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2012-02-06 00:21:37 posted by itboy

クラウド時代のエンジニアの活きる道

テーマ:エンジニア魂

数年前と比べてエンジニアを取り巻く環境は劇的に変わってきています。

クラウドサービスが提供 されるようになり、自社で構築しなくても素早く安価にサービスインできたり、非エンジニアでもアイデアを実現するツールとして比較的容易に利用できます。

こうなってくるとエンジニアの生きる道というのも限られてくるのではないかなと、自分としても不安に思ってきてしまいます。



作る側と使う側という二極化


クラウドサービスがユーザーの要件を満たす環境を素早く提供しだすと、エンジニアの仕事はどんどんとそのサービスによって搾取されていきそうです。

今更BBSやブログシステムを一から作ってサービスとして公開しようと思うエンジニアはいないしょう。

その辺は既に大規模なサービスやパッケージやそしてオープンなライブラリが提供されており、自分で作るより高機能でそして優秀です。


また、個人レベルてはなくSIerのような受託開発業者も一からスクラッチで作ってくれという案件も減ってくるかもしれません。
日本人は細かな所にこだわりますし、クラウドやパッケージで提供されるサービスが一見無駄と思える日本企業の文化に何処までマッチしてるかは不明ですが、要件に多少目を瞑れば遥かに高速、低コストで環境を揃えられるようになっています。


こうなってくるとエンジニアが例えシステムを作り上げる力量があったとしてもそれを活かす場が少なくなってきます。
もはや、エンジニアはクラウドやパッケージなど、ある程度シェアを誇るサービスを提供する企業でその中の人をやるか、 サービスをカスタマイズしたり上手く組み合わせて付加価値を提供する使う側に回るという二極化をしてしまうかもしれません。


前者は豊富な経験と知識を兼ね備えたエンジニアが求められますので狭き門になりそうですし、後者はエンジニア以外にもアイデア次第でどうにかなってしまうところもあるので厳しい競争になりそうです。

一から何かを作るにしても大規模なサービスが完全に覇権を握ってしまっている領域ではとても太刀打ちできないでしょうから、ひと昔前のようになかなか新たに開拓して切り開くのは難しく思えます。



エンジニアが活きるニッチな領域を探す


ここまでの事は少し前まで自分が思ってたことですが、最近はそんな事もないのかなと感じてきたりしています。

理由は、大きなサービスはその提供範囲が広い故に必ず隙間ができてしまうということです。

その隙間、つまりはニッチな所で個人のエンジニアが活きる道はあるのではないかなと。


そのサービスのど真ん中に突っ込んで行くのは、先ほども言ったとおり到底太刀打ちできず、結果は目に見えているのでやめた方が良いでしょう。

しかし、大規模なサービスはその大きさゆえに小回りが効かなかったり、必ず取りこぼす領域がでてきます。

マイノリティだけど確かにニーズがある機能や、特定の地域にフォーカスを当てたサービスや、他社との利権が絡むような領域であったり、ニーズは多いんだけどマネタイズすることが難しかったりと、それは大企業だと目に入らない領域であったり、大きなサービスをそのためだけにカスタマイズするのは採算が合わなかったり、そんな小さなところに目を向けるぐらいならもっと金のなる木を見つけようとしたりと、規模が大きくなるサービス故の問題点やジレンマも出てきます


だからこそそんなニッチな所に個人が入り込む隙間があるのではないかなと思うわけです。
大企業が手を出せない部分ってのはあるわけですから、そこを個としてのエンジニアがついていくというのはありでしょうし、小回りが効く故の利点もでてきます。
すべての顧客が既存のサービスを使う事を望んでるわけでもないでしょうし、差別化を図るならそのニーズもより協力に生まれてきます。
場合によっては大きく成長できる分野も出てくるのでしょうし、他の切り口から既存のサービスを切り崩していける可能性もあるでしょう。



まとめ


ここで書いた事は別に目新しい事ではありません。

IT業界を切り開いた先人も最初はそのニッチな分野から始めたという例も多々あります。

似たようなサービスでも視点を変えて、自分ならこうするのにってアイデアとそれが実現できるというエンジニアならではの自負があるからこそ新たなサービスが生まれてくるのでしょう。

OSS界では、似たようなパッケージやライブラリが次々出てきたりすることが多いですが、その辺も見た目は同じでも設計思想やユーザーに与えるメリットが異なるものが多かったりします。


これからのエンジニアはより、その隙間を見つける力も必要になってくるのだと思います。

この分野はあのサービスが抑えていると諦めるのではなく、ターゲットや切り口をを変えてみたりして隙間を狙って見ることも大事なんだなと最近感じます。





2012-01-18 00:25:39 posted by itboy

部下ができたプログラマーのもどかしさ

テーマ:エンジニア魂

今の会社には、世間一般の役職のような概念がないのでちゃんと部下と呼べないのかもしれませんが 、チームの中で一緒に働く下の子達がいて、その子に色々仕事を頼んだりするわけです。

勝手な想像としては、「○○くん、これを頼む」って言えば後は勝手に仕事が進むようなイメージを持ってたりもしたんですが、この状況は状況で別でやる事も増え、 返ってもどかしさが募るもんだなと感じたりします。



現場を一歩離れる任せるもどかしさ


そのもどかしさの一つが 、自分がやった方が早いという気持ちを抑えるというものだったりします。

自分が下の立場だった時に上司も感じていたことなんでしょうけど、やはり何かとつたない感じで仕事をしているのを見ると、自分がやればすぐに終わる事でも想定以上の時間がかかり、何でこんなやり方してんだろって気持ちにもなります。

エンジニアの仕事柄、色んな技術やツールや手法があるわけですけど、そういったものって経験が優位に働くことも多いので、回りくどいやり方をしているのを見ると「それ、○○でできるよ」といちいちツッコミたくなるもどかしさがでてきます。


ただ、その気持ちを優先させて何でもやってしまうと、部下に経験を積ませる事もできませんし、自分も本来違う事をやる為に仕事を振ってるわけで、その本来やるべき事に注力できないという事態に陥ります。
部下に任せる許容力が必要ですし、 何かあった際に責任をとる覚悟も必要でしょう。

もう一つは、現場から離れるもどかしさです。
自分がやった方が早いというのは、どこかしらその現場に固執してる自分がいたりして、今までや自負みたいなものもあったりして捨てきれない気持ちがあります。

こういったもどかしさは、現場を離れて間もないうちなのかもしれません。
現場での仕事がまだ頭から離れてないから、そういったもどかしさが募るわけで、もう頭の片隅からも消えたって状態になれば、部下がやってる内容を理解できず、一歩下がってスケジュールとタスク管理を淡々とこなせるのかなと。

まぁ、その現場を理解できるというのは、何かあったら自分で責任取れるって強みにもなると思います。
なので、余計に強みがあるのに発揮できないもどかしさと、現場を忘れていくことへのもどかしさが複雑に絡まってくるのかなとも思います。



部下に頼む仕事、自分がする仕事


部下に仕事を頼めば時間に余裕ができ、随分と仕事も楽になるだろうなと思ってたりもしましたが、実際のところそこまで楽にはなりません。

部下がする仕事をマネジメントするのに時間がかかりますし、部下がした仕事をチェックする時間も必ず必要になりますので、100の仕事を割り当ててもそのうちの3割ぐらいは自分が担当する事になるのではないかと思います。


実際、タスクの量は同じでも処理する時間が違うため、これまた自分がやった方が早いとなるかもしれません。

下の子が書いたコードをレビューすることもあるでしょうし、その過程で指摘したことを積み上げると、自分で書いたのと変わらないじゃんという気持ちにもなったりするわけです。


まぁ、それが上司の仕事なわけではありますが、部下は一人ではなかったりして、自分の時間が結構細切れに削り取られます。
そういうのをなくす為には仕事を丸投げするしかないのかなと。
ただ、自分が楽するだけでなく部下も与えられた範囲が多くなれば責任を感じたりもしますし、たまには丸投げも必要なんじゃないかなと思ったりします。
もちろん、何かあった際の責任はとる覚悟は必要になってくるので、現場と一定の距離を置くとはいえ、そこでの知識や技能というのは常に持っていないといけないと感じます。


このあたりのことは、現場での最新技術についていけなくても、長年の現場の感って結構当たったりして、なんとなく何が悪いのかとか、どう直せばよいのかとかの気付きが得られたりもするものです。

ただ、何時までも同じコードを書くようなことには興味が薄れてきたりして、アーキテクチャやシステムデザインやら別のところへ移っていったりもしますので、同じレベルで仕事は出来ないなとも思ったりします。


結局、部下が出来ても周りに気を使いながら自分の仕事をこなしていく起用さが必要になってきます。
それはやっぱり仕事が楽にはならないわけで、ただ本来の仕事とは関係ないところで忙しくなってるわけですよね。
上司だろってことで、本来のミッションとは違うところで時間が取られことが多くなるなと感じています。



まとめ


エンジニアの35歳定年説とかを信じているわけではないですが、実際にそんな立場の変化によって、効率的に人を育てながらもエンジニアとして生き残っていくための術を身につけていく必要があるなと感じたりしています。

最終的には、部下を育て上げて自分より現場が理解できる人が出てくれば自分の仕事も楽にはなるでしょうし、違ったミッションをこなしていくことが出来たりもします。

優秀な部下が育つことはうれしいことですが、それはそれで現場から自分の必要性が失われるので寂しいとともに、競争による努力をよりいっそうする必要も出てきます。

そのためにも、もどかしさはあるもののそんな中でも一定の現場での空気感には触れておいた方がいいんでしょうね。





2012-01-04 19:52:28 posted by itboy

30代を後悔しない50のリスト 1万人の失敗談からわかった人生の法則

テーマ:
30代を後悔しない50のリスト 1万人の失敗談からわかった人生の法則/大塚寿
¥1,500
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2012年になり、「自分今年の誕生日迎えたら四捨五入して40歳になるんだ」とか思ったら急に焦燥感が生まれたりしまして、そんなときにふと本屋で目に留まった本です。

昨年結婚して急にプライベートでも時間も取れなくなってきたり、仕事ではやはり自分がやりたいことをやるというよりは部下をマネジメントしたり成長させる方向に仕事も向きだして、30代中盤になりこんな状態で本当にいいのかなという不安はやはり付きまとうものです。


30代も今年入れて残り6年となるわけですが、やはり今のペースのままで行くよりはしっかりと人生設計を立てなくてはいけないんだなとこの本を通して改めて思ったりもしました。

この本に書かれていることは、著者の経験だけでなく多くの人からヒアリングした30代の後悔というものが描かれています。

人生は一度きりであり、誰の生まれ変わりであろうと前の記憶というものを引き継ぐことは出来ません。

つまりは、誰しもが同じ間違いを身をもって味わうことでしか理解できないわけで、やはり他人の教訓というものは重く受け止めるべきなんだなと感じたりします。


ここに書かれていることは、30代半ばになった自分もよく感じることも多々あります。

本の内容は「20歳のときに知っておきたかったこと 」に書いてある内容と近いものがありますが、より30代の現実というものにテーマを絞り込んだ内容になっています。

それをどう解決するかのアドバイスも含めて年初に味わった焦燥感を少しは軽減できたと感じます。

人の後悔というのは、他人と比較してうまれたりするのだと思いますが、人間は経験しないとなかなかわからないもので、後悔をしないためにはそれを感じた人のアドバイスを受けて自分の人生を調整していくしかないのだと思います。


20代では何も考えず我武者羅に目の前にあることをこなしていくことで手一杯にもなっていたり、そもそもそんな不安さえも頭をよぎりませんでした。

しかし、歳を取っていくと時間は恐ろしいほど早く経過していくように感じますし、やはり後悔をせずに人生を終えたいという気持ちも強くなります。

人生のテーマなんてそのうち見つかるだろうと思っていても、実際に30代になっても漠然とした自分の進む道が見えはするものの、本当にそれは自分がしたいことだったのだろうか?ただレールを歩いていたから今にたどり着いただけじゃないのか?って懐疑的になったりもします。


30代だけでなく、20代の人もぜひ読んで欲しいと思います。

今はそんなことは考えられないといっても、そのうち考えざるを得なくもなってくるものです。

早めにその種を自分の頭の中に植えつけておくことで、来るべき時にもっと柔軟に対応が出来るかもしれません。


ちなみに、著者は

40代を後悔しない50のリスト 1万人の失敗談からわかった人生の法則/大塚 寿
¥1,500
Amazon.co.jp


という本も出しているようです。


目次


第1章 この10年で何よりも大切にしたいこと
1  「自分のテーマ」が見つからなかった
2  「リアル人生設計」を描けなかった
3  憧れの理想像を持てなかった
4  誰と付き合うか真剣に考えるべきだった
5  「稼ぐ力」を身につけたかった
6  真面目だけではうまくいかなかった
7  もっと多くの人と出会っておけばよかった
8  失敗から真剣に学ぶべきだった
9  「良い習慣」を身につければよかった
10 偶然と上手に付き合うべきだった

第2章 プロフェッショナルとして絶対に必要なこと
11 コミュニケーション能力を高める努力をすればよかった
12 人前で話せるスキルを身につければよかった
13 「雑談力」を身につけたかった
14 会社や上司の「本音」を慮るべきだった
15 「段取り」のスキルを身につければよかった
16 チャンスにすぐ対応すればよかった
17 組織の中で「自分」を貫けなかった
18 「正しい努力」ができなかった
19 仕事とプライベートを線引きしなければよかった
20 大量行動ができなかった
21 「自分時間」を確保できなかった
22 「年収を上げる努力」をしていなかった

第3章 人生を左右する決断について知っておくべきこと
23 転職すればよかった
24 起業すればよかった
25 結局、「好き」を仕事にできなかった
26 家を買えばよかった
27 人生をともに過ごす仲間が見つからなかった
28 結婚すればよかった
29 結婚しなければよかった
30 一人で生きることを選んでしまった

第4章 「仕事以外」で必ず考えておくべきこと
31 「二つ以上の世界」を持っておけばよかった
32 体を鍛えておけばよかった
33 「大人の遊び」を知っておけばよかった
34 自分を磨くべきだった
35 気づいたらサラリーマンのレールの上を走っていた
36 もっと海外旅行に行けばよかった
37 忙しくても家事をもっとやればよかった
38 もっと子育てに参加すればよかった
39 子供の「叱り方」を学べばよかった

第5章 「お金のこと」で知っておくべきこと
40 お金を貯めるクセをつけておくべきだった
41 税金についてもっと勉強しておくべきだった
42 「生き金」は使うべきだった
43 お金に対する「自分のルール」をしっかり持つべきだった
44 家の買い方をもっと工夫するべきだった

第6章 揺れ動く心を支えるためにやっておくこと
45 利他の心を持つべきだった
46 他人の意見を聞くべきだった
47 自分が年をとることをもっと真剣に意識するべきだった
48 無意識に好奇心が衰えてしまった
49 「打たれ強さ」を身につければよかった
50 世間を意識しすぎた




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