A Day In The Boy's Life -197ページ目

A Day In The Boy's Life

とあるエンジニアのとある1日のつぶやき。

オープンソースというと「無償」という、とかく安いイメージが先行するのですが、導入する環境の全体をよく見て決を行わないと、思ったより安くない環境が出来上がってしまいます。


例えば、オープンソースの代表格であるLinuxに商用のパッケージソフトウェアを導入した場合、導入当初はWindows環境で構築するよりも安くできたからいいか」なんて思っていると、その後サーバーが障害に見舞われた際に、その商用パッケージがネックとなって思った以上のコストがかかってしまうことがあります。

その商用パッケージが自分能力でどうにか再構築できるのであれば問題ないかもしれませんが、そうで無い場合、外部のベンダに依頼して再構築してもらう事になってしまいます。

それはWindows環境でも同じでしょという意見は確かに正しいのですが、当初からそのコストを計算しているかどうかの腹積もりの違いで、何かあった際の余計なコストに痛手を受けることになるということです。

「オープンソース=タダ」、なんて事が頭にあるとなお更です。


オープンソースのよさは、その自由さです。

自分たちに力があれば、その環境を無限大に使う事ができる魔法の道具でもあります。

しかし、そうでは無い場合、それは諸刃の剣となります。

安いコストと引き換えに(多少)複雑な管理を行わなければなりませんし、何かあった際の対応は全て自己責任です。


しかし、ブラックボックスでベンダに依存するようなソフトウェアを抱え込むよりは、壊れたらちゃんと責任を持つよということで、その環境を自由に変更することができるオープンソースは、その知識を持っているものにとっては都合の良い代物です。

私は、Linuxサーバーで大きなトラブルがあった場合は、再構築すれば良いやと思っているほうで、割とその自由さが気に入って進んで導入しています。

しかし、その上で商用パッケージを入れてしまうと、その自由さがいっきにしぼんでしまい、商用OSのものと変わらない窮屈さがそこにできてしまう事になります。

自由なものは自由なものと組み合わせて使わないと自由ではなくなる。

白い絵の具に、ほんの少し黒い絵の具を落としただけで、その純白が失われるように。


ただ、もう一つの問題はエンタープライズ分野においては、純粋にオープンソースなものというのは、なかなか入り込む余地が無いということです。

それは、先ほど述べたように自己責任である事が企業側にとっては大きなネックとなるからです。

安定したシステムを稼動させるには、何らかの保障があって欲しいと運用者は思いますし、そういう理由からオープンソースに保守サービスが付いたようなソフトウェアが出回っています。

先ほどのLinuxの話でも、エンタープライズ分野で利用するLinuxはRedHatEnterpriseLinux(RHEL)に代表されるような商用OSとなります。


RHELは、多くのオープンソースのソフトウェアを適切に管理して提供を行ってくれますが、商用のサポートに継続して入っていないと、その恩恵を受けることはできません。

そしてまた、多くの商用パッケージソフトウェアはそのようなエンタープライズ向けのLinuxOS上でしか動作保障を行っていないものもあります。

ですので、「オープンソースで構築すればコストがほとんどかからない」というのは多くの場合は幻想です。


オープンソースを正しく理解して、導入する環境に見合ったものなのか、そしてそれらを保守・管理できる人材はいるのか、その判断を行わないとオープンソースの環境はその秘めたパフォーマンスを発揮する事はできなくなります。




[CG]日本人はiPhoneがキライ? @ TechCrunch Japanese


ここに書かれている日本でiPhoneが苦戦を強いられている理由が面白い。

日本の携帯取り巻く環境は、その市場もさることながら利用者層も特殊なんだなと。


確かに女子高生にiPhoneを渡したところで、格好良いと賛辞を送られるかもしれないけど、それを普段から使うかと聞けばNOと答えるかもしれない。

確かに爪の長い女性にとって、タッチパネルディスプレイは不便極まりない代物かもしれない。

確かに黒一色のパネルカラーは女性にとっては退屈な色かもしれない。


理由を挙げてみると日本の携帯市場を支えているのは女性の存在が大きいと感じます。

そこに支持を得られるかどうかで、その市場で生き残る事ができるかどうかが決まってくるような構図になっています。


ただ、私が思うにこのiPhoneは電話だと思うから既存の携帯電話と比較されるのですが、どちらかというとこれはPDAなどの部類に入って電話機能はおまけとでも考えれば見方はだいぶ違ってくるように感じます。

インターネットへの接続環境が充実していて、iPhone SDKのアプリケーションプラットフォームがあり、PDAには生命線となる優れた入力インターフェースを備えている。

そう見れば、このiPhoneはかなり使える代物ではないかなと。

そして、女性向けの支持というのはあまり気にする必要がありません。

なんせその対象は、女性向けというよりはギーク向けなわけですから。


日本人は沢山物がつまっている「お得感」というものが好きなようで、携帯電話もそのように高度な機能が盛りだくさんですが、どれも今ひとつ使いこなせていないという人は多いのではないでしょうか。

これが携帯電話市場でも起こりえる可能性はあると思います。

機能盛りだくさんのデジタルオーディオプレーヤーで、機能的に貧弱で劣るiPodが大きなシェアを獲得できたように。


個人的な意見で言えば、カメラの画素数は低くても良いから(どうせとってもさほど見ないので)、モバイルSuicaが動くようにならないかなぁ。。。


それはともかく、この苦戦を強いられる11の理由の中で唯一間違っているのが


9.ケータイそのもの、アクセサリ、サービスプランなどを合わせると、ソフトバンクは高額な料金設定にするのではないか

本日、発表されましたが料金プランとしてはかなり割安なのではないでしょうか。


iPhone 8Gバイトモデルは実質2万3000円 ホワイトプラン適用、パケット定額5985円 @ ITmedia News


先ほど言ったように電話の機能を置いておいて、PDAとして使うのであれば今市場に出ているものに通信カードつけて使うのとさほど変わらないかと。


このiPhoneの使われ方が今までの携帯とは違ったものになりそうなので、売れる・売れないだけでなく、利用している人のスタイルというものにも注目したいと思います。




あくまで仮定の話です。

このブログがそうなったわけではありません。


しかし、会社公認のブログって憧れたりもします。

サイボウズラボの秋元さんのブログ スタイルのなんてとてもとても憧れたりします。


企業から見ても社員がコソコソとブログを書いている状態に対して何を書かれているやらとヒヤヒヤするよりも「企業公認にしますから実名で書きましょう」と言ってしまったほうが情報漏えいやら誹謗中傷やらの予防になって良いような気がしますが、そんな事を言ってる企業は聞いた事がありません。

その人がある分野で秀でていて、企業としてその人を前面に押し出しても問題ない素養をもっているのであれば企業側にメリットもありますが、そうでは無い人の場合はマイナス要素のほうが強すぎるからでしょうけど。


ただ、会社公認のブログを一から始めてくれといわれたら、良いですよと答えるかもしれませんが、このブログを今から会社公認にしてくれといわれる恐らくNOと言います。

初めからその腹積もりで書いているのであればいいのですが、そうではない場合、記事だけでなくそこで形成したコミュニティも台無しにしてしまう可能性があるからです。


会社公認といっても、企業側とブロガーとの距離があまりに近いとなにやら政治的な思惑が介入してきてかなり面倒な気持ちでブログを書かなくてはならないようなことになりそうです。

そのような不毛ながらも逆らえない巨大な力に、せっかく自分がゆっくりと時間をかけて作り上げてきたものを壊されたくはありませんからね。


ですので、文頭で秋元さんのブログの「スタイル」に憧れると書いたわけです。

そのような会社の思惑とは切り離して、個人を尊重してある程度自由な立場で情報を発信してもよいとするスタイル。

大体は、企業の広告塔のように扱われて、何らかの企業側のメリットに直結するような情報を流すブログも多い中で、あまりそのようなところに触れないで一個人の興味が赴くままにブログのありようを受け入れるスタイルというのはあまり見受けられません。


CNET JapanITmedia にも企業勤めの実名ブロガーが多く見受けられますが、これらはそのメディアにしばられている分、個人としての表現の自由度は幾分縛られています。
本当に一社員が、どこぞのブログで会社公認のブログを書いているというのはそれほど見たことがありません。

(社長のブログは自分でコントロール力を持っているので除きますが)


ただ、会社公認のブログを書くにあたっては、少なくとも社員である以上は会社に貢献をしないといけない立場なので、会社のPRが嫌なら自分個人の高い能力を示し、その個人がそこにいることが最大のPRになるようにしなくてはなりません。

それは、会社のPRをするよりもずっと難しい事だと思います。

そういう意味も含めて私は秋元さんに憧れてるわけですけどね。