきます。


「つらいまま、私のことを覚えてくれていてありがとう。」って言っています。

 

 

 

 

新しいストーリーをあゆむK子さんへ

 

実例がまだまだ少ない命日ホロスコープ占いですが、私が確信していることがあります。

人の死と向き合えるってことは、自分の人生の次の景色を見たい時だ、と。

私自身、寿命が短かった方は、短かい生涯だったからといって、生まれてきた意味はないとは全く思っていません。

ですが、彼女とは異なり、生きることを選んだK子さんの生きている意味は、また別にあると思います。

そして、これも最近不思議に思うのですが、命日テーマでご依頼をいただく多くのご依頼人の方がお誕生日前、もしくは命日自体がお誕生日前なのです。K子さんもそうです。

K子さんも、もう直ぐお誕生日ですね!

お誕生日というのは占星術では生命を表す自分の太陽の上に宇宙の太陽が重なる時。つまり「生きる意味」が輝く時です。

 


つまりこれは「K子さんが、今、生きる意味を考える時だ。」というメッセージです。もう一度、この世で生きていくことをコミットする時ですね!

 


S世さんにはS世さんの人生のストーリーがあり、K子さんにもあります。そして、そのストーリーを今はしっかり歩まれているK子さん。まずはそれ自体がとても素晴らしいことだと認識していただきたいです。


更に、この鑑定を受けていただいているということ自体、きっと更に次のステージに歩みを進めていかれる時期なのです。

 


それは、ずばり「S世さんとの過去のストーリー」を、持たずに歩んでいくということです。彼女とは新しい友情で結ばれなければなりません。

 


これは過去のことを忘れましょう、というのではなく、「別々の道を選んだ友人」としてあなたの心の中に居場所を作ってあげてほしいのです。

 


決して、「私のせいで死んでしまった友人(実際そうではないです。)」ではなく、宇宙の計らい、木星を通して仲直りをしようと試みてくれたS世さんとの関係を作ってください。


K子さんは、S世さんとの経験で私には計り知れないほど、色々な思いを抱えてこられたことと思います。そして、それは星になったS世さんも同じです。K子さんとのことでたくさん学んでらっしゃいます。

 

 


K子さんもいつかお年を召され(まだまだ先ですけどねー。)、寿命が訪れます。その時まで、別々の道を歩もうね、というストーリーを是非私はご提案したいです。
 

 


そして、これからは、S世さんへの罪悪感で、ご自身を責めるのではなく、「私だってあの時はしんどかったんだ。つらかったんだぞー!」という気持ちを自分で受け止めてあげてほしいなと思います。

 

 


(一人で手放すのが辛い時はプロのカウンセラーさんやセラピストさんの手を借りてくださいね。)

 

 

 

新しいストーリーをあゆむK子さんへ。

 

K子さんのチャートを見せていただくと、K子さんは3室に冥王星、太陽それ以外もたくさん天体をお持ちです。

3室というのは身近な人間関係、この学生時代のお友達のことも表します。

 


冥王星は死と再生の天体星です。

 


時として今回のように、身近な人の死と向き合い、乗り越えることで、何かしらこの世で生きて行く意味を掴まれる方だと思います。

 


そして、、K子さんのご年齢的にも現在は太陽期といって「蠍座の太陽」を輝かせて生きて行く時期です。


蠍座というのは、誰かの感情や人生のストーリーと融合しやすい質を持ちます。そしてそれが才能でもあります。

 


融合する自分を知ることで、その対極にある「個」=他人から切り離した「個である私」を学んでいくことがテーマになります。


もし「彼女の死」から学ぶことがあるとしたら、「私は、どんな人生を生きたいと思っているのか?」を問うていくことかもしれませんね

 


ハードすぎる出来事でしたが、その障壁乗り越える優しさと力のある魂さんです。


以上が、私が今回、K子さん、S世さん、命日のチャートから読み取った結論です。


K子さんこの度は勇気を出してご依頼いただきありがとうございました。

いろんな大切なお話をしていただき感謝です。

 


そしてS世さんもありがとう。


今回は、どう着地するか一時期迷いましたが「木星」で一気に着地させていただきました。

木星は幸運と恩恵の星です。

K子さんの生命を祝福しています。なにもかもが。。。。

 

 

余談ですが、この鑑定を始める前から私のデスク周りは、外から金木犀の香りが漂ってました。ここにも「もくせい」がいましたね。

 

 

さまざまな存在のお力添えをいただきました。

みなみなさま。

ありがとうございました。

 

 

ここまでお読みいただいた皆様にも感謝です。長々とありがとうございました。

 

 

 

 

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