悩んだ末拝見した一本
『潜水服は蝶の夢を見る』『夜になるまえに』のジュリアン・シュナーベル監督作品
イギリス・フランス・アメリカ
ウィレム・デフォー様、マッツ・ミケルセン様、マチュー・アマルリック様他
画家としてパリで全く評価されないゴッホは、
出会ったばかりの画家ゴーギャンの助言に従い南仏のアルルにやってくるが、
地元の人々との間にはトラブルが生じるなど孤独な日々が続く。
やがて弟テオの手引きもあり、待ち望んでいたゴーギャンがアルルを訪れ、
ゴッホはゴーギャンと共同生活をしながら創作活動にのめりこんでいく。
しかし、その日々も長くは続かず……。
作品が世に理解されずとも筆を握り続けた不器用な生き方を通して、
多くの名画を残した天才画家が人生に何を見つめていたのかを描き出していく。
(映画.comより引用)
最近YouTubeの山田太郎先生の講座にハマってます。
素人に優しい語り口ながら、丁寧なトーク。
今更、中学生あたりの美術知識を上書きして頂いている感じ。
ノリで購入した著書は対談形式で書かれていて、
それなら、独特の口調でYouTubeにての拝聴でよかった?
いやいや、かなり加筆されているようなので拝読するべき。
↓ 初めに拝見したのはこちらかな?
ゴッホ様回、どれも興味深く面白いです!
色々面白い美術史をお勉強させて頂いてますが、
みどり、ゴッホ様の死因は「自殺」のままで止まってました。
大好き関ジャニの安田章大様が『リボルバー』にて、
ゴッホを演じられたこともあり、
今回の山田太郎先生の解説でゴッホイメージががらっと変わることに。
死去当時から ↓ ってことだったようで。
ゴッホの死後、警察が捜査ものの凶器の拳銃はされなかった。
のみならず、その日描いていた絵やイーゼルも紛失され発見されず。
70年後に付近の農家から拳銃が見つかり、
おそらくゴッホの泊まっていた宿屋のものであろうと推測され、
子孫に引き渡され、2019年にオークションにて、約2000万円で落札。
これだって、「であろう」とまりな現実・・・
そもそも誰も現場を見たって証人は出てないんで、
↓ こんなところで劇的に、は、父ダグラス様のゴッホ映画が生み出した話。
オーヴェル=シュル=オワーズにてゴッホおじさん、
ティーンエイジャーの兄弟と関りが。
兄は素直になついてたみたいですが、弟は何かと悪戯を仕掛け、
それもゴッホがよく咥えている絵筆の尻に唐辛子を塗ったりという、
結構荒っぽい悪戯。その子、当時巴里万博で大好評だったアメリカ館。
そこで売られていたカーボーイ装束を買ってもらって、
なんと、本物の拳銃を振り回して遊んでいたとのこと。
それっぽい素描が残ってるし!
ゴッホ様死亡後、拳銃はゴッホに盗まれたと言っていたそう。
で、実際は子供たちが遊びで「ゴッホいじめ」(オヤジ狩り?)してて、
発砲事故となり、宿に帰り着いたゴッホおじさんは「自分でやった」と、
子供をかばったのだろう・・・説がこの期に及んで出現。
この作品も、その説が踏襲された形となっておりました。
しかし作品としては「う~ん、教材程度かな???」で、
せっかくの豪華キャストもピンとこず・・・
大好きなミケルセン様もシナリオいまひとつの?神父役で、
絵面的にもデフォー様と合わないちぐはぐ感。ゴッホ爺様に見える。
撮影一日だろうご出演なので、浮世の義理でのご出演?か?
そもそも、55歳くらいのデフォー様が死亡当時37歳のゴッホ役というのが。
昔は今より老化が早かっただろうとはいえ、そう見てもおじさん過ぎ。
寂しがりで甘えん坊で繊細な青年(期の終わり頃)ってピンとこない。
ポスターになった場面は綺麗だし、彼にはこう見えていた?という、
画面のよれてかすんだ映像は印象に残ったものの、
そもそも、ゴッホ知識無しでいきなり拝見したら、
何がなんやら?????だったのではないかという作品でした。
それでいいのかな?
まあ、カーク・ダグラス様がゴッホ役での麦畑で劇的自殺。
というのを、直球前世界に植え付けちゃったってのと、
どっこいどっこいのよしあしかな?
平凡に、レオナルド・ダ・ヴィンチ先生好きだったりするみどり。
ゴッホ先生、そりゃ、星月夜だとか向日葵だとかの有名作、嫌いじゃないです。
でも、つくづく平凡なんで、 ↓ あたり、ホッとします。
このような展示で拝見したら圧巻でしょうね。
頭の中『うずまき』by伊藤潤二先生???
ゴッホ様にはエキセントリックで精神が怪しく自殺されたというイメージで、
これまで生きてきておりましたんで、上書き修正して下さった、
山田五郎先生に感謝なのであります。親しみ湧いたもの。
こんな死に方出来るの、確かに30代くらいまで?「テオ~💛」
どの作品がどんな時期のもの、とかも教えて頂いたし。
長生き?はしてみるものですね。
それにしても、純粋だからこそ?しつこいし、
弟におんぶに抱っこで生きてて浮世離れしてるし。
共同生活したゴーギャン様なんざさぞうざかった?でしょう。
言うても、お金なしゴーギャン様「アルルは日本だあ!
皆で共同生活して絵を描こう!」というちんぷんかんな提案に乗ったの、
テオ様が生活費出すし、絵を画廊で引き取るのでって言ったからだからな。
挙句、僕を忘れないで、なんていって耳切ったりするし、
さぞかしうざい?いや耳切りに至ってはぞっとされたでしょう。
お愛想で描いた?ゴーギャン様のゴッホ像。
安田章大様、またお怪我で活動休止されておられますが、
健やかなるご全快をお祈りしております。
原田マハ著『リボルバー』(部隊の原作)は、
それ以前の『たゆたえども沈まず』からまず拝読中。
でも、やはり現代小説は文章が苦手で、なかなか進みません。
一冊前は井伏鱒二先生が太宰治様に関して書かれたものを集めた一冊。
実は私太宰治様の小説も入りにくく、マトモに読んでない・・・
絵について詳しくないのにゴッホ様拝読してるの、似てる?
2024.07.15