嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え | A Day In The Boy's Life

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とあるエンジニアのとある1日のつぶやき。

 

 

心理学って大学のころに少し学んだなーぐらいであんまり興味を持てずにいたのですが、それは十人十色で人それぞれですから心理学といっても人間全般を包括できるような心理的な概念を見出すのって不可能じゃないかなと思ったりもしてたからなんですけど、改めてちゃんと読んでみるととても考えさせられる内容の本でした。

原因と結果という原因論というのは結構仕事の中でも言われることが多かったりして、よくない状況に陥った時にその原因を突き詰められたりするわけですけど、この本に書かれているその結果にあるのは自身がその状況を望んでそうしているという目的論というのがとても斬新なものでした。

 

すべての悩みは対人関係にあるというのも納得できる部分がありますし、その対人関係の悩みにおける課題を分離して、悩みの原因を切り分けようという発想もなるほどと思うところがあります。

これは自分は自分、他人は他人というものであったり、そんなこと相手は微塵も考えていないから単なる被害妄想だ、というものであったりもするんですけど、簡単に言えるものの結構日常ではその課題の分離というのは難しかったりもします。

 

嫌われることを恐れたり、相手の顔色を窺ってふるまったりしてしまうというのは誰しもよくあることで、簡単に「それは君の問題だから自分には関係ない」などといったドライな考えは持てなかったりもします。

それによって面倒なことに巻き込まれたり、日々の生活の中で取るべき行動が複雑化していくことは日常で身をもって体験していくことですが、それを自分が解決するべき問題なのか、相手が解決するべき問題なのかという判断を改めてしていくと、自分における悩みの範疇ではないという気づきとそれによって開放される悩みも多いことに気づいたりもします。

 

結局のところ、自分の生き方を決めるのは自分であって他人ではないというごくシンプルで当たり前のことを改めて痛感させてくれ、それを踏み出す勇気を与えてくれる本でもあります。

 

 

目次

 

第一夜
知られざる「第三の巨頭」
なぜ「人は買われる」なのか
トラウマは、存在しない
人は怒りを捏造する
過去に支配されない生き方
ソクラテスとアドラー
あなたは「このまま」でいいのか
あなたの不幸は、あなた自身が「選んだ」もの
人は常に「変わらない」という決心をしている
あなたの人生は「いま、ここ」で決まる
第二夜
なぜ自分のことが嫌いなのか
すべての悩みは「対人関係の悩み」である
劣等感は、主観的な思い込み
言い訳として劣等コンプレックス
自慢する人は、劣等感を感じている
人生は他社との競争ではない
「お前の顔を気にしているのはお前だけ」
権力争いから復讐へ
非を認めることは「負け」じゃない
直面する「人生のタスク」をどう乗り越えるか
赤い糸と頑強な鎖
「人生の嘘」から目を逸らすな
所有の心理学から使用の心理学へ
第三夜
承認欲求を否定する
「あの人」の期待を満たすために生きてはいけない
「課題の分離」とはなにか
他社の課題を切り捨てよ
対人関係の悩みを一気に解消する方法
「ゴルディオスの結び目」を断て
承認欲求は不自由を強いる
ほんとうの自由とはなにか
対人関係のカードは、「わたし」が握っている
第四夜
個人心理学と全体論
対人関係のゴールは「共同体感覚」
なぜ「わたし」にしか関心がないのか
あなたは世界の中心ではない
より大きな共同体の声を聴け
叱ってはいけない、ほめてもいけない
「勇気づけ」というアプローチ
自分には価値があると思えるために
ここに存在しているだけで、価値がある
人は「わたし」を使い分けられない
第五夜
過剰な自意識が、自分にブレーキをかける
自己肯定ではなく、自己受容
信用と信頼はなにが違うのか
仕事の本質は、他社への貢献
若者は大人よりも前を歩いている
ワーカホリックは人生の嘘
人はいま、この瞬間から幸せになることができる
「特別な存在」でありたい人が進む、ふたつの道
普通であることの勇気
人生とは連続する刹那である
ダンスするように生きる
「いま、ここ」に強烈なスポットライトを当てよ
人生最大の嘘
無意味な人生に「意味」を与えよ