第4回 ビジネスブログを上手に運営する3つのコツ / @IT情報マネジメント
ビジネスであるにしろないにしろ、Blogに求められることって「ゆるさ」だと思うんですよね。
企業は情報の発信をプレスリリースというお堅い文章で発信する事が多いですが、ユーザーはもっと噛み砕いた情報が欲しいと思う。
その結果が、先のエントリで書かれている製品の詳細情報であったり、舞台裏情報であったりするのではないでしょうか。
Blogを企業の情報発信として活用している背景には、その「ゆるさ」を利用して、「表のプレスリリース」と「裏のBlog」という構図で、2つの局面の情報を発信しようとしているからだと思います。
一方は、全員に当たり障りのないお堅い文章で情報を発信し、そこで少しでも心動いた未来のユーザーを裏のBlogでがっちりキャッチしましょうのような。
プレスリリースは、企業として発信されますが、Blogはその製品を担当する1個人が発信すると言うパターンが多いです。
Blogって書き手の個性がもろに出るメディアですから、企業から情報を発信しているBlogですというよりは、「この製品に携わっている○○がお届けします」と言ったほうが見ている方は好感触を得られます。
ここで企業のお堅い感じを出してしまうと、プレスリリースと変わらない。
Blogの書き手を前面に押し出して(場合によっては製品より前に出たり)、その個性を最大化する事でそこで発せられる情報伝播も最大化したいという思いはあるのだと思います。
そういう意味では、その個性がビジネスブログを大きく左右する事になりますね。
訪問者を読者にするには、その製品の情報云々もありますがそれをどのように伝えるかがその個性によって大きく変わってきます。
某国のニュースキャスターのように、淡々と時事を読み上げるだけでは見ている人は面白とは感じません。
企業がこの「ゆるさ」を表現できるメディアを得た事は結構大きいと思います。
今まではそのようなものがほとんど無かった。
TVで特集されても、個性がはっきりと分かってしまう映像では「ゆるさ」の度を越えてしまうと不快感を与えてしまいます。カンファレンスなどもそうですね。
雑誌の特集などはBlogに近いものがあるかもしれません。
ただし、リアルタイムではないですし、伝播する大きさはインターネットのそれにはとてもかないません。
社長Blogが人気があるのも、普段働いている真面目な一面があって、それとは別の裏の「ゆるい」顔がそこで描かれているからではないでしょうか。
リスクも潜む「ゆるさ」ではありますが、うまく使う事で訪問者に企業や製品に対して好印象を与えられるという利益もまた大きいのだと感じます。
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