『ディオールと私』(2014)再見 | 時は止まる君は美しい

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巡りあった美しい人達の記憶を重ねます・・・
B面ブログ「扉・鎧戸・宵の口」も始めました。

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『Dior et Moi』

フレデリック・チェン監督作品、フランス

 

 

ラフ・シモンズ様、ピーター・ミュリエー様、モニク・バイイ様、

フロランス・シュエ様、Diorアトリエ・スタッフ(105人のお針子たち)他

 

 

そのドレスは世界を魅了するパリ、モンテーニュ通り30番地に建つ

ディオール本社その上階“メゾン・ディオール"の中枢であるアトリエに、

初めてカメラが潜入撮影期間は、新任デザイナーラフ・シモンズ就任から

パリ・コレクションまでの8週間のみラフの緊張、歓喜、

そして105人のお針子たちが形作るオートクチュールの

美しさブランドに携わる人々のリアルな姿を映し出す!(略)

 

 

本作は、全身全霊を傾けてドレスを作り上げる人々の

緊張感に満ちた日々に密着した、

感動のファッション・ドキュメンタリーである。

(Amazonより抜粋引用)

 

 

 

子供の頃、モード・エ・モードが大好きでした。

プレタポルテのではなく、オートクチュールの。

自分が大人になったら着たいな、とかいう現実的な意味ではなく、

芸術品を見る喜び。

 

 

 

 

 

 

ちょうど、イヴ・サン=ローランが絶好調の頃かな。

その高揚感を創り上げるメゾンの政策の過程を拝見する!

それは目まぐるしい、全ての人々のプロの人生が凝縮された場所。

誇り、目まぐるしい時間、一部の妥協もない世界。

 

 

 

リアルで、ショーは他のデザイナーのコレクションを一度だけ拝見しました。

それも充分に興奮するものでしたが、オートクチュールの、

現実の魔法を作り出す工房を拝見する喜びに、感謝の一作。

 

 

 

 

一年くらい前に「****(みどりの本名)、今どのデザイナーの服が、

一番着たい?」と質問されました。(期待されてた答えはGucciだった?

『ハウス・オブ・グッチ』を絶賛されてらしたから。靴もGucciだったし)

 

 

一瞬困った後、「今生まれるんじゃなくて、過去に生まれて、

お金持ちで美人で細い白人さんだったら、Dior」と答えました。

 

 

たいそう、がっかりされたのを覚えてます。

今だったら展示会等で盛り上がってるから許してもらえるかも?

 

 

実際にご覧になった大先輩に、「あ~、せめて図録が欲しかったんです」

と言ったら、売り切れのままらしいですね。

重版してくれないままで終わるんだ・・・

 

以前一度記事にしておりますが、画質も悪く、

もう一度書かせて頂きました☆