A Day In The Boy's Life -198ページ目

A Day In The Boy's Life

とあるエンジニアのとある1日のつぶやき。

2日前のことですが、会社でググろうとすると・・・


GoogleError-1


うぉい!という事で、あわてて自分のPCの設定が狂ったかと思い、再起動やらキャッシュやCookieをクリアしてと1時間ほど奮闘してみるも直らず、ヘルプデスクをやっている子に聞くとどうやらGoogleさんのほうに問題があるようで・・・。


大きなニュースにでもなっていなかったようなので、特定のセグメントからだけ拒否られていたのかな・・・?

下の方にあるコメントスパム対応時の画像認証用の数字を入れれば検索結果が表示されるようになっていました。

(文面にあるように、大量の検索リクエストが送られてきていてそれを一時的に遮断しているのではという見解)


で、何故1時間も奮闘しなければならなかったかというと、(少し焦ってわれを見失っていたところもありますが)

そのPCからGoogleが使えないとなると、かなり仕事に影響が出てきそうだからです。

別にGoogleから拒否られたら何一つ仕事ができなくなるわけではありません。

他にYahoo!やらMSNやらの検索エンジンを使えばいいわけですが、このときの焦りは「検索エンジンが使えない状態となると何一つ情報を引き出せない」という感覚に陥ったからです。

先ほども述べたように別にGoogleだけの問題ではないのですが、その他の検索エンジンを多用する事がないのでGoogle=俺の検索エンジンの全てのような感覚に陥った上での焦りです。


で、その情報が何一つ引き出せない感覚というのは、自分はあまり手元に情報を置いていおらず、必要があるたびに検索して必要な情報を引き出すというスタイルをとっているから起きたものです。

例えばPHPの関数など本で調べるよりも関数名を打ち込んでネットから情報を引っ張ってくる方が早くて正確です。

その時に取ってきた情報は手元に残そうとはしません。

残したところで何処にいったかわからなくなるのがオチなので、あえて手元に残さないスタイルに落ち着けました。

ただ、このようなスタイルで仕事をしていると、今回のような事態に陥るとかなり脆い結果となってしまいます。

少なくとも検索エンジンが使えなくなるという事態は、今後のネットの世界でありえない事だとは思いますが今回のような一時的なサービスが利用できない状態というのは起こりえる現象です。


他の検索エンジンを使っていてもよいのですが、特定の検索エンジンを使い続けていると、ある程度の検索結果が見えてくる場合があります。

「以前に検索した事があるフレーズで何番目に出てきた結果でアレは解決したよな」という感覚です。

これは、検索エンジンのアルゴリズムが変更されたりサイトのページランクが変わったりで検索結果が異なってきますが、関連するその他のワード(そのページのタイトルとか、IDとか)を幾つか追加してあげれば、あの時に見たページにたどり着いたりする事ができます。

検索エンジンをがらりと変えればその検索の仕方も大幅に変えなくてはなりません。


このように私の頭の中ではネットのあちら側にある情報へのインデックスを幾つか持っているに過ぎません。

根源となる情報はうっすらと持っていてもそれを活用する事はあまりできていません。

こう考えると私の脳は、それだけでは完遂しないかなり未成熟な情報の集まりでしかないのかもしれません。

この方法がよいのか悪いのかは分かりません。

それを脳が退化していると言う人もいれば、扱う情報が莫大に増えている以上そのように脳を効率的に使うしかないという人もいるでしょう。


ただ、少なくともはっきりしているのは今回のような事態に陥って、ネットの架け橋になっているのは間違いなく検索エンジンであって、それに幾分か自分の能力が委ねられているというのは確かな事のようです。





失敗できる時代を生きていた人は幸せ @ Geekなぺーじ


私は幸せものだったのかもしれません。

私が入社した当時、先輩といわれる人が一人もおらず、何をやるにしても道しるべが無い私たち新入社員は失敗をせざるをえない環境でした。

いや、何も失敗をしようとして失敗していたわけではなく、失敗しても良いやと思って失敗していたわけでもありません。

単に「何かに気づくタイミングが失敗した時だった」だけです。


そんなの事前に予測し、それを回避する努力をすべきだというのは最もなのですが、経験の浅いメンバーでそれを回避しようと努力してもいつかは失敗にぶち当たります。

そこで気づき、落ち込み、それを回避する術を覚える事ができました。

その失敗と回避のスパイラルで自分は少しずつ成長ができたのだとも感じます。


しかし、最近は確かにそのような環境は少なくなりました。

「失敗を恐れるな!」といったところで、その失敗できる環境が無いわけです。

整備されたIT環境や運用マニュアルがあり、それの通りにやっていればとりあえず業務は回ります。

そこで失敗すれば、「この失敗を活かそうね」ではなく「なんでマニュアルどおりにやらないの?」となります。

失敗できる環境は、未開拓な環境の中でしか存在し得ないのかもしれません。


その繰り返しで開拓された環境は、やがて失敗できない環境となります。

なんせ先人の叡智がそこにはあるのですから、新参者が同じ失敗をしても、先ほど言ったとおりに「ほらいわんこっちゃ無い」という雰囲気がそこにできてしまいます。


ただ、新参者にとっては整備されたIT環境や出来上がった運用マニュアルが、何故そのような形でそこにあるのかがわかりません。

過去の経験からというのは予想が付くでしょうけど、その裏に隠された歴史が分からないのであれば何故、今の形となったのかも納得もできません。


そして、失敗の余地の無い環境に住まう事となったものにとっては、「とりあえずマニュアルどおりにやろう」という事で、その他のリスクを考えなくもなります。

また、失敗を恐れる人よりも失敗の怖さを知らない人のほうが多い気もします。

個人情報漏洩などのニュースが大きく取り立たされる昨今で、確かにそれは問題なのですが、それを予防するために整備された環境こそが、失敗への複線になっているように感じてしまいます。


失敗をしてもよい環境を与えてあげるだけでも重要な経験と、新たな成長の機会を与える事ができるのではないかと強く感じます。

失敗は教わるものではありませんが、そのような体験ができる環境を用意してあげる事も必要ではないでしょうか。




新プラットフォーム戦争に備えよ。Google GearsはMicrosoftの利益を直撃する @ TechCrunch Japanese


こういう記事を見ると、これからはWebエンジニアなどの漠然とした区切りではなく、特定プラットフォームに強い新しいエンジニア職というものが誕生することを強く感じます。

最近日本でも発売される事が発表されたiPhoneをプラットフォームとする「iPhoneSDK」、Googleが提供する携帯電話向けのプラットフォーム「Android」、海外で人気を誇るFacebookやMySpaceなどもそのプラットフォームを公開しており、世界中の開発者によって多くのアプリケーションが誕生しています。


一昔前であればプラットフォームといえば数えるほどしかありませんでした。

例えば、WindowsやLinuxなどOSを基盤とするプラットフォームや、さらにその上位のレイヤに位置するWebサーバーなどのミドルウェアを基盤とするプラットフォーム、また特定のベンダに依存した独自のソフトウェアを基盤とするプラットフォームなどです。

しかし、昨今のプラットフォームはさらに上位のレイヤにも広がりを見せています。

先ほども述べたようにFacebookやMySpaceなど特定のサービスを基盤とするプラットフォームがそれにあたります。


以前にPodcastで聞いた「ウェブを変える10の破壊的トレンド 」の中で(※)、著者の渡辺 弘美氏がBlogパーツなどを組み合わせて自由に環境を作り出す人も、これからは広義の意味でプログラマと呼ばれるようになる、と仰っていたの聞いてあぁなるほどという思いが強くなりました。


「ウェブを変える10の破壊的トレンド」を「聴いた」


最近ではマッシュアップが流行を見せていますが、現状のプログラムのレイヤでサービスを結合させるのではなく、将来的にはもっと簡易的なマッシュアップというものができるようになり、このようなエンジニアはより広い居場所を見つけることができるかもしれません。

例えば複数のBlogパーツを組み合わせるだけで新たなBlogパーツを誕生させたり、違った用途に応用できるといったレベルです。


このプラットフォーム戦争はエンジニア(広義のエンジニアも含め)にとって歓迎すべき事かもしれません。

今のエンジニアを取り巻く環境は、歴然としたヒエラルキーの中にあり、その中では混合して扱われ、優劣が付かない漠然とした階層の中に取り込まれています。

つまりは、上級エンジニア、中級エンジニア、下級エンジニアのようなくくりで扱われ、そのレベル感はみんな同じといった具合です。

もちろんその階層を飛び越えることは個人の努力で可能です。

しかし、今のエンジニアのヒエラルキーは、上に行けば行くほどコア技術に迫る必要が出てきています。

それはそうかもしれません。プログラミングという技術を奥の奥まで窮めようとすれば、ハードウェアやOSの核となる最深部の技術までもを知る必要が出てきます。

しかし、それは全てのエンジニアが望んでいるわけではありません。


プラットフォームの多様化により、エンジニアの階層は依然として残る事にはなりますが、その階層の中で新たな階層構造が誕生する事になると感じます。

中の上のエンジニア、という単純なくくりでなく特定のプラットフォームをベースとした中級・上級のエンジニア、といった具合にです。


そんなに多くのプラットフォームが出てくると、返って何を技術の基盤としてやっていけば良いのか困ると考えるエンジニアもいるかもしれませんが、何れのプラットフォーム上であっても行き着く先はウェブである事は確かですから、後はそのインタフェースを作れる事、そしてそのプラットフォームを最大化できるアプリケーションを考えればよいのだと感じます。

少なくともそのプラットフォームが数年先まで生き残りえるものを選ぶ事は言うまでもありませんが。